コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2018/09/16

Santo Snake Love Toys Catawba Records 1982
Santo / Snake / Love Toys
12inch Single


3日前に取り上げた Brook Benton の1982年のシングル Jet が気に入ったので、そのプロデューサー Jimmy Nebb が同じ Catawba Records レーベルに残した作品を調べてみることに。そして Brook Benton のシングル Jet と同じ1982年にもう一枚 Santo という詳細不明アーティストのシングルを手掛けていることを発見、全く話題にならなそうな相当地味な雰囲気ですが早速購入してみることに。
両面ともに軽快なディスコトラックの上でギターがリードをとるトロピカル風味なインストもので、バックの演奏を聴いていると雰囲気からおそらくは Brook Benton の Jet と同じバンドメンバーがやってるんだろうなという気がします。そしてリードのギターの音色とアーティスト名から、これって Sleep Walk の大ヒットで知られる兄弟ギターユニット Santo & Johnny の片割れの演奏なんじゃないのかなあと思いますが、ドマイナー作品ゆえアーティストの正確なデータ等がないので何とも言えないところ。Santo & Johnny は兄弟での活動は1976年ころまでだったようですが、その随分後とはいえアーティストのイメージからディスコシングルをやるなんてあまり結びつきませんが、プロデューサー Jimmy Nebb が自身のお抱えのバンドの演奏に乗っけて Santo にリードを弾いてもらう案を考え付いたのではないのかな。
サウスカロライナのスモールレーベル Catawba Records は1982年から1986年まで運営され作品のリリースは20数タイトル位でしょうか。ほかのタイトルを眺めると、George Kerr、Reggie Griffin、Bobby Eli、Jimmy Simpson、Sergio Munzibai and John Morales (M&M Mix) などの裏方が関与してるのもあり、80年代ブギーの視点で見ればちょくちょく面白いのが拾えるレーベルであります。

Santo / Love toys

(20:00)

2018/09/13

Brook Benton Jet 1982    Catawba Records
Brook Benton / Jet
7inch Single


少し前に Brook Benton の未発表アルバムを取り上げましたが、今回は1982年に7インチのみでリリースしたシングルの裏面曲 Jet を見てみましょう。人気盤とか高額盤ではないけれど流通量がとても少ないのか、なかなか探し出せず手に入れるまでわりと時間がかかりました。
リリース元は1982年から1986年まで運営されていたサウスカロライナのスモールレーベル Catawba Records。レーベルのカタログの中では最も見かけない印象でしょうか、通常こちらのレーベルの各タイトルは7インチと12インチ両方でリリースされることが多いのだけど、このタイトルの12インチの存在は確認できていません。表面 I Cried For You の裏面に収録されている Jet はもともと Nat King Cole が1950年に歌った曲をディスコ仕立てでカヴァーしたというもの。Brook Benton がディスコを歌うというのもいまいちイメージわきにくくもあり、テケテケなギターとシンセのストリングスがなんとも薄っぺらく聴こえるけど、ドラムの打ちはこの手のものとして悪くないし曲の良さもあってか不思議なこみ上げチューンに仕上がっているのであります。

The Copeland Davis Group Smouldering Secrets 1975 Regalia

この Jet という曲ですが、とても好きで長年お店でよくかけているヴァージョンというのがあります。ソウル、ファンク、レアグルーヴのレア盤収集してる方にはわりと知られる Copeland Davis Group が1975年のアルバム Smouldering Secrets の中で取り上げているヴァージョンで、これが素晴らしすぎて Jet という曲について色々調べていると、Brook Benton もドマイナーなシングルでやっているというのを発見という流れになったのでした。
ちなみに Copeland Davis Group も Brook Benton のヴァージョンも両方ともプロデューサーは Jimmy Nebb という人で、この曲をめちゃ気に入ってたので再度 Brook Benton に歌ってもらったのかもしれません。曲の頭がちょっとしたディスコブレイクで始まるのだけど、なぜか2拍目から始まっているというのにおやっとさせられるのでありました。

Brook Benton / Jet

The Copeland Davis Group / Jet

(20:00)

2018/09/10

Sweetness Memory Cats 1987 Rams Horn
Sweetness / Last Night A D.J. Saved My Life
アルバム Memory (Cats) に収録


学生の時に一度購入したけど今は手元にない詳細不明のグループ Sweetness のアルバムを再度拾ってみることに。ダンスラシックの定番 Indeep の Last Night A D.J. Saved My Life のカヴァーを収録というのと、リリース元がオランダの Rams Horn というので、へんてこりんなダンスレコード収集してる方ならなんとなくその怪しさに惹かれるんじゃないのかなあとは思う1987年のアルバム。
ちなみにこのアルバムだけど、1983年に同じ Rams Horn から、Sweetness / Last Night A D.J. Saved My Life のタイトルでリリースした、下の写真のジャケのアルバムの内容を少しだけ変えてリリースというもので、まあほぼ同じものが4年後にリリースという流れからか多少とはいえ継続的に需要があったのでしょうか?個人的なレコ屋での遭遇率としては1987年の盤のほうが高いのかなとは思うけど、話題にもならない地味レコードというのでほとんど人目に付くこともないような気がします。

Sweetness  Last Night A D.J. Saved My Life 1983 Rams Horn

Sweetness がどのようなユニットなのかはよくわかりませんが、US での Indeep の Last Night A D.J. Saved My Life のヒットに目を付け、カヴァーヒットを狙ったオランダのプロデューサーによる即席グループみたいなものなのかもしれません。Last Night のカヴァーはユルめだけど原曲にそってカヴァーされ、もちろんトイレの効果音諸々も再現されています。アルバムを見渡すとポップス調のダンス曲が目に留まり、同じオランダの Spargo 辺りがやりそうな Love Will Keep Us Together なんかがまあまあかなと。

Indeep Last Night A D.J. Saved My Life 1983

有名古典ダンス曲 Indeep の Last Night についてだけど、1982年にインディーダンスレーベル Sound Of New York からリリースというもの。Indeep はソングライター、プロデューサー、ミュージシャンの Michael Cleveland を中心に、プラス2名の女性ボーカルで構成。Last Night はベースラインが印象的なクールでロウなファンキートラックで、ラップが挿入されている辺りは時代を反映、派手さはなく淡々としたビート重視の曲調はストリートな雰囲気も感じられヒップホップっぽい感覚にも近い。女の子が好きなDJからのメッセージによって立ち直る、みたいな内容の歌詞はキャッチーでかなり覚えやすい曲ではあります。古典ダンスもののレコード収集において最も早い段階で手に入れたレコードという記憶があるけど、歌詞の内容が自分でDJでかけるにはこっぱずかしいと感じるのもあってそんなにタンテに乗らなくても、サンプリングされたり、カヴァーされたりで古臭い印象にはならないような気も。最近リリースされた Louie Vega の NYC Disco でもカヴァーされてたりで、世代が変わってもなおも機能する優秀なダンス曲ということでありましょう。Indeep そのものはアルバムを2枚リリースするも Last Night の印象が強すぎていわゆる世間的には一発屋という雰囲気でしょうか。Last Night がリリースされた当時すぐにチャートを駆け上がり、ビルボードディスコチャート6週連続2位とかなりの人気っぷりではありましたが、その時の1位の曲がマイケルのモンスターヒットのスリラーだったというのは何とも不運だったといえるでしょう。

Sweetness / Last Night A D.J. Saved My Life

Indeep / Last Night A D.J. Saved My Life

(20:00)

2018/09/07

Olatunji Soul Makossa 1973
Olatunji / Soul Makossa
アルバム Soul Makossa に収録


大学時代のレコ堀の友人にブレイクビーツのレコード収集にめっぽう強いやつがいてテープにいろいろ録って教えてくれてたんだけど、今思い返すとレコードの情報が整理されていなかった当時にどうやってそれらをディグっていたのか不思議な気がするけど、嗅覚とか直感とか答えるようなやつで、とてもかなわないと思ったのでした。ある日その彼が Soul Makossa のいろんなヴァージョンを集めて一本丸ごとテープに録音してくれたんだけど、Soul Makossa という曲自体それほど好きではなく、マコッサ、マコッサと延々に続く色んなカヴァーをしぶしぶ聴いた記憶がかすかにある。
踊れるファンク系レコードを収集してる方にはド定番すぎるアフリカテイストなディスコファンクナンバー Soul Makossa 、オリジナルはアフリカのカメルーン出身のサックス奏者 Manu Dibango。フランスの Fiesta というレーベルから1972年にリリースされ自国でヒットするのだけど、N.Y. のディスコDJ、Nicky Siano や David Mancuso が主催する自らのプライヴェートパーティーで頻繁にプレイして世間にも知れ渡り、Manu Dibango の Soul Makossa はアメリカ盤はもちろん各国盤がリリースされ一気に時代の流行歌になったのだとか。それゆえいろんな国の色んなスタイルのアーティストがカヴァーしたヴァージョンがすぐにたくさん生まれるという流れ。
昔のファンクレコードを集め始めたころには一応はいろんな Soul Makossa のカヴァーを漁ってみたもので、今でもレコ屋に行くと Soul Makossa が収録されてるいろんなレコードによく出会うと思うし、自分の店にもいろいろ置いてあるとはいえタンテに乗ることはそんなにない。だけど Soul Makossa という曲はなんとなくアフリカンなテイストとのファンクやダンスの混合とはこんなもんであると、ノリのキャッチーさもあってわかりやすく提示した曲だったのは確か。昔のレコードに関してはアメリカのソウル、ファンク、ディスコのレコ堀から始めた耳にはとっつきやすいアフリカものといえばいいのか、これがいきなりより土臭いような Fela Kuti 辺りだったら初心者の段階でアフリカンなビートとはに関しては少し身構えていたかもしれないわけで。
今回取り上げたナイジェリア出身の打楽器奏者 Babatunde Olatunji の1973年の盤に収録されたカヴァーもブレイクビーツの彼の Soul Makossa テープに収録されていたと思う。長い年月の間でレコ屋で見かけるたびにいつかまた今度でいいかの繰り返しでずっとスルーというよくあるパターンの一枚なのは、Soul Makossa はもういいやというおなかいっぱいな気分だったからなのだけど、なんとなくレジに持っていった理由は定かではない。ブレイクビーツの彼は大学卒業後にエリートコースに進んで連絡は途絶え、どこで何をやっているのかはわからなくて、レコードなんてもう買ってないとは思う。もちろん自分がレコード酒場をやっててまだレコードを買い続けていて、20年以上前に彼のテープに収録されてたレコードを今頃買っているなんて知るわけもないのであります。

Olatunji / Soul Makossa

Olatunji / Takuta

(20:00)

2018/09/04

Willie Hutch The Mack 1973
Willie Hutch / I Choose You
アルバム The Mack に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はコロンビア産のラムからラ エチセラ ラムをピック・アップ。

コロンビア産というとラム好きにはディクタドールというブランドが知られていますが、何か他にこの国のラムはないかと探していたところ出会ったのがこの銘柄。最近になって輸入されてきた銘柄で日本では扱っている業者も限られ本数も出回ってなさそうで情報はありません。アメリカンホワイトオークの樽で12〜21年熟成、ソレラ方式のいわゆるスペイン系のバランスの良いラムといったところ。同じ価格帯で比較すると個人的にはディクタドール20年のほうがコーヒーシロップっぽい味わいの個性で面白いと感じますが、王道な佇まいに嫌味はありませんで、オイリーな舌触りと栗のしぶ皮のような香りがほんのり顔をのぞかせ、秋の訪れを感じさせるという点では季節もばっちりはまりそうなラムではないかなと。コロンビアの小さなメーカーが米フィリップス・ディスティリング社と提携して北米向きに販路を開拓しているとのこと、その他の国々にも紹介されている途中なのかもしれません。今後の展開にも期待したいところ。

La Hechicera Rum


Willie Hutch / I Choose You

(20:00)

2018/09/01

Herbie Hancock Stars In Your Eyes 1980
Herbie Hancock / Stars In Your Eyes (Special Disco Remix)
12inch Single


お客さんからいらなくなった12インチ盤を譲りうけました。何やらラベルの印刷がにじんでいるのが気に入らないらしく、同じタイトルのきれいな盤を買ったのでにじんだほうはいらないというわけ。人によっては音がそれなりに再生できるんだったらラベルの印刷のにじみくらいはと考える方もいるでしょうね、自分もそのタイプだけど、レコードは仕事で使うものという感覚が強いので、見映えよりも実用的にどうかが気になるのだけど、個人でレコードを集めている人だと、聴くためよりもコレクションそのものを楽しむという方も多いと思うので、きれいな状態のものを手元に置いておきたいと思う気持ちは十分に理解できます。レコードというのは音を流してこそ楽しいという考えもあるけれど、単に集めるのに重点を置いてる人ってわりと多い気がします。ヘヴィーコレクター以外の人種でもレコードプレーヤー持ってないけどレコードは少し集めているという層が存在するというのは、お店にいればちょくちょく目にしますが、人それぞれ好きなようにレコードを楽しめばよいのでしょう。

Herbie Hancock Monster 1980

さてハンコック1980年の Gavin Christopher が歌うフュージョンブギー定番曲 Stars In Your Eyes の12インチ盤ということで。アルバムでは同年の Monster に7分1秒ヴァージョンで収録。お店でもそれなりに流すなじみ深いナンバーで、そのアルバムヴァージョンにくらべ12インチは11分21秒のかなりのロング仕立て。イントロ、ブレイクパート、最後尾、それぞれが引き延ばされ長尺となってますが、うわものやボーカルの広がり、強くタイトに打っても丸く鳴り響くドラム音など録音状態も見事で12インチで聴くと今まで以上にこの曲のことが好きになります。
今回取り上げたのはコロンビア赤ラベルの正規盤で、A面にはファンキーダンストラック Go For It の12インチヴァージョンが収録され、アルバム収録ヴァージョンとは異なる テイクとなっています。なお Stars In Your Eyes のコロンビア白ラベルのプロモ盤は、A面 Stars In Your Eyes 12インチヴァージョン、B面 Stars In Your Eyes アルバムヴァージョンとなっています。近年になってコロンビアからは正規の再発盤もリリースされましたが、ブートのような再発盤も過去に何度かリリースされており、時代が変わっても完成度の高い人気曲ということなのでしょう。

Producer - David Rubinson & Friends, Inc., Herbie Hancock
Written-By - G. Christopher, H. Hancock, L. Capuano, R. Parker Jr
Drums - Alphonse Mouzon
Percussion - Sheila Escovedo
Bass - Freddie Washington
Keyboards, Synthesizer - Herbie Hancock
Guitar - Ray Parker Jr.
Lead Vocals - Gavin Christopher
Backing Vocals - The Waters

Herbie Hancock / Stars In Your Eyes (Special Disco Remix)

Herbie Hancock


(20:00)

2018/08/29

John Legend Live From Philadelphia 2008
John Legend /
P.D.A. (We Just Don't Care) 〜 Feel Like Makin' Love Medley
アルバム Live From Philadelphia に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、129枚目にいってみたいとおもいます。

レコードとは関係のないはなしですが最近大型のテレビが家にやってきました。仲のいいお客さんが彼氏と同棲を始めるというので、家具や電化製品のダブりで不必要になったものをいただいたというわけで、まことにありがたいのであります。何年もテレビがない生活を送っていましたが、なんとなくテレビが部屋にあると人間らしい暮らしだなと思うわけで。とはいえ電源を入れて起動させることはほとんどなく、テレビの見方を忘れてしまっている体になっていることに気づくのですが、そもそもテレビって何のために見るんだとふと考えてみたりして。何年もテレビがない暮らしをしてると情報収集はネット上ですべてことが足りるように生活がカスタマイズされていて、そうなってくると電源入れてリモコンを操作してという動作さえ面倒たと感じ、なおかつ画面の前で受け身になるという行動が全くできない体になっているのでありました。ひと昔前はとりあえずはテレビのスイッチを入れるというのが習慣になっていたはず、娯楽のためだったのか、情報収集のツールだったんかわからないけれど、だけど今はもうそんなに必要ないと個人的に感じているのが不思議なくらい、昔は何も考えずに日常的にテレビが暮らしになじんでいたのでありますが。テレビの電源が付いていたのはきっと番組が面白かったというわけではなく単に習慣として身についていただけだったのかなあ。テレビがあるとリアルタイムの災害のニュースの際は確実に役に立つとは思うのでなんとなくは安心ではあるのだけど。
はなしは飛びますが、昔に比べて音楽を全く聞かない人が増えているという現象があるようだけど、習慣として音楽に接するというのが身についてなければ、それもわからなくもないなあなんて今回のテレビの件で思ったのだけど、今の時代ってテレビや音楽のほかにやることいっぱいあるんですよね。
いただいたテレビにDVDプレイヤーが装着されていることに気づいたのですが、これはまことにありがたい。映像関連も今はネットで済ませていたのでDVDの操作さえ面倒と思うのだけど、試しに何か観てみようと家の押入れをごそごそしてたら、いつ買ったのか記憶は定かではない未開封状態の John Legend 2008年のライブ盤、CD+DVD というのを発見。何年も前に安売りかなんかでゲットしたものなのか、ここで Feel Like Makin' Love が P.D.A. (We Just Don't Care) というナンバーからのメドレーで3分45秒過ぎから1分ほど挟み込まれ歌われているのにきづくのでありました。

John Legend / P.D.A. (We Just Don't Care) 〜 Feel Like Makin' Love Medley

(20:00)