コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2020/04/20

The Oatmeal Jazz Combo Instant Oats 2016
The Oatmeal Jazz Combo / Feel Like Makin' Love
アルバム Instant Oats に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、148枚目にいってみたいとおもいます。

今回はよくわからない小編成ジャズバンドの作品から。The Oatmeal Jazz Combo という名の、おそらく自主レーベルから2016年にリリースしたアルバムに収録したヴァージョン。
ネット上を見渡しても情報はほとんど見当たりませんがニューヨーク州立大学 ストーニーブルック校の生徒により2009年に結成され、メンバーは地理的にバラバラになりながらも粘り強く活動を続け当アルバムで5作目となるらしい。アルバム各曲からはモダンで粋な演奏を楽しみながら行う様子が感じ取れます。Feel Like Makin' Love はピアノソロのヴァージョンとなっており、ピアニストがどおしてもやりたかったのかもしれませんね。

Oatmeal Jazz Combo / Feel Like Makin' Love







(20:00)

2020/04/17

Jose James No Beginning No End 2 2020 Rainbow Blonde
Jose James / Feels So Good
アルバム No Beginning No End 2 に収録


ここ最近ブログのアクセス数がほんの少し多いのは、外に出れずに時間を持て余す人が多いのかもしれませんが、店がどおなってるのか心配してのぞきに来てくれてる人もいるのかもしれません。
緊急事態宣言を受け4月8日から店は休業しおとなしくしています。店が家の目と鼻の先に位置しているというのもありちょくちょく行って掃除したりメンテしたりしてますがそんなにやることは多くもなく無職無収入、固定費分の赤字を垂れ流してなんとなくだらだら過ごす日々が続いてます。一か月も休みがあれば、例えば店の全面改装もできてしまいそうだななんて素晴らしい考えも思い浮かびますが、急に言われても準備も何もしていないので身動きはなかなかとれないし、世間の八方塞がりな空気にのまれてイケイケどんどんとフットワーク軽く行動できる気分でもなく。お店に来ても本来のあるべき機能を果たせるわけでもないわけで、一か月前までは日常的な姿で営業出来ていたのがまるで嘘のように遠い出来事だったように感じます。雰囲気的には自分の店が閉店してしまって最後の後片付けするときってこんなじめっとした感じになるのかなあなんて予行演習してるようで変なお葬式気分を味わえたりします。今回の臨時休業は強制的に与えられた充電期間と考えるべきか、働かないで家でおとなしくしてるのがベストなんて過去も未来もそんなのもうないんじゃないかと考えれば貴重な体験をしているようでもあります。とはいえこれで店が終わるわけではありませんで、コロナ後また一から積み上げていく考えにシフトしていたりするわけですが。
賢い経営者ってこういう休んでる期間にはすぐに頭を切り替えて普段できないことを順序だててどんどん実行して再開後にさらにパワーアップするための時間に有効活用するんだろうなと考えますが、自分はそんな優秀なタイプではありませんのでなんかやってやろうなんてあんまり思わずのんびりしています。そおいうタイプには少し憧れますが、仮にそんなタイプの人間だったら始めっからワンオペのレコードバーみたいな仕事は選んでないでしょうね。お客さんからは年末年始以外はほぼ無休で、21年間レコード流し続けてたので何十年分のたまってた休暇をここで消化してると思えばいいじゃないと言われたりもしますが、このようなハプニングで突然に長期休暇になるとは思ってもいませんでしたので、やっぱ人生って何があるかわからないもので、皆からは休まず店を開けて変な奴と思われ続けながらも働けるうちに働いててよかったと少しは思ってみたりもします。再開したときにタンテの使い方とかレコードの順番とか覚えてるか不安なんて冗談はさておき、日ごろから予期せぬ事態には注意してたとはいえ世の中の空気というのはいとも簡単にガラッと変わるものなのですね。
以前のように普通に生活できたりお店を営業できるようになるのかなあなんて考えますが、起きてしまったことにめそめそしててもしょうがなく、かなりの長期戦を覚悟しつつ少しづつ立て直していくといった感じになるのでしょう。
店のピンチは今まで何度も味わって精神的にタフになってますが、今回は21年間の店の営業の中で最悪なケースにちがいない。とはいえそんなに悲観してもしょうがないので消耗しないようになんとか生きてますよという報告でした。

Jose James / Feels So Good

(20:00)

2020/04/14

Stuts Gen Hoshino
星野源 × Stus / うちで踊ろう

ダンスクラシックスの定番 シェリル・リンの Got To Be Real 的な雰囲気が感じられる曲ということで90枚目にいってみましょう、今回は番外編になります。

外出自粛ムードが続く不安ななか、10日ほど前に星野源がインスタで「うちで踊ろう」という楽曲を発表、「家でじっとしていたらこんな曲ができました。誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」と呼びかけたところ公開直後からさまざまなアーティストがコラボ動画を投稿して話題になったのはご存知の方も多いでしょう。著名人だけでなく一般の人も巻き込んで膨大なヴァージョンがネット上にアップされ大変な盛り上がりとなりまだまだ継続していることと思われます。とても全部を追える状況ではありませんが、なんとなくディスコ調>スウェイビート系> Got To Be Real ぽい雰囲気(ちょい強引なねじ込み)が感じられるヴァージョンもちらほら存在してるように感じるのは、当ブログで Got To Be Real コーナーをやってるせいかもしれませんが。
トラックメーカー&星野源のバンドメンバーの Stuts がビートを乗っけたヴァージョンなんかはそれらの匂いのするナイスなヴァージョンで思わず体が動き出すのであり、さすがです。
後日本人に会った際はどんなイメージでビートを思いついたか聞いてみようと思います。

星野源 × Stus / うちで踊ろう

もともとのヴァージョン
星野源 / うちで踊ろう

(20:00)

2020/04/11

Sade Munich Concert LP Vinyl Passion ‎2013
Sade
アルバム Munich Concert


Sade の初期ライブ音源を収録した2013年リリースのアナログ盤。CD や DVD では2010年に既にリリースされており、評判が良かったので LP も作ったのかな。
1984年10月22日にドイツのミュンヘンで行われたライブ音源ということで、デビュー間もないころだとは思いますが、独自の世界観を持ったソフィスティケート・ポップスの新たなスーパースターとしてその存在はすでに世界中で話題になってたことでしょう。

収録曲は以下の通りで、大方がファーストサルバム Diamond Life からのナンバー。Red Eye、Love Affair With Life のふたつはアルバム未収録でシングルの裏面に収録されたナンバー。Is It A Crime は翌年リリースのセカンドアルバム Promise の冒頭を飾ったナンバー。どれも名曲です。

Your Love Is King
Hang On To Your Love
Sally
Red Eye
I Will Be Your Friend
Cherry Pie
Is It A Crime
Love Affair With Life
Smooth Operator

ビッグネーム Sade の貴重な初期ライブ音源アナログ LP ですが、残念なのは音質がよくない点。それなりにクリアーですが、バランスや広がり、ライブ盤ならではの生々しさや興奮、それらは若干しょぼいレベルのようにも感じられます。Sade のオリジナルアルバムはどれもジャジーな雰囲気に包まれたしっかり計算されたつくりになっているのでそこで聞かれる高音質の対比で期待すると余計にそお感じるというのもあるのかも。あとは持ち味である抑揚が控えめな歌唱スタイルがさらにのっぺり感じられるというのもあるけど、ライブのもともとの音源がそんなにいい音で録音できてなかったのかなあと思うと Sade が悪いわけではない。それでも次々に飛び出す名曲のオンパレードと、まだ若干シャイとはいえ Sade の神がかったオーラは十分に楽しめるので許せてしまうのであります。
ファンのためのコレクターズアイテム的に LP 盤も持ってたいという人には神経質にならなければ気になるレベルではないのかもしれませんが、初期ライブを楽しむだけなら映像も見れる同じタイトルの DVD を買ったほうがいいともいえるし、初期1984〜1985年のライブ映像が見たいなら youtube にだって貴重な映像がそれなりに上がっている。

リリース元は過去音源の再発を主に手掛けているオランダの Vinyl Passion というレーベル。アンオフィシャルな扱いとなりますが Eric Clapton、David Bowie、Lenny Kravitz、Talking Heads、Jeff Beck、Miles Davis、Queen といったビッグネームの秘蔵ライブ音源を独自に高音質アナログ盤でリリースもして今回の Sade もその中の一つ。Sade のアンオフィシャル作品に関しては過去にライブアルバムがそれなりの数リリースされてますし、リミックスみたいな形でのシングルは膨大な数存在するというので、それだけ Sade が人気者ということ。

Sade / Munich Concert (ライブ全映像)

(20:00)

2020/04/08

The U.B.'S  Synthetic Substitution
The U.B.'S / Synthetic Substitution
7inch Single


緊急事態宣言を受けましてリトルソウルカフェは、4月8日から当面の間は臨時休業とさせていただきます。再開につきましては当ブログにて告知させていただきます。

ブレイクビーツ、サンプリングソース、レアグルーヴの定番曲、Melvin Bliss / Synthetic Substitution (1973年)のカヴァー7インチを購入。The U.B.'S というユニットによるオリジナルに忠実なインストカヴァーで、もともとは2008年にリリース、今回取り上げたのはラベルデザインを変更して昨年暮れにリリースした再発盤となります。当時買い逃しててそのまま忘れていたので迷わずゲットとなりました。
オリジナルの Melvin Bliss / Synthetic Substitution というナンバーは個人的にメチャ思い入れのある曲で、もともとヒップホップ→ブレイクビーツみたいな流れで昔のレコードに興味を持った自分としては最も初めに覚えたB-Boy古典ブレイクの定番タイトルのひとつ。一番初めに聞いたのはブレイクビーツの教科書コンピ Ultimate Breaks & Beats 505番に収録されてたのを手にしたときで、大学1年の頃だったと記憶してます。サンプリング素材として注目される機会も多いけど単に曲のカッコよさにノックアウトされたのでした。
今回の再発にあたっては Undercover Brother の名で活動する Victor Piagneri が所有する Fraternity Music Group からのリリースで、オリジナルの Melvin Bliss のリリース元 Sunburst Records のラベルデザイン(写真下)をサンプリングした演出も気分を盛り上げます。The U.B.'S は名前から考えるとレーベルオーナーの Undercover Brother 自身のグループなのでしょう。ちなみに Undercover Brother (Victor Piagneri )は90年代には Nubian Crackers の片割れとして活動していた人物で、古くからのヒップホップファンには Nubian Crackers の名はスモーキーに懐かしく響くのではないかと。当時 Nubian Crackers のブレイク集だとか、Big Beat レーベルからリリースしたヒップホップトラックは全部買ってたのでした。

Melvin Bliss Synthetic Substitution 1973 Sunburst Records

Melvin Bliss 本人はほぼ無名のミュージシャンで、シングルB面用に何気なしに録音した Synthetic Substitution が後年にヒップホップ周辺の DJ による掘りおこしカルチャーで注目を浴び、一部のシーンで有名になったというレアグルーヴ的再評価曲の典型例だとは思いますが、それからずいぶん経った2009年に The U.B.'S にカヴァーされ、さらにその10年後にそのカヴァーが再発されるというので、ド定番すぎる一曲とはいえ永遠の名曲的存在感で胸が熱くなります。

The U.B.s / Synthetic Substitution

オリジナル曲
Melvin Bliss / Synthetic Substitution

(20:00)

2020/04/05

Annette Bland I Ain't Gotta Be Nice 1989
Annette Bland
アルバム I Ain't Gotta Be Nice


買ったはいいが針を落としてないレコードというのが常に何枚かあると思うんですよね、その辺に放置しておくとまた新しいのをどんどん買うのでその存在さえ忘れ去られてしまいそうになる。
買ったはいいがすぐに針を落とさなかったというのはそんなに聞きたいわけではなかったのではと考えるのだけど、確かにその通りなのかもしれない。中身は聞いたことないけどレコ屋で手にして何となく面白そうかもと軽く興味をもってそんなにそそられるわけではないけどとりあえず試聴してみる。そしてよくわからないまま、安いからまあいっかと何も考えずに会計をすませてたりする。そんなもんだから持って帰っても聞き直してみようという欲求はそれほど湧いてくるわけでもなく、いつか時間のある時にでも聞けばいいやということになるのだけどだんだん面倒になってくる。
そんなレコードならもともと買わなくてもよかったんじゃないということなのだけど、挑発的なオネーサンのインディー&ローカル臭プンプンなジャケ、しかも1989年という微妙な年代というので怖いもの見たさという点で惹かれる部分もないわけではなく。もちろん実用的だったりいい曲が入っていたりすれば嬉しいのだけど、期待感のなさは長年レコードを買ってれば雰囲気でわかるのであります。
ニューヨークのローカルシーンで活動していたであろう Annette Bland というシンガーが、シンガー・プロデューサー Lenis Guess のレーベル Guess Records からリリースした唯一のアルバム。年代的にはスウィングビートっぽいのが収録されててもよさそうなものだけど、チープな打ち込みやシンセが怪しいアングラ感漂うダンス系が多くを占め、80年代中盤を引きずったサウンドに乗せてとびっきりいい女ぶる姿が憎めなかったりする。なんでこんなレコード拾ってきちゃったかなと思うのはいつものことだけど、Your Love Backfired とか Service とかのいわゆるC級ド田舎ブギーは不味いんだけどついおかわりしたくなるのでありました。

Annette Bland / Beautiful Beauty

(20:00)

2020/04/02

Marvin Gaye You're The Man 2019
Marvin Gaye / Where Are We Going
アルバム You're The Man に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はインド産のラムからオールドモンク スプリームをピック・アップ。

インド産のオールドモンクは古くからのラムファンにはなじみのある銘柄で、スコッチのオールドパーの瓶を真似た立方体型の瓶に収容された、7年、12年熟成品は有名ではないかと。オールドモンクは店を始めた時から扱っているので20年以上の付き合いとなるのだけど、ラム全体を見渡すと近年は洗練された商品がどんどん開発され市場には沢山の美味しそうなラムがあふれている状況。ラムに限らずお酒のマーケットは進化しているわけで、その中にあってオールドモンクのずんぐりむっくりした昔ながらの瓶を見てると時代から取り残されてるような雰囲気が漂ってるのであります。

オールドモンクはカラメルっぽさを感じる甘い口当たりが印象に残る、カジュアルに楽しむダークラム。甘口のおいしいラムは他にもいろいろ揃っているのでもはやメニューに入れなくてもいいのかなという気もしないでもないけど昔からの付き合いなのでなかなか切りにくい。ラムの中にあってはインド産というのが個性的な立ち位置に見えるのか初心者の目に止まりやすい効果というのもあるけど、それ選ぶんだったら同じ値段ならこっちの銘柄飲んだほうがいいかもよと別のを勧めることもあるわけで。オールドモンクがまずいわけではなく、ここ十数年で他においしい銘柄がたくさん存在するようになったということなのだけど、近年は昔からのファンの方以外には勧めなくなったというのもそれはそれでなんとなく寂しい気もするのであります。

Old Monk Supreme XXX Rum

今回のスプリームの中身ですが、長期熟成原酒(最低7年熟成含む)のブレンド品とのこと。名前からすると特別においしい古酒を混ぜ合わせた製品とでも受け取ればいいのでしょう。オールドモンクのラインナップを眺めると価格帯的には12年熟成品のほんの少し上級品に位置します。
味わいは以前扱ってた12年に比べると重厚感が増してるように感じますが、12年品を長らく飲んでないので正確に比べてどうかというのははっきり言えません。スプリームに関してもオールドモンクにありがちなアルコール臭はそれなりに感じられますが、カラメルのような甘さが支配的でそれらを覆います。
スプリームは海外や土産向けの商品なのでしょう、修道士(モンク)をかたどったユニークなビンに収容されています。美的センスとしてはなんだか冴えない形状にも見えるけど、オールドモンクのキャラ的になんとなく許せてしまうのであり、個人的には時代が変われどオールドモンクは甘口ラムを楽しむにはとてもフレンドリーなクラシック銘柄で味わい的にはこんなもので十分であるというところに落ち着いてしまうのかも。

Marvin Gaye / Where Are We Going

(20:00)