コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ダンスクラッシックス

ダンスクラッシックス

2020/09/14

LATE NITE TUFF GUY TUFF CUT 08 2015 Tuff Cut
LATE NITE TUFF GUY / Dreams
TUFF CUT 08 に収録


LATE NITE TUFF GUY (LNTG) が2015年に自身のレーベル TUFF CUT からリリースした4曲入りのエディット盤。LNTG はオーストラリアのダンスミュージックのプロデューサー、リミキサー、エディター。個人的にはおおネタ曲を調理するイメージの強い人だけど、2013〜2016年ころまで運営されてたTUFF CUT レーベルの諸々の作品も例外なくメジャー曲をこれでもかと使用したものでありました。
今回のは2015年リリースの TUFF CUT レーベルの8作目で、よく知られる下の古典4曲を現代風なダンスミュージックに仕立て直しています。

Hall & Oates / I Can't Go For That
Marvin Gaye / I Heard It Through the Grapevine
Freetwood Mac / Dreams
Michael Jackson / Wanna Be Startin' Somethin

Fleetwood Mac Rumours 1977 Warner Bros. Records

見るからにおおネタ感満載のEP盤といえますが、個人的に聞きたかったのは Freetwood Mac 1977年の名作 Rumours に収録された Dreams の LNTG ミックス。Dreams の現代風ダンスミュージック仕立てというと2012年に Psychemagik がリリースした Dreams (Crystal Visions Remix) が有名だと思いますが、原曲の良さを損なわない素晴らしい仕上がりで当時店でもよく流してました、それと比較して出来はどうなんだろうなと。

Psychemagik Dreams Crystal Visions Remix 2012

LNTG ミックスはオリジナルヴァージョンをベースにボトムを強調して余計なものは落として余白を作ってというのは王道的な作風ですが、Psychemagik のをはじめに知ってるとややあっさりコンパクトにまとまっている印象に聞こえます。この辺に関しては Psychemagik のヴァージョンは原曲をさらに幻想的で美しい別次元に持っていっているという感じでしょうか、LNTG ミックスが劣っているというわけではないけど、Psychemagik の描いた世界観が素晴らしかったのもありやや地味にひびきます。
今回のように昔のメジャー曲ともなれば、現代のリミキサーやエディターが手を加えたヴァージョンが複数世に出回ることになりセンスが試されることになりますが、各クリエイターがどのような世界観をもってミックスしなおすかを聞くのは面白いと言えます。ちなみにボストンのプロデューサー Soul Clap も Dreams のリミックスを2009年に手掛けています。

Fleetwood Mac / Dreams (LNTG Remix)

Fleetwood Mac / Dreams (Psychemagik Crystal Visions Remix)

Fleetwood Mac / Dreams (Original Version)


(19:00)

2020/07/19

Slave Watching You 1980 Cotillion
Slave / Watching You
12inch Single


ダンスクラシックスの超定番で、店でもいまだにタンテに乗る機会の多い Slave 1980年の名曲 Watching You の US 12インチ盤を購入。小銭価格とあまりにも安かったのではじめは再発かブートの類と思ったけど、オリジナル盤であり、当時のカンパニースリーヴもついててうれしい買い物となりました。
ちなみに Watching You はアルバムでは1980年の5作目の名盤 Stone Jam に収録されてます。このアルバムはダンスクラシックのレコードとしては、集めはじめのもっとも初期の段階で購入したと記憶してるので個人的にも思い入れの強い一曲。

Watching You は当時リリースの US 12インチ盤はプロモしかリリースされておらず、尺はアルバムと同様の 4:41 ヴァージョンとなってます。アルバム収録ヴァージョンと音の迫力の差はどれくらいあるのか、そして各楽器のパートのミックスのバランスは12インチ用に若干いじられているのかが気になるところで、早速2枚同時に鳴らして確認してみることにしました。12インチの方は音の迫力に関してはアルバムより若干強いかなというレベルで、驚きや感動を感じられるような12インチならではの差異はそれほど感じるというモノではありません。ミックスのバランスや各楽器の音の鳴り方もアルバムとほぼ同じでしたが、個人的にはアルバムの方がいいようにも感じますが、2枚同時に聞き比べないと気にならないレベルではないかと。それなりの音響設備のクラブなどで爆音で鳴らせば差異は明らかなのかもしれませんが、ほぼ家庭用に毛が生えたような設備の自分の店の営業用に使う分には12インチならではのメリットが明確に発揮されるという結果にはなりませんでした。
とはいえ好きな曲の12インチというのはヴァージョンがアルバムのそれと全く同じで音質も差がなかったとしても、気分的によい音のように感じる効果はあるもので、そのような雰囲気というかなんとなく12インチはいい音なんじゃないのかなという思い込みやムードというのはレコードをコレクションする際のモチベーションとして楽しむべきものであったりします。

Slave / Watching You

(19:00)

2020/07/13

Troiano We All Need Love 1979 Capitol Records
Troiano / We All Need Love
12inch Single


カナダのロック系 Domenic Troiano 1979年のディスコ12インチ盤を購入。10年以上前まではアルバムに収録されたヴァージョンを年に2.3回は流していたような記憶もあるけど、近年は全く触ることがなくなってしまった一曲。今回の12インチはアルバムの 3:55 の尺より長い 5:50 のロングヴァージョンとなっていて、いつか購入しようかなと思っていたのだけどそのうち興味もなくなったので放置となってました。数年前に Edit されたりしましたが特に人気があるというわけでもなく安い値段でしたのでとりあえずは持って帰ることに。久しぶりに耳にすると当時の白人ロッキンディスコならではのやや前のめり加減だけどキャッチーでポジティヴなイメージは好感が持てます。厚かましくはないけどわりとアップリフティングでぐいぐい迫る雰囲気は気分によってはトゥーマッチと感じることもあって、この曲から遠ざかった原因はその辺にあるのかもしれない、元気のある時にタンテに乗せたいところです。ロングヴァージョン、音圧もアルバムよりでかくなって、ダンスフロア向けに DJ される方に使っていただいて盛り上げてほしい一枚です。

Troiano / We All Need Love (12inch Long Version)

(19:00)

2020/07/04

Ceybil Jefferies Let The Music Take Control 1991 Atlantic
Ceybil Jefferies / Choices (Albun Version)
アルバム Let The Music Take Control に収録


90年代のハウスシンガー Ceybil Jefferies のファーストアルバムを購入。今どきこの時期のクラシックハウスのアルバムを買おうと思う人はいなくて需要はほぼないとは思うけど、アナログ盤で探そうとするとメジャーの ATLANTIC からとはいえレコ屋ではあまり見かけないタイトルだったりする。リリース年とジャンルを考えればプレス枚数はそんなに多くなく流通量が少ないのは当然か。このアルバムからカットされヒットした3曲の12インチシングル、Love So Special、Open Your Heart、Choices の各曲は当時新譜で購入、クラブでもよく流れていたので個人的には懐メロ感の強いシンガーだけど、他のアルバム収録曲もメジャーらしい作りこまれた当時の歌ものガラージハウスの良曲に出会える。Choices は12インチ盤では初期 Kerri Chandler だったり、Smack Productions のリミックスが収録されてるけど、今回アルバムで Ten City 節炸裂のオリジナルのアルバム・ヴァージョンを初めて耳にしてこのヴァージョンも好きです。

彼女は1993年に Sweet Sable というアーティスト名に変更、路線もハウスから R&B に転向して、Nikke Nikole のプロデュースでアルバムを一枚リリースしてそこそこヒットさせている。アルバムのタイトルトラックでシングルカットもされた Old Times' Sake はエディケン Intimate Friends のループがばっちりハマった90's R&B クラシック。

その後も Deep Zone の It's Gonna Be Alright のヒットなどなどハウス系のフューチャーリング・シンガーだったりバックボーカルの仕事で名前を見かける機会もありましたが、今回の COVID-19 で亡くなってしまったなんてニュースを見ると、お世話になったのは大昔のことでずいぶんご無沙汰してたとはいえ胸が痛むのでありました。

Ceybil Jefferies / Choices (Albun Version)

(19:00)

2020/07/01

Q.A.S.B. Can't You See Me feat. Hiro-a-key 2020
Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me
7inch Single


Roy Ayers 1978年のダンスクラシック Can't You See Me を、日本のファンクバンド Q.A.S.B. がマルチシンガー Hiro-a-key をフューチャーして現代風ディスコ仕様にカヴァーした作品。Roy Ayers の洒落た原曲がめちゃくちゃ好きなので、とはいえ長い年月でもういやになるほど日常的にもかけているので少なからず飽きてはいるのだけど。いづれにせよこういうカヴァー作品が出てくると新鮮で、お客さんの反応もそれなりにいいのではないかと期待するのだけど、一応リリースから3か月経過してまあまあな頻度で流してはみるけど、それほどの反応でもなかったかも。Can't You See Me ってそのジャンルではド定番だと個人的には思うし、今回のカヴァーも面白い企画とは思うのですが。

裏面に収録の I'm In Love もカヴァーで、もともとは Nancy Wilson が1978年に歌ったナンバー。原曲は店でもそれなりに流してお馴染み感は強いですが、サンプリングだったり、ミックスに収録されたりである時期から急に再評価され、レコードの値段も高騰したりで、今ではグルーヴィーソウルの定番曲の仲間入りといったところでしょうか。

Q.A.S.B. はコンスタントに作品をリリース、その中でカヴァー曲のリリースもそれなりにあってどおしても目につくのだけど、オリジナル曲もいいのがあって店でもよく流すのでそっち方面も期待、陰ながらレコード流して応援しています。

Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me

原曲
Roy Ayers / Can't You See Me?


Q.A.S.B. / I'm In Love

原曲
Nancy Wilson / / I'm In Love

(19:00)

2020/06/06

Dave Baker Glow of Love 2015 Favorite
Dave Baker / Glow of Love
12inch Single


Luther Vandross の素晴らしい歌声が印象的な Change 1980年の名曲 Glow Of Love のカヴァーヴァージョンを購入。Dave Baker というジャマイカ出身のレゲエシンガーが取り上げたいわゆるカリビアンディスコに分類されるカヴァーで、もともとは1980年に UK の Black Jack レーベルからリリースした Everybody Needs Love という曲の裏面に収録。もともとと書いたのは、今回買ったのは2015年にフランスの Favorite Recordings からの再発盤だからでありますが、オリジナル盤は少しだけレアみたい。

再発されてすぐの頃だから5年前なのでしょう、なんかのイベントで一緒に DJ やった人が流していて、大好きな曲のカヴァーなのですぐにアーティスト名を教えてもらい、たしかに店頭に並んでいるのを確認するもスルー、その後も中古盤でちょくちょく見かけていたとはいえ結局買うのが今頃となったので、冷静に後から考えるとそんなに欲しがるものではないという判断だったのかなあと思うけど、他人がDJでかけてるとついいい曲に聞こえるマジックみたいな作用はたまにあったりします。結局はず〜っと後にこうやって買っているのだけど、コロナでレコ屋の閉店期間も長かったので、その反動で普段なら選ばないものまで買ってしまっているのかもしれないのだけど、まあそれはそれでよしでありましょう。

レゲエ方面はそんなに詳しくないので Dave Baker というアーティストがそっちでどれくらい活躍していたのかはわかりませんが、ソウル系の作品にも顔を出していて、Dave Collins という別の名前で UK のジャズファンクユニット Cargo のフューチャーリング・シンガーとして渋い歌声を披露していたあの人である、といわれればとっても親しみがわいてくるのでありました。Holding On For Love、Love You So、Tender Touch、Don't Stop Your Love といった彼が歌ういかにも英国産の小洒落たおなじみのナンバーはどれも名曲です。

Dave Baker / Glow of Love

(19:00)

2020/03/24

Orlando Johnson Funky Time Remastered 2020 LP
Orlando Johnson / Drive Me Out Of My Mind
アルバム Funky Time Remastered 2020 に収録


ちょうど一か月くらい前に Orlando Johnson の新譜がリリースされてるのを発見してワクワクしたのだけど、よく調べると2011年に CD のアルバムでリリースした Funky Time というタイトルをリマスターして300枚限定でアナログ盤の LP でリリースしたものでした。Orlando Johnson が近年も活動していたのは知らなかったけどプレス枚数も少ないのでとりあえずは購入しておくことに。
Orlando Johnson というとイタロディスコの有名人というイメージで、Orlando Johnson & Trance 名義で1983年にリリースした Turn The Music On は US でもヒットしたダンスクラシックスの超定番。アーリー80's のイタロ〜ヨーロピアンディスコのカテゴリーにおいて個人的にはもっとも初期の段階で覚えたのがこの曲なんだけど、イタロとN.Y. テイストなディスコやファンクの融合ってなんて素晴らしいんだろうと初心者の頃にそのジャンルにあこがれを持たせてくれたのでありました。

今回の作品は2011年頃の新録ということになると思いますが、アーリー80's 風なブギー感覚の曲がいろいろ収録されてます。面白いというか笑えるのが、いくつかの楽曲は過去のイタロディスコ系の別アーティストの楽曲のバックトラックを拝借し少し手直しして新たに歌を入れ替えて新曲として仕上げている点。例えばオープニングの Drive Me Out Of My Mind は Kano 1983年の Dance School のトラックを使用。A4 You Got What It Takes は Rainbow Team 1981年の Dreaming のトラックを使用。B3 Funky Night は Kano 1981年の Can't Hold Back のトラックを使用。カヴァーでもないのによくもこんなに昔の曲を大胆に使いまわしするよなという気もしないでもありません。このような手法は狙ってのものなのかある種の手抜きなのかはわかりませんが、この辺のイタロダンス古典に詳しく元ネタがすぐにわかる方なら別の面白さを見出すこともできるでしょう。Drive Me Out Of My Mind などは現代版80's 風ブギー曲としてそれなりに楽しめますが、せっかくなら一から書いた曲ももっと聞きたかったかなという気も少しします。
作品のプロデュース、アレンジのクレジットは Claudio Donato と Orlando Johnson となってます。Claudio Donato はイタロディスコ界隈で名曲を多数輩出した有名プロデューサーですが、今回の使いまわしの各元ネタは彼が80年代前半に手掛けた名曲たちであり、よく言えば近年のイタロディスコ再評価の波に後押しされて現代版に蘇らせたということにもなります。

Orlando Johnson Funky Time / Drive Me Out Of My Mind

上の曲の元ネタ
Kano / Dance School

(20:00)