コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :女性ボーカル

女性ボーカル

2019/05/16

おかもとえみ Hit Number RSD 2019
おかもとえみ / Hit Number (Evisbeats と Punch Remix)
7inch Single


Feel Like Makin' Love のカヴァーヴァージョンを紹介するコーナーということで、137枚目にいってみたいとおもいます。今回はカヴァーではなく Feel Like Makin' Love のメロを乗っけたトラックの番外編。

先月の RSD で SSW おかもとえみの人気曲 Hit Number の7インチがリリースされ予想通り即売り切れになりました。ファーストアルバムからのカットで2016年に7インチでリリースされ(下の写真)、プレミア品となってたタイトルなのでジャケは変更となっての再プレスとはいえレコードで欲しかった人はうれしかったでしょう。

おかもとえみ Hit Number 7inch Single 2016


7インチではB面収録の Evisbeats と Punch Remix は R&B ビートに Feel Like Makin' Love のメロをもろに乗っけたトラックとなっており、ぼーっとしてると気が付かないかもしれないくらい、うまいハマり具合なのはさすが。
Hit Number といえば上記のリミックスヴァージョンが一般的に浸透してますが、キラキラでスーパーポップなA面のオリジナルも最高だと思います。

おかもとえみ / Hit Number (Evisbeats と Punch Remix) PV

おかもとえみ / Hit Number

(16:00)

2019/04/16

Pat Peterson Introducing Pat Peterson 1982 Enja Records
Pat Peterson / Satisfied
アルバム Introducing Pat Peterson に収録


レコードを集め始めた学生のころを思い出してみると、いわゆる中古盤屋に並んでるような昔のレコードって宇宙レベルとは大げさかもしれないけれど、レコ屋で手にとってもさっぱりわからないものがほとんどなんだけど、わからないなりにもめげずに何度も足を運んでサクサクしながら季節もめぐってなんてしてると、ジャケだけはなんとなく頭にインプットされ正しいかどうかは別としてジャンルやら年代やらが自己流でデータ化されていったと思う。もちろん中身なんて聞いたことはないし、世の中的にもレコードの各タイトルの情報が今ほど整備されてないので、どんな雰囲気の曲が入っているのかはよくわからないのですが。ネットも普及してない時代なので端末で試聴もできなくて、実際に買って自分のタンテに乗せて確認するまで中身はわからない盤が多かったのでした。ちなみに今みたいに中古盤屋で知らないレコードを自分で店の試聴用タンテに乗せて気軽に聞いて確認してから買うかどうか判断するみたいなサービスが当たり前になるより前のはなしで、今考えれば博打みたいな感覚で買うなんてことが当たり前に行われていました。

Pat Peterson の今回のアルバムはそんな学生時代のレコ堀初期段階で頻繁に目にしていたというのを記憶しているのだけど、特に目立つようなジャケでもないのになんとなく印象に残っているのはなんでなのかは不明。ドイツの Enja Records がオリジナルということだけど、国内盤もリリースされているので中古盤としての流通量も多かったためなのか、それとも自分の巡回コースのレコ屋にたまたまいつも売れ残っていただけなのかはよくわからない。目についた安いレコードはほぼ拾っていたのになぜこの盤は漏れてしまったのかなと今振り返れば思うのであります。
後年になって CD 化されますが再評価されたりディスクガイドに掲載されたりDJネタになったりなんてことからも無縁の地味レコですっかり忘れていましたが、シールド盤が安く売っていたので今でも人気はないと思いますが、なんとなく懐かしくなって買ってみることに。もちろん中身がどんなものかなんて確認したことなどないのではありますが。

Pat Peterson はトランぺッター Marvin Hannibal Peterson の妹で、バックボーカルのシンガーとして活動していた人らしい。今回の作品は彼女の唯一のアルバムでドイツの Enja Records から1982年にリリースしたジャズっぽいテイストのコンテンポラリーなソウルアルバムで、サイドメンは下に記したジャズ系の優秀な顔触れが並んでいる。
1982年という時期としてはなんとなくシンプルに演奏者の生々しさを感じるような録音になっているような質感にも感じるのだけど、普段自分の聴いている曲が装飾だらけのせいもあるのかもしれない。それゆえ地味というかシットリな空気が漂うけど、歌と演奏に引き込まれやすく聞き疲れしない BGM にはもってこいの優秀作に仕上がっていると個人的には思うのは、暇な時間についタンテに乗せる機会が多いということからもわかるのだけど、何十年たってからの答え合わせとなりましたが、不思議な魅力のアルバムで気に入ってます。

Vocals, Piano - Pat Peterson
Drums - Billy Hart
Bass - T.M. Stevens
Guitar - John Scofield
Tenor Saxophone - David "Fathead" Newman
Music Director - Hannibal Marvin Peterson

Pat Peterson / Satisfied

(20:00)

2019/03/08

Martee Lebous The Lady Wants To Be A Star 1976 Image Records
Martee Lebous / For David
アルバム The Lady Wants To Be A Star に収録


レコ屋に行って買うものがなにもないというケースがたまにありますね、どんな店なのかにもよるし探してるタイトルにもよるとは思いますけど。とはいえレア盤とか珍盤みたいなのを欲してるのではなく、その辺でも流通してるようなタイトルで聞いたことがなくてなんかよさそうな安レコがゲットできればいいわけなので、単に自分の知識不足のせいでレコ屋の何万枚も在庫があるなかから一枚も引っこ抜くことができなかったんだろうなとも考えるのです。もちろんレコードをレジに持っていくかどうかは欲しい商品かどうかってのが重要だけど、ほかにもその瞬間の気分みたいなのにも左右されるケースも多いのですが。せっかくレコ屋に来たんならなんかしら一枚くらいは買って帰りたいなあとはいつも思うもので、ソウル、ファンク、ジャズ、ディスコ、ヒップホップ、クラブミュージックのコーナーを巡回して何も拾えなければ普段はあまり見ないロックコーナーに移動するのもいいのかなあなんてのは、よほど暇なときでもなければそおは思わないのだけど。ジャケだけはなんとなく見たことがあるけど、あまり接することのないロックのレコードたちがずらりと勢ぞろいしているコーナー、まあこれはこれで新鮮だったりする。
ふと目についたのはレコ屋の前で立ち止まってディスプレイされたジャケを眺める少女がジャケ写になった一枚。タイトルは The Lady Wants To Be A Star と書かれてある。レコ屋がジャケになってるレコードというだけで何となくわくわくしますが、写ってるジャケは何のタイトルかなあなんて確認するのも楽しいもの。スティーヴィー、ダイアナロス、オリヴィア.N.J、ジュディコリンズ、V.S.ロビンソン、キャロルキング、カーリーサイモン、ヘレンレディ、キャロルダグラス、ナタリーコール、などなどのポップスシンガーのレコードでありますが、この当時のそのレコ屋のベストセリングな商品群だったのかもしれませんね、本当に実在したお店だったのかどうかは不明ですが。
店頭に並んだレコジャケを眺めていつか自分もスターになる日を夢見るこの彼女は Martee Lebous という名の SSW で、1976年の N.Y. で録音したデビューアルバムがこちらのようです。興味を持ったのはジャケ写だけではありませんで、Charlie Calello プロデュース、バックの演奏者に Brecker 兄弟、Will Lee、Barry Miles、Jeff Mironov、John Tropea などおなじみの東海岸ミュージシャンの名前が確認できたからで、グルーヴィーな楽曲でも収録されてればなあなんて期待もあったからであります。

Martee Lebous / For David

Martee Lebous / Chance To Dance

(20:00)

2019/01/19

Lisa O.  Blue Heron Records 1986
Lisa O. / One And Only
アルバム Lisa O. に収録


1986年に Blue Heron Records からリリースした詳細不明の女性シンガー Lisa O. の唯一のアルバム。ちょっと古い話になるけど90年代の中古盤屋ではちょくちょく売れ残っているのを目にする機会があったと記憶してるけど、最近はほとんど見かけない印象でしょうか。クールにキメても前のめりなポーズでのオラつき加減は隠せない80年代中盤フレーヴァーがばっちりハマったジャケも素晴らしいし、緑の皮のライダースがこれほど似合う人もあまりいないでしょう。ということでこんなレコードがあったなんてことを久しぶりに思い出してレジに持っていくことに。
サンフランシスコのスモールレーベル Blue Heron Records からの作品ということですが、同レーベルに所属し同じ1986年にアルバムをリリースしたファンクバンド Snapp のメンバー Ray Miles がプロデュースを担当、ほとんどの楽曲を書いていて、他のメンバーも演奏やボーカルで参加している。いわゆるこの年代らしいシンセを多用したダンス曲が目につきますが、Snapp のリードボーカル M. Bilal が Myron Archie という人物と制作した One And Only はこの時代の西海岸ローカル産にしてはなかなか楽しめるキャッチーなブギー曲。 M. Bilal のボーカルの絡みがなんともいえないのでありました。

Lisa O. / One And Only


(20:00)

2019/01/13

Vivian Reed 1981 LP Carrere
Vivian Reed / Faith And Fire
アルバム Vivian Reed に収録


フランス盤のみでリリースされた Vivian Reed 1981年 Carrere レーベルの5枚目のアルバムを購入。Vivian Reed というとそれなりの枚数あっても各アルバムはレコ屋でだらだら売れ残っているのを昔からよく見かけますので、再評価などされる機会もなくなんだかよくわからないアーティスト扱いで注目されることもなく時が流れた人の印象といえるかも。もちろんシンガーとしての顔も持つけど女優業のほうが有名な人でありますので、副業といえばそれまでになるのだけど。個人的にも彼女の作品はここ何年も棚から引っ張り出して聴きなおしたような記憶はありませんですっかり忘れかけていたレコードとしてのキャラが薄い人なのだけれど、見たこともないジャケのアルバムがあって思わず買ってきたのが今回の作品。
冒頭で書いたようにフレンチプレスのみというので今まで日本のレコ屋で見かける機会がほとんどなかったのか、 Vivian Reed という名前で目に留まることがなかったのか、こんなアルバムがリリースされているのを意識したのは今回が初めてで地味な人だけどなんだかうれしい。とはいえ収録曲にある特定筋のマニアからでも過去に注目された少しおいしい点でもあればすでにちょっとくらいは気になる存在となっているはずだけど記憶の中にそんな履歴もありませんので、中身はごくごく普通なんだろうなという予感はするのであります。全体的にポップだけどつくりは思っていたよりはまともなほう、時代を反映したブギー曲が数曲収録され大外れというわけではありません。制作陣には John Davis も名を連ねます。
今回に限らず US ベースで活動したけどヨーロッパでしかプレスされなかったタイトルのアルバムを保有するアーティストってたまにいますが、どうしてもそのタイトルは流通量が少なくなるので見落としがちになります。Vivian Reed の今回の作品は欧州圏で仕事をしたときにフランスのプロデューサーの目に留まりリリースの運びとなったのかもしれません。女優やモデルの仕事をしながら歌手としてレコードもリリースしたアーティストってたまにいますが、過去の作品を振り返っても Vivian Reed はソングライティング、ボーカルアレンジ、プロデュースなどでもかかわっていますのでなかなかのマルチタレントだったのでしょう。過去のアルバムも引っ張り出して聴きなおさないとなあと思った次第であります。

Vivian Reed / Faith And Fire

Vivian Reed / As Long As I'm Around

Vivian Reed / A Feeling Coming On

(20:00)

2018/12/18

Millie Jackson A Moment's Pleasure 1979 Spring
Millie Jackson / We Got To Hit It Off
アルバム A Moment's Pleasure に収録


1か月ほど前に新譜をいろいろチェックしていたら、UK のディスコ系レーベル Glitterbox からリリースの Qwestlife というアーティストの新作7インチ Hit It Off がいい感じ。レコ屋の解説を読むと Millie Jackson 1979年リリースの We Got To Hit It Off のカヴァーと書いてありまして、オリジナルヴァージョンに心当たりがなかったので店のレコード棚をごそごそして確認してみようということになったのだけど、どうやらその曲を収録したアルバムを所有してないらしいということに気づくことに。

Qwestlife Feat.  Teni Tinks Hit It Off 2018 Glitterbox

Millie Jackson もリリースの多いアーティストですからおそらくはコンプリート出来ておらずに何かのタイトルが一つや二つ抜け落ちてるんじゃないのかなあなんてうすうす感じながら何年も過ごしてるわけだけど、ディスコグラフィーとにらめっこしながらムキになって持ってないタイトルを炙り出そうなんて考えるわけでもなく、自然な流れに任せていればうまい具合にこういう風な感じで発見できたりするもの。存在感のあるアーティストだけど70年代後半の彼女の作品なんてのは今どきそれほど需要があるわけではないでしょう、中古屋を何件か回って売れ残り商品群を漁れば安価ですぐに見つけることはそれほど難しいわけではありません。
ということでゲットして早速タンテに乗せなどして、ミリー節のオリジナルはもちろん最高だななんて感じるわけだけど、頭のディスコブレイクもおいしいし曲調も好きなタイプ、まあディスコとしては地味な類だとは思うんだけどね。他に収録されてるミディアム曲も好みだし、マッスル・ショールズのメンバーによる演奏もいい質感ということでナイスなアルバムでありました。

Latimore Dig A Little Deeper 1978 Glades

ちなみに We Got To Hit It Off は Latimore 1978年リリースのアルバム Dig A Little Deeper に収録されたヴァージョンがオリジナルということで、ミリーのヴァージョンは Latimore のをダンス仕立てにカヴァーしたものということになります。

Tom Trago Use Me Again (And Again) 2010

また2010年にはアムステルダムの Tom Trago がミリーの We Got To Hit It Off をハウス仕立てにリメイクしたヴァージョン Use Me Again をリリース、そちらも話題になったようです。

Millie Jackson / We Got To Hit It Off 1979年

Qwestlife featuring Teni Tinks / Hit It Off (Disco Soul Version) 2018年

Latimore / We Got To Hit It Off 1978年

Tom Trago / Use Me Again 2010年

(20:00)

2018/10/31

O.S.T. Patty Stang 1976
Retta Young / Look At Me
アルバム O.S.T. Patty に収録


レコ屋の V.A. コーナーによく売れ残っているのを何十年も見ながらスルーしてきたのは、Stang レーベルの有名曲を集めたコンピ盤なんだろうなと勝手に思い込んで、収録アーティストのオリジナルアルバムは持っているから買う必要ないかなという考えからだけど、実はここでしか聴けない曲も収録されている1976年のサントラ盤だったというのは全く気付いてなかったのでありました。ジャケもさえないし全く話題にならない盤かつ頻繁に見かけるので目に留まらなかったのはしょうがないかなあという気がしないでもないけど、やはりちゃんと確認しないといけなかったかなあなんて。
なんの映画のサントラなのか不明なのはいつものことで、N.J. の All Platinum 系 Stang Records に所属した Moments(3曲)、Rimshot(3曲)、Retta Young(1曲)、Chuck Jackson(2曲)の楽曲が並ぶというもの。スコアのクレジットは Al Goodman、Sammy Lowe、プロデュースは Al Goodman となっています。Moments の Sexy Mama と Rimshot の Do What You Feel は彼らのオリジナルアルバムにすでに収録された曲からの使いまわしで、残りはこのアルバムでしか聴けない曲ではないのかなと。
個人的にこのアルバムの中で目に付いたのは Retta Young が歌う Moments のカヴァー Look At Me。Retta Young は Moments の Al Goodman の奥様で、All Platinum からリリースした1976年の唯一のアルバムがマニアには知られるシンガー。ここでは Moments ヴァージョンの Look At Me のオケをそのまま使ってボーカルだけかえて乗っけたヴァージョンになってますが語りも入って Moments のコーラスをバックに雰囲気ありの甘茶ソウルになっています。トラックの質感は Moments のよりはもっとモコモコしたいわゆる All Platinum らしい肌触りでメローに拍車をかけているとでもとらえておき、これから寒くなる季節には役立たせたいかなと。Rimshot のインスト2曲、Revelation、 Takin' It もサントラ的な怪しげサウンドでナイスであります。

Retta Young / Look At Me

Retta Young


(20:00)