コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ダンスクラッシックス

ダンスクラッシックス

2018/09/01

Herbie Hancock Stars In Your Eyes 1980
Herbie Hancock / Stars In Your Eyes (Special Disco Remix)
12inch Single


お客さんからいらなくなった12インチ盤を譲りうけました。何やらラベルの印刷がにじんでいるのが気に入らないらしく、同じタイトルのきれいな盤を買ったのでにじんだほうはいらないというわけ。人によっては音がそれなりに再生できるんだったらラベルの印刷のにじみくらいはと考える方もいるでしょうね、自分もそのタイプだけど、レコードは仕事で使うものという感覚が強いので、見映えよりも実用的にどうかが気になるのだけど、個人でレコードを集めている人だと、聴くためよりもコレクションそのものを楽しむという方も多いと思うので、きれいな状態のものを手元に置いておきたいと思う気持ちは十分に理解できます。レコードというのは音を流してこそ楽しいという考えもあるけれど、単に集めるのに重点を置いてる人ってわりと多い気がします。ヘヴィーコレクター以外の人種でもレコードプレーヤー持ってないけどレコードは少し集めているという層が存在するというのは、お店にいればちょくちょく目にしますが、人それぞれ好きなようにレコードを楽しめばよいのでしょう。

Herbie Hancock Monster 1980

さてハンコック1980年の Gavin Christopher が歌うフュージョンブギー定番曲 Stars In Your Eyes の12インチ盤ということで。アルバムでは同年の Monster に7分1秒ヴァージョンで収録。お店でもそれなりに流すなじみ深いナンバーで、そのアルバムヴァージョンにくらべ12インチは11分21秒のかなりのロング仕立て。イントロ、ブレイクパート、最後尾、それぞれが引き延ばされ長尺となってますが、うわものやボーカルの広がり、強くタイトに打っても丸く鳴り響くドラム音など録音状態も見事で12インチで聴くと今まで以上にこの曲のことが好きになります。
今回取り上げたのはコロンビア赤ラベルの正規盤で、A面にはファンキーダンストラック Go For It の12インチヴァージョンが収録され、アルバム収録ヴァージョンとは異なる テイクとなっています。なお Stars In Your Eyes のコロンビア白ラベルのプロモ盤は、A面 Stars In Your Eyes 12インチヴァージョン、B面 Stars In Your Eyes アルバムヴァージョンとなっています。近年になってコロンビアからは正規の再発盤もリリースされましたが、ブートのような再発盤も過去に何度かリリースされており、時代が変わっても完成度の高い人気曲ということなのでしょう。

Producer - David Rubinson & Friends, Inc., Herbie Hancock
Written-By - G. Christopher, H. Hancock, L. Capuano, R. Parker Jr
Drums - Alphonse Mouzon
Percussion - Sheila Escovedo
Bass - Freddie Washington
Keyboards, Synthesizer - Herbie Hancock
Guitar - Ray Parker Jr.
Lead Vocals - Gavin Christopher
Backing Vocals - The Waters

Herbie Hancock / Stars In Your Eyes (Special Disco Remix)

Herbie Hancock


(20:00)

2018/08/17

Made in U.S.A Melodies 1977 De-Lite
Made in U.S.A / Melodies (12inch Version)
12inch Single


N.Y.ダンスクラシックスのド定番、Made In USA / Melodies の12インチがコンディションが微妙というので特価になっていたので拾ってみることに。12インチの場合は音がでかいので見た目が多少悪くてもうまく鳴ってくれる場合が多く今回も特に問題のないレベルでした。個人的にも長年プレイしているおなじみの曲でアルバムを引っ張り出してたまにかけていましたが、12インチは8分の長尺ヴァージョン&アルバムにはないイントロやブレイクパートでの仕掛けあり、もちろん音質も向上してさらにゴージャスな印象となります。もっと早めに移行しておくべきだったかな。
Melodies はどことなくサバンナバンド風でもあり、バンドの紅一点Jann Harrison のボーカルが軽快に舞い上がる摩天楼感覚あふれる N.Y.ディスコティーク夜間飛行が楽しめる印象に残るナンバー。アルバムを見渡すと Never Gonna Let You Go も同路線で、Theo のエディットでも知られますが、ロウテンポディスコの Shake Your Body が最も好きだったりで、このアルバムは個人的な N.Y. ディスコの名盤でよくできていると思う。

Made in U.S.A De Lite LP 1977

さてさて Made In USA というバンドは1977年に De-Lite Records からアルバムを一枚だけリリースというまあまあ地味な存在だけど、後の1981年に Strikers を結成するメンバーの集まりでもあり、ダンスクラシックス的にはいわゆる Crown Heights Affair 周りにいたブルックリンのスタジオミュージシャンたちが、プロデューサー、アレンジャー、ライターの Britt Britton、Freida Nerangis 主導でデビューしたということで、CHA の弟分的な目線で楽しむのもよいでしょう。

Made in U.S.A / Melodies (12inch Version)

(20:00)

2018/07/30

Phyllis Hyman So Strange Kiss You All Over 1979
Phyllis Hyman / So Strange / Kiss You All Over
12inch Single


特に人気曲というわけではないけど、ふと目にとまった Phyllis Hyman 1979年の12インチ。表面がダンス曲 So Strange 8:50、裏面がミディアム Kiss You All Over 6:18。両曲ともに T. Life が制作、アルバムでは1978年の Somewhere In My Lifetime に収録されている。
昔たまにアルバムでかけていたけど最近はすっかりタンテに乗せておらずといった状況で、両曲ともアルバムとはヴァージョンの異なるUSプロモのみの12インチ盤がリリースされていたなんてのは全く気にも留めてなかったというのは話題性もないからだけど、まあ曲そのものというよりは、気になるキーワードとして、Arista レーベル、12インチ、白ラベルのUSプロモ、アルバムとはヴァージョン違い、1979年ころというのが引っかかるので、安いのもあって拾ってみることに。
それらのキーワードで合致するタイトルを考えるなんてあまりにもマニアックなはなしだけど、頭を回転させると超人気盤でいえば Breakwater / No Limit 辺りは日常的に接してるタイトル。ほかにメジャーな黒人ダンス系だと Ray Parker Jr. & Raydio / It's Time To Party Now、Harvey Mason / Groovin' You、Aretha Franklin / What A Fool Believes 辺りのアルバムとはヴァージョンの異なる12インチはすぐに思いつく。どれもアルバムでは味わえない迫力のある音の鳴りが最高なんだけど果たして Phyllis Hyman の盤はどうだろうか。
So Strange はアルバムヴァージョン 4:39 に対して、イントロの引き延ばしやブレイクパートの追加により 8:50 というロングヴァージョンになっているのが構成の違い。さらに楽器ごとのトラックもいじり直してボトムがかなり強くなってダンス志向の強い仕上がりになっているのが特徴。アルバムだとボーカルとかウワモノガいっぺんに前に来る印象でどちらかというとフュージョンタッチに聴こえるのだけど、12インチは各楽器の配置もきれいに整理され音色もクリア、同じ曲なのに表情が全く異なるのが面白いですが各自の好みといったところでしょうか。12インチとLPでの構造の違いもあるけどこの曲に関してはエンジニアのこだわりを評価したいところであります。
Kiss You All Over はアルバムヴァージョン 5:10 に対して12インチは 6:18。こちらは曲の構成は一緒でラストの部分を一分ほど引き延ばしただけ。12インチでは迫力は増してますが、So Strange ほどLPに比べ曲の表情が変わるというわけではありません。

Phyllis Hyman / So Strange 12inch Version

Phyllis Hyman / Kiss You All Over 12inch Version

Phyllis Hyman


(20:00)

2018/07/05

Ronnie Jones Games 1980
Ronnie Jones / Video Games
アルバム Games に収録


アメリカ出身だけどヨーロッパで活動したアーティストというのがたくさんいるけど、Ronnie Jones もその一人。作風がポップだからかレコ堀的にはそんなに注目される人ではありませんが、近年はカナダ盤のシングルの裏面に収録された You And I という1982年のトラックがブギー筋から人気となり再発もされることに。軍人としてイギリスに派遣されそのまま住み着いて音楽家に転身、その後ベースをイタリアに移してテレビやラジオでの仕事もこなしたのだとか。
60年代中盤からシングルをリリースして、1976年にドイツの Lollipop Records からアルバムデビューとなりこのレーベルから1980年までにアルバムを4枚リリースしている。Lollipop Records はドイツ人ディスコプロデューサーの Jurgen S. Korduletsch が関与したレーベルで、彼が手掛けたレーベルメイト Claudja Barry はワールドワイドに成功、Ronnie Jones は男版 Claudja Barry みたいな位置づけなのかも。
取りあげたのは Lollipop Records からの最終アルバム1980年作。時代性を反映しながらのポップなダンス曲がずらりと並ぶというもので、冒頭の Video Games というエレクトロ曲がそこそこヒットしたのか1982年に US の Handshake レーベルからもシングルとしてリリースされることに。ビデオゲームの流行の初動に刺激を受けたダンス曲というのがこの時代いくつも生まれますがこちらもその一つで、ピコピコなビートに乗っけて効果音をちりばめゲームの興奮を音楽に変えていかに伝えるかにこだわった楽曲で、今の時代感覚的には普通に聴いたらダサいと言われそうだけど憎めない面白さが感じられます。ちなみに Daft Punk が Technologic でこの曲を引用しているあたりはさすが。他にはおなじみの Chic 風のバックトラックの上でラップするナンバーだとか、マイアミディスコぽいナンバーだとか、苦笑いできる方向きな作品。

Ronnie Jones / Video Games



(20:00)

2018/06/23

Universe Every Single Night 1984
Universe / Every Single Night
12inch Single


15年位前辺りのはなし、ebay とかで知り合ったいくつかのヨーロッパのディーラに日本のいわゆる和モノのレコードを送るというのをしていたんですよね。シティーポップとか和ジャズの類。ほしいものリストを作成してもらい彼らの欲しいものを代わりに買って送ってあげるというもの。レコ屋に行ったついでに買うという作業なんだけど。相当な枚数出荷したと思うし、同じタイトルを何十回も送った盤もあったかな。その見返りに当時の日本のレコ屋ではあまり見かけないヨーロッパ産のブギー系のお勧め盤を教えてもらって送ってもらうという、物々交換みたいなやりかたみたいな人もいて、その類の盤はUS物に比べれば今よりは情報は少なかったと思うのでありがたかったわけです。現在はマニアの間ですっかり情報は整備されているのでなんてことはないですが、当時はまだまだ知らないことが多かったのでした。当時のヨーロッパの人の和モノに対する感覚も一緒じゃないかな、今は日本人より詳しい方もいますけど。
今回のシングル盤もその頃に教えてもらって手にしたと記憶しているけどしばらくかけているうちに飽きてしまい手放したからもう何年も自分のタンテに乗ることはなかったのですが、懐かしいのと値段が安かったのもあり再度買ってみることに。1984年の UK 産のモダンファンク風でリリースはこれ一枚のみの、スタジオ系の集まりのユニットかな。キャッチー&メロディアスなダンス曲で、なんとなく万人受けしそうな雰囲気でフロアではそれなりに機能しそうだけど、曲調的にお腹一杯になって飽きるのも早かったのかなあなんて言うとあまりにも贅沢なんだけど。ヨーロッパ産らしいライトなファンキーさでよくできた曲にはちがいありません。

Universe / Every Single Night

(20:00)

2018/06/17

Exp Express Express Yourself With A Little Exp
Exp Express / Express Yourself (With A Little Exp)
12inch Single


Luther Vandross は1976〜1977年に自身のバンド Luther 名義で Cotillion からアルバムを2枚リリースして、1981年に EPIC からソロデビューを果たします。空白期間が約4年ほどありますが N.Y. のスタジオシンガーとしては売れっ子で数多くのダンスプロジェクトの作品ではリードをとったり、バックシンガーの仕事で印象に残る歌声を届けてくれていたのはその時代のレコードを集めてる方にはおなじみといったところでしょう。
今回のシングルはその空白期間中に参加したシングル一枚だけをリリースしたダンスユニットでご自慢の歌声を披露(本人のクレジットなし)した作品。ラベルに年代の表記はありませんがサウンドや諸々を考慮して1980〜1981年のリリースと考えられます。CBS 傘下で10数タイトルの作品を80年代初頭にリリースしたマイナー Precision レーベルからの N.Y. 産らしいモダンファンクなダンステイストが心地よいブギー曲で、プロデュース、ライティング、ミックスは名手 Leon Pendarvis。マイナー作品としてはなかなかの仕上がりではないでしょうか。

Exp Express / Express Yourself (With A Little Exp)


ルーサーが1981年のソロデビューまでのスタジオシンガー時代に参加したダンスプロジェクトの作品に限定して、リードシンガーとしての歌声が楽しめる代表的なアルバムを復習しておきましょう。

Gregg Diamond,  Bionic Boogie Hot Butterfly 1978

プロデューサー Gregg Diamond のダンスプロジェクト Bionic Boogie、1978年のセカンド Hot Butterfly
のタイトルトラックでリードをとっています。あまりにも有名なルーサー参加のボーカルナンバーですが、Sweet Inspirations や Chaka Khan にもカヴァーされました。

Bionic Boogie / Hot Butterfly

Gregg Diamond Bionic Boogie Tiger Tiger 1979

同じく Gregg Diamond のダンスプロジェクト Bionic Boogie から。1979年のサード Tiger Tiger では2曲のダンストラックでリードをとっています。

Bionic Boogie / Lay It On The Line

Charme Let It In 1979

Misha Segal というプロデューサーが N.Y. を拠点に活動していたスタジオミュージシャンやシンガーを集めて制作した主にダンス系を扱うプロジェクト Charme の1979年の唯一のアルバム Let It In。ルーサーがリードをとるのは TOTO の名曲 Georgy Porgy のカヴァーということで、ファンにはよく知られているかと。
ちなみに他の収録曲のリードを眺めると Gwen Guthrie だとか Damaris Carbaugh もいて、彼女らも後にソロ・アルバム・デビューとなっています。

Charme / Georgy Porgy

Mascara See You In L.A. 1979

UK のレーベル Ensign Records のオーナー Chris Hill と Claudja Barry や Ronnie Jones を手掛けたドイツのプロデューサー Jurgen S. Korduletsch による1979年のダンスプロジェクト Mascara 唯一のアルバム See You In L.A.。ルーサーは数曲でリードをとっていますが、ボーカルグループ Tymes 1976年のカヴァー It's Cool のダンス仕立てのカヴァーが素晴らしい。一緒にリードをとる女性シンガーは Ula Hedwig。この人は1978年に Sharon Redd • Ula Hedwig • Charlotte Crossley というグループ名義でアルバムをリリースしたスタジオシンガー。
Mascara のアルバムですかシンガーやミュージシャンのクレジットは一切ありませんでルーサーの名前も記載されていません。USでのリリースはありませんでしたが当時国内盤もリリースされました。

Mascara / It's Cool

New York City Band 1979

John Travolta の実兄 Joey の主演映画 Sunnyside のため、N.Y.の一流セッションミュージシャンを集め New York City Band という即席バンドを結成、1979年にリリースしたダンストラックの音源集で、サントラみたいなものかな。プロデュースは Alan Douglas という人だけど、音楽ディレクター、キーボーディスト Harold Wheeler が実際には指揮をとったんじゃないのかなあと。
ルーサーはコーラスなども含めほぼ全曲で参加しているものと思われますが、リードをとってる Got To Have Your Body はミディアム・テンポのN.Y.ダンサー、さらっと流してるかのようでも込み上げ感は抜群のルーサー節は存在感抜群で素晴らしい。ボトムの硬さも自分好みな楽曲です。

New York City Band / Got To Have Your Body

Michael Zager Band Zager 1980

プロデューサー、ソングライター、アレンジャーの Michael Zager のユニット Michael Zager Band。1980年のサード Zager 収録の Don't Sneak On Me でルーサーはリードを担当。ともにリードをとるのは Michael Zager 関連作品で頻繁に名前の出るシンガー、ライターの Alvin Fields。もろに Chic を意識したサウンドですが演奏もカッコよく快調そのもの。

Michael Zager Band / Don't Sneak On Me

Change The Glow Of Love 1980

イタリア人プロデューサー、 Jacques Fred Petrus、Mauro Malavasi によるおなじみのダンスプロジェクト Change。1980年のファーストの2曲でルーサーがリードをとっています。ダンスクラシックスのアルバム収集においては初めに手にする基本アーティストがこちらの Change というグループですが、スタジオダンスユニットとしてはアルバムは6枚もリリースしてかなりの成功といえます。

Change / Glow Of Love

Change / Searching

(20:00)

2018/05/27

Grace Jones My Jamaican Guy
Grace Jones / My Jamaican Guy
12inch Single


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はジャマイカ産ラムの中から Blackwell Rum をピックアップしてみましょう。

Blackwell Rum はアイランド・レコードの創業者であり、プロデューサー、ビジネスマンのクリス・ブラックウェルの名にちなんだジャマイカ産ダークラム。アイランドは面白い音楽を発掘してきたレーベルのイメージで、ボブ・マーリーをはじめジャマイカのレゲエを国外に紹介して商業ベースに乗せた歴史云々というのはレコードを掘ってれば自然と身につく知識でありましょう。レコード好きにはおなじみのレーベルで、お店でもアイランドの作品は数多く扱ってよく流すので、彼の偉業に敬意をというので地味に置いているのであります。
2008年に始まったラムブランドで、もともとはジャマイカで音楽ビジネスをた立ち上げ、英国に移ってロック方面でも世界的成功を収めた人、その地のラムへのこだわりも強いのかなあなんて。味わいは口当たりは甘いけど、苦みやコクも目立つというもので英国〜ジャマイカタイプのラムらしいクラシカルな重厚感も感じられるのがポイント。店で扱っているラムでは低価格の部類に入りますが、味わいという点ではそれなりに主張も感じられ面白いのではないかと。
最近はブルーノ・マーズが手がけたラムも出回っていたり、ラムにも音楽糸とのコラボみたいなのが見られ、名前を借りてるだけだろうものもあるとしても、乗っかって楽しんでしまえばそれでいいのであります。

Blackwell Rum


Grace Jones / My Jamaican Guy

(20:00)