コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ブラックコンテンポラリー

ブラックコンテンポラリー

2017/04/10

Jermaine Jackson Don't Take It Personal 1989
Jermaine Jackson / Don't Take It Personal(Extended Version)
12inch Single


たまにかけるときはアルバムを引っ張り出して針を乗っける Don't Take It Personal、このたび12インチ盤が100円だったのでゲットすることに。
アルバムヴァージョンが4分29秒なのに対して12インチ盤のエクステンデッド・ヴァージョンは5分18秒に引き伸ばされています。特別な仕掛けがあるわけではないのでまあアルバムヴァージョンで十分といえるような内容なんだけどね。
Surfaceの中核であり、プロデューサー、ソングライターとしても腕をふるった David Conley、David Townsend による1989年のブラコン名曲で、彼ららしい透明感あるサウンドがここでも奏でられています。

Jermaine Jackson / Don't Take It Personal(Extended Version)

(20:00)

2016/05/10

Alfonz Jones Champion Of Love  1988
Alfonz Jones / Can You Forgive Me Baby
アルバム Champion Of Love に収録


最近ほとんど見なくなったし、時代的にも全く人気がなく注目もされず、頭からもすっかり忘れていた一枚。昔のレコ屋の売れ残りコーナーではたまに遭遇して、当然ながら無視していたアルバムだけど、久しぶりにご対面となったので買ってみることに。価格は300円。

持って帰って確認すると、この Alfonz Jones という人物は、アーリー80's のレコード好きにはマイケルそっくりサンとして認識され、82年に LARC Records から Alfonzo 名義でソロアルバムをリリースしてインパクトを残したその人と同一人物。 Alfonzo の2ndアルバムということは今まで気がつきませんでしたね。

Alfonzo  LARC Records 1982Michael Jackson Thriller LP

LARC Records のファーストのジャケ写は、見ようによってはマイケルのスリラーとの類似点もよく指摘されるけど、モータウンなどで仕事をしていたベテラン・プロデューサー、アレンジャーの Clay McMurray が Alfonzo の歌唱を聴いて、マイケルそっくりサン路線で売りだそうとしたのか、たまたま結果的にそうなったのかまではわからないですね。いずれにせよマイケル云々は抜きにしても当時の軽快なブギーフィーリング視点ではよく出来たアルバムで、Lowdown の面白カヴァーなんてのもあり、その筋には人気のアイテム。 作曲も自身でやっていたりで、単なるマイケル・フォロワー以上の聴き応えであります。

今回のセカンドは88年にWayne Henderson プロデュースで、L.A.のマイナー Angel City Records からリリースした作品。ここでもマイケル的な唱法は楽しめるけど、80年代後半の時代感のある打ち込みビートに乗ったサウンドが大半を占めているので、ファーストのようなクオリティーを求めると大方の人からはパスされるかもしれない。唯一 Can You Forgive Me Baby というナンバーがAfter 7 の One Night や Cashmere の We Need Love あたりの甘さも感じるメローなミディアムであります。大学時代はピッチャーで MVP を取ったこともある実力の持ち主で、プロからも声がかかるレベルだったのだそう。

Alfonz Jones / Can You Forgive Me Baby

(21:00)

2016/01/26

Ren Woods Azz Izz Elektra 1982
Ren Woods / I Don't Wanna Stop / Get It Right
アルバム Azz Izz に収録


ねじったショートヘアにハチマキも素敵、1982年にリリースされたシンガー、女優 Ren Woods のセカンド Azz Izz はセールス的にはいまいちだったけど、ブラコン好きにはよく知られるお馴染みのアイテム。昨年の夏にワーナーから「Warner 80's Soul Classics Best Collection 1000」というタイトルの1000円シリーズで再発もされたばかり。

ちょっと細かい話になりますが、このアルバムには収録曲が1曲違う盤が存在、つまりはジャケは一緒だけ中身は違う盤があることに最近気が付きました。いわゆるファーストプレスとセカンドプレスで曲が差し替えられるという、レコードを長く買ってればこの盤に限らずたまに遭遇するケースなんだけど、何が起こってそうなったのかな?ちなみに下に貼り付けた裏ジャケの写真はセカンドプレスの際にはモノクロのものに差し替えられており、当然クレジットも書き換えられていますが、大衆ブラコン皿というのもあり一度手に入れてしまえば裏ジャケのデザインの違いなんてそんなに気にせず2種類あることには気が付かない、なのでこの件に関しては語られることはないものと思われます。

Ren Woods Azz Izz Back 1st PressRen Woods Azz Izz Back 2nd Press


おそらくは

(裏ジャケがカラー写真の盤)
プリンスが書いたファンクナンバー I Don't Wanna Stop が収録されているファーストプレス。ディスクガイドに掲載されたり、ネットで紹介されるのはこちらの盤。CDの再発盤もこちら。

(裏ジャケがモノクロ写真の盤)
その I Don't Wanna Stop が省かれ、代わりにシングルにもなったダンクラ曲 Get It Right が新たに収録される、同時期にリリースしたセカンドプレス。

となるのでしょう。

流通量は圧倒的にファーストプレスが多いものと思われ、セカンドプレスはごく少数枚の流通かな?このセカンドプレスがあることはネットでの様子を伺うとほとんどしられていない可能性も。

昔からのレコ堀経験でいうと、セカンドプレスに収録されてる Get It Right はシングルオンリーのリリースとして紹介されることが多いのですが、たしかにファーストプレスには収録されてないので、この曲が収録されたセカンドプレスがあることを知らないとシングルオンリーと認識してしまう。

Get It Right の作者はサックス奏者の Azar Lawrence と Graham Central Station にいた Patryce Banks。プロデュースはアルバム同様 Chuck Jackson。エンジニアだけは他の楽曲とは別人が起用されているので後から追加されているということになる。軽快でキャッチー、ノリのよい当時のブラコンダンクラの王道といえるサウンド。

なぜ飛躍的に才能を開花させたプリンスがわざわざ提供した I Don't Wanna Stop を省いて、別曲 Get It Right に差し替え新たにプレスし直さなければならなかったのかは気になるところ。なんかトラブルでもあったのかな、とも考えたくなります。

このジャンルのアルバムとしては内容はそこそこいい方なので、仮に何かごたごたに巻き込まれてプロモーションもままならずセールス的に不調に終わったんだったらちょっともったいないような気も。

些細なこととはいえほとんど語られることがないので取上げた次第であります。

Ren Woods - Get it right

Ren Woods - I Don't Wanna Stop

(21:00)

2015/08/21

 Taylor  ‎– Feel The Need
J.T. Taylor / The Power Of Love
アルバム Feel The Need に収録


地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

8月に入ってからはお客さんの口からサマソニの話がよく出てたけど、それも終わってなんとなく秋の気配も漂ってきました。とはいえまだまだ月末の Do Over だとか、来月の Soul Camp などお祭りごとは続くのであります。当コーナーの主 Dunn Pearson も遠からずサマソニと関係があると無理やり言いたいんだけど、ディアンジェロのファースト収録の Crusin' のバックでオーケストラをつけていたのが Dunn であり、PVにも指揮者として登場していたなんてのはあまりにも小さすぎる話題ですが、若き青年にとっては職人 Dunn アレンジのもと、生の弦をバック(日本人も一人参加)にクラシックソウルをカバーするというのは、自身の音楽制作にはいくらか刺激になったことでしょう。後に数々の素晴らしいカバーを演じるのは皆様ご存知のとお り。

さて今回取上げる Dunn が手がけた作品でありますが、先月来日していた元クールの J.T.Taylor 91年のソロ2作目に収録された The Power Of Love という楽曲。このアルバムにはシングルにもなった Long Hot Summer Night という夏向きな曲が収録されて、今の季節になると毎年頭に浮かぶのだけど、おそらくこの盤がタンテに乗せるのは10年以上ぶりかも。 スウィングビートを中心に、J.T.節が堪能できるスローまで91年ならではのポップで洗練されたサウンドプロダクションといいたいところだけど、トラックとボーカルの相性はまちまちというのは、Deodato が手がけた第二期クールの一連の作品と比較してであります。
The Power Of Love での Dunn のお仕事はプロデュース、アレンジ、共同作曲、鍵盤、ドラムプログラミング、とほぼ前面に渡っており、メロディー、アレンジの各パートからは Dunn らしさがストレートに表現されています。ちょっと甘ったるい J.T.ならではの雰囲気も良いんだけど、燻し銀系のボーカルグループ、例えば同時期に Dunn が絡んでいた O'Jays あたりがやればさらにミラクルが生まれたに違いないなんて少し思うかも。

J.T. Taylor / The Power Of Love


(21:00)

2014/12/24

O'jays Home for Christmas
O'jays / I Can Hardly Wait 'Til Christmas
アルバム Home for Christmas に収録


年末年始の休業日は次の予定とさせていただきます
遠方や地方からご来店の方はお気をつけ下さいませ

今年は12月30日(火)まで営業

年末年始の休業日は

12月31日(水)
1月1日(木)
1月2日(金)
1月3日(土)
1月4日(日)

新年は1月5日(月)から営業開始となります

O'jays / I Can Hardly Wait 'Til Christmas

(21:00)

2014/11/27

Lou Rawls   ‎– Now Is The Time
Lou Rawls / Now Is The Time For Your Love / Back To Love
アルバム Now Is The Time に収録


地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

ソウルファンから人気がない人といえば Lou Rawls もその一人だけど、82年作 Now Is The Time は、Mtume & Rucas のコンビと Thom Bell が約半数づつプロデュースを担当したブラコン・アルバムの傑作。N.Y.& フィリーで繰り広げられる都会的で洗練された80年代前半ならではの贅沢なサウンド・プロダクションをバックに、いつもの渋い歌声を披露するという構図なんだけど、アルバムを通して大人の夜間飛行といった雰囲気でとてもよい感じです。

Dunn Pearson のここでの仕事は Mtume & Rucas が制作したうちの3曲で、ストリングスとホーンのアレンジを担当するというもの。Now Is The Time For Your Love や Back To You で味わえるおなじみの Mtume & Rucas 節はいとも簡単に作っているようにも感じられるけれど、各パーツが見事に重なり合いながらきらきらと宙を舞う様は、サウンド・オブ・ニューヨークの美学そのもの。
Thom Bell 制作のウォーキング・テンポな (Will You) Kiss Me One More Time も、恋人たちの空中散歩な雰囲気がよく出てこちらもお見事。

Lou Rawls / Now Is The Time For Your Love

Lou Rawls / Back To You

Lou Rawls / (Will You) Kiss Me One More Time

(21:00)

2014/10/21

Sarah Dash - You're All I Need
Sarah Dash Duet With Ray, Goodman & Brown / Don't Make Me Wait
アルバム You're All I Need に収録


お店のお客さんを含め、自分の周りで100円レコードを買っている人はほとんどいない気もするけど、なんだかよく分らないものを拾ってきて聴いてみたいとか、いつか何かで使うかもしれないから保管しておこうなんて考えてる人はごくまれなのでしょうね。100円コーナーに集う人を観察すると、ちょうど自分と同じ世代の人の割合が低いように思えるのは気のせいかな?
女性ボーカル・トリオ Labelle のメンバー中では、一番地味な存在に見える Sarah Dash ですが、解散してそれぞれがソロの道を歩むようになってからも、アルバムの印象はわりと薄い人で、メインストリームをいく Patti Labelle と、アバンギャルドな路線の Nona Hendryx に挟まれてはいたし方のないところ。とりあえずは CBS 系の Kirshner レーベルから78〜81年にソロ作を3枚リリースしてディスコ・ヒットした曲もあるけど、ディスコ・ブームが去ってからの路線変更が上手くいかななかったのかな?、83年に Patrick Cowley の Megatone Records に行ってハイエナ曲を2枚録音、アルバムも作る予定だったけど Patrick Cowley の死去により白紙になったとか。それからはヒップ・ホップのバック・ボーカルや、Dr.York の相方役で名前を見るもすでに過去の人のイメージなんだけど、カムバックとなるのが、EMI-Manhattan から88年にリリースした HUSH Productions による本作。いわゆる当時の HUSH ならではの都会的でコンテンポラリーな作風となっており、同じ時期に HUSH にいた、Ray, Goodman & Brown‎ とのデュエットとなるスロー Don't Make Me Wait は、80年代後半ならではのクリスタルな輝き。打ち込みのアップはキツイけど、この曲はどうにか許容範囲であります。
Sarah Dash は時を同じくして、Keith Richards と親交を持ち、そちら方向へ活動の場は広がることになったようです。

Sarah Dash Duet With Ray, Goodman & Brown / Don't Make Me Wait

(21:00)