コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ファンク

ファンク

2019/08/17

Butch Dayo I Bet Cha 1984  Golden Groove Records
Butch Dayo / I Bet Cha
12inch Single


ブギーやディスコのレコードが好きなのは昔も今も変わりないけど、15年とか20年くらい前は今よりもっと興味を持っていたのかもしれない。だけどそれはこのジャンルに限らずレコード全体に言えることなのだけど。そんでもってちょうどその頃に気になっていたけどタイミングを逃して一度も手に入れたことがないレコードというのが星の数ほどあって、それを何年も後になって実際に手に入れてみると本来は喜ばしいはずだけど、当時どこがそんなに良かったのかなとぐるぐる回るタンテを見ながらいまいちテンションが上がらないことは多々あるわけで。
お盆の時期というのは見渡すと仕事が休みの人も多いので電車もすいてて街の風景も休日モード。こちらはというと暑い中いつもと変わらぬ状況でお店に立っていて、レコ屋に行って昔欲しかったレコードを偶然見かけると皆が休んでる間も働いてるんだからとつい買ってしまうこともあったりする。昔欲しかったレコードが何年も月日が流れて今もフィットするわけではないというのは考えてみればよくあることなんだけど、ワンクッション頭を整理しないでレジに持って行ってしまうというのはお盆ボケというやつでしょうね。
Butch Dayo は Vaughan Mason とコンビでサルソウルから1983年にかっこいいファンクアルバム Feel My Love をリリースした人というのでマニアには知られてますが、自己名義のソロ作品として唯一リリースしたのが1984年の今回のシングル。自主でしょうか Golden Groove Records というネーミングが素晴らしい響のドマイナーレーベル唯一の作品で、ジャケも付いてそこに描かれたイラストもかっこいい相当にやる気を込めた作品であります。

Butch Dayo / I Bet Cha

(20:00)

2019/06/30

Junie Morrison Techno-Freqs 1984 4th & Broadway
Junie Morrison / Techno-Freqs
12inch Single


100円レコードの残骸を拾い集めるお仕事に。
100円で放置されてるとつい拾ってしまうレコードというのがいくつもありますがこれなんかもそのひとつかも。レコードを収集してる適当なお客さんを見つけてこれいいよと言って手土産に渡すのだけど、決して本人が喜びそうにないのかなあと心の中では思っているジャンルがいわゆる80年代の電子ファンクの諸々のレコードであり、これも大まかにはその類に属しているのだけど、さらに個性が強い人というのもあり好む方は少ないでしょう。近年はアングラレベルだけど新譜で80's的な電子ファンクのレコードがいろいろリリースされている状況ですが、だからといって難易度も高い当時のレコードに執着しようなんて人はマニアでもなければそんな多くはなく、同じ80年代辺りでも AOR ~ シティーポップ、ブギーみたいなテイストのものと比べると人気のなさは相変わらずといったところ。

Junie Morrison Evacuate Your Seats 1984 Island Records

Junie Morrison (Walter Morrison)は Westbound 時代の Ohio Players ~後期の Funkadelic や Parliament に参加しソロ作品もコンスタントにリリースしたファンク畑のマルチプレイヤー。今回の Techno-Freqs は1984年の6作目のアルバム Evacuate Your Seats からのカットで、12インチは尺が2分以上引きのばされています。もろにエレクトリックなのは時代的なものですが決して万人受けしないであろう Junie らしい俺流スパイスはここでも楽しめます。アルバムのジャケのイラストはひどく購買意欲は湧きにくいですが変なものが好きな方にはお勧め。

Junie Morrison / Techno-Freqs

Junie Morrison


(20:00)

2019/05/31

Young & Company Is It Good To You 1981 Eastern Records
Young & Company / Is It Good To You
12inch Single


ニュージャージー出身のファンクバンド Young & Company 1981年のシングルオンリー曲を購入。Young & Company は Young 3兄弟とその仲間たちで構成、1980年に Brunswick レーベルからリリースしたアルバム I Like What You're Doing To Me! で知られるグループ。 個人的にこのアルバムに収録されてる Checking You Out は80年代ファンクではフェイバリット曲なのでとても印象に残るグループでもあります。バンドの中心でもあるベース担当 Buddy Hankerson の才能が思う存分楽しめるのだけど、アルバムをもう一枚でもリリースできていたらなあと思うグループの一つ。Buddy Hankerson は Aurra や Steve Arrington のバンドにも参加していました。
2017年に Super Disco Edits ‎からリリースされた Buddy Hankerson 自身のバンド1981年の未発表シングル Buddy Hank & The Shine Band / Try Your Love も彼らしいファンキーナンバーで気に入ってます。

さて今回の1981年の Is It Good To You は基本的にはアルバムの延長線上のご機嫌なダンストラック。リリース元の Eastern Records はタイトル数はごく少数のスモールレーベルで、アーリー80's のブギーファンク系のシングルコレクターには Joy / I Need Your Love のリリースで知られるところ。レーベルの詳細はわかりませんが、Young & Company はレコーディングにニュージャージーの Eastern Artists Recording Studio を使っていたので、名前からするとこのスタジオが運営したレーベルの可能性もあります。
Is It Good To You のラベルのデザインは今回取り上げた写真の盤のほかに、Joy / I Need Your Love と同じ青ラベルの盤も存在、おそらくそちらは後発盤ではないかと。

Young & Company

Young & Company / Is It Good To You

(20:00)

2019/04/22

Prince And  The New Power Generation Cream 1991
Prince And The New Power Generation / Cream
12inch Single


前回からひき続き、DJをはじめた大学生のお客さんからタンテの針の交換時期は?というはなしになり、たまたま居合わせた DJ してるお客さんとしたレコード針の消耗、劣化、交換についての会話を書いてます。

DJ 使用でのレコード針の消耗、劣化、交換などについて、今回は後編。

前編はこちら

ダイアモンドチップが正常な状態でのレコードの針先は、レコードの溝の消耗にどれくらい影響があるのかなというのは気になりますが、適正な設定で普通に静かに針を乗せて初めからラストまでリスニングする場合に関しては、心配するレベルではないと一般的には言われています。プレイ中はレコードの針先には相当の負荷がかかりますが、針が溝を通る際にはレコード盤の素材は針の動きに合わせて一時的に変形して数時間後に元に戻るといわれています。摩擦があるので100パーセント削れてないとは言い切れないのでしょうけど。

問題はレコード盤を DJ 素材としてそれなりの頻度で使用する場合ですが、いかにも DJ で使われていたのかなと思える中古盤を買っているとイントロのド頭の部分の音が薄くなっていたり、ブレイクパートで過度に2枚使いしたのか、ある個所だけ見た目にもへたっている中古盤を何度か見てきているのでハードに使うとやっぱ針先が盤そのものを傷めるのかなという気もします。もちろん過去にどんな人に所有されていたのかや、適正な状態の針で使用されていたのかは不明なのですが。普通にレコードを聴く分には針が盤を削ることに関してはあまり神経質にはなる必要はありませんが、DJ 的な使用法で酷使する場合、例えば溝のある部分だけを短時間で逆回転など猛烈な速さで何度も前後にこすれば熱や摩擦により盤そのものもヘタるのではということですが、あくまでも度を過ぎた場合であり、経験上はそんな簡単にレコード盤は傷まないような気もします。もちろん度を過ぎる過ぎないというのはどの程度なのかは個人差があるので何ともあいまいではありますが。

針やレコード盤を大事に扱うべきなのは当然として、家であれクラブであれ DJ 使用でかけるのにレコードを集めプレイする方は、あまりに神経質になると何もできなくなってしまいます。レコード盤が削れるといのは言われてみればたしかにそうなのかもしれませんが、果たしてどのくらいのものなのかはよくわからないです。1000回、それとも10000回?、店には何千回もプレイしたレコードが何枚もあるけど、今でも普通に楽しめてご機嫌に鳴っていますし、個人レベルでレコードを集めてる方ならそれなりにレコードをたくさん持っていると思うので同じ曲だけを何千回も聞くわけではないですよね。

盤のある個所だけを猛烈にこすったりして負担をかければその個所は見た目や音質に劣化した様子が表れるというのは知っていても、そおいう場合は無意識にでもある程度は想定して使っているはずであり、そおいう極端な使い方ではなく家で普通に DJ リスニングする場合は常識の範囲内での使用となるはずなので、あまり細かいことを言い出したら本来の楽しみからずれてしまいますし、レコードに一度も針をのせられなくなります。何百万円もする装置でクラシックみたいなジャンルを聞いてるレコードマニアでもありませんし、レコードの溝が削れるかどうかを知識として興味を持つのはいいことですが、そもそもそれを認識できるほどの高音質のシステムを家で鳴らせる方ってほとんどいないんじゃないのかなあとも思います。

なお気にするべきなのはレコードの針が溝を削るということに関しては、針先のダイアモンドチップとの摩擦よりも、レコード盤の溝もしくは針先に目に見えないレベルでチリや埃が付いてそれらが硬い塊となり、その汚れがレコード盤の溝を削ってしまう事があるということ。レコード盤そのものや針先をきちんとメンテやクリーニングしたほうがいいというのはこういう理由からですが、オーディオマニア的というわけではなく DJ 感覚で日常的にタンテを扱っている方はレコードや針のメンテやクリーニングにどれくらい注意を払っているのかは各人の性格にもよると思うのでよくわかりません。自分も営業中は同時並行でやらなければいけない作業があまりにも多かったりするので、レコードのことばかり気にすることもできなくて細かいことはいちいち気にしていられないという感覚なのですが、針先などはスタイラスクリーナーなどで気が付いたときに掃除したほうがいいという基本事項はどこかにあるわけで。仮にそういった日常的な手入れがどれくらい効果がもたらすのかは目や耳にはわかりずらいレベルだとしても、針や盤そのものの寿命を少しでも伸ばすのは確かなのかなあという気もしますし、そのようなレコード周辺の世話も含めてアナログレコードを扱う楽しみと考えればいいのでしょう。

レコードの針の劣化というのはある時期を境に急に音質が悪くなるというものではなく、普通に使っていれば耳にはわかりづらいスピードで徐々に進むのだけど、例えば毎日使っていると自分の耳もその劣化していく音質のスピードに徐々に慣れて対応してしまうと思われるので、初心者の方はそんなに気にならなかったり気づきづらかったりするのかもしれませんし、小さな音量でのリスニング環境でしたらなおそらそうなのかも。
自分の店みたいに家よりは広い空間でそれなりの音量で、もう何十年にわたって何回もおなじみのレコードというのを流していると、針が劣化してくるとなんだかいつもの気持ちいい感じとちょっと違ってきたなというのは比較的わかりやすいのでそろそろ交換時期かなという判断はしやすいです。仮に新品の針だと溝に刻まれた音の性能をフルに100パーセントに近い状態で再生することができるとすると、針が古くなるに従いレコードに刻まれた音の性能が70とか80パーセントしか引き出せないような感覚とでもいいましょうか。

先ほども書いたように古くなったからといって針を交換しなくてもレコードはそこそこの音質でなりますが、自分でレコードを流していて針が消耗してくるとなんとなく気持ち悪かったり気になってしょうがなくなってきたりするとそれが交換のタイミングの時期という判断になります。なのでいつ交換するのかというのは何となく感覚で決まるものだったりします。

ダイアモンドチップの針先はそんなに消耗しないといわれますが、針先はメンテをしていても目に見えないレベルで汚れが付着するのは避けられないし、通常使用と比較してもアームの上げ下げの頻度が多くなる DJ 使用においてはダンパー部分のへたりも避けることはできないでしょう。極端な使い方をしなければ DJ 使用でもそこそこの期間使えるとは思うのですが、やっぱり新しい針に交換すると、レコードってこんなにいい音なんだとあらためて気づかされます。劣化した針は溝に刻まれた音源から針先を通しての伝導能力が明らかに落ちているのがよくわかるのです。

古い針と新しい針で鳴らした場合の差は何かといえば、音の広がりから臨場感、解像度、輝きといったものだけど、古くなるに従いだんだん曇りがかっててくるといった印象でしょうか。新しい針の状態の時にドラムがどれくらい気持ちよく鳴って、ベースがどれくらい深く伸びていき、ギターはどれくらいの高さで宙を舞って、鍵盤をはじく音はどれくらいのレスポンスで伝わるか、ストリングスが広がる際の耳で感じられる面積や距離感はどれくらいかなとか注意深く覚えておくと、針が古くなるにつれどのような変化が現れるのか観察できると思います。ほかには新しい針に交換するとバックグラウンドノイズも軽減されます。本来レコードの溝には膨大な情報が収められているのに、古い針のせいでその情報をフルに楽しめないというのは何とももったいないですよね。また新品の時はいろんな音の良さに気が付いていたのだけど、針が古くなるにしたがい自分の耳も古くなった針の音に慣れていくというのもいいものではありません。

大学時代にクラブでバイトしていた時の先輩に言われたのは、同じ型番の古い針を新しい針に付け替えた時にあまりにも音質が変わるようだとそれは古い針を使いすぎてる証拠で本来はもっと早い段階で交換すべきだと注意されたのだけど、ずぼらな性格で家のしょぼいオーディオ装置での小さな音量でのDJ練習用なのであまり気にしなかったような記憶もあります。

針はいつも新しくてきれいなのを使いたいとか、レコード盤はできるだけピカピカの新品に近いもので鳴らしたいなんて考えるのは当然ですが、短いサイクルで頻繁に針を取り換えるにはそれなりにコストがかかりますし、何十年も昔のレコードをすべて新品に近いピカピカの盤状態のものでそろえるというのもハードルが高いです。
レコードの針が古くなっていくと音質が劣化するなんてわざわざ書きましたが、そんなのは当たり前に皆知っているとはいえ、針をいつ交換するのかは各人の性格だとか諸々の事情とかによりけりでしょう。超高音質な贅沢な再生装置を持っていて、広い空間で大きな音量で鳴らすことができる環境に住んでいるなら針を交換した際のその違いは明確に感じることができるのだけど、大学生が壁の薄い集合住宅で小さな音量でDJの練習するのにはそんなに神経質にならなくてもいいというきもしなくもないです。ライフスタイルの中に DJ の趣味やレコード収集の占める割合は人それぞれで、それに対する考え方もバラバラだと思います。レコード針の消耗、劣化、交換などをどれくらい気にするのかも、最終的にはそのウェイト次第なのかなと思います。

だらだらとレコード針のことを書いてきましたが、アナログレコードの楽しむにあたっては、針を交換するとどうなるのかとかいろいろ試してみるというのもその楽しみの一つであり、自分の体でいろいろと感じてみるのが重要ではないかなと。そこからカートリッジのメーカーを変えたり、リード線を特殊な仕様に変更したりしながら自分好みの音を追及する楽しみを広げていくのもよいでしょうし、アンプやスピーカーにこだわるようになるかもしれません。
レコードって繊細なものではあるけれどオーディオマニアでもなければ神経質になる必要はありません。DJ 使用でのタフな条件でもそれなりに鳴ってくれますが、たまには針先や盤のメンテやクリーニングをしてあげてくださいね。

Prince And The New Power Generation / Cream

(20:00)

2019/04/19

Prince 3121 2006
Prince / Get On The Boat
アルバム 3121 に収録


DJをはじめた大学生のお客さんからタンテの針の交換時期は?というはなしになり、たまたま居合わせた DJ してるお客さんとしたレコード針の消耗、劣化、交換についての会話を書いておこうと思います。

なお長い文章になったので、2回に分けて書いてます、今回は前編、後編はこちら

タンテは自分を含め DJ用のハードに使用するSL1200しか使ったことがないので、あくまでもそっち系でなんとなく感じるはなしとして書き進めます。なので普通にリスニングだけでレコードプレーヤーを使用する方は少ししか参考にならないかもしれませんし、ハイエンドオーディオや贅沢志向の方は専門家やマニアの方が書いたきちんとした文章を読んでくださいね。集合住宅に住んでそんなに音量も出せない自宅でのDJタンテのケースとなります。

ちなみに現在使用しているカートリッジは昨年すでに製造が打ち切られている M44G で、替え針の N44G も SHURE 社純正品の製造は終了しています。

アナログレコードを鳴らすにはレコード針と呼ばれるものが必要ですが、レコード針というのはプレイする時間の経過につれ針先や付け根のゴムの部分(ダンパー)が少しづつ劣化していくと考えられています。この劣化は音質に影響するので、古くなるなどある時期が来たら新品に交換したほうがいいというので面倒なのですが構造上はしょうがない。

自分の店みたいにDJ用に2台タンテをセッティングしてる場合は針も2台分同時に交換するのでお金もそれなりにかかります。ある時期というのは音質が新品の針の時と比べてきれいじゃなくなったかなというタイミングのことが多いのですが、きれいじゃなくなったかなと感じるのは感覚的なものなので個人差があるでしょう。耳で判断する場合だと、新品の時と比べてトレース能力が落ちて音飛びがしやすくなったり、歪みやノイズ等が増加したと感じたタイミングということになります。

レコード針の劣化に関してはレコード盤の溝の側面に接触する球形のダイアモンドチップの針先はそんなに簡単に消耗しないと一般的にいわれてますが、プレイ中は小さい面積の接地面には非常に大きな圧力がかかるし、ダンパー部分にも負荷がかかります。普通にリスニングする場合と比べても DJ プレイではハードに使用することになるので劣化スピードも速いと考えられます。もちろん DJ 針はそれ用にタフに作られていることとは思いますが。

一応針の説明書には耐久時間は何百時間みたいに交換の目安が記載されてる場合も多いのでそれに従うのもよいのかもしれません。もちろん何時間使用したのかとかいちいち覚えている人ははあまりいないとは思いますし、交換需要を促すために説明書にはあえて短めに書かれていると言われればそうなのかもなあと思ってしまいます。DJ 用のタンテを一番初めに買ったときに先輩からは針の耐久時間は大体500時間くらいかなあなんて教えてもらいましたがこれには何の根拠もないような気もしますが、針先やレコード盤のクリーニングをきっちり行ってメンテにも気を遣えば寿命は長くなるというのはなんとなくわかります。

DJ用にタンテを使う場合そのプレイスタイルや各個人のタンテを操る癖によって針の劣化の度合いは変わってくるでしょう。もちろん針先よりもダンパーのほうがダメになって音質に影響するというケースも多いでしょう。また盤そのものに傷や汚れが多ければ針に負担がかかり劣化のスピードは速くなるといわれていますし、アームの調整の正確さだとか針圧が適切がどうかも針の劣化に影響があるでしょう。細かいことを言い出したらきりがありません。

耐久時間に関しては、学生時代の経験だと説明所に書いてある耐久時間を大幅に過ぎて使用しても、個人差はあれ許容範囲内での少しの音質の劣化を気にしなければレコードはそこそこ普通に聴けます。ちなみに DJ プレイ的にレコードを流す同業のお店の方に聞いても針の交換の頻度は店それぞれのような気がします。DJ用のタンテを所有して家庭で日常的に使っている個人の方に交換の頻度を尋ねても答えはまちまちで、5年以上交換してないという人もいます。

何時間使ったかよりはプレイスタイルや個人の癖により針が劣化するスピードは変わってくるのではというのは、大雑把な例えとなりますがクイックミックスで激しく操作する方やスクラッチみたいな技を挿入しながらヒップホップ的に DJ するスタイルの方は、一曲あたりが長いハウスやダンスミュージックを専門に扱う方に比べれば針に負担がかかるというのはなんとなくわかります。前者だとアームの上げ下げやら約回転やらで針先のみならずダンパーへの負担も大きいでしょう。ほかにも使うレコードの盤質がどの程度なのかにもよるでしょう、例えば盤質の粗い昔の7インチとかをごしごし使うのが多い方はピカピカな新譜を主に扱う方に比べれば針にダメージはあるでしょう。ミックスするのに次の曲を入れるタイミングで頭をそれなりに前後こする癖がある方は何もしない方よりも針に負担もかかったり。

レコードというのは簡単に言うと針先のダイアモンドチップと塩ビの材質のレコード盤がこすれて音が出るというものだけど、普通に考えれば材質的な硬度で勝るのはダイアモンドチップの方で、消耗するのはどちらかというとレコード盤の溝ではないのかと考えますが。

古くなった針を使い続けるとレコード盤の溝に負担がかかり盤そのものを傷つけるといわれています。このことに関しては、常識の範囲内でどれくらい古くなった針をどのくらいの期間使い続けた結果、溝にどれくらい悪影響を及ぼし、その結果人間の耳にはどのように伝わるのかはデーターを録って測ったことなどないので何ともあいまいだったりしますが、なんとなくそうなんだなという風に理解しています。

はなしはちょっとそれますが例えば、同じ工場の同じ生産ラインで同じ時期にプレスされた同じレコードで、新品の開封したばかりのレコードと、すでに何百回もプレイしたレコードを比較すればどれくらい音質に変化があるのかなというのは興味があります。ダイアモンドチップの硬い針先はどれくらい溝にダメージを与えるのかなということだけど。溝を顕微鏡でのぞいたり、波形のデータをとったりすれば2枚のレコードの音質に変化はあると思いますが、人間の耳にはどれくらいの違いとして聞こえるものなのかなとか。さらに集合住宅住まいでのコンパクトオーディオシステムで小さな音量で楽しむ分にはその違いとか分かるのかなとか。もちろん昔の中古盤を掘っている方は新品との音質の違いなど気にしだしたら何も買えなくなってしまいますが。
ちなみに新品の開封したてのレコードでも何十回か再生するうちに空気中の汚れだとか埃が盤面に付着するのは避けられず、それによりノイズが少なからず発生しますが、このことに関しては針先と溝の接触による消耗とはまた別の問題ではあります。

レコード針のはなしは、次回の後編へと続きます。

Prince / Get On The Boat

(20:00)

2019/01/07

Buck D.D. Black Mississippi Bluze Mass 1973
Buck D.D. Black / Stuff I Uze
アルバム Mississippi Bluze Mass に収録


世間的にはお正月も終わって今日から平常モードなのかもしれないけれど、すぐに3連休が来るので個人的にはそれまではなんとなく正月気分でふわふわしてていいのであるなんてのが毎年の考えであります。クリスマス、正月という騒がしいイベントが過ぎようやく静かになってせいせいしているのだけどまだまだダラダラしてたいもの、現実にはなかなか戻りたくはないのかなと。年末年始には一応は冬期休暇みたいなのがあったのだけどお店のメンテなんかを行うので猛烈な忙しさで、正月もお店のことをまあまあしたのだからご褒美になんかいいレコードでも買って贅沢してもいいよねなんて鼻息だけは荒げて人気のレア盤でも買いあさってやろう勢いでレコ屋に向かうのでありますが、レアグルーヴ AtoZ の改訂版がリリースされ眺めながらオラオラな気になっていた可能性もある。とはいえ結局は人目につかないような地味な小銭レコードを拾い集めて満足するのでありましたが、店のタンテに乗せて聴いてみるとなんで正月からちょいファンキーとはいえブルース調のレコードなんか買ってしまうかなあと深くため息をつくのだけど、もうそんなのは毎年同じ光景で慣れっこともいえ、当コーナーには今年もガラクタなレコードをマイペースでたくさん掲載することになるのかなあなんて予感がするのでありました。

Buck D.D. Black / Stuff I Uze

(20:00)

2019/01/04

Paul Jackson  - Black Octopus
Paul Jackson / Funk Times Three
アルバム Black Octopus に収録


新年あけましておめでとうございます。

本日1月4日(金)より営業開始します、今年もどうぞよろしくお願いします。

Paul Jackson / Funk Times Three

(20:00)