コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ファンク

ファンク

2017/12/12

Chuck Brown Hah Man 1994
Chuck Brown / ‎My Funny Valentine
アルバム Hah Man に収録


Go Go の神様チャック・ブラウンの2枚組ホワイトラベルのレコードだけど、ラベルのひとつの面だけにマジックでアーティスト名だけ書かれてなんなんだろうと思ってしまいますよね。曲名もろもろのクレジットは当然なしという正体不明盤。ヘヴィーにレコ屋通いしてる方ならいわゆるプロモなのかブートなのかよくわからないホワイトラベルで、持ち主だと思うんだけど誰かがアーティスト名でもタイトルでもなんでもいいんだけど印をつけたレコードというのに出会ったことあると思いますが、よくわからないのでスルーした方が無難と思うのが普通ではないでしょうか。最近のダンスミュージックのシングルなんかは白ラベルににスタンプだけ押したような盤も多いけどそれとは別の手書きのやつは厄介。まあチャック・ブラウンと表記されてるだけましな方で、ただの真っ白でなんも書かれてないと何のレコードか判別不能で全くお手上げになってしまいますよね、レコ屋の人が一番困るんじゃないのかなあ。
とりあえず試聴して気に入れば家に持って帰って聴きながらネット上のデータベースを見ながら正体を突き止めるという作業に取り掛かるわけだけど、こちらは1994年にチャック・ブラウンが Raw Venture Records & Tapes レーベルからリリースした Hah Man というタイトルのアルバムと判明。CD とカセットでは下の写真のジャケットで普通に流通してたみたいだけど、アナログ盤は関係者にプロモーション用で配布なのかおそらく少数枚だけプレスされたんじゃないかと推測。販売用じゃないので音だけ流れればジャケもラベルもなんもなくてもいいというよくあるパターンだけど、このタイトルはリリースの時期的にもアナログ盤は存在しないとずっと思っていたので、プレーンスリーヴのホワイトラベルとはいえお店のタンテに乗せて音が出ただけでも良しとしたいところ。

Chuck Brown Hah Man 1994 Pic

8曲収録されたうちの6曲くらいはジャズなんかのカヴァーだと思うけど、相変わらずのチャック流解釈で深いグルーヴが楽しめる作品でありました。

Chuck Brown / ‎My Funny Valentine

Chuck Brown / A Night In Tunisia


(20:00)

2017/11/12

Ozo Museum Of Mankind 1978
Ozo / Night Of The Black Mamba
アルバム Museum Of Mankind に収録


OZO というワールド、アフロ、レゲエ、スピリチュアルなバンドがいて1976年のファースト収録の Anambra あたりは DJ ネタとして昔から有名でしたね。このグループの変名プロジェクトみたいなのに Hammatan というのがあって1980年にアルバムを一枚きりリリースして長年探しているんだけど、見かけないんですよね、お金さえ出せば買えるとは思いますが安ければそのうちといったところでしょうか。まあそんなこんなで OZO 関連でまだ聴いたことのないものを何かゲットしてみようかなというので、今回彼らのセカンドを購入してみました。主にUK盤しか出回っていないようなのでレコ屋であまり見かけない印象、不人気なのか評価が低いのか情報もあまりありません。中身は時期的なものかアフロがかったディスコビートとレゲエでファーストに比べるとポップな仕上がり、ジャケほどインパクトがあるわけではないけど OZO らしいスパイは注入されドキッとまではいかないけれどそれらしい雰囲気は感じられるというもの。
Hammatan のアルバムと OZO のサードに別ヴァージョンで収録されてる Nite Of The Black Mamba のオリジナルヴァージョンが収録されています。

OZO Back (3)

Ozo / Night Of The Black Mamba

Ozo / Tales From The Bardo

(20:00)

2017/09/04

Music For Unicef Concert A Gift Of Song
Earth, Wind & Fire / September / That's The Way Of The World
アルバム Music For Unicef Concert A Gift Of Song に収録


こんなのがあったのは今まで気に留めていませんでした。ということで、ユニセフのチャリティーコンサートでしょうか?そのライブの模様を収めた実況録音盤でポリドールから1979年にリリースされたもの。世界中でプレスされ流通枚数も多いことでしょう。レーベルを超えてアーティストが集結、各自の持ち歌を披露というもので、収録曲は下に記した通り。トップには絶頂期のアースのおなじみの2曲 September〜That's The Way Of The World のライブヴァージョンが配置され、かっこいい演奏を楽しむことができます。メドレー形式の短い演奏で2曲ということで物足りなさは残るものの当時の資料として面白いものを発見した気分です。

Earth, Wind & Fire / September / That's The Way Of The World
Andy Gibb / I Go For You
Donna Summer / Mimi's Song
Andy Gibb & Olivia Newton-John / Rest Your Love On Me
ABBA / Chiquitita
Rod Stewart / Da Ya Think I'm Sexy?
Olivia Newton-John / The Key
John Denver / Rhymes & Reasons
Kris Kristofferson & Rita Coolidge / Fallen Angels
Bee Gees / Too Much Heaven

アースは1曲目で登場します
The Music For Unicef Concert - A Gift Of Song(Full Vinyl LP)

PIC Back (2)


(20:00)

2017/07/27

Kalyan 1977 MCA
Kalyan / What We Gonna Do Next
アルバム Kalyan に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はプレミアム・テキーラの人気ブランド、ドンフリオから上級銘柄ドンフリオ1942をピックアップ。

会社創設60周年を記念して造られたアネホ・テキーラで、ロス・アルトス地区の最上級のブルーアガベの球根(ピーニャ)のみを原料とし、小さな蒸溜器でゆっくりと蒸溜した後、バーボンの古樽で2年〜2年半の間熟成したもの。通常のドンフリオ・アネホをさらに熟成させたものですが、味わいはさらになめらか、後味でキャラメルだとかチョコレートといったスィーツの香りが楽しめるのは個性的。文句のつけようのないおいしさで、時間をかけてゆっくり楽しんでいただきたいところ。

なお Facebook の誕生を描いた映画「ソーシャルネットワーク」のクライマックスの成功シーンで、お祝いの乾杯酒にこのドン・フリオ1942が登場します。テキーラがシャンパン並みのステイタスまで市民権を得たと考えればそれはそれでうれしいものです。

Don Julio 1942

一般的なテキーラの解説を書いておきます、初心者にはややこしいですが暇な人は読んでください。

テキーラの原料となるのは、竜舌蘭の一種アガベ・アスール(英語ではブルー・アガベ)という多肉植物で、その基部を、糖化、発酵、蒸留して作ります。メキシコでのみ生産される蒸留酒で、法的条件をクリアーした、産地(ハリスコ州、及び周辺の一部)、原料(アガベ・アスール)、製法(最低2回の蒸留)などに見合ったもののみをテキーラとして、販売、流通することが許されており、製造は国が定める機関により厳しく管理されています。
ジン・ウオッカ・ラムと並ぶ四大スピリッツのひとつで、アルコール度数は38〜40%のものが多く、他のスピリッツ類と比較して皆がイメージするほど強いというわけではありません。

Agave

テキーラは原料となるアガベの構成比率により次の2つのカテゴリーに分類されます。

.潺スト・テキーラ: アガベを51%以上使用して、残りはサトウキビなどの副原料を混ぜたもの。
100%アガベ・テキーラ(プレミアム・テキーラ): 副原料を用いず、アガベのみを100%原料とし製造したもの。

テキーラの原料のアガベは、生育に6年〜10年以上の月日と手間がかかる高価な作物なので、安いテキーラはアガベを100%使えず、混ぜ物がされているのが アガベが51%以上使われていればテキーラの法基準はクリアするのです。スーパーに陳列されてたりクラブなんかのショットで皆が口にするのは主に副原料を混ぜたこちらのミクスト・テキーラで、雑味が多く飲みにくいです。
△魯謄ーラのブームの火付け役となったアガベのみをぜいたくに使ったいわゆるプレミアム・テキーラと呼ばれるタイプ。ラベルには「100% de Agave」と書いてあります。味わいは△呂茲蠅Δ泙濱分が凝縮されかつナチュラルな飲み口。
,靴飲んだことがない方は△鮓にすると滑らかかつ芳醇な味わいにびっくりするかもしれないです。世界的に見れば近年は△両暖駑未ぐっと増えてますが、日本ではいまだにほとんどの方が口にするのは,任△蝓△茲Δ笋100%アガベのプレミアム・テキーラが広まりつつあるような状況。世界的なスタンダードは△飽楾圓靴討い襪里紡个靴董△泙世泙聖代遅れな日本のテキーラに対する認識、なのでこれから伸びしろは十分にあるように感じます。
両者について個人的な感想やお客さんの声を参考に少し書いておくと、△離謄ーラは,魄んだ時のように悪酔いもしないし、次の日に残ることもない体に優しいお酒というのは、やはり太陽と大地の恵みにより丁寧に作られた100%の原料によるところなのでしょう。プレミアム・テキーラが二日酔いしないというのは科学的な根拠はないまでも有名なはなしであり、飲むなら断然△箸いΔ海箸任后

次にラベルなどで目にする熟成期間によるテキーラの分類について説明します。

.屮薀鵐魁▲轡襯弌(Blanco/Silver):60日未満の熟成、もしくは熟成を経ないもの。
▲譽櫂汽(Reposado):60日〜1年未満樽で寝かせたもの。
アネホ(Anejo):1年〜3年樽で寝かせたもの。
ぅ┘ストラ・アネホ(Extra Anejo):3年以上樽で寝かせたもの。

通常テキーラの各ブランドからは、透明の 薄く色がついた◆濃い色がついた、この3種類が用意されているケースが多いです。,聾粁舛離▲ベの風味や特徴がストレートに現れたタイプで、テキーラらしいシャープな味わいが楽しめます。アメリカンオークなどでの樽熟成を経てい妨かうほど苦味や酸味は少なくなり、甘味や旨味が増えて飲みやすいと感じる傾向にあり、ウイスキーやコニャックのような口当たりの良いまろやかな味わいになるといえます。色は濃くなり、樽香や熟成感も強くなります。同一ブランド内ではい妨かうほど高価になっていきますが、法律で定められた樽熟成の期間の分類で、必ずしも味の優劣のランク付けというわけではありません。気分や飲み方、各自の好みによって、無色透明のきりっとした,離織ぅ廚茲ったり、熟成が進んだまったりしたい離織ぅ廚よかったり、両者のいいとこ取りをした△離織ぅ廚良かったりと使い分けたいところ。熟成する際の樽の種類によっても個性が異なってくるのはウイスキーやラムと一緒といえます。またテキーラの産地は大きく分けてハリスコ州内のバジェス地方とロスアルトス地方の2つに分類されます。簡単に味の違いを書くと前者は辛味や苦みを伴ったシャープで青臭さを残した伝統的なテキーラのテイストであるのに対して、後者はフルーティーで甘さが引き立つまろやかな味わいといえます。

お酒に興味がない方には以上で書いてきたことは全く何のことやら意味不明かと思いますが、夜の酒場巡りの際は多少は知っていれば楽しいかもという内容であり、まとめるとテキーラの味の違いは次の要素が深く関係します。

・混ぜものがされたミクスト・テキーラか100%アガベ原料のプレミアム・テキーラか。
・ブランコ、シルバー→レポサド→アネホ→エクストラ・アネホといった熟成期間。
・バジェス地方、ロスアルトス地方といった産地による味の個性。

Kalyan / What We Gonna Do Next


(20:00)

2017/07/24

Rim Kwaku Obeng Rim Arrives 1980
Rim Kwaku Obeng / Gas Line
アルバム Rim Arrives に収録


お客さんと物々交換でゲットした、ガーナ出身のドラマー Rim Kwaku Obeng が L.A.のマイナー Rising Times に録音した1980年の作品。10数年前にそのお客さんに譲ってあげたものであるなんて本人は全く覚えてないようで、もちろん言わなかったですが、なので久しぶりにお店に戻ってきたということになります。オリジナル盤はあまり見かけませんが2年前に BBE からアフリカもの発掘シリーズで再発され、エディットのシングルもリリースされてるので以前よりは知れ渡っていることでしょう。
軽快なアフロ・ディスコ・ファンクのアルバムで、それ流なグルーヴやブレイク感覚もまあまあ、中毒的とまではいかないまでも反復するリズムがカッコよく、切れのいいホーンや陽気なおねーちゃんたちのコーラスもアフリカンなブギーの雰囲気を盛り上げる楽曲が詰まった面白盤でありますが、録音が少し薄っぺらく聴こえるかもというのが当時手放した原因なんだろうな。ジャケがこんなにかっこいいんだからボトムはもう少し強く鳴ってればなんてのはさておき、これはこういうものなのであります。DJの方には使い勝手のよさそうな素材がいろいろ入って楽しめることでしょう。

Rim Kwaku Obeng / Gas Line


(20:00)

2017/05/24

Chuck Higgins & The Wild Bunch The Walk 1979
Chuck Higgins & The Wild Bunch / Funkyfied
アルバム Walk に収録


これも昔はよく見かけていて、安い値段ならそのうち買わないとなあなんて思っていたら忘れてしまって今頃になって購入。ジャケのタフなポーズでキメたメンバーの写真がそそられます。
Chuck Higgins は50年代から活動するサックス奏者で、60年代半ばには学校の教師になるみたいだけど、Wild Bunch、荒くれ者と訳せばいいのかな、....Badder Than Ever ということで、そんなバンドメンバーを引き連れてディスコの波に乗ってやろうと1979年にリリースされたのが今回のアルバム。リリースもとは PhD Records & Tapes という L.A. のドマイナーで、ボーカルやバンドメンバーは名前を見てもよくわからない人たちばかり。
Sadar Bahar のコンピにも収録されてる Funkyfied をはじめ、グルーヴ重視でファンキーにぐいぐい押しとおすダンス曲がずらりと並び、アングラっぽいファンキーなディスコサウンドが楽しめます。ディスコといっても鍵盤やストリングスが配置されてないせいか武骨に聴こえる側面もありますが、ジャケのイメージ通りワイルドでありながらキャッチーにまとめたという印象でディスコアルバムとしてはかなり好きな部類。

Chuck Higgins & The Wild Bunch / Funkyfied

Chuck Higgins & The Wild Bunch  ‎Back (2)




(20:00)

2017/04/30

Banbarra Shack Up Stateside
Banbarra / Shack Up (Extended Version)
12inch Single


1975年にリリースされた Banbarra の Shack Up はあまりにも有名なブレイクビーツ古典で、個人的にもレコ堀を始めたころにUBBに収録されたインストヴァージョンを初めて聴いた時にワクワクしたのは今でも記憶に残っています。コンピ盤やミックスにも何度も収録されてきましたし、再発やブート、リミックスやエディットもそこそこの数リリースされ続けている。ヒップホップやダンスミュージックのサンプリング素材としてはド定番の部類といえるし、他のアーティストによるカヴァー・ヴァージョンもそれなりの数といったところ。もう飽きるほど耳にして自分ではかけることはほとんどないけど、インストヴァージョンがどこかで流れたりでもしたら今でもテンションが上がりまくりなんですよね。

Banbarra というアーティストはこの Shack Up の7インチシングル一枚きりのリリースで歴史に名を刻んだアーティストで詳細はよくわからないんだけど、録音はワシントンDCと7インチのラベルに記載。
表面はボーカル入りのヴァージョン、裏面は Part II とタイトルの付いたギターインストヴァージョンが収録されている。

Banbarra Shack Up Coyote Production IncBanbarra Shack Up United Artists

1975年にリリースされたUSオリジナルの7インチは、Coyote Productions. Inc の盤と、United Artists の盤の2種類あるけど、規格番号は両方とも UA-XW734-Y となっていて中身は一緒。プロデューサーの欄には Lance Quinn の名前があって、彼の初期の仕事ということになるでしょう。当時ヒットしたのかどうかはわかりませんが、カナダやヨーロッパ各国からもリリースされているのでそこそこ評判となったのかも。

今回取り上げた盤はイギリスの Stateside レーベルから1985年にリリースされた12インチ盤。オリジナルのボーカルヴァージョンとインストヴァージョンの他に、両者をエディットしてつなぎ合わせ5分22秒のロングヴァージョンに再構築したものがメインで収録されている。
エディットは Ian Dewhirst、Martin Freeland によるもので、Ian Dewhirst のほうは70年代初頭からノーザンソウルDJとして活動、90年代に入ってからは名コンピ Mastercuts のシリーズを手掛けた人物。
こういう盤が当時イギリスから再発されているというのは、Shack Up はイギリスのクラブシーンではずっと定番曲だったということなのでしょう。A Certain Ratio がやったカヴァーヴァージョンは1980年にリリースされているというのも思い出されます。本国アメリカではUBB収録という状況から古くからヒップホップDJにこよなく愛されたブレイクビーツ古典であり、定番曲の底力というのを感じるファンククラシックスでありますなんていまさら言うことでもないんだけどね。

Banbarra / Shack Up (Extended Version)

Banbarra / Shack Up Part II (Instrumental Version)

(20:00)