コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :男性ボーカル

男性ボーカル

2020/08/30

Glenn Edward Thomas Take Love 1982 Capitol
Glenn Edward Thomas /
アルバム Take Love に収録


ずいぶん昔に一度買ったような気もするけど、さてさて全く中身の思い出せないいかにも人気のなさそうなブラコンアルバム。1982年に Capitol からソウルトレインの司会でおなじみ Don Cornelius のプロデュースでアルバムを一枚リリースする Glenn Edward Thomas というシンガーの作品。Don Cornelius は同じ時期に Capitol から先に O'Bryan というシンガーを送り出したなんてのも思い出されるけど、O'Bryan はその後も立て続けに良作をリリースしてそれなりに出世していきました。なのでその O'Bryan に続けとばかりに発掘してきたシンガーなのかもしれません。ジャケを見ると O'Bryan はなんとなく派手な肉食系イメージでしたが、Glenn Edward Thomas は人のよさそうな優しいタイプのようにうつります。
中身は当時の Capitol らしいメジャー感のある L.A. 産ブラコン曲が並ぶアルバムで、適度にファンキーさとメローな加減がまじりあい、演奏やアレンジもしっかりしている。聞き終わった後に何か特別な印象を残すというわけではないけど度の過ぎない普通ぽさに好感が持てます。ところどころでスティーヴィーみたいな歌い方を感じたり、James Gadson の叩くドラムはやっぱ気持ちいいとか、そんな何気のないことに触れられるだけでも収穫といえるでしょう。今後も評価されることなどないと思いますが、アーリー80's のブラコンとしては良心的な作品。

Glenn Edward Thomas / Take Love.1982 Lp 全曲

(19:00)

2020/06/28

Paul Beasley My Soul Is Free 1983 Myrrh
Paul Beasley / Joy's Coming In The Morning
アルバム My Soul Is Free に収録


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。そしていかにも人気がなさそうなコンテンポラリーなゴスペル作品をゲット。レコ屋の安レココーナーで売れ残ってるのを昔からよく目にするけど、国内盤もリリースされているのでそれなりに多く流通してるのかも。とはいえ過去にどこかで再評価された形跡もなく、ジャンルや年代的にも、今現在は欲しい人の需要はほぼないのでしょう、自分みたいな暇人がそっとレジに持っていくのみともいえる超地味な作品。

Paul Beasley は Gospel Keynotes 出身で1979年に Mighty Clouds Of Joy に加入、そして1983年に今回のアルバムでソロデビューするファルセット・シンガー。中身はスロー〜ミディアム中心のしっとりした当時ならではのブラコンアルバムで、得意のハイ・トーン・ヴォイスを思う存分楽しめる内容となっているので、ミッド80's サウンドに乗せてのそっちの声質が好きな方にははまる内容。歌詞の中身がわからないので何とも言えないけれど、アレンジはゴスペル類の中ではその雰囲気はかなり控えめといったところで、普通のブラコンアルバムと並列に BGM としても楽しめるでしょう。リリース元はコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの大手 Myrrh レーベル。ゴスペルミュージックがより広く一般層にまで聞かれるようになったという状況を反映して、より聞きやすいサウンドにアプローチした作品を数多くリリースしたレーベルで、レコ堀してる方には AOR 方面の名作に出会う機会が多いレーベルとしてもよく知られるところであります。 

Paul Beasley / Joy's Coming In The Morning

(19:00)

2020/06/03

Garrett Morris Saturday Night Sweet 1980 MCA
Garrett Morris ‎/ Destiny
アルバム Saturday Night Sweet に収録


ずっと昔に一度買ったことあるかもしれないなと考えつつ、それも思い出せないくらいレコ屋でたまに見かけても印象に残らないし購買意欲もわかない本人が写った地味なジャケ。裏のクレジットを確認しようにも印刷も薄くて字も小さいので考えるのも面倒になり、とりあえず小銭で遊べそうなので買ってみることに。1980年の MCA レーベルの作品で、帰って調べてみるとこの人は現在も活動するコメディアン、俳優であるらしく、あちらではそれなりの有名人なのかもしれない。シンガーではないけれど、そっち方面で芸能活動してる人がレコードをリリースするなんてのは珍しいケースではないのは日本でも一緒で、中には味わい深い歌声を披露する作品もあったりする。US のそっち方面となると知識がないので、知らないとシンガーが本業だと思い込んでしまうケースもあったりするのだけど、この人は歌もこなすマルチタレントなのでしょう。

中身はというと4曲収録されたディスコ調の曲は、リズムが強いのもあって意外にも骨っぽくもあり、反復ビートがちょっとアングラなガラージディスコ的にも聞こえる。歌唱スタイルは好みが分かれるところだけど、ちょっとマニアックなディスコサウンドと受け止めればそれなりに楽しめてしまうもの。ほかにも Robbie Shakespeare が参加するレゲエナンバーだって悪くないし、ほんわかしたソウル曲も入ってたりする。評価されたような形跡も感じない人目につかない不人気アルバムだとは思うけど全体的に怪しい空気に包まれているので何度か聞き直してしまうのでありました。

Garrett Morris ‎/ Destiny

Garrett Morris / I Wanna Be A Cowboy (But I'm Too Short)


(19:00)

2020/05/14

Teddy Pendergrass 2 A.M. 1988 Elktra (2)
Teddy Pendergrass / 2 A.M. (All Night Mix)
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ、といっても巡回コースのレコ屋はまだ休業してるような雰囲気でしょうか。下北沢の街を眺めると昼間のお店は連休明けから再開するところがかなり多くなってますが、時短で早じまいするところも多く、夜は6時過ぎになると人通りも減って寂しい雰囲気になります。自分の店が再開したとしても夜8時からの営業なので街の様子や世間の空気からするとお客さんが来るような気はあまりしませんが、人々の暮らしは色んな制限付きながら少しづつ元に戻っていっているのでしょう。
今の生活パターンはというと店のオープン時間である夜の8時には寝る準備でもしようかななんていうまったりタイムだったりするので、そろそろ元のリズムに戻していかないと世間から取り残されてしまいます。もちろん東京の休業要請が解除されたらすぐにお店を再開するつもりですが、夜営業のレコードバーなんて当分は人は来ないだろうなんて考えるとついのんびり過ごしてしまいます。

少し前に買ったテディペン 1988年の100円12インチシングルを店のタンテに乗せて流してみることに。2 A.M. というタイトルのベッドタイムなスローで、お店の営業終了時間と同じ深い時刻の曲ですが、その時刻は当然ながら今は爆睡しています。40日ほど前まではそんな時間でも何の疑いもなく働いていたのだけど、今は空気のきれいな朝の9時ころに店の片づけをしながら聞いてるわけなので何とも不思議な気分にもなるのですね。とはいえレコードがくるくる回るのを見てるのは相変わらず楽しいし、やはりレコードはある程度広めの空間で流したほうが雰囲気も出て最高なのであります。

Teddy Pendergrass / 2 A.M. (All Night Mix)

(20:00)

2020/04/17

Jose James No Beginning No End 2 2020 Rainbow Blonde
Jose James / Feels So Good
アルバム No Beginning No End 2 に収録


ここ最近ブログのアクセス数がほんの少し多いのは、外に出れずに時間を持て余す人が多いのかもしれませんが、店がどおなってるのか心配してのぞきに来てくれてる人もいるのかもしれません。
緊急事態宣言を受け4月8日から店は休業しおとなしくしています。店が家の目と鼻の先に位置しているというのもありちょくちょく行って掃除したりメンテしたりしてますがそんなにやることは多くもなく無職無収入、固定費分の赤字を垂れ流してなんとなくだらだら過ごす日々が続いてます。一か月も休みがあれば、例えば店の全面改装もできてしまいそうだななんて素晴らしい考えも思い浮かびますが、急に言われても準備も何もしていないので身動きはなかなかとれないし、世間の八方塞がりな空気にのまれてイケイケどんどんとフットワーク軽く行動できる気分でもなく。お店に来ても本来のあるべき機能を果たせるわけでもないわけで、一か月前までは日常的な姿で営業出来ていたのがまるで嘘のように遠い出来事だったように感じます。雰囲気的には自分の店が閉店してしまって最後の後片付けするときってこんなじめっとした感じになるのかなあなんて予行演習してるようで変なお葬式気分を味わえたりします。今回の臨時休業は強制的に与えられた充電期間と考えるべきか、働かないで家でおとなしくしてるのがベストなんて過去も未来もそんなのもうないんじゃないかと考えれば貴重な体験をしているようでもあります。とはいえこれで店が終わるわけではありませんで、コロナ後また一から積み上げていく考えにシフトしていたりするわけですが。
賢い経営者ってこういう休んでる期間にはすぐに頭を切り替えて普段できないことを順序だててどんどん実行して再開後にさらにパワーアップするための時間に有効活用するんだろうなと考えますが、自分はそんな優秀なタイプではありませんのでなんかやってやろうなんてあんまり思わずのんびりしています。そおいうタイプには少し憧れますが、仮にそんなタイプの人間だったら始めっからワンオペのレコードバーみたいな仕事は選んでないでしょうね。お客さんからは年末年始以外はほぼ無休で、21年間レコード流し続けてたので何十年分のたまってた休暇をここで消化してると思えばいいじゃないと言われたりもしますが、このようなハプニングで突然に長期休暇になるとは思ってもいませんでしたので、やっぱ人生って何があるかわからないもので、皆からは休まず店を開けて変な奴と思われ続けながらも働けるうちに働いててよかったと少しは思ってみたりもします。再開したときにタンテの使い方とかレコードの順番とか覚えてるか不安なんて冗談はさておき、日ごろから予期せぬ事態には注意してたとはいえ世の中の空気というのはいとも簡単にガラッと変わるものなのですね。
以前のように普通に生活できたりお店を営業できるようになるのかなあなんて考えますが、起きてしまったことにめそめそしててもしょうがなく、かなりの長期戦を覚悟しつつ少しづつ立て直していくといった感じになるのでしょう。
店のピンチは今まで何度も味わって精神的にタフになってますが、今回は21年間の店の営業の中で最悪なケースにちがいない。とはいえそんなに悲観してもしょうがないので消耗しないようになんとか生きてますよという報告でした。

Jose James / Feels So Good

(20:00)

2020/02/11

Edwin Starr There You Go 1973 Soul
Edwin Starr / There You Go
7inch Single


お客さんがディグってきたボロボロの7インチを譲り受けることに。
Edwin Starr 1973年のシングルオンリー曲とのことで、アルバムしか持ってないので初めて耳にしますが、ラテンソウルな曲調にエドウィン節がはまりとても気に入り、きれいな盤を見つけたら再度買い直ししたいと考えております。
モータウン所属アーティストの中でも大御所感のある Edwin Starr ですが、なぜシングルオンリーだったのかは気になります。ディスコグラフィーを振り返ると、アルバムに関して眺めると1968~1971年までは Motawn レーベル傘下の Gordy からコンスタントに5枚アルバムをリリース。その次が Motawn レーベル本体から1974年リリースのサントラ作品 Hell Up In Harlem となっている。その期間に傘下の Soul レーベル → Motown レーベルと渡り歩いてシングルを数枚リリース。そのうちの一枚が今回の作品。ヒット曲もリリースしてレーベル貢献度も高い人だったと思うけどその時期は何らかの事情で両者で折り合いつきにくくリリースが中途半端になってしまったのかもしれません。1973年には拠点をイギリスに移しており、1975年のアルバムはマイナーの Granite Records レーベルからリリースとなってました。

Edwin Starr


Edwin Starr / There You Go

(20:00)

2020/01/30

William DeVaughn Be Thankful For What You Got 1974 Roxbury
William DeVaughn / Be Thankful For What You Got
アルバム Be Thankful For What You Got に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はドイツのプレミアムジン、モンキー47 の限定品モンキー47 バレル カットをピック・アップ。

近年の世界中でのクラフトジンの流行により、個性的でこだわりのある少量生産のジンが数多く輸入されてきているばかりか、日本でも多くの酒造メーカーがクラフトジンの製造に着手、どんどん市場に参入している状況。今後もますます種類が増えそうな勢いだけど、リリースの数が多いのと情報も少ないマニアックな銘柄も多いのでいつもどれを買えばいいのか迷います。

クラフトジンのプレミアム銘柄にモンキー47というのがあって、おそらくこのジャンルでは最も知名度の高い銘柄かと。お店でも京都産の季の美と並び酒好きに人気がありよくオーダーされます。モンキー47はドイツ南部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)と呼ばれる地域にあるとても小さな蒸留所で2011年から製造され、名前の「47」は、アルコール度数が47%であることと、原料として使われるボタニカル(植物の実、葉、根など)が47種類であることを示しています。地元の植物を原料に、さらに最上級にまろやかな湧き水をふんだんに使用、職人さんたちが手作業で丁寧に本数限定で製造している銘柄。
このモンキー47からは少量生産で樽熟成のバレル カットと呼ばれる銘柄が限定ラインナップで存在するというのを人から聞いてたのだけど、12月にリリースされたので買ってみることに。とはいっても価格はクラフトジンとしてはかなり高め、通常のモンキー47も500ml の小瓶サイズで5000円オーヴァーと高額だけど、バレル カットは同様の小瓶サイズで10000円前後。もうこれはファン価格で値段なんて気にしたらダメなんだろうなと考えるべきか。

Monkey 47 Barrel Cut

モンキー47 バレル カットのメーカーからの商品説明は以下の通り。
極めて豊かなアロマをもたらす木材の中でも最高級と言えるマルベリーの樽で熟成させ、年に数回の少量生産で丹念に手作りされた逸品です。そのフレーバーには「MONKEY 47」が元来持つユニークな複雑味に加え、マルベリー樽に由来する英国のトラディションが感じられます。樽熟成が深い黄金色の液色やエレガントでほのかな甘さをもたらし、非常に濃厚で独特な複雑さが感じられるドライジンです。
数年に及ぶセンソロジー研究と様々な樽熟成の実験を重ねた結果、「モンキー 47」がパートナーに選んだのは、南西ドイツのプファルツ地方で職人によって一つ一つ丁寧に作られるマルベリー樽でした。かつてブラックフォレストの蒸留酒の熟成に使われていたマルベリーのもたらす、極めて豊かなアロマは木材の中でも最高級と言えます。
「モンキー 47 バレルカット」に使用された樽は、丹念に手作りされた樽の中でも比較的小さな110Lの新樽です。樽詰めの前に樽の内側を軽くトーストすることで樽香は最大限に引き出され、奥行きのある香りが液体にもたらされます。熟成は1840年に穀物の貯蔵用に建てられ、年間を通じて内部の気温と湿度が一定に保たれている蔵で行われています。

Monkey 47 Barrel Cut 2

桑の木を使用した110リットルの小さな樽で6ヶ月程熟成したモンキー47ということ。上質なコニャックのように赤みがかった液体にゾクゾクさせられます。通常のモンキー 47は幾重にも重なる植物のアロマのハーモニーがまるで香水みたいで、ジンの芸術品といった抜群の存在感を醸し出していました。バレルカットはそれに樽香から発せられるドライフルーツや紅茶のような香りのマリアージュを楽しむというもの。表情は通常品とはガラッと変わりますが、後味も長くモンキーのファンなら一度は口にしておきたいところではないかと。
ラベルに目をやるとお猿さんが樽を転がしてるイラストに変更されているのも面白いですね。

William DeVaughn / Be Thankful For What You Got

(20:00)