コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :男性ボーカル

男性ボーカル

2017/09/25

Brook Benton Mister Bartender 1976
Brook Benton / Mr Bartender
アルバム Mister Bartender に収録


ソウルレジェンドだからといってもあまり注目されない Brook Benton。リリース量も結構ある作品を引っ張り出して今さら聴きなおそう機会もあんまりないんだけど・・・・・・。ちょっと前にお客さんからこの人の歌う Sylvia Robinson の Mr Bartender のカヴァーありますか?なんていわれたんですよね。そんなのやってたっけな?なんて思い返すんだけど、どうやら UK からリリースしたアルバムと、UK のみでリリースしたシングルに収録されてるみたい。

Brook Benton なんだけど、1976年に Sylvia Robinson が運営する All Platinum に移籍して、This Is Brook Benton という下のアルバムを US でリリースしてますよね。もちろん Moments、Rimshots といった Sylvia ファミリーでの制作。

Brook Benton This Is Brook Benton 1976

そんでもって UK からは同じ All Platinum から同じ1976年に今回取り上げた Mister Bartender という別タイトルのアルバムをリリースするんだけど、中身は USリリースの This Is Brook Benton に Sylvia Robinson のカヴァー2曲 Mr Bartender、Taxi を足した内容。なので中身が一緒の盤だと思い込んでると、今回のようなボーナストラック的な楽曲の存在に気が付きにくいというもの。レコード買ってれば収録曲違いとか、ヴァージョン違いなんてのはよく出くわすので珍しいケースではないけど、人気がある盤でもなければ話題になることもなく気が付きにくいということです。

それにしてもなぜ UK だけ追加で、 Mr Bartender、Taxi の2曲がリリースされたのか気になるところです。Sylvia が Brook に、あんたわたしのお気に入りの2曲を歌いなさいなんて命令していた風景を想像するのもよいのでは。
なお Mr Bartender、Taxi 2曲の Sylvia のオリジナルヴァージョンはジャケも印象的な彼女の1976年の名盤サード Sylvia に収録されています。

Sylvia Sylvia 1976

ということで、ちょっとしたこととはいえお客さんに教えてもらわなければ気が付かなかったんじゃないのかなあなんて思います。

Brook Benton / Mr Bartender


 

(20:00)

2017/09/10

Paul Craver Back To You Sandae 2017
Paul Craver / Back To You
7inch Single


ドイツに Sundae Soul という小さなレーベルがあって、ここは昔の再発も手掛けるけれど主に新録のモダンソウルっぽい作品をリリース、レコ屋の新譜コーナーでこのラベルデザインの7インチ見たことある人もいるんじゃないのかなあ。そんなに派手な作品はないけど、時代は流れているとはいえ最近の作品ではフィリー・テイストな歌物ダンサー Peter Symphorien / State of Mind はもろ自分好みで、尺の短い7インチではなくぜひともフルヴァージョンもリリースされないかなあなんて。

このレーベルから直近で最も新しいのが今回取り上げた Paul Craver という白人のおじさんらしいシンガーのBack To You というタイトル。今の時代感覚的には古臭く聞こえるなんでもないようなモダンソウル風なミッドダンサーなんだけど、個人的に目茶好きな曲のカヴァーヴァージョンで、オリジナルは Lou Rawls 1982年のアルバム Now Is The Time に収録され、こちらは Mtume & Lucas 黄金コンビによる制作でした。
艶ややかさや夜間飛行感覚はオリジナルとまではいきませんが、こういった曲をカヴァーして今の時代にリリースしようと思う善人がいるんだなあなんて。

裏面は Garland Green が1977年に7インチでリリースしたモダンダンサー Don't Let Love Walk Out On Us のカヴァーで、最近自己名義のアルバムもリリース(アナログ盤はもう少ししたら出る模様)して世界レベルのトラックメイカーとして話題の日本人 Yuki T-Groove Takahashi 氏がリミックスを手掛けています。当レーベルと T-Groove 氏はつながりは深いようで、McCrei / Take My Hands、Peo Feat. Chris / Another Weekend といった楽曲のリミックスも手掛けていました。

Paul Craver / Back To You

Lou Rawls / Back To You

(20:00)

2017/08/17

Derrick Harriott Greatest Reggae Hits 1975
Derrick Harriott / Go Away Dream
アルバム Greatest Reggae Hits に収録


お店をやってるとたくさんの人が遊びにやってきていろいろとレコードのことを教えてもらえるんですよね。ネットとかでリサーチしなくても、誰かのはなしを聞いてるだけでどんどん情報が集まってきて買おうと思うレコードがどんどん増えていくので便利なんだけど、余計なこともいっぱい覚えてしまったりもします。あとはどうしても後回しにしてしまうジャンルってありますよね、自分の場合だとロックやレゲエといった類は時間もなくてチェックしきれない部分もあるのだけど、周りにそのジャンルに強いお客さんが何人かいると、例えばレゲエアーティストってシャイライツの曲をカヴァーしてる人いっぱいいるじゃない、それじゃあ自分の好きな曲、Go Away Dream カヴァーしてる人って誰かいるの?なんて尋ねれば、Derrick Harriott が1975年のアルバムでやってるよと教えてもらえるんですよね。レゲエとソウルのレコードを交差させながらコレクトしてる人には簡単な質問で、たまたま教えてもらえただけだったかもしれないけど、趣味にせよ、物事に対するアプローチの仕方にせよ、性格でもなんでもいいけど」違う種類や別のコミュニティーに属してる人たちに囲まれているというのは自分にとっては重要なこと。

Derrick Harriott / Go Away Dream

Chi Lites / Go Away Dream

(20:00)

2017/08/11

Tony Etoria I Can Prove It 1977 GTO
Tony Etoria / I Can Prove It
7inch Single


UKのシンガー Phil Fearon 1986年のポップ・シンセブギー I Can Prove It という曲がありましたが、年に数回だけどお店でもかけているのでまあまあ印象に残っているUK産ミッド80’sの美メロナンバーであります。
この曲にはオリジナルアーティストの歌ったヴァージョンがあって、つまりは Phil Fearon のはカヴァーなんだよと以前お客さんが教えてくれたのですね。普通に知れ渡っていることなのかもですが、オリジナル・ヴァージョンの発見というのはどんな時でもうれしいものです。

Phil Fearon I Can Prove It 1986

今回取り上げたのがそのオリジナルアーティストの方で、ウェールズ出身の Tony Etoria というシンガーが1977年にリリースしたシングル。欧州各国からもリリースされ流通量も多そうな状況からはそこそこヒットしたといえるのでしょう。一発屋という類のようにもみえますが、この後にもう一枚シングルをリリースしたのちに Osibisa に加入したようです。こちらのヴァージョンもポップ感覚満載ですぐに好きになりました。
Phil Fearon は機械を使ってわりと忠実にカヴァーしていたんだなあということに気づきます。

Tony Etoria / I Can Prove It

Phil Fearon / I Can Prove It
(20:00)

2017/07/03

Willie Beaver Hale Beaver Fever Cat
Willie Beaver Hale / Groove On
アルバム Beaver Fever に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はバミューダ産ラム Gosling's Family Reserve Old Rum という銘柄をピックアップ。

バミューダといっても日本にいるとなじみがない土地ですので、いつものように位置確認しておきましょう。北大西洋にある諸島でイギリスの海外領土。ニューヨークからは2時間半くらいで行けるようです。

Bermuda

イギリスの海外領土の中でも、政治的・経済的な自立度が高く、金融部門と観光産業に支えられ、またタックス・ヘイヴンとしても知られています。

Bermuda Pic

バミューダにどれくらいの数のラムの蒸留所やメーカーが存在するのかわかりませんが、入手しやすい銘柄では黒いアザラシがラベルに描かれたゴスリング ブラックシールがラムのファンには知られています。今回取り上げるのはその同じゴスリング社がリリースする高級ラム。
ゴスリング社は1806年、創設者ジェームス・ゴスリングが1万ポンドの酒を船に積みイギリスからアメリカに向かう途中、燃料切れのためにバミューダ諸島セントジョージ港に寄航、この地にリカーショップを開いたのが起源となっています。ジェームスの兄弟に当たるアンブローズ・ゴスリングはその後、1857年にゴスリング・ブラザース社として企業化し、それから3年後にはカリブ海産のラムをオールド・ラムとして発売、現在7代続く、バミューダ島最大のファミリー企業になっているのだとか。

ファミリー・リザーブは文字通り、ゴスリング家の一族専用の極上秘蔵ラムで約一世紀半に渡り、一族の行事等の大事な場面でのみ大切に飲まれていた宝物でしたが、評判となり2003年から商品化され市場に出回るようになりました。

Gosling's Family Reserve Old Rum

いわゆるイギリス系ラムですが、ガイアナやジャマイカ産のようなヘヴィーな印象はありません。口にふくむとわりとあっさりして身構えるとはじめは拍子抜けしますが、幾層にも重なる余韻がすぐにあらわれ、伝統と高級感を楽しませてくれます。蒸し暑い季節になってくると、しつこさも少ないこのタイプが好感触にも思えなくもありません。口当たりはスムースですし、飲み疲れすることなく何杯でもいけそうな気がします。

Willie Beaver Hale / Groove On

(20:00)

2017/05/03

Jeffree 1979 MCA
Jeffree / Loves Gonna Last
アルバム Jeffree に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はスペインのシェリーを手がける会社がリリースする、ドス・マデラス 5+5PX という銘柄をピック・アップ。

ウィリアムズ&ハンバート社というシェリーを生産するところからここ一年くらい出回っている商品で、中身はガイアナとバルバドス産のラム。同じイギリス系を混ぜ合わせているということなんだけど、最近このように国の違うものどおしを混ぜ合わせた商品が以前に増して出回ってる感があります。

Dos Maderas 5+5PX

さて今回のラムですが、ガイアナのラムとバルバドスのラムを現地でアメリカンホワイトオーク樽を使ってまずは5年熟成。それをスペインに運んでヘレスにて「ドス・コルタドス」(シェリー)の樽で3年間の熟成。さらに、20年熟成のペドロ・ヒメネス(甘口シェリー)「ドン・グイド」の樽で2年間熟成。ちょっとややこしいですがこのような3段階の手間のかかる熟成で合計10年間寝かせた、樽にこだわったラムということになります。自社がシェリーの会社だからというのもありますが、実験的に作ってみたら思いのほか出来が良かったのかもしれません。
口当たりはバルバドスラムでみられる熟したフルーツの味わいが顔をのぞかせ、後味にガイアナラムの香味というイメージだけど、後熟のシェリー樽の効果かそれらをさらに包み込むような深い甘みが支配するというもので、粘度も強くて味わいはかなりの存在感といえるでしょう。あまり目立つ銘柄ではありませんが、食後のスィーツ感覚で楽しむラムとしてはなかなかの出来で、甘口を好まれる方には強くプッシュ、個人的にはめちゃくちゃ美味いと思うんだけどなあ。

Jeffree / Loves Gonna Last


(20:00)

2017/04/21

Tuxedo

セカンドのリリース・パーティーで来日中の人気ユニット Tuxedo の二人が忙しいスケジュールの中、今回もお店に遊びにやってきました。
Mayer Hawthorne が昨年の8月に来てくれた時に Tuxedo のセカンドを作るかも、なんてはなしをしていましたが、すぐにこうやって作品に仕上がったあたりはさすがというほかありません。ファーストの流れのあの洒落っ気たっぷりな路線でありまして、こちらで全曲聴くことができます。
公演は本日21日の大阪と翌22日の渋谷 Vision でのDJプレイということで、毎回ながらの超満員となることでしょう。

Tuxedo II 2017




(20:00)