コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :100円レコード

100円レコード

2020/05/31

M.C. Watchout & D.J. Oz My Tom Tom 1987 Body Rock
MC Watchout & DJ Oz / Blind Man's Bluff
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。騒動も一服してレコ屋もどんどん再開して嬉しいですね、ということで早速売れ残り安レココーナーに陣取り、さえない顔ぶれの不人気盤をサクサクしに行ってきました。欲しいものが見つからなくても心が晴れやかになるというか、なんともいえない充実感を味わえたのであり、やっぱ店で直接レコードを見ながら頭の中をぐるぐるするのははいいものです。

レコ屋に行く目的や購入スタイルは各自で違うのだけど、あらかじめ欲しいタイトルが決まっている場合なんかだとレコ屋に行かなくてもネット上に広がる広大なレコードマーケットからピックアップして世界中から簡単に入手できる時代。買わなくてもいいような無駄になる可能性が高いレコードをその時の気分で漁るというのは店ならではの楽しみで、よく考えれば店にわざわざ行って不必要かもと分かっていながら購入して持って帰ってくる行為は小銭程度の出費であれ贅沢な遊びだったのかもなあと。レコ屋に行くのはレコードが欲しいというのはもちろんだけどそれ以上にその空間にいたいというのがあるわけで、そのスペースとそこで過ごす時間にお金を払っていると考えることもできる。レコ屋のスタッフさんからするとお前は一体何をしに来たんだとなるのかもしれないけれど。

しばらくの間は不要不急を控えるようにといわれていたのですが、自分を取り巻く環境なんてのはほとんどが不要不急の塊みたいなもの。所有するレコードコレクションを眺めたってほぼ重要ではなく、急ぎででもないようなガラクタレコードで構成されてきたのであり、これらが頑丈な下支えとなりその上に必要不可欠なタイトルがピラミッド型に形成されているというもの。レコ屋の安レココーナーのレコードたちは不要不急の単なる暇つぶしにはもってこいの素材のように思えるけれど、レコードへの憧れを育むにはこういう無駄と思える遊びの要素も必要であったはずで、我々の生活なんてのも一緒で不要不急があるからこそ楽しく過ごせているんじゃないのかなあなんて今回の騒動であらためて感じたのでありました。
もちろん自分のやってるレコード酒場なんてのは不要不急、必要不可欠なものではない最たるものなのであります。

ということで Tommy Boy 傘下、B-Boy ポーズのロゴがタマンナイ Body Rock ‎レーベルから1987年リリースの不人気ヒップホップ皿を110円で購入。

MC Watchout & DJ Oz / Blind Man's Bluff

(19:00)

2020/05/14

Teddy Pendergrass 2 A.M. 1988 Elktra (2)
Teddy Pendergrass / 2 A.M. (All Night Mix)
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ、といっても巡回コースのレコ屋はまだ休業してるような雰囲気でしょうか。下北沢の街を眺めると昼間のお店は連休明けから再開するところがかなり多くなってますが、時短で早じまいするところも多く、夜は6時過ぎになると人通りも減って寂しい雰囲気になります。自分の店が再開したとしても夜8時からの営業なので街の様子や世間の空気からするとお客さんが来るような気はあまりしませんが、人々の暮らしは色んな制限付きながら少しづつ元に戻っていっているのでしょう。
今の生活パターンはというと店のオープン時間である夜の8時には寝る準備でもしようかななんていうまったりタイムだったりするので、そろそろ元のリズムに戻していかないと世間から取り残されてしまいます。もちろん東京の休業要請が解除されたらすぐにお店を再開するつもりですが、夜営業のレコードバーなんて当分は人は来ないだろうなんて考えるとついのんびり過ごしてしまいます。

少し前に買ったテディペン 1988年の100円12インチシングルを店のタンテに乗せて流してみることに。2 A.M. というタイトルのベッドタイムなスローで、お店の営業終了時間と同じ深い時刻の曲ですが、その時刻は当然ながら今は爆睡しています。40日ほど前まではそんな時間でも何の疑いもなく働いていたのだけど、今は空気のきれいな朝の9時ころに店の片づけをしながら聞いてるわけなので何とも不思議な気分にもなるのですね。とはいえレコードがくるくる回るのを見てるのは相変わらず楽しいし、やはりレコードはある程度広めの空間で流したほうが雰囲気も出て最高なのであります。

Teddy Pendergrass / 2 A.M. (All Night Mix)

(20:00)

2020/04/26

Joe That Girl 2003 Motown
Joe / That Girl
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。といつもの調子で意気込んでも、巡回コースに入ってる主要なレコ屋はほぼ休業しているという状況。レコ屋巡りが生活の一部になっていた方はとても退屈しているのではないでしょうか。
個人的にはすでにレコードの購入は金額の比率的にはネットの比重が大きいので店が閉まっていてもレコードそのものを手に入れるだけならそれほど不自由さを感じていないとはいえ、商品の属性だったり買い方のスタイルによって店舗の方が機能的と思える部分もある。

店舗が閉まっていても何不自由なく気楽に買えるのは新譜、いわゆる再発盤なんかも含めてのニューリリースものでしょうか。これらに関してすでにほぼネットで買うことが多いけど、どのタイトルがいつリリースされるのかの入荷情報が事前に知れて、なおかつ新品なのでコンディションの心配もなく、一点ものというわけではないので買いやすい。毎日流れてくるレコ屋からの入荷情報を追いながら好きなタイトルをチョイスしてどんどん注文していけばいいという一連の作業工程がすでに出来上がっていれば、欲しいタイトルをゲットする行為だけが目的なら店舗まで行って陳列棚をのぞく必要はない。自分の好みのいくつかのジャンル合わせても新譜のチェックするのは週に多くても100タイトルもないんじゃないかなあという量で、慣れていれば毎日の空いた時間に画面を見ながらささっと試聴してお気に入りを探すといったルーティーンワーク。

店舗が閉まってるといちばん買いにくいと思えるのは、100円、300円、500円、みたいな自分の好きな安い価格帯の中古レコードかも。お店のサイトに行ってもこれらの不人気な安いレコードというのはポストされることはほぼなく、これはスタッフの手間を考えれば当然で、100円レコードのネット販売に関わる作業から管理諸々まで、利益を考えれば効率が悪すぎていちいちネットで扱ってられるかってことなんでしょうね。もちろん安い価格帯の中古レコードもネットオークションやフリマのサイトに行けば大量に出品されてるのでそこで遊んでればいいじゃんといえなくもありませんが、実店舗でサクサクする安レコ不人気盤ならではのあの興奮は味わえなかったりする。

店舗に行くのは毎日大量に入荷する新入荷の中古レコードを掘りに行くのが主な目的ですが、他にもそこで過ごす時間だとか雰囲気を味わうためであったりもする。レコ屋で過ごす時間から世の中のちょっとした流れや変化を感じたりというのも仕事柄重要だったりしますが、長年の勘をたよりに現場の匂いを嗅ぎに行くというのはひらめきを立体化させるために必要だったりします。何年も通っているとはいえ店舗の入り口をくぐって目の前に広がる、何かが起きそうなわくわくさせてくれそうなレコ屋の宇宙空間、量そのものだけを取り出せばネット上のほうがより広大な宇宙だとは思うのだけど、それでも五感に与える刺激としては店舗にはかなわない。レコ屋が文化の発信基地であり、自分の感性を育ててくれる遊び場だというのはネットで便利になってもなんにも変わらない事実であったりします。

レコ屋の店舗は閉まっていても外出自粛の巣ごもり消費の効果により、ネット業務は今まで以上に忙しいんじゃないのかなという気がしていますがどおなんだろう。あとは今までレコードをネットで買うということをやったことない人が新たに参入してきてるだろうし。自粛してる間に時間があるので家にあるレコードを整理して処分しようという人も増えるような気がして、そおなると買取作業とかも今までより忙しくなるのかもしれません。コロナ騒ぎによりレコ屋のネットビジネスの進化は今まで以上に加速するのかなあと思いますが、店舗の存在意義というのにも今後注目したいと思います。

レコ屋のことなんかより現在休業中の自分の店がどうなるか心配しなきゃいけない局面なのですが、休業中は夜の9時前には寝て、朝は6時前に起きるという普段とは逆の生活習慣になっており、これはこれで新鮮だったりします。

Joe / That Girl

(20:00)

2020/03/27

Repercussions And Curtis Mayfield Let's Do It Again 1994
Repercussions And Curtis Mayfield / Let's Do It Again
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。
店でもよく流す1975年のソウル名曲、Staple Singers の Let's Do It Again のカヴァーヴァージョンをゲット。Staple Singers のオリジナルヴァージョンは Curtis Mayfield が制作したサントラ盤 Let's Do It Again に収録され大ヒットしたおなじみのナンバー。
今回のカヴァーは1994年にまだ新人で売り出し前だった Repercussions が作者である Curtis Mayfield 本人を招いて共演したヴァージョン。1994年のカーティスのトリビュート企画のコンピアルバム A Tribute To Curtis Mayfield からカットしたプロモ12インチであります。
そのトリビュートアルバムなんだけどソウルからもロックからもこれでもかといわんばかりの大御所アーティストが多数参加してカーティスの過去の名曲を歌うというモノだけど、新人の Repercussions を忍び込ませなおかつカーティス本人も登場させるというのはその中にあっては面白い企画に映ります。Repercussions は翌年 Earth And Heaven でアルバムデビュー、Promise Me Nothing のヒットを放ちます。当時を振り返れば UK のアシッドジャズ周辺のムーヴメントが US に飛び火して出てきたバンドというイメージでそんなバンドもいたよねと記憶をたどり寄せるのだけど、元の曲がいいのもありこちらのカヴァーも素直に楽しめますし、カーティスの声が聞けるのもうれしい。
ちなみに昨年 Repercussions のメンバーだった人がたまたま店に遊びに来て少し話をしました、まだ音楽の仕事をしてるようでした。

Repercussions And Curtis Mayfield / Let's Do It Again

オリジナルヴァージョン
Staple Singers / Let's Do It Again

(20:00)

2020/03/09

Juanita Dailey You Know How To Love Me
Juanita Dailey / You Know How To Love Me
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ、そして90年代後半に制作された R&B 作品をゲット。Juanita Dailey というシンガーの名前は聞き覚えがないけど、ラベルを見ると収録してる4曲はすべて70,80年代のソウル定番曲というのがすぐにわかり興味を持ちますが、時代的にもそんなに期待はしておりません。

You Know How To Love Me (Phyllis Hyman 1979)
Forever Mine (O'Jays 1979)
Before I Let Go (Maze 1981)
Free (Deniece Williams 1976)

これらおなじみの4曲を90年代後半 R&B 仕立てのサウンドでカヴァーするというモノですが、さすがに音使いに古さは感じるけれど原曲がいいだけに余計なことをしないでまじめに歌ってればそれなりに形になるもの、もちろんこれらを今の時代に使ってみようかなとは思えないのでありますが。
リリース元の Border Breakers は当時は気にしてなかったけど2000年前後に日本クラウン傘下で活動していたレーベルだったようで、今回の作品は日本企画でプレスしたものなのでしょう。4つの収録曲は Juanita Dailey 1998年の Ichiban International よりリリースしたアルバム Free からカットしたもののようで、時期的に DJ ユースよりな R&B 作品でキャッチーなカヴァーは日本市場ではそれなりに売れるだろうという目論見でシングルカットしたのかな。マイナーとはいえ当時はこういった類の音源のレコードでもそれなりの数売れていたなんてのを思い返すと時代の変化のスピードを感じます。
Juanita Dailey

Border Breakers から当時リリースされていたタイトルを眺めると、Paprika Soul だったり Blacknuss といったアーティストが歌ったカヴァー曲をライセンスを得てリリース、今でもそれらは100円コーナーで見かける機会がありますが、2000年前後に DJ ユースなレコードが大量にリリースされシーンが盛り上がっていた当時の光景が思い返されるというのはごく個人的な感覚でもあります。ということでこのレコードは作品そのものが音的にどうかということより当時のクラブミュージックのアナログカルチャーを物語る資料といったところ、個人的に残骸レコードの王道とはこういったレコードのことを言うのかなと。

Juanita Dailey / You Know How To Love Me

Juanita Dailey / Before I Let Go

(20:00)

2020/02/29

Jocelyn Brown R-U-Lonely 1988 Tri - World Records
Jocelyn Brown / R-U-Lonely
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。そして Jocelyn Brown が1988年にドマイナーの Tri - World Records からリリースしたシングルを購入。シールド未開封状態でのゲットでありましたが、いくら欲しい人がいなさそうな不人気タイトルとはいえ30年以上どのようにして誰にも開封されずここまで流れ着いたのか少しは気になります。
Somebody Else's Guy のヒットや様々なユニット参加でダンス系のレコードを集めている人には超のつく有名シンガーの Jocelyn Brown。1987年にメジャーのワーナーからセカンドアルバムをリリースしてまあまあな結果を出すんだけど、その翌年のシングルが何でこんなドマイナーなレーベルからのリリースなんだろうと思ってみたりするわけですが、曲はいかにもジョセリンらしい雰囲気だし、いつものソウルフルな歌声を耳にすると落ち着くというか。お店の営業中に流してみようかなと思えるような押しの強さは感じないけどそんなに悪い気もしない。クレジットを見るとプロデュースは Jocelyn Brown 本人と Blaze となってます。

Jocelyn Brown / R-U-Lonely

(20:00)

2020/02/11

Edwin Starr There You Go 1973 Soul
Edwin Starr / There You Go
7inch Single


お客さんがディグってきたボロボロの7インチを譲り受けることに。
Edwin Starr 1973年のシングルオンリー曲とのことで、アルバムしか持ってないので初めて耳にしますが、ラテンソウルな曲調にエドウィン節がはまりとても気に入り、きれいな盤を見つけたら再度買い直ししたいと考えております。
モータウン所属アーティストの中でも大御所感のある Edwin Starr ですが、なぜシングルオンリーだったのかは気になります。ディスコグラフィーを振り返ると、アルバムに関して眺めると1968~1971年までは Motawn レーベル傘下の Gordy からコンスタントに5枚アルバムをリリース。その次が Motawn レーベル本体から1974年リリースのサントラ作品 Hell Up In Harlem となっている。その期間に傘下の Soul レーベル → Motown レーベルと渡り歩いてシングルを数枚リリース。そのうちの一枚が今回の作品。ヒット曲もリリースしてレーベル貢献度も高い人だったと思うけどその時期は何らかの事情で両者で折り合いつきにくくリリースが中途半端になってしまったのかもしれません。1973年には拠点をイギリスに移しており、1975年のアルバムはマイナーの Granite Records レーベルからリリースとなってました。

Edwin Starr


Edwin Starr / There You Go

(20:00)