コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :最近買ったレコード

2016年02月03日

Ultra High Frequencies The Chicago Party Numero
Donnell Pitman / Love Explosion
アルバム Ultra High Frequencies The Chicago Party に収録


Numero からちょうど一年位前にリリースされた、毎回恒例のレア&発掘音源のコンピの類。Numero の作品は新品で買わなくても、売れ残ってそのうち値引き、もしくはしばらく待ってれば安くなって中古で出回るから買わないで放置してると、だんだんそう考える人が増えて買いにくくなるのかどうかはわからないけれど、ようやく今頃になってゲットととなりました、価格は1900円。

今回 Numero が発掘したのは、シカゴのローカルUHFのTV局、WCIUが1982年に23週に渡り毎週土曜の夜に放映した面白バラエティー&音楽番組 Chicago Party にゲスト出演したアーティストの音源集というもの。
中身はシカゴローカルなモダンダンサー&ミディアム、ファンク、ディスコがぎっしり詰まり、Magnum Force、IND、Rahmlee、Yvonne Gage といったお馴染みのアーティストの楽曲から、レアなシングル、例えば2011年に Joey Negro が運営する Z Records のコンピで初め聴いたときは Ripple / Beat Goes On And On のトラックまんま使いでびっくりしたキラーダンサー Donnell Pitman / Love Explosion の収録はうれしいところ。未発表音源では、同時期に Numero から未発表集アルバムもリリースされた Universal Togetherness Band の楽曲や、当時作品としてはリリースされていない Jesus Wayne が歌う番組のテーマ曲などはかっこいいです。この手のローカルものコンピ盤としての全体的な音源のクオリティーはまあまあいい方ではないかと思います。

さらに嬉しいことにこの番組を編集した DVD というのが付いていて、サタデーナイトをきらびやかに演出した番組の全容がなんとなく分かるというものなんだけど、まるで自分が30数年前のシカゴの中流階級の家庭にタイムスリップしてワクワクしながらテレビを眺めている気分になるという優れもの。番組は倉庫を改造したディスコみたいなところで収録され、ソウルトレイン風の歌やダンスが中心の番組だったのかなという気がします。だけど真面目なんだかふざけてるんだかよく分からない素人?のダンスコンテストや、得意芸や曲芸披露や面白人間大集合みたいなイナタイへんてこりんなバラエティーコーナー、もちろんちょっとしたセクシー場面もあったりで・・・・、確かに同じ時代の日本でも、似たようなローカル臭がプンプン漂うよく分からない音楽を交えた娯楽番組があったような気がします。
DVD には地元アーティストが出演した際のパフォーマンス映像(もちろん口パク)も16曲映像付きで見ることが出来とても興味深いですが、レコード盤本体に収録していない楽曲も登場し、中には作品さえも残せなかった地元だけで地味に活動したドマイナーなソウルアーティストって,一体どんな雰囲気を漂わせていたのかなというのがぼんやりとでも理解できます。他には当時を振り返ってのドキュメント映像も付いていたりと、DVD の収録時間だけでも合計2時間位と相当なヴォリュームで、英語なのでほとんど何を言ってるのかは分からないまでも生活に密着した当時のローカルならではの盛り上がりと華やかさを放つ黒人ディスコ・ブギー&ダンスカルチャーの一側面を見ることが出来るのでオールドスクール・ファンは見て絶対楽しめる内容。レコードに収録された音源よりも、こっちの濃ゆい DVD に感動したのですが、昔のテレビ画面型のくり抜き仕様のジャケのアートワークから、豪華ブックレットに到るまで、Numero らしい凝ったスペシャルパックな作りには、毎度のことながらすごいこだわりを感じるのであります。










(21:00)

トラックバックURL