コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :男性ボーカル

男性ボーカル

2018/08/08

Leon Haywood Energy 1979 MCA
Leon Haywood / Blessed With Love
アルバム Energy に収録


ダンスクラシックスの定番 シェリル・リンの Got To Be Real 的な雰囲気が感じられる曲ということで80枚目にいってみましょう。

調べものがあり Leon Haywood の過去作品を7、8枚聴きなおすことに。ごくたまにとはいえ普段の営業でかける曲は限られているので、このアルバムってどんなんだったかなあなんて忘れてしまっているタイトルもあるというのはなにもこの人に限ったことではないんだけど。
さて1979年の Energy というアルバムがあって、これなんか針を落とすの久しぶりなんじゃないのかなあ。時代的にディスコ路線だけど、あからさまにアース、エモーションズ、スターガードのヒット曲のアレンジをパクったようなナンバーが飛び出してきて、当時ヒットしてるダンス曲に一通り耳を通して俺様印のアルバム一枚作ったような気がしないでもないけど、まじめなのか緩いのか思わず苦笑いしてしまう。取り上げた曲は Got To Be Real の姉妹曲 Best Of My Love をパクった Blessed With Love というナンバーで、何事もなかったかのように気持ちよさそうに歌っているのであります。
これらの曲はヒットはしなかったとは思うけど、次作1980年の Naturally に収録されてる Don't Push It Don't Force It、こちらは Kool の大ヒット Ladies' Night からアイデアを拝借したんじゃないのかなあとおもえる曲調で、チャートの2位まで浮上させ本人最大のヒットとしてしっかり結果を残すあたりはさすがの職人芸かなと。なおこの人のパクリ路線で最も優秀だと感じるナンバーは1981年に Carl Carlton に提供した This Feeling's Rated X-Tra。こちらは Tyrone Davis 1979年のヒット In The Mood からアイデアを拝借したメローグルーヴの名曲。This Feeling's Rated X-Tra はもともと Leon Haywood 本人が1975年のアルバム Come And Get Yourself Some で取り上げた曲だけど、Tyrone Davis 風にアレンジしなおして Carl Carlton に提供することに。

Leon Haywood / Blessed With Love

(20:00)

2018/07/05

Ronnie Jones Games 1980
Ronnie Jones / Video Games
アルバム Games に収録


アメリカ出身だけどヨーロッパで活動したアーティストというのがたくさんいるけど、Ronnie Jones もその一人。作風がポップだからかレコ堀的にはそんなに注目される人ではありませんが、近年はカナダ盤のシングルの裏面に収録された You And I という1982年のトラックがブギー筋から人気となり再発もされることに。軍人としてイギリスに派遣されそのまま住み着いて音楽家に転身、その後ベースをイタリアに移してテレビやラジオでの仕事もこなしたのだとか。
60年代中盤からシングルをリリースして、1976年にドイツの Lollipop Records からアルバムデビューとなりこのレーベルから1980年までにアルバムを4枚リリースしている。Lollipop Records はドイツ人ディスコプロデューサーの Jurgen S. Korduletsch が関与したレーベルで、彼が手掛けたレーベルメイト Claudja Barry はワールドワイドに成功、Ronnie Jones は男版 Claudja Barry みたいな位置づけなのかも。
取りあげたのは Lollipop Records からの最終アルバム1980年作。時代性を反映しながらのポップなダンス曲がずらりと並ぶというもので、冒頭の Video Games というエレクトロ曲がそこそこヒットしたのか1982年に US の Handshake レーベルからもシングルとしてリリースされることに。ビデオゲームの流行の初動に刺激を受けたダンス曲というのがこの時代いくつも生まれますがこちらもその一つで、ピコピコなビートに乗っけて効果音をちりばめゲームの興奮を音楽に変えていかに伝えるかにこだわった楽曲で、今の時代感覚的には普通に聴いたらダサいと言われそうだけど憎めない面白さが感じられます。ちなみに Daft Punk が Technologic でこの曲を引用しているあたりはさすが。他にはおなじみの Chic 風のバックトラックの上でラップするナンバーだとか、マイアミディスコぽいナンバーだとか、苦笑いできる方向きな作品。

Ronnie Jones / Video Games



(20:00)

2018/06/14

Allen Toussaint Southern Nights 1975
Allen Toussaint / Southern Nights
アルバム Southern Nights に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回は国産クラフトジンの中から KI NO TEA Kyoto Dry Gin (季の TEA)をピックアップしてみましょう。

KI NO TEA (季の TEA) は京都蒸留所からリリースされている人気のクラフトジン KI NO BI (季の美)の姉妹品。昨年も限定本数でリリースされましたがうっかり買い逃して早い段階でプレミアム化したため購入しませんでした。今年は限定6000本とのことでリリースされてすぐにまとめ買いすることに。

季の TEA は、季の美でも特徴的だったお茶のエッセンスをさらに引き上げた和の香り溢れるジンということで、一言で言ってしまえばお茶の味がするジンということになります。
ここで使用されるお茶ですが、京都宇治市に明治12年創業の老舗茶舗、堀井七茗園所有の奥の山茶園で栽培した玉露と碾茶特別にブレンドした最高級の宇治茶なのだとか。高級なお茶を使って原料を安定的に確保するのが難しいので限定生産となっているのかもしれません。
ジンとお茶の混ざり具合は見事でその美味しさにただ驚くばかりですが、なんだか時代の流れるスピードの速さを感じるというか。

メーカーからのテイスティングコメントは次のようになっています。

甘くデリケートな緑茶の香りが立ち上がり、すぐにそれが良質なお茶を使っているジンであることが分かります。口に含むとホワイトチョコレートの滑らかな甘さがふわっと広がります。お茶の柔らかいテクスチャに加え、フィニッシュにかけて存在感が現れてくるジュニパーのテイストがボディをしっかりと形成しているため、ただのお茶に支配されたスピリッツではなく、クラシックなジンという観点からも満足感が得られるフレーバーです。
フィニッシュは再び温かく甘いお茶の香りがゆっくりと長く伸びていきます。

季のTEAに使われているボタニカルグループは以下の通り

ベース / ジュニパーベリー、オリス、檜
シトラス / 柚子、レモン
ティー / 緑茶(玉露

KI  NO TEA

近年の流行もあって世界中、日本でも数多くの個性的なクラフトジンが開発、市場に投入されていますが、個人的に今回の季の TEA は唯一無二な味わいの斬新で上品な銘柄ということでインパクトは強く感じます。ジンとはいえ今どきはこんなにも進化してるんだねというのを全員に試してほしいと思ってます。

Allen Toussaint / Southern Nights

(20:00)

2018/06/05

Johnny Nash Tears On My Pillow 1975
Johnny Nash / Why Did You Do It
アルバム Tears On My Pillow に収録


Johnny Nash というシンガーがいます。アルバムもたくさんリリースするも、レコ屋では売れ残ってるような雰囲気がする人という認識でしょうか。再評価されることもそんなになかったからか、レゲエ色も混じっているからか何だかよくわからない人のように扱ってしまいます。なので個人的にもアルバムは20代のころに70年代のを4枚くらい買った程度で終わったままずっと購買対象から外してしまっているけど、お勧め盤みたいなのがあったら教えてほしいくらいであります。とはいえお店を始めてから買った1979年のアルバムは超地味な作品だけどたまにかけて好きなんですよね。
そおいうわけで、たまには Johnny Nash のまだ聴いたことがないアルバムでも買ってみるかとたまたま手に取ったのがこちらの1975年の作品。ヨーロッパ周辺でのみリリースした CBS からの作品で、シングルカットされたタイトルトラックは UK で首位になったのだとか。アルバムは UK や ジャマイカで現地のミュージシャンをバックに録音したレゲエトラックが目立つけど、そこにフィラデルフィアのシグマで録音したソウル曲が3曲加わるというもので、それらは Bunny Sigler がプロデュース、アレンジ、ライティングして、バックはお抱えの Instant Funk のメンバーに加え T.Life や Vince Montana など。こんなところにフィリーに首を突っ込んだ楽曲に出会えるなんてチェックもしてなかったのでちょっとした拾い物といった気分でしょうか。それら3曲は意外な発見という要素も加わりどれもよく聴こえてしまいます。
アルバムの参加ミュージシャンのクレジットの中には、Bobby Womack,、Herbie Hancock、Bettye Wright、Hugh Masekela、といったおなじみの面々もいるけど各曲ごとのクレジットがないのでどの曲にどう貢献しているかはこれから聴いて検証してみたいかなということで、Johnny Nash しかも US リリースされていない素材なので今まで見落としていたのでありました。

Johnny Nash / Why Did You Do It

(20:00)

2018/05/18

Wayne Newton You Stepped Into My Life 1979
Wayne Newton / You Stepped Into My Life
12inch Single


ビージーズの You Stepped Into My Life のカヴァーヴァージョン。
星形の変形クリア・ヴァイナル仕様というので物珍しさもあって拾ってきました。

Wayne Newton You Stepped Into My Life  1979

タンテに乗せると写真のようにきれいにセットされますが、星というよりかはヒトデのように見えなくもありませんで、プレイボタンを押してくるくる回る盤を追っていると目が回るのは言うまでもありません。歌っているのは Wayne Newton という人物で全くなじみはありませんが、ラスヴェガス界隈のエンターティナーで、その地で30000回以上のショーを行ったというのですから米国ではかなりの有名人で正真正銘のトップスターなのかも、それゆえレコードも星型なのでありましょう。アルバムもすごい枚数リリースしており、今回のカヴァーは1979年にリリースしたアルバム Night Eagle 1 からのカットで、バックは Ed Greene、Richard Tee、Tom Scott、Michael Boddicker、Victor Feldman などなどの腕利きミュージシャン演奏のディスコ仕立てであります。

さてこの You Stepped Into My Life というナンバーですが、多くのアーティストが取り上げているのもあり個人的にかなり印象に残っています。一番初めに耳にしたのは1978年の Melba Moore のヴァージョンで、そのあと原曲からカヴァーまでいろいろ買い集めることになりました。ということでいろいろなヴァージョンがありますのでずらっと並べて簡単に復習しておきましょう。

Bee Gees Children Of The World 1976

原曲は Bee Gees 1976年のアルバム Children Of The World に3:25ヴァージョンで収録され、のちに5:12 の12インチヴァージョンもリリースされました。

Bee Gees / You Stepped Into My Life

Karen Pree 1977 MCA

オリジナルがリリースされた翌年1977年のこちらが一番初めのカヴァーではないかと。Karen Pree が夫でモータウンでソングライティング、アレンジ、プロデュースの仕事をしていた Clay McMurray の制作で MCA からリリースしたファーストアルバムに収録したヴァージョン。

Karen Pree / You stepped into my life

Melba Moore  Melba 1978

McFadden & Whitehead プロデュースによる1978年リリースのアルバム Melba に収録のヴァージョン。アルバムも12インチも John Luongo がリミックスした8分弱の同ヴァージョンで収録ですが、12インチのほうが音質は格段にいいです。個人的にこのヴァージョンが印象に残っているのは、タンテを購入したのと同時くらいにゲットしたヴァージョンだったからでしょう。もちろんビージーズがオリジナルなんてのも知りませんし、昔の音源ダンスクラシックスのレコードについては右も左もまだわからなかったんじゃないのかなあと。ちなみに同時に Jones Girls 1979年のヒット You Gonna Make Me Love Somebody Else の12インチを購入して You Stepped Into My Life とミックスの練習しましたが、一日中同じ練習しても全くうまくつなげなかった思い出がありますが、そもそもタンテ初心者が70年代の生音ディスコレコードのミックスなんて上手くできるはずもないというのは今ではわかるのであります。
ちなみにこちらのアルバムからは Pick Me Up, I'll Dance もカット、John Luongo リミックスの12インチヴァージョンもリリースされます。12インチのヴァージョンを知ってしまうとアルバムヴァージョンがもう聞けなくなる典型的な曲の例とでもいいましょうか。この2曲に関しては思い入れが強いとはいえ今更お店でかけることはあまりないのもなんだかなあという気がしないでもありません。

Melba Moore / You Stepped Into My Life

Patti Boulaye You Stepped Into My Life 1978

UKのシンガー Patti Boulaye が1978年にセカンドアルバム You Stepped Into My Life で取り上げたヴァージョン。Melba Moore のカヴァーヒットに触発されて録音されたと思われ、ブレイクパートでのベースのうねりがこちらでも楽しめます。Disco Mix の12インチ盤もリリースされているようです。

Patti Boulaye / You Stepped Into My Life

Tan Tan Trying To Get To You 1978

1978年リリースの和モノから。60年代「森野多恵子」、70年代「TAN TAN」、 80年代「大空はるみ」の名前で活動したシンガーのデビューアルバムに収録したヴァージョン。 Invitation レーベルから洋楽のカヴァー中心のアルバムとしてロスの腕利きスタッフたちによる現地で録音した作品に収録。ビージーズのヴァージョンを踏まえたカヴァーでドラムの鳴りもグルーヴィー。Youtube に音源はないようです。

Love Dimension You Stepped Into My Life 1979

UKで活動したデュオでしょうか、シングルを3枚リリースした彼らのラヴリーな7インチ盤1978年作品。

Love Dimension / You Stepped Into My Life

Benelux & Nancy Dee 1980

オランダのカヴァー作品から。Nancy Dee が女性コーラス隊二人を引き連れ録音した1980年のアルバムに収録したヴァージョン。シングルカットもされました。

Nancy Dee Featuring Benelux / You Stepped Into My Life

Cousin Ice  1980

Urban Rock Records 初期作品から1980年にリリースしたスタジオミュージシャンの集合体 Cousin Ice が演奏したインストカヴァー。ファンキーにキメてます。

Cousin Ice / You Stepped Into My Life

(20:00)

2018/05/12

Marc Staggers Bring It Home To Me 2016
Marc Staggers / Bring It Home To Me
7inch Single


2年位前にリリースされるも買い逃していたシングル盤を忘れたころに購入。Marc Staggers は UK で活動するソウルシンガー、2004年からアルバムを4枚リリースしているようで、こちらは2016年にシングルカットされたモダンダンサー。
リリース当時試聴していい曲だなと感じて記憶のどこかに覚えていたのかな、このシングル盤なんだけど、70年代にはディスコレコードのエディットの達人として歴史に名を刻んだ Tom Moulton がミックスをしているというもので、オリジナルヴァージョンを知らないのでどれほど手が加えられているのか定かではないけど、曲がいいのもあるけどそんな付加価値をつけて7インチで商品化されることになったのでしょう。実際にタンテに乗せて流すと音質が悪いというか、ミックスなのかカッティングなのかわからないけれど、ドンシャリ感が目立つバランスの悪い仕上がりで少々がっかり。それに70年代のシングル盤のつくりを意識したのか、本来はロングヴァージョンとして仕上がった一曲を、A面とB面で真っ二つに切って収録、B面の頭はフェードインでA面の最後の続きから入ってくるというもので、7インチの面積に丸ごと収録するのは物理的に難しいのかもしれないけれどなんかもったいない感じがしないわけでもありません。という風に愚痴ばかりになってしまいましたが、ごく少数プレスで利益はあまり出ないにもかかわらずレコードとして形になったということに価値を見出すべきなのかもしれませんが、近年のアナログ盤は音質がいまいちなものが目立つというのは気になるところであります、


試聴用に A面とB面をつなぎ合わせた音源 ↓
Marc Staggers - Bring It Home To Me - (A Tom Moulton Mix} pt 1& 2

アナログ盤にはなっていないようですが Nigel Lowis がミックスしたヴァージョンも存在するようです。
Marc Staggers - Bring It Home To Me (Nigel Lowis mix) (2016)

(20:00)

2018/05/06

Bobby Womack Trust Your Heart 1978
Bobby Womack / Trust Your Heart
12inch Single


値段がそこそこするようなシングル盤というのを久しぶりに買いました。とはいっても4000円くらいなものなので普通のヘヴィーコレクターからするとなんでもない水準なわけだけど。いつか買わないとなあなんて頭の隅にあったので少しばかりうれしいのであり、今までずっと3分56秒のアルバム・ヴァージョンでプレイしていましたが今後は5分18秒こちらの12インチのロングヴァージョンでのプレイに移行します。

Bobby Womack Pieces 1978

この曲はボビー・ウーマックのコロンビア時代の最終作、1978年の Pieces に収録されたドン・ディヴィス制作、デトロイト録音のモダンテイストのミディアムダンサーで、ソングライターはボビー・ウーマック、リオン・ウェア、ドン・ディヴィス。デヴィッド・ラフィンのバックでの歌唱も華やかに舞い上がり、男気にさらに拍車がかかるといったところ。録音の詳細は以下の通り。

Produce - Don Davis
Arrenge - Rudy Robinson, Wade Marcus
Drums - Dwayne Lomax
Bass - Michael Henderson
Guitar - Anthony Willis, Bobby Womack
Keyboards - Rudy Robinson
Percussion - Lawrence Fratangelo
Horns, Strings - The Detroit Symphony
Backing Vocals - David Ruffin, Brandye

アルバムヴァージョンとの目立った構成の違いは、後半部分でギターソロを前面にフューチャーした長いインストパートが配置されている点。アルバムではボビーとデヴィッドの掛け合いでフェードアウトしていく箇所がこのインストパートに差し替えられています。
また録音の質感ですが、12インチのほうはドラムの鳴りが前面に出てきてさらにかなり硬めに設定、輪郭ははっきりと聴こえます。アルバムだとベースが前に出て曲全体の印象を決定づけていてそれが気持ち良かったりするのですが、12インチだとドラムが前で、ベースが後ろに引っ込んでいるのでなんとなく雰囲気は違うかなあと。フロア向けの12インチということで、ミックスしなおしたのかな。
ボトムの質感だけをとるとアルバムヴァージョンのほうが好みなんだけどなあという気がしないでもありません。全体的な出音はアルバムでかけていても迫力はありましたが、12インチになるとさらにすごみは出ます。

Bobby Womack / Trust Your Heart (12inch Version)


(20:00)