コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2020/07/16

Snowboy Featuring Noel McCoy Lucky Fellow 1991 Acid Jazz
Snowboy Featuring Noel McCoy / Lucky Fellow
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。Leroy Hutson が1975年に歌ったヴァージョンがよく知られる Lucky Fellow を、UK のミュージシャン、プロデューサー Snowboy (Mark Cotgrove) が1991年にカヴァーしたヴァージョンとなります。店でも相当昔はたまに流していたけど近年は全く触っていないというのは、当時のアシッドジャズのサウンドは個人的に中途半端に古臭いと感じるから徐々にタンテに乗せる気にならなくなったのかもしれません。とはいえ当時のそのジャンルは名曲や好きな曲も多いし思い出がいっぱい詰まっているわけで、100円で見つけたらお客さんに譲ってあげたりしますが、今の世代の方が喜ぶようなものかどうかはまた別のはなし。

さて Snowboy はラテン音楽を得意としたミュージシャンという印象が強いですが、別路線で70年代のソウル曲のカヴァーもリリースしてました。印象に残っているカヴァーとしては今回の Lucky Fellow の他に、Leo's Sunship / Give Me The Sunshine (1978年) のカヴァー(1991年)や、Dorothy Moore / Girl Overboard (1978年) のカヴァー (1992年) がすぐに思いつきます。いずれも90年代初頭の UK らしい70年代ソウル再評価視点での選曲といえます。

LeRoy Hutson Hutson 1975 Curtom

Lucky Fellow は上でも書きましたが、Leroy Hutson のヴァージョンがあまりにも有名で、それを収録した1975年のアルバム Hutson は70年代ソウルの名盤中の名盤ですが、Lucky Fellow を一番初めに取り上げたのはシカゴのシンガー Maurice Jackson で、彼が1971年に7インチでリリースしたヴァージョンがオリジナルとなります。なおアレンジは Donny Hathaway。

Maurice Jackson  Lucky Fellow 1971  Candle Lite Records

Maurice Jackson は後にシカゴのボーカルグループ Independents のメンバーとして活動、Independents 1973年のセカンドアルバム Chuck, Helen, Eric, Maurice で再度 Lucky Fellow を取り上げます。

The Independents Chuck, Helen, Eric, Maurice 1973 Wand

Leroy Hutson の Lucky Fellow のソングライティングのクレジット欄には本人の名前が追加掲載されていますが、自身で採用する際に歌詞を少し変更して歌っているからです。

Snowboy Featuring Noel McCoy / Lucky Fellow (1991)

Leroy Hutson / Lucky Fellow (1975)

Maurice Jackson / Lucky Fellow (1971)

Independents / Lucky Fellow (1973)

(19:00)

2020/07/13

Troiano We All Need Love 1979 Capitol Records
Troiano / We All Need Love
12inch Single


カナダのロック系 Domenic Troiano 1979年のディスコ12インチ盤を購入。10年以上前まではアルバムに収録されたヴァージョンを年に2.3回は流していたような記憶もあるけど、近年は全く触ることがなくなってしまった一曲。今回の12インチはアルバムの 3:55 の尺より長い 5:50 のロングヴァージョンとなっていて、いつか購入しようかなと思っていたのだけどそのうち興味もなくなったので放置となってました。数年前に Edit されたりしましたが特に人気があるというわけでもなく安い値段でしたのでとりあえずは持って帰ることに。久しぶりに耳にすると当時の白人ロッキンディスコならではのやや前のめり加減だけどキャッチーでポジティヴなイメージは好感が持てます。厚かましくはないけどわりとアップリフティングでぐいぐい迫る雰囲気は気分によってはトゥーマッチと感じることもあって、この曲から遠ざかった原因はその辺にあるのかもしれない、元気のある時にタンテに乗せたいところです。ロングヴァージョン、音圧もアルバムよりでかくなって、ダンスフロア向けに DJ される方に使っていただいて盛り上げてほしい一枚です。

Troiano / We All Need Love (12inch Long Version)

(19:00)

2020/07/10

Poolside Low Season Pacific Standard Records 2020
Poolside / Around The Sun
アルバム Low Season に収録


L.A. 発リゾート感あふれるニュー・ディスコなユニット Poolside の3年ぶりとなるサードアルバムがアナログ盤で登場。前2作がリリースされた際は買おうかどうか迷い結局スルーしてしまっていたけど、今回の作品にはとても好きなナンバーが収録されていたので購入。
Amo Amo というシンガーをフューチャーした Around The Sun というナンバーは、トロピカルでブリージン、心地よく揺れるレイドバックなブギーで夏の季節にドンピシャ。かなりバンドっぽい AOR サウンドに寄せてきた多幸感いっぱい&メロディアスな歌もので、店的にはこのわかりやすいテイストって使いやすいのでタンテに乗る頻度は多いんじゃないのかなあ、秋の訪れとともに飽きてしまっている可能性もないとは言えないけれど、かなり気に入ってます。
レコ屋の解説を読むとPanama というシンガーをフューチャーした Can’t Stop Your Lovin’ は Spotifyで現在までに600万近くのストリームを獲得してるとのことで、一部のアングラダンスシーンでは人気のある Poolside であります。

Poolside / Around The Sun

(19:00)

2020/07/07

Linda Lewis Lark 1972 Reprise Records
Linda Lewis / Old Smokey
アルバム Lark に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はクラフトジンの中から フォレスト ジン アールグレイ をピックアップ。

クラフトジンには個性的でオリジナリティーあふれる原料から取り込んだ香り付けがされた銘柄が無数に存在して、作者の表現の自由度の高いお酒といえますが、今回は紅茶フレーヴァーのジンを紹介してみましょう。
イングランドの北西チェシャー州というところで、家族経営で営まれるフォレストディスティラリーで少量づつほぼ手作業で丁寧に造られたクラフトジンで、ここでは紅茶のジンの他に、通常のドライジンとウイスキーも製造している。
紅茶のジンにはクイントエッセンシャル社のアールグレイの茶葉を漬け込んでいるとのことで、グラスに注いだ瞬間から上質な紅茶の華やかな香りが立ち上がり、口に含むとジンのボタニカルとの濃厚なマリアージュにドキっとさせられます。

Forest Gin Earl Grey

ボトルは陶磁器によるもので、印刷されたアートも含めこちらも手作業感とこだわりの強さが感じられ、クラフトジンらしいお楽しみ要素にあふれています。

Linda Lewis / Old Smokey

(19:00)

2020/07/04

Ceybil Jefferies Let The Music Take Control 1991 Atlantic
Ceybil Jefferies / Choices (Albun Version)
アルバム Let The Music Take Control に収録


90年代のハウスシンガー Ceybil Jefferies のファーストアルバムを購入。今どきこの時期のクラシックハウスのアルバムを買おうと思う人はいなくて需要はほぼないとは思うけど、アナログ盤で探そうとするとメジャーの ATLANTIC からとはいえレコ屋ではあまり見かけないタイトルだったりする。リリース年とジャンルを考えればプレス枚数はそんなに多くなく流通量が少ないのは当然か。このアルバムからカットされヒットした3曲の12インチシングル、Love So Special、Open Your Heart、Choices の各曲は当時新譜で購入、クラブでもよく流れていたので個人的には懐メロ感の強いシンガーだけど、他のアルバム収録曲もメジャーらしい作りこまれた当時の歌ものガラージハウスの良曲に出会える。Choices は12インチ盤では初期 Kerri Chandler だったり、Smack Productions のリミックスが収録されてるけど、今回アルバムで Ten City 節炸裂のオリジナルのアルバム・ヴァージョンを初めて耳にしてこのヴァージョンも好きです。

彼女は1993年に Sweet Sable というアーティスト名に変更、路線もハウスから R&B に転向して、Nikke Nikole のプロデュースでアルバムを一枚リリースしてそこそこヒットさせている。アルバムのタイトルトラックでシングルカットもされた Old Times' Sake はエディケン Intimate Friends のループがばっちりハマった90's R&B クラシック。

その後も Deep Zone の It's Gonna Be Alright のヒットなどなどハウス系のフューチャーリング・シンガーだったりバックボーカルの仕事で名前を見かける機会もありましたが、今回の COVID-19 で亡くなってしまったなんてニュースを見ると、お世話になったのは大昔のことでずいぶんご無沙汰してたとはいえ胸が痛むのでありました。

Ceybil Jefferies / Choices (Albun Version)

(19:00)

2020/07/01

Q.A.S.B. Can't You See Me feat. Hiro-a-key 2020
Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me
7inch Single


Roy Ayers 1978年のダンスクラシック Can't You See Me を、日本のファンクバンド Q.A.S.B. がマルチシンガー Hiro-a-key をフューチャーして現代風ディスコ仕様にカヴァーした作品。Roy Ayers の洒落た原曲がめちゃくちゃ好きなので、とはいえ長い年月でもういやになるほど日常的にもかけているので少なからず飽きてはいるのだけど。いづれにせよこういうカヴァー作品が出てくると新鮮で、お客さんの反応もそれなりにいいのではないかと期待するのだけど、一応リリースから3か月経過してまあまあな頻度で流してはみるけど、それほどの反応でもなかったかも。Can't You See Me ってそのジャンルではド定番だと個人的には思うし、今回のカヴァーも面白い企画とは思うのですが。

裏面に収録の I'm In Love もカヴァーで、もともとは Nancy Wilson が1978年に歌ったナンバー。原曲は店でもそれなりに流してお馴染み感は強いですが、サンプリングだったり、ミックスに収録されたりである時期から急に再評価され、レコードの値段も高騰したりで、今ではグルーヴィーソウルの定番曲の仲間入りといったところでしょうか。

Q.A.S.B. はコンスタントに作品をリリース、その中でカヴァー曲のリリースもそれなりにあってどおしても目につくのだけど、オリジナル曲もいいのがあって店でもよく流すのでそっち方面も期待、陰ながらレコード流して応援しています。

Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me

原曲
Roy Ayers / Can't You See Me?


Q.A.S.B. / I'm In Love

原曲
Nancy Wilson / / I'm In Love

(19:00)

2020/06/28

Paul Beasley My Soul Is Free 1983 Myrrh
Paul Beasley / Joy's Coming In The Morning
アルバム My Soul Is Free に収録


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。そしていかにも人気がなさそうなコンテンポラリーなゴスペル作品をゲット。レコ屋の安レココーナーで売れ残ってるのを昔からよく目にするけど、国内盤もリリースされているのでそれなりに多く流通してるのかも。とはいえ過去にどこかで再評価された形跡もなく、ジャンルや年代的にも、今現在は欲しい人の需要はほぼないのでしょう、自分みたいな暇人がそっとレジに持っていくのみともいえる超地味な作品。

Paul Beasley は Gospel Keynotes 出身で1979年に Mighty Clouds Of Joy に加入、そして1983年に今回のアルバムでソロデビューするファルセット・シンガー。中身はスロー〜ミディアム中心のしっとりした当時ならではのブラコンアルバムで、得意のハイ・トーン・ヴォイスを思う存分楽しめる内容となっているので、ミッド80's サウンドに乗せてのそっちの声質が好きな方にははまる内容。歌詞の中身がわからないので何とも言えないけれど、アレンジはゴスペル類の中ではその雰囲気はかなり控えめといったところで、普通のブラコンアルバムと並列に BGM としても楽しめるでしょう。リリース元はコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの大手 Myrrh レーベル。ゴスペルミュージックがより広く一般層にまで聞かれるようになったという状況を反映して、より聞きやすいサウンドにアプローチした作品を数多くリリースしたレーベルで、レコ堀してる方には AOR 方面の名作に出会う機会が多いレーベルとしてもよく知られるところであります。 

Paul Beasley / Joy's Coming In The Morning

(19:00)