コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :カバー・バージョン

カバー・バージョン

2020/09/08

Robert Dubwise Browne Everybody Loves The Sunshine
Robert Dubwise Browne / Everybody Loves The Sunshine
7inch Single


一か月ほど前にお客さんから教えてもらった Roy Ayers のメローグルーヴおなじみのの名曲 Everybody Loves The Sunshine のラヴァーズロックカヴァーを購入。
レコ屋の解説などなどを調べると、もともとは Hemo+Moofire プロデュースによる2006年のレゲエ・カヴァーのオムニバス盤 ESCAPE VILLA というのに収録された一曲。同じ2006年に Cocoa Tea が歌った Dennis Brown の名曲カヴァー Things In Life のカップリング曲として裏面に収録され7インチでもリリースされてるとのこと。
その7インチ盤もレアなようで、それなりに需要も高かったのか、今回は日本の Vortex Records が、当時未収録の Dub Version を追加収録して再発。ラヴァーズロックは普段から熱心にチェックしているほうではないけどこういうヴァージョンがあったなんてのは面白い発見であります。
広く知れ渡る Roy Ayers の名曲というのでそのオリジナルヴァージョンから Ramp のヴァージョン、それに諸々のカヴァーヴァージョンまで普段の店の営業で登場する機会の多い Everybody Loves The Sunshine。素晴らしいナンバーではあるけど仕事柄何十年もかけ続けているので多少飽きてるところもないとはいえないけど、今回のラヴァーズロックのアレンジはばっちりはまってて新鮮に響きます。

Robert Dubwise Browne / Everybody Loves The Sunshine

(19:00)

2020/08/18

Alice Fredenham Under The Covers 2017 Cherry Red
Alice Fredenham / Feel Like Makin' Love
アルバム Under The Covers に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、152枚目にいってみたいとおもいます。

今回はイギリスのテレビ局 ITV で放送されている公開オーディション番組 Britain’s Got Talent に2013年に出場、そこで注目を浴びクラウドファンディングで資金調達して2017年にアルバムデビューした Alice Fredenham という人のカヴァーヴァージョン。
もともとセラピストをしていた一般の方のようですが、スター誕生のイギリス版出演をきっかけにチャンスをつかみ、自分の作品を作ってしまったというのはよくありそうなはなしとはいえ、シンガーや人としての魅力はもちろん、行動力や運、周りのサポートなんかがばっちりハマったというべきなのでしょう。
アルバムは Britain’s Got Talent で歌ったスタンダード曲 My Funny Valentine をはじめ、ロックやポップスのカヴァーで占められるという内容。

Alice Fredenham / Feel Like Makin’ Love





(20:00)

2020/08/12

Sonny Criss 1977 The Joy Of Sax ABC Impulse
Sonny Criss / Have A Talk With God
アルバム The Joy Of Sax に収録


1940年代から作品をリリースしたジャズサックス奏者 Sonny Criss 1977年 ABC Impulse レーベルからの作品。彼はこの年に癌を苦に銃で自らの命を絶ってしまったらしく、死後もいくつかのタイトルがリリースされているようだけど、新録アルバムとしてはこちらがラストの作品となります。とはいえこの人のアルバムは他に一枚くらいしか持ってないのでそんなに詳しいわけでもないし執着があるわけでもない。今回のアルバムは、今までレコ屋で売れ残ってるのをちょくちょく見ていてなじみ深かったり、値段が300円だったりというのもあるけど、Esmond Edwards プロヂュース、Wade Marcus アレンジ、James Gadson、 Scott Edwards、Patrice Rushen、Lee Ritenour などなど L.A. のおなじみのミュージシャンが脇を固め、ストリングスなども交えた作品というので中身はポップ寄りなソウルジャズ作品だろうというのは聞く前から想像できてしまうもの。同じ時期にEsmond Edwards が、同じ ABC Impulse レーベルから 同じようなメンツでプロヂュースしたトランぺッター Blue Mitchell のサックス版という雰囲気だろうなと。ちなみに Blue Mitchell も ABC Impulse レーベルに移籍して2枚アルバム録音した後1979年に癌で亡くなっている。

気に入った曲としてはスティーヴィー1976年の名盤 key Of Life に収録された Have A Talk With God のカヴァーがなかなか面白い。前半 Sonny Criss が気持ちよく吹いて、後半に入ると Viola Jackson という女性シンガーのボーカルを交えてさらに盛り上げる。この曲では McKinley Jackson もアレンジで参加。アルバム全体的に良くも悪くも時代性が感じられる大衆志向なフュージョン作品だけど嫌いじゃないですね。

Sonny Criss / Have A Talk With God

(19:00)

2020/08/03

Taj Mahal Taj 1986
Taj Mahal / Pillow Talk
アルバム Taj に収録


お色気シンガーの代表 Sylvia Robinson の名曲 Pillow Talk を Taj Mahal がカヴァーしているというのを何年か前にお客さんから教えてもらっていて、それが収録されてる1986年のアルバムは安い値段でその辺で見かけてはいたとはいえ、ようやく購入となりました。Taj Mahal とセクシー路線の Pillow Talk ってつながり的にはあまりイメージがわかないのだけど、カリビアン仕立てのこのヴァージョンも十分にありですね。

Pillow Talk について。Sylvia Robinson のオリジナルヴァージョンは1973年にリリースされ R&Bチャート一位、ポップチャートでも三位と大ヒットしています。もともとは Al Green に歌ってほしくてデモを送ったけど、歌詞の中身がセックスを扱っているというので却下され、自分で歌うことになったのだとか。カヴァーされる機会もそれなりにあって、店では2012年の Joss Stone が歌ったヴァージョンを流したりします。
Sylvia Robinson はシンガーとしては50年代から活動、60年代後半にニュージャージーに移り、All Platinum Records レーベルの運営、プロデュース業など音楽ビジネス全般で成功、さらに70年代後半には N.Y. の街中で流行ってた言葉遊び=ラップに目をつけ、1979年に Sugar Hill Records を立ち上げヒップホップのレコードの生産を開始、それまでストリートレベルだったヒップホップの商業化に貢献という、ソウルミュージック界の有名人であります。

Taj Mahal / Pillow Talk

オリジナルヴァージョン
Sylvia Robinson / Pillow Talk

(19:00)

2020/07/22

Aria Beautiful Life 2005 Rhythm Zone CD
Aria / Feel Like Makin' Love
Beautiful Life に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、151枚目にいってみたいとおもいます。

2005年に Avex 傘下 Rhythm Zone からデビューした R&B シンガー Aria、初リリースとなる今回の CD マキシシングル Beautiful Life の中の収録曲で、Feel Like Makin' Love のカバーを取り上げています。
初めて名前を聞く人ですが、レコ屋の過去の解説を見ると、日本人離れした作曲センスと歌唱力を持ち、日本の女性R&Bシンガーの中で唯一無二と言える存在感を放つ新星、とありますので勢いのあった Rhythm Zone としては期待を込めた大型新人だったのかもしれません。
Aria は2003年に同じ Rhythm Zone から Asuka という名前で一度デビューするも、2年後の2005年に Aria に改名、今回のシングルは再デビューということになります。アルバムは2010年までに4枚リリースしてるのでそれなりに存在感があった方なのではと思いますが、現在活動しているのかどうかは不明。

Aria Beautiful Life 2007 Rhythm Zone EP

なお Feel Like Makin' Love のカヴァーは2007年にリリースしたアナログ盤 EP の Beautiful Life にも収録。ここには Jevetta Steele 1988年の名曲 Calling You を派手な R&B 仕立てでカヴァーしていたりしてなかなか面白いです。

Aria / Feel Like Makin' Love

(19:00)

2020/07/16

Snowboy Featuring Noel McCoy Lucky Fellow 1991 Acid Jazz
Snowboy Featuring Noel McCoy / Lucky Fellow
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。Leroy Hutson が1975年に歌ったヴァージョンがよく知られる Lucky Fellow を、UK のミュージシャン、プロデューサー Snowboy (Mark Cotgrove) が1991年にカヴァーしたヴァージョンとなります。店でも相当昔はたまに流していたけど近年は全く触っていないというのは、当時のアシッドジャズのサウンドは個人的に中途半端に古臭いと感じるから徐々にタンテに乗せる気にならなくなったのかもしれません。とはいえ当時のそのジャンルは名曲や好きな曲も多いし思い出がいっぱい詰まっているわけで、100円で見つけたらお客さんに譲ってあげたりしますが、今の世代の方が喜ぶようなものかどうかはまた別のはなし。

さて Snowboy はラテン音楽を得意としたミュージシャンという印象が強いですが、別路線で70年代のソウル曲のカヴァーもリリースしてました。印象に残っているカヴァーとしては今回の Lucky Fellow の他に、Leo's Sunship / Give Me The Sunshine (1978年) のカヴァー(1991年)や、Dorothy Moore / Girl Overboard (1978年) のカヴァー (1992年) がすぐに思いつきます。いずれも90年代初頭の UK らしい70年代ソウル再評価視点での選曲といえます。

LeRoy Hutson Hutson 1975 Curtom

Lucky Fellow は上でも書きましたが、Leroy Hutson のヴァージョンがあまりにも有名で、それを収録した1975年のアルバム Hutson は70年代ソウルの名盤中の名盤ですが、Lucky Fellow を一番初めに取り上げたのはシカゴのシンガー Maurice Jackson で、彼が1971年に7インチでリリースしたヴァージョンがオリジナルとなります。なおアレンジは Donny Hathaway。

Maurice Jackson  Lucky Fellow 1971  Candle Lite Records

Maurice Jackson は後にシカゴのボーカルグループ Independents のメンバーとして活動、Independents 1973年のセカンドアルバム Chuck, Helen, Eric, Maurice で再度 Lucky Fellow を取り上げます。

The Independents Chuck, Helen, Eric, Maurice 1973 Wand

Leroy Hutson の Lucky Fellow のソングライティングのクレジット欄には本人の名前が追加掲載されていますが、自身で採用する際に歌詞を少し変更して歌っているからです。

Snowboy Featuring Noel McCoy / Lucky Fellow (1991)

Leroy Hutson / Lucky Fellow (1975)

Maurice Jackson / Lucky Fellow (1971)

Independents / Lucky Fellow (1973)

(19:00)

2020/07/01

Q.A.S.B. Can't You See Me feat. Hiro-a-key 2020
Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me
7inch Single


Roy Ayers 1978年のダンスクラシック Can't You See Me を、日本のファンクバンド Q.A.S.B. がマルチシンガー Hiro-a-key をフューチャーして現代風ディスコ仕様にカヴァーした作品。Roy Ayers の洒落た原曲がめちゃくちゃ好きなので、とはいえ長い年月でもういやになるほど日常的にもかけているので少なからず飽きてはいるのだけど。いづれにせよこういうカヴァー作品が出てくると新鮮で、お客さんの反応もそれなりにいいのではないかと期待するのだけど、一応リリースから3か月経過してまあまあな頻度で流してはみるけど、それほどの反応でもなかったかも。Can't You See Me ってそのジャンルではド定番だと個人的には思うし、今回のカヴァーも面白い企画とは思うのですが。

裏面に収録の I'm In Love もカヴァーで、もともとは Nancy Wilson が1978年に歌ったナンバー。原曲は店でもそれなりに流してお馴染み感は強いですが、サンプリングだったり、ミックスに収録されたりである時期から急に再評価され、レコードの値段も高騰したりで、今ではグルーヴィーソウルの定番曲の仲間入りといったところでしょうか。

Q.A.S.B. はコンスタントに作品をリリース、その中でカヴァー曲のリリースもそれなりにあってどおしても目につくのだけど、オリジナル曲もいいのがあって店でもよく流すのでそっち方面も期待、陰ながらレコード流して応援しています。

Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me

原曲
Roy Ayers / Can't You See Me?


Q.A.S.B. / I'm In Love

原曲
Nancy Wilson / / I'm In Love

(19:00)