コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2018/05/12

Marc Staggers Bring It Home To Me 2016
Marc Staggers / Bring It Home To Me
7inch Single


2年位前にリリースされるも買い逃していたシングル盤を忘れたころに購入。Marc Staggers は UK で活動するソウルシンガー、2004年からアルバムを4枚リリースしているようで、こちらは2016年にシングルカットされたモダンダンサー。
リリース当時試聴していい曲だなと感じて記憶のどこかに覚えていたのかな、このシングル盤なんだけど、70年代にはディスコレコードのエディットの達人として歴史に名を刻んだ Tom Moulton がミックスをしているというもので、オリジナルヴァージョンを知らないのでどれほど手が加えられているのか定かではないけど、曲がいいのもあるけどそんな付加価値をつけて7インチで商品化されることになったのでしょう。実際にタンテに乗せて流すと音質が悪いというか、ミックスなのかカッティングなのかわからないけれど、ドンシャリ感が目立つバランスの悪い仕上がりで少々がっかり。それに70年代のシングル盤のつくりを意識したのか、本来はロングヴァージョンとして仕上がった一曲を、A面とB面で真っ二つに切って収録、B面の頭はフェードインでA面の最後の続きから入ってくるというもので、7インチの面積に丸ごと収録するのは物理的に難しいのかもしれないけれどなんかもったいない感じがしないわけでもありません。という風に愚痴ばかりになってしまいましたが、ごく少数プレスで利益はあまり出ないにもかかわらずレコードとして形になったということに価値を見出すべきなのかもしれませんが、近年のアナログ盤は音質がいまいちなものが目立つというのは気になるところであります、


試聴用に A面とB面をつなぎ合わせた音源 ↓
Marc Staggers - Bring It Home To Me - (A Tom Moulton Mix} pt 1& 2

アナログ盤にはなっていないようですが Nigel Lowis がミックスしたヴァージョンも存在するようです。
Marc Staggers - Bring It Home To Me (Nigel Lowis mix) (2016)

(20:00)

2018/05/09

greg d
Greg Diamond / Holding Back
アルバム Starcruiser に収録


プロデューサー、ソングライター、ミュージシャン、おおざっぱな扱いではディスコ系な Greg Diamond が1978年のアルバム Gregg Diamond's Star Cruiser で Holding Back というナンバーを取り上げています。小躍り系のキャッチーなナンバーで後に色んなアーティストがカバーしました。70後半から80前半のダンス系レコードを長年コレクトしてる方にはどんなカヴァーがあるのか整理がついていると思いますが、世代もどんどん変わり近年レコードを集め始めた若い方にはどれがオリジナルで他にどんなカヴァーが存在するのかなじみないかなと。最近 Holding Back のいろんなヴァージョンについて立て続けに質問されたので、大昔にも書きましたが、再度いろんなヴァージョンをピックアップして復習しておきましょう。
Greg Diamond がやった Holding Back の オリジナルヴァージョンは Marlin レーベルのこちらのアルバムに収録され、1979年には Doing That (Fancy Dancer) の裏面で7インチでもシングルカットされました。 なおボーカルはブルーアイドソウル・シンガー Gordon Grody。この曲がそれほど有名だったとか、話題になったとかの形跡はないようにも思いますが、のちにそれなりの数のアーティストが取り上げたというのには何らかの理由があったのかもしれません。

RinLewAllStars
RinLew All Stars / Holding Back
アルバム Holding Back に収録


オリジナルを含め色んなヴァージョンがありますが、お店で Holding Back を流す際はおそらくこのヴァージョンをかけることが多いかなと。1979年作、AVI レーベルの Laurin Rinder と Michael Lewis が中心となり、その仲間たちみたいなレコーディングのためだけのロス録音スタジオミュージシャンの即席集合体。野球ジャケもナイスですし、あまり見かけないからか需要のあるヴァージョンではないかと。

david simmons
David Simmons / Holdin' Back
アルバム The World Belongs To Me に収録


同じく1979年のカヴァーでフィラデルフィアの David Simmons が歌ったヴァージョン。WMOT Records からリリースした Ingram ファミリー制作のセカンド The World Belongs To Me に収録してますが、シングルカットもされ12インチでは 6:06 のロングヴァージョンとなっています。目指せテディペンらしい、押せ押せな太いボーカルが印象に残ります。

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Sweet Inspiration / Holding Back
アルバム Hot butterfly に収録


こちらも1979年のカヴァーで、ガールズグループ Sweet Inspirations がラストアルバム Hot Butterfly で取り上げたヴァージョン。ちなみにアルバムタイトル曲の Hot Butterfly も Greg Diamond がオリジナルの楽曲でヴォーカルは Luther Vandross だったなんてのはディスコレコードの基本事項であります。なお Hot Butterfly は Chaka Khan も1980年に Papillon (AKA Hot Butterfly) というタイトルで取り上げています。

Edmund Sylvers Have You Heard 1980
Edmund Sylvers / Holdin' Back
アルバム Have You Heard に収録


目指せジャクソン・ファイヴという存在だったとはいえアルバムもたくさんリリースして商業的にもなかなかの成果を収めた兄弟グループに Sylvers なんてのがいました。ボーカル担当だった Edmund Sylvers は1980年にCasablanca レーベルから Benjamin Wright のプロデュースでこちらのソロアルバムをリリースし、Holding Back のカヴァーを歌っています。

Jackie Moore Holding Back 1983
Jackie Moore / Holding Back
12inch Single


シングルのみでリリースのこちらは Jackie Moore が歌った1983年のカヴァー。サウスカロライナのマイナー Catawba Records から、Bobby Eli プロデュース、John Morales & Sergio Munzibai M+M ミックスのアーリー80’sのブギー仕立て。メインの Breakdown Mix ヴァージョンは9分の長尺ということで、M+M もこだわってつくったのではと。
ちなみに Jackie Moore の Catawba Records に残したシングルでは、前年の Seconds も少し印象に残っていますが、こちらは Salsoul Orchestra (1982年)、Gladys Knight & The Pips (1983年)、Johnnie Taylor (1984年)も取り上げたナンバーでした。

(20:00)

2018/05/06

Bobby Womack Trust Your Heart 1978
Bobby Womack / Trust Your Heart
12inch Single


値段がそこそこするようなシングル盤というのを久しぶりに買いました。とはいっても4000円くらいなものなので普通のヘヴィーコレクターからするとなんでもない水準なわけだけど。いつか買わないとなあなんて頭の隅にあったので少しばかりうれしいのであり、今までずっと3分56秒のアルバム・ヴァージョンでプレイしていましたが今後は5分18秒こちらの12インチのロングヴァージョンでのプレイに移行します。

Bobby Womack Pieces 1978

この曲はボビー・ウーマックのコロンビア時代の最終作、1978年の Pieces に収録されたドン・ディヴィス制作、デトロイト録音のモダンテイストのミディアムダンサーで、ソングライターはボビー・ウーマック、リオン・ウェア、ドン・ディヴィス。デヴィッド・ラフィンのバックでの歌唱も華やかに舞い上がり、男気にさらに拍車がかかるといったところ。録音の詳細は以下の通り。

Produce - Don Davis
Arrenge - Rudy Robinson, Wade Marcus
Drums - Dwayne Lomax
Bass - Michael Henderson
Guitar - Anthony Willis, Bobby Womack
Keyboards - Rudy Robinson
Percussion - Lawrence Fratangelo
Horns, Strings - The Detroit Symphony
Backing Vocals - David Ruffin, Brandye

アルバムヴァージョンとの目立った構成の違いは、後半部分でギターソロを前面にフューチャーした長いインストパートが配置されている点。アルバムではボビーとデヴィッドの掛け合いでフェードアウトしていく箇所がこのインストパートに差し替えられています。
また録音の質感ですが、12インチのほうはドラムの鳴りが前面に出てきてさらにかなり硬めに設定、輪郭ははっきりと聴こえます。アルバムだとベースが前に出て曲全体の印象を決定づけていてそれが気持ち良かったりするのですが、12インチだとドラムが前で、ベースが後ろに引っ込んでいるのでなんとなく雰囲気は違うかなあと。フロア向けの12インチということで、ミックスしなおしたのかな。
ボトムの質感だけをとるとアルバムヴァージョンのほうが好みなんだけどなあという気がしないでもありません。全体的な出音はアルバムでかけていても迫力はありましたが、12インチになるとさらにすごみは出ます。

Bobby Womack / Trust Your Heart (12inch Version)


(20:00)

2018/05/03

Love Unlimited He's All I've Got
Love Unlimited / I Can't Let Him Down
アルバム He's All I've Got に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はクラフトジンの中からバーレイズ社のピンクエディションをピックアップしてみましょう。
バーレイズ社からは数種類のジンがリリースされブランドの存在は知っていましたが、ピンク色のビンの限定品というのに思わず目が留まり初めて購入したというもの。2014年から英国でジンをリリースしている新興の蒸留所です。

Burleigh's Gin Pink Edition

なぜにピンクなのかは、マスターディスティラーのジェイミー・バクスター氏が昨年東京を訪れた際に、日本の正規代理店の社長とバーに行った際に飲んだ、桜入りのカクテルからアイデアを思いついたそうで、桜のイメージでピンクとなったのでしょう。桜の花やハイビスカス、ローズやピンクグレープフルーツをバーレイズロンドンドライジンのボタニカルに加え、フローラルで繊細な甘さのジンに仕上げたのだとか。黒い瓶に入ったスタンダード・タイプのバーレイズロンドンドライジンを飲んだことはありませんが、ピンクエディションはよりソフトでスムースな口当たりと味わいなのかもしれませんね。
見た目はシャンプーの容器さながらのキャッチーさですが、中身からはかなりこだわったクラフトジンならではの高級志向が感じ取れます。

Love Unlimited / I Can't Let Him Down

(20:00)

2018/04/30

Laura Greene You Take My Heart Away 1976
Laura Greene / You Take My Heart Away
7inch Single


少し前に映画ロッキーのサントラ収録曲のカヴァー、James Darren / You Take My Heart Away というのを取り上げましたが、今回のは Laura Greene がやったカヴァー。
Laura Greene というシンガーは、60〜80年代にかけシングルを10枚ほどリリースしてますが、70年代前半くらい?に制作したと思われるアルバムのテスト盤が Discogs に掲載されていて、アルバムも途中までは作ったんだけど市販用にはプレスされなかったのかなあなんて。なお女優やモデル、テレビ、ラジオのジングルでの仕事もこなしていたようです。
1967年に録音した Moonlight Music In You というドマイナー曲は、2003年にケンタッキーFCのテレビCMで使用され、その効果でお茶の間レベルまでこの人の存在が知れ渡った可能性あり。近年この曲は7インチで再発されることになりました。

今回のカヴァーはオハイオの Sweet City Records レーベルから1976年にリリースした作品で、James Darren のヴァージョン同様ディスコ仕立てで、少しラテンティストも加味していい感じに仕上がっています。ロングヴァージョンの12インチ盤もリリースされているので見かけたらゲットしてみたいかなと。

Laura Greene / You Take My Heart Away

(20:00)

2018/04/27

LeRoy Hutson Feel The Spirit
Leroy Hutson / Lover's Holiday
アルバム Feel The Spirit に収録


いよいよ G.W. ということで、期間中の営業日程をお伝します

とりあえず普段と変わらず毎日20時より休まず営業しています

なお駅周辺の再開発工事により駅の出口が迷路のようになっています

お店にお越しになる際は北口をご利用ください

Leroy Hutson / Lover's Holiday

レコードが好きな方のために
下北沢で行われる今年のレコードマーケットは次のようになっています

TOKYO RECORD MARKET


“TOKYO RECORD MARKET Supported by TOKYO RECORDS”
日時:2018年5月3日(木・祝) OPEN 12:00-21:00
会場:東京・下北沢ケージ
料金:入場無料

出店:
[RECORD SHOP]
Askatasuna Records & co.
Bloody Angle
BREAKWELL RECORDS
COCONUTSDISK YOYOGI
disk union shimokitazawa
EAD Record
Erect Record
Jazzy Sport Shimokitazawa
LCA RECORDS
LITTLE BIRD
LocoSoul Records
Manhattan Records
Promenade Records
Record Station
TURNTABLE
uprise MARKET
Upstairs Records & Bar
Yellow Pop Kawaguchi

[SPECIAL FLEAMARKET]
Aloha Got Soul
BBP
CAPTAIN VINYL (DJ NORI + MURO)
Dazzle Drums
DJ EMMA
DJ KOCO aka Shimokita
DJ SPINNA(Wonder Wax/Beyond Real
DJ WATARAI
DJ YANATAKE
Donuts Disco Deluxe
MOUSOU PAGER
ROSE RECORDS+曽我部恵一
SOUNDS OF BLACKNESS
Street Corner Music
STILL DIGGIN’
TOKYO RECORDS
ZEN-LA-ROCK
クボタタケシ
須永辰緒
東京キララ社
徳利
森光光子

[Promotion]
東洋化成株式会社
Discogs
株式会社銀座十字屋 ディリゲント
有限会社 タツミ



(20:00)

2018/04/24

Kennie Delt Funky Musak 1979 Mercury
Kennie Delt / Funky Musak
12inch Single


70年代後半のマーキューリーレーベルのプロモ盤ならではの文字ジャケ。毎度のことながら業務用感がそそられます。Kennie Delt というシンガー?が1979年にリリースしたセカンドシングルで、これどっかで耳にしたことがあるファンク曲だなあと思い出してみると、ある曲の原曲ということに気づいたのでした。

シカゴの Clarence Johnson が運営したマイナーレーベル GEC から1980年に Royal Flush というファンクバンドがアルバムを一枚リリースしています。Jerline & Friends 名義でシングル盤リリースしてた人たちやシカゴでスタジオ仕事してた人たちで結成したバンドで、レア盤収集してる方には知られたバンドではないかと。そのアルバムに Funk Power というファンキーなダンス曲が収録され Kennie Delt / Funky Musak とトラックが一緒であります。Kennie Delt のヴァージョンは本人が歌っていると思われるボーカル入りヴァージョンで、Royal Flush の方はボーカルパートをコーラスっぽい雰囲気に差し替えたヴァージョン。

Royal Flush Hot Spot GEC 1980

Kennie Delt / Funky Musak のクレジットを見るとプロデューサーは Jerline Shelton、Maurice Commander となっていて二人は Royal Flush のメンバー。オケが一緒な2曲からはじめは Royal Flush には Kennie Delt もメンバーでいてメジャーのマーキュリーと契約したなんてのも考えられますが、まあただの制作スタッフ兼バックバンドでやとわれた可能性の方が高そうです。Royal Flush は GEC からデビューするにあたり、以前 Kennie Delt 用に制作した曲のボーカル部分をはずしてコーラスに変更して少しいじって Funk Power という曲名でリリースしなおしたのでしょう。彼らにとってはお気に入りの曲だったのかもしれません。このような使いまわしというのはこの時代たまに見られるケースであります。

Kennie Delt / Funky Musak

Royal Flush / Funk Power

(20:00)