コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ボーカルグループ

ボーカルグループ

2019/02/03

Labelle Chameleon 1976 Epic
Labelle / Isn't It A Shame
アルバム Chameleon に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はトリニダード産のラムからコンパニーデザンド トリニダード 15年 シングルカスクをピック・アップ。

いつものようにトリニダードの位置や諸々を復習しておきましょう。カリブ海の小アンティル諸島南部に位置するトリニダード島とトバゴ島の二島と属領からなる共和制国家で、南米ベネズエラの海岸から15kmの沖合いに位置しています。イギリス連邦加盟国で、独立したのは1962年。西インド諸島で唯一、豊かな石油と天然ガスの資源があり、これらが経済の中心になっています。人種はアフリカ系が4割、インド系移民が4割。カリプソやソカといったジャンルだとか、スティールパン(スティールドラム)の発明など、音楽的にも面白い国。

Trinidad Map

日本には昨年から一気に商品が輸入されてきた感のあるコンパニーデザンドはフランスの新しいラムのボトラーで、前バンクスラムのマネージャー、フロラン・ブシェ氏がオ ーナーとなっているブランド。各地域の蒸溜所特有のカスクの味わいが活きたクオリティの高いラムを提供することに情熱を注いでいるとのことで、ベストクオリティなラムを世界中からディグって紹介してくれる新興のボトラーといったところでしょうか。
ブランドのHPでラインナップを確認すると今回のトリニダードのほかにはガイアナ、ジャマイカ、バルバドス、セントルシア、グァテマラ、ベネズエラ、ドミニカ、キューバ、パナマ、マルティニーク、グアドループ、ハイチといったおなじみのラム生産国から、フロリダ、ブラジル、フィージー、エル サルヴァドル、インドネシアなどなど様々な地域、熟成年数、度数のボトルをリリース、ざっと数えるとHPには90種類くらいのラムのコレクションが掲載されててすごいです。日本にはその中からごく一部が輸入されてきているとはいえどれを買えばいいのか迷います。

Compagnie des Indes Trinidad 15Years Single Cask

ということでなんとなくこのブランドの試し買い感覚でまずはトリニダード ディスティラーズからの2003〜2018の15年熟成品を選んでみることにしました。口に含むと思っていたより線は細いようにも感じるけれど、英系らしさに混じってほんのりオレンジやリンゴといったフルーツの香りが顔をのぞかせ丁寧かつ上品に仕上げているのがわかります。食後のなんとなく口が落ち着かないシチュエーションで試すと開き方も抜群で素直においしいと満足するのでありました。

Labelle / Isn't It A Shame

(20:00)

2019/01/31

La Mama Voulez-Vous Coucher Avec La Mama 1983
La Mama
アルバム Voulez-Vous Coucher Avec La Mama


お客さんから譲り受けたドイツのなんだかよくわからないポップダンスユニット1983年のファーストアルバム。シックっぽいサウンドをやっているよとのことで、なんかの資料くらいに楽しめればいいかなと。欧州圏の何か国と香港でリリースされ、2016年にはロシアのレーベルから再発もされているようです。オリジナルはドイツの Hansa International ラベルだと思いますが、自分のはペラペラジャケ、 Балкантон レーベルのブルガリア盤ということで、ラベルにはよくわからない言語が書かれているのでありました。針をのせると下に貼った曲達は確かにシックの影響を受けているのはよくわかります。
もともとはアメリカ出身で70年代後半にドイツに渡ってスタジオ仕事をしていた仲間で結成したのがこの La Mama というボーカルユニット。80年代に入ってからは Precious Wilson とか Boney M の作品で起用され実力が認められシングル→アルバムリリースの流れになったのかな、現地ではそこそこ知られる人たちなのかもしれません。

LA MAMA - They call you V.I.P.

LA MAMA - Boy you lift me up

LA MAMA - Moonlight

La Mama


(20:00)

2018/11/30

The Younghearts Do You Have The Time 1973
The Younghearts / Do You Have The Time
アルバム Do You Have The Time に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はコスタリカ産のラムからロンセンテナリオ30年をピック・アップ。数年前に取り上げた20年熟成品のさらに上をいく長期熟成ボトルとなります、

とりあえずは地図でコスタリカの場所を確認しておきましょう、中央アメリカ南部に位置し、北にニカラグア、南東にパナマと国境を接しています。日本にいるとあまりなじみがない国かと思いますが、コーヒーの原産国で名前をみたりします。

Republica de Costa Rica

現在お店で扱っているコスタリカのラムはこのロン・センテナリオというブランドだけで、日本にはコスタリカのラムは他にはあまり輸入されてきていないようなイメージかもしれません。ちなみにロン・センテナリオの商品のヴァリエーションを調べると、5、7、9、12、20、25、30年という風に熟成年数ごとに幅広く展開されています。
20年の紹介の時にも貼り付けましたが、会社からリリースする広告映像は下の通りとなっています。

現地で流れているCMでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=3-FLIjjmRcc

蒸留所の映像も見つけました
https://www.youtube.com/watch?v=EcyHOVBxGMw

Ron Centenario 30 Years Old Edicion Limitada

以前20年を紹介したときに次のようにコメントを書きました。「口に含むと驚くほど甘くて滑らかな口当たりで、アルコール臭はほぼ感じられないというもの。例えていうとスペイン系甘ラムの王者グアテマラ産のロンサカパのさらに上をいく、もっと極端な言い方をすればアマレットでもなめているかのような、食後のスィーツ感覚。甘いだけではなく質感や表情もしっかりしてその筋のラムが好きな人は100%気に入るであろう優れもの。」
それでは今回の30年はどうなのかというと、20年を軽く子ども扱いするような滑らかさと甘さとでも言いましょうか、二回り位のスケールアップな感覚で、アルコール臭はさらに感じなくなっています。20年でも十分においしいのだけど、30年と並べて味見すると分厚さの違いは明瞭となり、究極の甘ラムをお探しの方には気に入ってもらえるのではないでしょうか。
ちなみに甘ラムの人気銘柄、グアテマラ産のロンサカパ センテナリオと名前だけ見ると似てますが、全く別ブランドとなります、念のため。

The Younghearts / Do You Have The Time

(20:00)

2018/10/22

The Skyliners The Love Bug Done Bit Me Again 1978
The Skyliners / The Love Bug (Done Bit Me Again)
12inch Single


昔アルバムでたまにかけていた白人ボーカルグループ Skyliners の1978年のナンバー The Love Bug。もうすっかり忘れていた曲だけどディスコミックスの12インチ盤がリリースされていたのは全く気付いていませんで、さて今さら買ってもかけることはあるのかなあとは思うものの資料としてとりあえず購入してみることに。
RCA レーベルの元1978~1979年に活動のあった、Tortoise International, Inc. という亀のロゴのレーベルからリリースで、運営していたのは名プロデューサーの Don Davis。タイトル数はとても少ないレーベルですがデトロイト産のソウルやロックやらを地味にリリースしてました。なお Skyliners の1978年のアルバムのプロデュースは Don Davis ですが、この曲だけは Dramatics などで名曲を残した Tony Hester となっています。

Skyliners Tortoise International 1978

ということでアルバムヴァージョンとの違いを見ていくと、尺はアルバムヴァージョン4:33に対して12インチは5:27。DJ出身で RCA の A&R だった David Todd によるディスコミックスということで、アルバムヴァージョンとの違いはイントロでのボーカルの掛け声が省かれているのと、ブレイクパートがより長く追加されているのと、最後尾がインストパートに変更されている3点。もともとピッチの速い曲ですがBPMは12インチのほうが3〜4目盛りくらい遅くなっています。地味な違いですが現場でDJがミックスしやすいように配慮した結果なのかなあという気がしないでもありません。音の迫力は12インチのほうが抜群にいいです。
初期ディスコリミキサーのひとり David Todd の名前は Evelyn "Champagne" King の Shame をはじめ70年代後半の RCA レーベルの作品でちょくちょく見かけますが、80年代に入ってからは Nick Martinelli との共同作業で Westend や Philly World といったレーベルで名作を残したというのも忘れるわけにはいきません。

Skyliners / The Love Bug (Done Bit Me Again) Davod Todd 12inch Mix

(20:00)

2018/10/13

Trammps  The Legendary Zing
Trammps / Rubber Band
アルバム The Legendary Zing に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はドイツ産のクラフトジンからフェルディナンズ・ザール・ドライ・ジンをピック・アップ。

ドイツ産のクラフトジンというとモンキー47という高級銘柄が知れ渡ってお店でも人気がありますが、フェルディナンズもモンキー同様、真っ黒な500mlの小瓶仕様というのでライバル的な扱いなどと考えてしまいますが。モンキーが昔の薬品の瓶を連想させる形状なのに対してソフトでモダンな印象でしょうか。ラベルのルックスも堂々として何かやってくれそうな雰囲気ではあります。

Ferdinand's Saar Dry Gin

フェルディナンズ・ザール・ドライ・ジンはドイツ・モーゼル・ザール地区にあるアバディス蒸留所、モーゼル・ザール地区のトップワインメーカーのひとつであるゲルツ・ツィリケン家、そして販売代理店のキャプレット・モンタニュー社による共同プロジェクトで2013年からリリースされている商品。
一番の特徴は蒸留後にドイツ産の高級甘口白ワインを加えるという、かなりユニークで個性的な製法を採用している点。ベースとなる自家製スピリッツは小麦、ライ麦、スペルト小麦、3種の麦を原料とし、自家農園産を含む7割が地元で収穫された約33種類のボタニカルを使用。製法からもかなりこだわりの強いいかにもクラフトジンといった主張の強さが感じられます。味わいは白ワイン効果もあってボタニカルが上品かつ複雑にまじりあいフルーティーそしてフローラルで華やかな香りを演出するというもの。タイプは違いますがドイツ産のもう一つのジンの銘酒ということでモンキーファンの方も是非お試しを。

Trammps / Rubber Band



(20:00)

2018/09/22

The Whispers  ‎– In Love Forever 1975 Soul Train
The Whispers / In Love Forever
7inch Single


L.A. のボーカルグループ Whispers の1975年シングルオンリー曲を購入。ずいぶん前だけど再発されたり、ミックスに収録されたりで、アルバムには未収録ながら一部ではそれなりに知れ渡っている楽曲ではないかと。少しラテン風なトラックをボーカルが飛び跳ねながら一気に駆け抜ける楽しさ満点のソウルダンサーで、トランぺッターの John Parrish という人がアレンジを担当してるからかホーンの鳴りも最高で、人気曲になるのもなんとなく納得。

Whispers というビッグネームなのになぜシングルオンリーなのかはよくわかりませんが、とりあえずこの曲がリリースされたころのグループを取り巻く状況というのをディスコグラフィーから見てみると、Whispers がそれまでの Janus Records レーベルに在籍するのが1975年までで。アルバム単位でいうと1974年リリース、フィリー録音の Bingo まで。そして1975年に Don Cornelius と Dick Griffey が新しく立ち上げたウエストコーストの Soul Train レーベルに移籍します。Solar レーベルの前身として1975〜1977年まで存在していたレーベルですね。とりあえず始動しだした Soul Train レーベルに迎え入れどうやって売り込もうかと考え、Dick Griffey、Don Cornelius、Whispers 共同プロデュースの L.A. スタッフでとりあえず一曲作ってみたのが当シングル。だけどなんとなくしっくりこなかったのか、 翌1976年リリースの Soul Train レーベルからの一枚目のアルバム One For The Money は、再度 Norman Harris を中心としたフィリー録音ものとしてリリースされるわけだけど、L.A. サウンドの自分たちで作るよりかはまだ時代の流行はフィリーサウンドであるという判断からか、1974年フィリー録音の Bingo の流れを継続してそっちの有能なミュージシャンに制作をお願いしたということなのかも。なので自分たちで作ったこの一時的な L.A. 録音のシングル一枚は宙に浮いてしまって、フィリー制作のアルバムには収録されていないということなのでしょう。1977年の Soul Train レーベルからの二枚目のアルバム Open Up Your Love をみてみると、 L.A. の一流スタジオミュージシャンを集めての録音となっていて、まだまだ Whispers というボーカルグループの個性をどうやって発揮していったらいいのか模索中な雰囲気がしますが、いずれにせよ Solar レーベルに改名して体制が整うとヒットグループとしてシーンで大成功を収める流れになるわけですね。

The Whispers / In Love Forever

The Whispers


(20:00)

2018/08/20

The Main Ingredient I Just Wanna Love You
Main Ingredient / I Just Wanna Love You (12inch Version)
12inch Single


100円レコードの残骸を物色、何もほしいものが見つけられないけど手ぶらで帰るのもなあというので、ならばお客さんに配布用で使えそうなのがないかもう一周してみるけど特にこれといったものがあるわけでもない。無理くり一枚引っこ抜いたのがこちら1989年の Main Ingredient のアルバムのタイトル曲の12インチロングヴァージョン。良心的な曲だけど、今の時代にこれですかと思わなくもなく、だからこそ100円で売れ残っているというわけなのでしょう。
大学に入学してタンテやらのDJ機材をそれえるのがこの1989年という年で、ヒップホップやハウスが一気に浮上してそれらのレコードを収集するのに忙しかったのを覚えている。歌ものR&Bでいえばド派手なNJSがシーンの主役。レコードを集め始めのころなんて知識もあまりなく、もちろん今より情報収集できるソースもそれほど多いわけではない。なんでこの曲を当時買ったのかは定かではないけど、新譜だからというので適当に買ったかもしくは当時バイトしていたクラブのDJにお勧めされたかどちらかなんだろうな。DJ素材として見映えの良いレコードを欲していた時期にあっては何とも地味すぎる当時の言葉でいうとクワイエットストームのタイプで使い道はほとんどなかったと思うけど、ハートウォーミングないい曲だなと思うのは時代が変わっても一緒。

Main Ingredient / I Just Wanna Love You (12inch Version)

(20:00)