コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :100円レコードコーナーに寄ってみよう 139

2019/08/29

Revanche Music Man 1979 Atlantic
Revanche / 1979 It's Dancing Time
アルバム Music Man に収録


80年代前半に Change、BBQ Band、High Fashion といったきらびやかで完成度の高いスタジオユニットを手掛けたイタリアのプロデューサーに Jacques Fred Petrus、Mauro Malavasi という有名なコンビがいました。彼らは前出のユニットを手掛ける以前、70年代後半には Macho、Peter Jacques Band、Rudy、Midnight Gang。そして今回登場する1979年の単発ユニット Revanche といったディスコ作品をリリースしています。
Jacques Fred Petrus、Mauro Malavasi の70年代後半のこれらは80年代前半に彼らが手掛けたファンク、ソウルをモダンに融合させたいわゆる N.Y. テイストの洗練されたダンスサウンドに比べると、時期的なものもあってディスコ志向が強く今となってはそんなに評価されることはありませんが、イタリア企画で US マーケットに進出する下地固めはこの時点で出来上がっているのは Revanche の作品でも感じ取れます。70年代後半のユニット作品での、バックトラックはイタリアで録音、ボーカル録音、ミックス、マスタリング作業は US といった分担はそのまま1980年の Change のプロジェクトに引き継がれていきますし、自国イタリア以外の海外リリースの際は大手レーベルと契約という形はすでに出来上がっており、セールスの成果はともかく Revanche もそのやり方で海外市場に投入、Atlantic レーベルからリリースされました。
Revanche の中身は1979年なのでアッパーなディスコが4曲収録され今あらためて耳にしても刺激になるわけではないですが、時期的にディスコ一辺倒な曲調が世の中のトレンド的に急速にしぼんでしまうのがこの1979年という年で、翌年にすぐに状況の変化を察知して Change などなどの都会的でソウルフルなダンスミュージックな作風に軸を移した手腕はすごいなと思います。
Revanche のアルバムは中身がどうというよりは翌年の Change との温度差を確かめて楽しむのも悪くはないでしょう。1979 It's Dancing Time なんてアッパーなタイトルが付いた曲は目指すは Chic のサウンドということでこれはこれで嫌いではありません。

Revanche / 1979 It's Dancing Time

(20:00)