コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :いいにおいのするレコード

いいにおいのするレコード

2010/06/13

Joe Bataan  Singin' Some Soul
Joe Bataan アルバム Singin' Some Soul

一週間ほど前にジョー・バターンが来日してそれほど有名ではないような会場でライブを行ったわけですが、自分の周りで見に行った人たちが結構な数いて、話を聞いたりもして、そんじゃそこらの有名ソウルのバンドやシンガーなんかの来日したときより人気あるんだなぁと思ってるんです。もちろんジョー・バターンは純粋なソウル・シンガーではありませんが。

たくさんのアルバムを持っていても一枚を通して好きな作品って、それほど多くないような気もしますが、1970年にリリースされたジョー・バターンが丸ごと一枚ソウル・ミュージックに取り組んだ Singin' Some Soulというアルバムは個人的に好きでほろりとしてしまう一枚、こういう味わい深いレコードを手にしているときというのは嬉しいものです。


Joe Bataan / Cowboy To Girls

Joe Bataan / I'll Be Sweeter Tomorrow

Joe Bataan / Unwed Mother

Joe Bataan / Young, Gifted, & Brown

Joe Bataan / Under The Street Ramp

Joe Bataan / Ordinary Guy

(21:00)

2010/01/06

I Never Loved a Man the Way I Love You Mono
Aretha Franklin
アルバム I Never Loved a Man the Way I Love You (モノラル盤)

DSCN0041
モノラル盤ラベル
I Never Loved a Man the Way I Love You
Aretha Franklin
アルバム I Never Loved a Man the Way I Love You(ステレオ盤)

stereo
ステレオ盤ラベル

今年も100円レコードコーナーを覗きに行って、どんな品物が置かれているのか調査してみたいと思います。

アレサ・フランクリンがアトランティック・レーベルに移籍しての一枚目、1967年の名盤を見つけました。しかもオリジナル・プレスのモノラル盤、バックグラウンド・ノイズになりそうな擦り傷がかなり見受けられましたが、針飛びはなさそう。
いつもお店でかけているのは80年代にリリースされた再発盤なので、これは喜んでゲットすることに。

こういう風に、再発盤しか持ってないレコードのオリジナル盤を100円で買えたときはとてもうれしいものです。再発で一度所有してしまうと、内容がもうすでに分かっているから、改めてオリジナルを買おうという気になれない場合が時としてありますが、安ければ買いなおしもしやすいということで。

そして何より実用的なレコード、お店でよくかけたりする定番のレコードだったりするとありがたいのです。少しレアだったり、話題になっていたりするものが100円で売られていても、結局一・二度しか聴かなかったり、曲の構成を確認するためだけに買うものもあるので、そういうことで、かけないよりは末永く仕事でかけられるレコードの方が欲しいというのが個人的な本心ということになります。

再発盤持っているのですが、なんか再発盤ってジャケットは一緒なんだけど、仕事であまりターンテーブルに乗せる気が起こらないように思いますが、よく考えてみると、音質がどうこうなのかなと思ったりもしますが、でもよく考えてみればそうじゃなくて、雰囲気の問題だったりする場合も多いのかもしれない。

家で音楽聴くときは、何かしながらが多いので、CDでもアナログでもMP3でもYoutubeでもi-pod でも300円のスピーカーでも何でも気にならないタイプだし、オリジナルでも再発でも全然気にしないと思いますが、

仕事となると、なんか再発盤って気が乗らない。
お客さんはよほどのコレクターでもない限り、どっちの盤がかかっていようが、音が聴ければいいという方が多いかも知れませんし、
100円コーナとかやってるくらいだから、あまりコレクター意識も強くないし、オリジナル盤やレア盤を見せびらかしたいというのも無いし、多分お店やめたら一枚残らずレコード手元に置かなくても音楽ライフを楽しめるタイプなので、どっちでもいいのかもしれませんが、

ただひとつ思いつくのは、再発盤でかける場合は仕事のモチベーションが上がらないようにも思えるのですが、そのモチベーションって一体なんなのと言われてしまうと、上手く説明しづらいのですが、なんかもやもやしたもので引っかかることは確か。例えそれが数値的に全く同じレベルの音質であったとしても、気分は再発をかけている時は、なんかあやふや。

そんなに真剣に曲かけているのかと聞かれると、適当にやってますってことになるし、再発盤もバンバンかけてますが、
音楽聴く時ってやっぱり雰囲気というのが大事なのかもしれない。
それは人それぞれ違うのだけれど、かけている本人しか分からなくても、やっぱりオリジナル盤の音が流れているという雰囲気は、再発盤が流れている雰囲気よりは数倍いい音のように聴こえるのですが、
この「いい音のように」というのが楽しいことだったりして、そんな見えないもののために高いオリジナル盤に金は出したくも無い人も大勢いるでしょうが、
趣味で個人が楽しむのが音楽なので、数字や科学的な根拠では語れない、そんな見えないニュアンス的なものも含めてが音楽を楽しむことに含まれているように思いますから、人それぞれでよいと思う。
仕事でレコード触っていて、再発盤よりはオリジナル盤のほうが気分よくスムースに仕事がはかどるんだったら、例え見えない何かでも、健康にはいいのかもしれないということですが、それは決して自己満足という分かりやすいものでもないのも確か。

このアレサのオリジナルのモノラル盤を聴いてみたのですが、音質は自分の今まで使っていた再発盤と全くといっていいほど違いました。
生々しさが全く違いますし、ボーカルを含め、ピアノ、ホーンやベース飛び出し方、全体の輪郭、ありとあらゆるものが別物でワクワク度、胸に響き渡る度共に全く違う。
ただしこの違いは自分はオリジナルのステレオ盤を聴いたことがないので、再発盤との比較でこのような音の違いになっているのか、モノラルの特性なのかまでは断言できません。ステレオ再生針で、ノイズだらけにもかかわらず、再発盤で今まで聴いていたよりは20倍は感動的に聴こえたので、正月にお店の修理とかしながら連続して10回くらい聴いてしまいました。

聴く人の好き嫌いの問題なので、どっちの音質が、良いか悪いかの話ではないけど、多少目に見えない雰囲気やニュアンスによる音の良さが加味されていたとしても、今までよりこのレコードをターンテーブルに乗せる機会が増えるのなら、自分的にはオリジナル盤を聴いてみてよかったということになるかもしれません。

で、知らない間にこんなに長くなってしまって、結局何が言いたいのか良く分からなくなくなってしまいましたが、
100円で買った、このアレサのオリジナル・モノラル盤のレコードの音に大変感動したということと、これから今までよりはこのレコードの出番が多くなるだろうということは確かで、改めて歴史的名盤といわれるこのレコードの良さを確認したということなので、例え雰囲気だろうと、「いい音のように」だろうと本人がそう思ったということです。

データー的なことになりますが、

トップに掲載した写真、上の二枚が今回買ったオリジナルのモノラル盤です。
下の二枚は参考で掲載いたしましたが、同じ1967年にリリースされたオリジナル・ステレオ盤。
モノラル盤は、ジャケット下部に「MONO」表記。
ステレオ盤は、ジャケット上部に「STEREO」表記。
デザイン的にステレオ盤はアレサの写真の位置がやや下にずれております。
ちなみに今まで所有していたアレサの再発盤のジャケット・デザインはステレオ盤と同じもので、ラベルデザインは、よく見るの緑/赤、です。

この当時のATLANTICレーベルのラベルデザインが、同じ盤でもモノラルとステレオで色が違うのはコレクターの方なら良くご存知の通りかとおもいますが、
参考までに、年代によるアトランティック・レコードのラベルデザインの遍歴について詳しく知りたい方は、
http://homepage2.nifty.com/recordcollectors/atlantic.html

話は変わりますが、たまに思うことがありまして、

よく高価&レアなレコードの再発盤などがリリースされて、その再発盤を買った人のご意見で、あまり好みではなかったからなのか、
「この内容なら、高い金出してオリジナル盤買わなくて良かった、再発で十分」
と声を高らかにしていっている人など見受けられますが、本人がそう思うから仕方ないし、自由かもしれないけど、
自分の財布からお金を出してオリジナル所有したことがあったり、そしてその音を実際に今までに感じたことがあってそう言っているのならいいのですが・・・・・もちろん経済的に出来る人は限られているし、だから皆仕方なしに再発盤買うのかもしれないですが、
各個人が何を求めるかにもよりますが「再発で十分」かどうかはそんなにスパッと断言できるかは実際は分からない気が個人的にはするのですが・・・
いろんなことを含めて価値観の問題だと簡単に言われてしまえばそれまでですが。もちろんどっちが良いといっている訳ではないのですが、何かたまに思ったりします。

自分はオリジナル崇拝者ではありませんが、出来ることなら頑張って一枚でも多く、オリジナル盤が買えて、皆様にお届けできるようように出来ればいいなといつも思っております。


Aretha Franklin / Baby Baby Baby

(21:00)

2009/09/01

BETTYE SWANN
Betty Swann / Tell it like it is
アルバム The Soul View Now に収録

レコードを長く買っていて個人的に思うことがあります。
もうすでに長年持っていて仕事で触っているにもかかわらず、レコード屋でそのレコードを見かけたり、さくさくしている時に偶然出会うと思わず「あっ」と思い引っ張り出して眺めてしまうレコードがあって、別に買う訳でもなくすぐにまた元に戻してしまうのですが・・・レコード・コレクターの方々はそんな無意識の癖が思わず出てしまう何枚かってありませんか?
それらのレコードは決してレア盤とかではなく60年代〜せいぜい70年代前半のスタンダード作品が多く、例えば自分は1968年リリース Betty Swann の
The Soul View Now なんかもそのうちの一枚。きっと何かが自分の脳みその中にインプットされているからそんな無意識な行動に出てしまうのでしょうが、それは音楽の内容からなのか?60年代のジャケットのデザインや、紙の硬さやずっしり感、印刷の色合いの印象からなのか?謎ですが、頻繁に見かける Supremes A Go Go なども同じ傾向、ただし紙の質感やざらつき加減、インクのにじみ具合を含めて当時にリリースされたオリジナル盤でないと「あっ」と反応はしないことを考えると、60年代に生産された作品は生まれる前なのでどこかで知らない時代に対しての憧れや重みを感じる傾向にあるのかもしれない。
supremes a go go
もっと考えてみると60年代のレコードって何か子供の頃おじいちゃんの家で味わったような、今では殆どかぐことが出来ないいいにおいがする気もする。
もしかするとその懐かしいともいえるにおいの記憶が脳みそに命令を出して「あっ」という無意識の反応になるのかもしれません。何か変な自分の行動のことを書いてしまいました。レコードを買わない人には何のことやらさっぱり分からないかもしれませんね。こういうことに関わらずレコード屋で何かしら個人個人で無意識に長年のあいだやり続けている行動って各人差はあれもっと他にも沢山あるようにもおもえます。
午前中から Betty Swann なんて聴いていると完全に時代から取り残された人間になった気分、時が完全に止まってます。


Betty Swann / Tell it like it is

(21:00)