コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :AOR ロック

AOR ロック

2019/08/08

Peter Allen Don't Wish Too Hard (2)
Peter Allen / Don't Wish Too Hard (Jim Burgess Mix)
12inch Single


一年に2、3回くらいはお店で流す機会がある Peter Allen のダンスクラシック Don't Wish Too Hard の12インチを100円でゲットというものだけど、ずいぶん安いと思ったら盤に付着物があってのジャンク品扱いのためであります。家のキッチンで丹念に水洗いして付着物を取り除いたのだけど、両面とも同じ曲の同じヴァージョンなのできれいな片面が生きてるので放置してても問題なかったと後で気が付くのでしたが、気分的にごみが付いたままにしておくのは何とも気持ち悪いのであります。

Peter Allen I Could Have Been A Sailor 1979 A&M

いつもは1979年のアルバム I Could Have Been A Sailor の2曲目に針を落としてこの曲を流してましたが、今回の12インチは Jim Burgess のちょっとしたリミックスヴァージョンということで、アルバムにはない新たなブレイクパートが追加されるというもの。尺はアルバム 5:13、12インチ 6:10 となっています。
ブルーアイドソウルな楽しいディスコ曲だけど、自分でかけてて後半くらいになるとノリがトゥーマッチに感じる曲の一つでもあるけど、せっかく12インチもゲットしたのでどこかで活用できればなと思います。
ちなみに Don't Wish Too Hard の A&M Disco イエローラベルの12インチは今回の Jim Burgess ミックスのロングヴァージョンのほかに、アルバムと同ヴァージョンの盤も出回ってます。

Peter Allen / Don't Wish Too Hard (Jim Burgess Mix)

(20:00)

2019/03/14

Elkie Brooks Live And Learn 1979 A&M Records
Elkie Brooks / The Rising Cost Of Love
アルバム Live And Learn に収録


海外ネットラジオのミックスショーで流れていた曲が気に入って、それが収録されたアルバムを探して購入しました。その曲は Elkie Brooks という UK のポップスシンガーが1979年の4th アルバムで取り上げた The Rising Cost Of Love というグルーヴィーなトラックなんだけど、実際にミックスショーで使われてたのは、昨年ホワイト盤でリリースされた Prins Thomas が手掛けたリミックスヴァージョンというやつ(下の写真)。とりあえず当時リリースのアルバム収録正規ヴァージョンからおさえてみることに。
アルバムはLA録音で多くのスタジオミュージシャンが参加、The Rising Cost Of Love のクレジットには、James Gadson、Ed Watkins、John Barnes 、Paulinho Da Costa、Tower Of Power などなどが名を連ね、レイト70s の都会的な西海岸ファンキーソウルを演奏といったところ。曲調的にこのテイストってお店では使いやすいのでいい曲に出会ったと素直に感じるのでした。

Elkie Brooks The Rising Cost Of Love Prins Thomas Remix 2018

Elkie Brooks のヴァージョンを耳にした際に何かのカヴァーだなとすぐ頭によぎり、オリジナルはごくたまにお店でかける Jean Terrell が1978年のアルバム I Had To Fall In Love で取り上げたヴァージョンだと気づくのでした。

Jean Terrell I Had To Fall In Love 1978 A&M Records

両者のアレンジは全く違うけど名コンビ Zane Grey、Len Ron Hanks が書いた曲というのは印象に残るものなのでしょう。なお Breakwater の定番人気曲として知られる No Limit のオリジナルヴァージョンも Jean Terrell の当アルバムに収録され、こちらも Zane Grey、Len Ron Hanks の作品。Jean Terrell はSupremes を脱退してソロアルバムはこれ一枚きりですが、Bobby Martin 制作の隠れた良盤といえるでしょう。
The Rising Cost Of Love を取り上げたアーティストは他にもいて、Darrow Fletcher、Loose Change、Millie Jackson、Cut Glass といった人たちも1979〜1980年にカヴァーしています。
Elkie Brooks のヴァージョンは2002年にエディット盤も出ているのでDJ素材としてはそれなりに知られる存在なのかもしれません。

Elkie Brooks / The Rising Cost Of Love

Elkie Brooks / The Rising Cost Of Love (Prins Thomas Remix)

Jean Terrell / Rising Cost Of Love

(20:00)

2019/03/08

Martee Lebous The Lady Wants To Be A Star 1976 Image Records
Martee Lebous / For David
アルバム The Lady Wants To Be A Star に収録


レコ屋に行って買うものがなにもないというケースがたまにありますね、どんな店なのかにもよるし探してるタイトルにもよるとは思いますけど。とはいえレア盤とか珍盤みたいなのを欲してるのではなく、その辺でも流通してるようなタイトルで聞いたことがなくてなんかよさそうな安レコがゲットできればいいわけなので、単に自分の知識不足のせいでレコ屋の何万枚も在庫があるなかから一枚も引っこ抜くことができなかったんだろうなとも考えるのです。もちろんレコードをレジに持っていくかどうかは欲しい商品かどうかってのが重要だけど、ほかにもその瞬間の気分みたいなのにも左右されるケースも多いのですが。せっかくレコ屋に来たんならなんかしら一枚くらいは買って帰りたいなあとはいつも思うもので、ソウル、ファンク、ジャズ、ディスコ、ヒップホップ、クラブミュージックのコーナーを巡回して何も拾えなければ普段はあまり見ないロックコーナーに移動するのもいいのかなあなんてのは、よほど暇なときでもなければそおは思わないのだけど。ジャケだけはなんとなく見たことがあるけど、あまり接することのないロックのレコードたちがずらりと勢ぞろいしているコーナー、まあこれはこれで新鮮だったりする。
ふと目についたのはレコ屋の前で立ち止まってディスプレイされたジャケを眺める少女がジャケ写になった一枚。タイトルは The Lady Wants To Be A Star と書かれてある。レコ屋がジャケになってるレコードというだけで何となくわくわくしますが、写ってるジャケは何のタイトルかなあなんて確認するのも楽しいもの。スティーヴィー、ダイアナロス、オリヴィア.N.J、ジュディコリンズ、V.S.ロビンソン、キャロルキング、カーリーサイモン、ヘレンレディ、キャロルダグラス、ナタリーコール、などなどのポップスシンガーのレコードでありますが、この当時のそのレコ屋のベストセリングな商品群だったのかもしれませんね、本当に実在したお店だったのかどうかは不明ですが。
店頭に並んだレコジャケを眺めていつか自分もスターになる日を夢見るこの彼女は Martee Lebous という名の SSW で、1976年の N.Y. で録音したデビューアルバムがこちらのようです。興味を持ったのはジャケ写だけではありませんで、Charlie Calello プロデュース、バックの演奏者に Brecker 兄弟、Will Lee、Barry Miles、Jeff Mironov、John Tropea などおなじみの東海岸ミュージシャンの名前が確認できたからで、グルーヴィーな楽曲でも収録されてればなあなんて期待もあったからであります。

Martee Lebous / For David

Martee Lebous / Chance To Dance

(20:00)

2019/02/27

Bobby Caldwell Carry On 1982 Polydor
Bobby Caldwell / Words
アルバム Carry On に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はグアドループのラムからサマローリ グアドループ ラム 1998をピック・アップ。

グアドループは職業柄フレンチラムの産地としては馴染みあるとこですが、日本人からは地名自体聞いたこともないといわれそうな、カリブ海の小さな島々で構成されるフランスの海外県であります。フランスはヨーロッパのほかにも大西洋や太平洋、インド洋、南アメリカ大陸、南極周辺の島々、南極の一部に領土を持っていて、グアドループはフランス本土からは距離は離れているけど一応は欧州フランスで、おおざっぱに例えると日本の沖縄みたいな感じでしょうか。

Guadeloupe  map (2)

Guadeloupe map

いわゆるフレンチラムと呼ばれるカテゴリーの銘柄はこのフランスのいくつかの海外県で生産されていて、なかでもカリブ海のマルティニークはラムのファンには有名な産地で数多くの優良銘柄が日本に輸入されています。他の海外県ではアフリカ大陸の南東インド洋に浮かぶレユニオンや、今回のグアドループでうまいラムが作られています。なおマリー・ガラント産のラムも知られますが、ここはグアドループに属する島。

Guadeloupe

ウィキによるとグアドループの人口は40万くらいで、砂糖とバナナが経済の中心、観光業も盛ん。フランス、欧州連合(EU)からの多大な援助で経済は成り立っている、とのこと。

Samaroli Guadeloupe Rum 1998

今回のグアドループのラムはスコッチのボトラーズとして知られるイタリアのサマローリ社がリリースした商品。このボトラーズはウイスキー通のみならず、うまいラムの送り手としてもそのファンには人気があり、いろんな国の蒸留所からラムを買い付け、自社に持ち帰って熟成させ、ピークに達した樽をボトリングして毎年リリースしています。品質も良くラベルデザインも凝っていて、コレクタブル性も高く心惹かれますがカジュアルなレコード酒場にとっては高級品に属するので気が向いたときにたまに購入しています。
1998年の厳選した樽のラムを買い付け、スコットランドに運んで熟成させ、2016年に瓶詰した18年熟成のシングルカスクのボトルということで、フレンチラムとボトラーズの見事な調和をお楽しみいただきたいと思います。

Bobby Caldwell / Words

(20:00)

2018/08/05

The Osmonds  Steppin' Out 1979 Mercury
Osmonds / Baby's Back
アルバム Steppin' Out に収録


1.2年前だったかお客さんから勧められた盤を思い出して買ってみることに。おなじみの兄弟グループ Osmonds 1979年、マーキュリー・レーベルの作品。70年代の作品やメンバーのソロ作品はちょくちょく持っているのだけどこの盤は抜け落ちていました。白人ポップスグループだけどソウルよりの楽曲でいいのがあったり、演奏にかっこいいのがあるといっても最近は全く触らなくなってるグループなので一度ぐるっと復習せねばなりません。
さてこのアルバム、Baby's Back というナンバーがとてもいいよと教えてもらったと記憶しています。たしかにキャッチーで万人受けしそうなグルーヴィー・ダンストラック、今の季節にもいいかなと感じました。90年代〜ゼロ年代初期のフリーソウル界隈がにぎわっていたころにこの曲を知っていたらその頃には頻繁にかけていただろうなという雰囲気もしますが、ぐるりと時代が変わってもこのテイストは有効でありましょう。
他の気になる曲としてはコズミック風な I,I,I というナンバーが活用できそうかなと感じましたが、ちゃんと Todd Terje のエディットネタだったり、DJ Harvey プレイ曲だったりで目はつけられているということのようです。

Osmonds / Baby's Back

Osmonds / I,I,I

(20:00)

2018/03/01

The Doobie Brothers What A Fool Believes 12 1977
Doobie Brothers / What A Fool Believes (A Jim Burgess Mix)
12inch Single


ドゥービーのおなじみの大ヒット曲の12インチ盤が目茶安かったので買ってみることに。AOR路線の集大成となる1978年の名盤 Minute by Minute に収録の個人的にも好きなナンバーですが、ここ何年かはほとんど触らなくなっていたようにも思え、この機会にまたかけることもあるかなあと考えてます。
さてこの12インチ盤はオリジナルのアルバムヴァージョンとは異なっています。違いはというとイントロが倍の16小節に延長、ブレイクパートをほんの少し追加などで、尺はアルバムが 3:41 で、12インチは 5:31とかなり長くなっています。さらにドラムをかぶせてボトムをより強くしてますので曲の印象は若干違って聞こえます。ウエストコーストのからっと軽快なアルバムヴァージョンに慣れていると、少し重心が低く圧も感じますが、ダンスフロア仕様ということです。

Jim Burgess

ミックスを手掛けたのは NY の DJ Jim Burgess で、70年代後半のダンス系のレコード収集でクレジットを確認されている方ならまあおなじみの人物でしょう。活動期間は短いですが70年代後半から80年ころにかけて今でも頻繁に耳にするダンスクラシックスのリミックスやエディットを数多くこの世に輩出した大御所。Ripple 1977年のサルソウル名曲 The Beat Goes On And On のロングヴァージョンのミックス辺りが個人的には好きですが、印象に残る曲を上げるときりがありませんが下にいくつか記しておきましょう。

Peter Allen - Don't Wish Too Hard
Herman Kelly & Life - Dance To The Drummer's Beat
Linda Clifford - Runaway Love
Rod Stewart - Da Ya Think I'm Sexy?
Gregg Diamond Bionic Boogie - Hot Butterfly
Nicolette Larson - Lotta Love
Prince - Just As Long As We're Together
Alicia Bridges - I Love The Nightlife
Wham - Superslick / Lovemaker
Alton McClain & Destiny - It Must Be Love
Alton McClain & Destiny - Crazy Love
KISS - I Was Made For Lovin' You
Deniece Williams - I've Got The Next Dance
Change - A Lover's Holiday

Doobie Brothers / What A Fool Believes (Jim Burgess 12 Mix)

Doobie Brothers / What A Fool Believes (Album Version)

(20:00)

2018/02/23

Thee Image Inside The Triangle 1975
Thee Image / Alone With You
アルバム Inside The Triangle に収録


お店の初期の90年代後半から00年代前半というとフリーソウルと呼ばれるジャンル。などというには定義付けが難しいんだけど、まあそんなカテゴリーで括られるような音源がレコ堀り好きはもちろん、普通に音楽に接するような一般層にまで知れ渡って、ちょっとマイナーな昔の音源にもスポットが当たったようないい時代でした。若い世代の方には何のことかよくわからないと思いますけど、その辺の時代背景やカルチャーについて書き始めると時間がかかるので省略しますが。
なので自分の店でもフリーソウルだったりその感覚を持つ周辺楽曲をヘヴィープレイしていたなんてのはちょっと懐かしい昔話なんだけど、もちろん今でもかける楽曲はたくさんあるわけで。

Mike Pinera Isla 1977

ロック方面のギタリスト、シンガー Mike Pinera という人が1977年のファーストアルバム Isla の中で Alone With You というメロー・グルーヴィー曲をやっているんだけど、こちらはそのフリーソウル界隈で覚えた楽曲で当時はそれなりに流していたけど、いつの頃からかすっかり忘れてしまいほとんど触ることもなくなっていたレコード。なんとなく時代の流れを感じるわけですが久しぶりに聴くとこみ上げる感がいかにもフリーソウル感覚に沿ったいい曲であります。

それで、当時この曲には原曲があるという情報も得ていて、その盤もそのうち買わないとなあなんて思っていたけど、Mike Pinera のヴァージョンもあまりかけなくなっていたのですっかり後回しになっていたというわけ。ということで Mike Pinera の Alone With You のオリジナルヴァージョンが収録されたレコードがシールドで安く売られていたので思い出して買ってみることに。
オリジナルは Mike Pinera が在籍した3人組ロックバンド Thee Image の1975年作 Inside The Triangle というアルバムに収録されているんだけど、ここには Mike Pinera のソロアルバムと重複曲が4曲収録され、両アルバムは同じメンバーで制作している。おそらく Mike Pinera のソロアルバムってのは、名義は違うけど実質 Thee Image で、もしかすると Thee Image の1975年作 Inside The Triangle 収録曲とお蔵入り音源でリリースされたものなんじゃないのかなあなんて気がする。
Alone With You に関してはヴァージョンは違っていて、Thee Image の方がイントロも全体の尺も長いのだけど、あとからリリースされた Mike Pinera のソロヴァージョンというのは Thee Image のヴァージョンをショートエディットしてコンパクトにしたものであり、実質は同じ録音のものだったんだなあというのがわかりました。ということで Thee Image の方は原曲というよりかはファーストヴァージョンということになりますが、個人的な好みではこちらのロングヴァージョンの方でしょうか、録音されてる音の質感ももワクワク感が詰まっているような気がします。

Thee Image / Alone With You

Mike Pinera / Alone With You


(20:00)