カテゴリ:
Keith Barrow 1977 Columbia
Keith Barrow / I Put The Twinkle In Your Eye
アルバム Keith Barrow に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はキューバ産ラムの中から、ロン・ムラータ15年をピックアップ。

ラムというとキューバ産のイメージを持たれてる方が多いのは、カクテルのキューバ・リバー(リブレ)がよく知れ渡っていたり、昔からハバナクラブという有名銘柄が入手しやすかったからでしょうか。一時期ハバナクラブ以外のラムはあまり見かけない時代もあったような気もしますが、輸出しずらかったのかな?日本からは旅行者もたまにいたので、キューバに行くお客さんにお金を渡してなにか買ってきてもらったりもしていました。現在は酒屋でいろんなキューバ産銘柄を見ますが、きっと現地には日本に紹介されてないおいしいのがまだまだあるんじゃないのかなあなんて気もします。

それでは地図で場所の確認をしておきましょう。あらためてみると、いつも取り上げているようなラムの産地と違い面積が大きな国というのがわかります。

CUba   Map

社会主義の国として知られるキューバですが、昨年のアメリカとの国交回復や、先日のフィデル・カストロ前議長の死去といったニュースでも目立っていました。砂糖の生産は国を支える重要な輸出産業で昔から盛ん、もともとスペインの支配にあったのでラムはそちら系に分類されます。

Ron Mulata Gran Reserva Anejo 15 Years Old

キューバには12の蒸留所があり約60銘柄のラムがつくられているようです。ロン・ムラータはキューバの砂糖工業省であるテクノ・アズーカルが有するブランドとのこと。キューバ産の長熟ものというと、ハバナクラブの15年や、サンチャゴ・デ・クーバの高級品がすぐに思い浮かびますが、価格がかなり高価でなかなか手を出しずらくもある。。それに比べると三分の一ほどの5000円前後で入手できるというのはありがたいといったところでしょう。
穏やかな口当たりで、どちらかというとしつこさはそれほなくさらっとした印象ですので飲み疲れを感じさせないタイプ。度数も38度と体に優しいのでキューバの超熟品の入門編としておすすめしておきます。

Keith Barrow / I Put The Twinkle In Your Eye