コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ソウルに合うお酒

ソウルに合うお酒

2019/01/10

Bill Withers 'Bout Love 1978
Bill Withers / Don't It Make It Better
アルバム 'Bout Love に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はバルバドス産のラムからフォースクエア 11年 ジンファンデルカスクブレンドをピック・アップ。
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Barbados Map

いつものようにバルバドスを地図で確認、復習しておきましょう。カリブ海、西インド諸島の下のほうに位置して、人口は26万人、面積は種子島と同じくらい、言語は英語。サトウキビ栽培が盛んに行われ、もともとイギリスの植民地で、カリブ海諸島では初となるサトウキビプランテーションが経営されたのがこの島。1961年に自治権を獲得し1966年、350年にわたるイギリスの支配から独立して70年代以降は観光が経済の柱となり、カリブ海地域では最も裕福な国の一つだそうです。ラム発祥の地は一説によるとこのバルバドスではというのが有力。ラムの名産地の一つですが、お客さんにバルバドスといっても全く通じない様子からは日本人目線ではかなりなじみのない国ではないかなと。

Foursquare 11 Year Old Zinfandel Cask Blend

バルバドスのフォースクエア蒸留所の商品ということですが、ボトラーズ各社からはこの蒸留所の商品はよく出回りますが、こちらは R.L.シール社がボトリングした商品。特に個性の際立つ原酒を「エクセプショナル・カスク・セレクション」としてシリーズ化したもののようで、今回取り上げたボトルはバーボン樽で5年間熟成後、ジンファンデル種のワイン樽で6年間熟成させた原酒と、バーボン樽で11年間熟成させた原酒とをブレンドしたもの。ラベルにリリースは2015年の9月となっていますが日本に入ってきたのは昨年の春辺りで、その時に買っていたのをずっと忘れていて最近開栓したのでした。口にふくむとバルバドス産らしい熟れたバナナのような香りがほんのり顔をのぞかせ、後からバニラやクッキーみたいなのも追いかけ、余韻はわりと長く続く印象。個人的にバルバドス産は好きなほうなので早速お気に入りアイテムの仲間入りしそうなボトルで、データが記載されたシンプルなラベルデザインも好みであります。

Bill Withers / Don't It Make It Better

(20:00)

2018/11/30

The Younghearts Do You Have The Time 1973
The Younghearts / Do You Have The Time
アルバム Do You Have The Time に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はコスタリカ産のラムからロンセンテナリオ30年をピック・アップ。数年前に取り上げた20年熟成品のさらに上をいく長期熟成ボトルとなります、

とりあえずは地図でコスタリカの場所を確認しておきましょう、中央アメリカ南部に位置し、北にニカラグア、南東にパナマと国境を接しています。日本にいるとあまりなじみがない国かと思いますが、コーヒーの原産国で名前をみたりします。

Republica de Costa Rica

現在お店で扱っているコスタリカのラムはこのロン・センテナリオというブランドだけで、日本にはコスタリカのラムは他にはあまり輸入されてきていないようなイメージかもしれません。ちなみにロン・センテナリオの商品のヴァリエーションを調べると、5、7、9、12、20、25、30年という風に熟成年数ごとに幅広く展開されています。
20年の紹介の時にも貼り付けましたが、会社からリリースする広告映像は下の通りとなっています。

現地で流れているCMでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=3-FLIjjmRcc

蒸留所の映像も見つけました
https://www.youtube.com/watch?v=EcyHOVBxGMw

Ron Centenario 30 Years Old Edicion Limitada

以前20年を紹介したときに次のようにコメントを書きました。「口に含むと驚くほど甘くて滑らかな口当たりで、アルコール臭はほぼ感じられないというもの。例えていうとスペイン系甘ラムの王者グアテマラ産のロンサカパのさらに上をいく、もっと極端な言い方をすればアマレットでもなめているかのような、食後のスィーツ感覚。甘いだけではなく質感や表情もしっかりしてその筋のラムが好きな人は100%気に入るであろう優れもの。」
それでは今回の30年はどうなのかというと、20年を軽く子ども扱いするような滑らかさと甘さとでも言いましょうか、二回り位のスケールアップな感覚で、アルコール臭はさらに感じなくなっています。20年でも十分においしいのだけど、30年と並べて味見すると分厚さの違いは明瞭となり、究極の甘ラムをお探しの方には気に入ってもらえるのではないでしょうか。
ちなみに甘ラムの人気銘柄、グアテマラ産のロンサカパ センテナリオと名前だけ見ると似てますが、全く別ブランドとなります、念のため。

The Younghearts / Do You Have The Time

(20:00)

2018/11/03

Tom Brock I Love You More And More 1974
Tom Brock /
There's Nothing In This World That Can Stop Me From Loving You
アルバム I Love You More And More に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回は南米ガイアナ産のラムからエルドラド21年をピック・アップ。

エルドラドはガイアナ産のいわゆるデメラララムの有名なブランド。ガイアナの首都ジョージタウンに本社を置くデメララ・ディスティラリーズ社がリリースしていて、ここは自分の店には置いてないけど低価格ラムのロンリコなんかも扱っている会社。エルドラドの商品構成をネットで調べると海外では相当多くのヴァリエーションがリリースされてるようですが、近年の日本市場で販売されているのは5年、8年、12年、15年、21年といったところでしょうか。10年以上前には何万円もする25年もごくたまに流通していましたが現在は全く見かけない状況。
エルドラドに関しては15年が個人的に好きな銘柄で、お店でお客さんにラムのお勧めを聞かれたら紹介するケースが多いと思います。口当たりの良さとコクと飲みごたえがバランスよく備わり、英国系ラムの面白さが楽しめるということでパフォーマンスの良い優れものなのです。

El Dorado 21y

さて今回はお気に入りの15年よりさらに長い年月熟成(21~25年)させた21年という銘柄をピックアップしてみることに。15年はわりと安定供給されているのに対して21年は本数が少ないのかなかなか手に入らない時期もあったり、数年前は8000円前後で買えてたのが現在は12000円前後まで高騰してたり悩ましいと思えることもありますが、味わいは15年をふた回り位グレードアップしたような分厚さとでもいえばいいでしょうか、15年でも十分おいしいけど21年になるとさすがの貫禄でめちゃくちゃ美味いのであります。大手がリリースする有名ブランドの長期熟成品ということで物珍しさはありませんがラムが好きな方は一度は口にしておきたい銘柄ではないかなと。

Tom Brock / There's Nothing In This World That Can Stop Me From Loving You

(20:00)

2018/10/13

Trammps  The Legendary Zing
Trammps / Rubber Band
アルバム The Legendary Zing に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はドイツ産のクラフトジンからフェルディナンズ・ザール・ドライ・ジンをピック・アップ。

ドイツ産のクラフトジンというとモンキー47という高級銘柄が知れ渡ってお店でも人気がありますが、フェルディナンズもモンキー同様、真っ黒な500mlの小瓶仕様というのでライバル的な扱いなどと考えてしまいますが。モンキーが昔の薬品の瓶を連想させる形状なのに対してソフトでモダンな印象でしょうか。ラベルのルックスも堂々として何かやってくれそうな雰囲気ではあります。

Ferdinand's Saar Dry Gin

フェルディナンズ・ザール・ドライ・ジンはドイツ・モーゼル・ザール地区にあるアバディス蒸留所、モーゼル・ザール地区のトップワインメーカーのひとつであるゲルツ・ツィリケン家、そして販売代理店のキャプレット・モンタニュー社による共同プロジェクトで2013年からリリースされている商品。
一番の特徴は蒸留後にドイツ産の高級甘口白ワインを加えるという、かなりユニークで個性的な製法を採用している点。ベースとなる自家製スピリッツは小麦、ライ麦、スペルト小麦、3種の麦を原料とし、自家農園産を含む7割が地元で収穫された約33種類のボタニカルを使用。製法からもかなりこだわりの強いいかにもクラフトジンといった主張の強さが感じられます。味わいは白ワイン効果もあってボタニカルが上品かつ複雑にまじりあいフルーティーそしてフローラルで華やかな香りを演出するというもの。タイプは違いますがドイツ産のもう一つのジンの銘酒ということでモンキーファンの方も是非お試しを。

Trammps / Rubber Band



(20:00)

2018/09/25

Lamont Dozier Right There 1976
Lamont Dozier / Joy
アルバム Right There に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はスペイン産のクラフトジンからノルデス・アトランティック・ガリシアンをピック・アップ。

Nordes Atlantic Galician


ボトルの形状やプリントのデザインは近年のクラフトジンらしいユニークな仕様となってますが、味わいもフローラルなフレーバーが強調され、個人的にも気に入ってる銘柄です。
このジンの特徴は、ベースとなるスピリッツの一部に、ワインで使用される葡萄のなかでも濃厚な香りのアルバリーニョ種が使われていること。そしてボタニカルには地元ガリシアの特産物を含む、ジュニパーベリー、セージ、ペッパーミント、レモングラス、カルダモン、生姜、アッケシソウ、ユーカリ、ハイビスカス、セイロン茶葉、キナ、ローリエの12種類が使われています。 これらが見事に調和してハーブと花が混ざり合ったお香や香水のようなニュアンスのアロマを漂わせるのですが、口当たりも華やかそしてスムースな仕上がりでぐいぐいと飲み進めてしまいます。クラフトジンの中でもフレーバー系を好まれる方には気に入っていただける銘柄ではないでしょうか。

Lamont Dozier / Joy

(20:00)

2018/09/04

Willie Hutch The Mack 1973
Willie Hutch / I Choose You
アルバム The Mack に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はコロンビア産のラムからラ エチセラ ラムをピック・アップ。

コロンビア産というとラム好きにはディクタドールというブランドが知られていますが、何か他にこの国のラムはないかと探していたところ出会ったのがこの銘柄。最近になって輸入されてきた銘柄で日本では扱っている業者も限られ本数も出回ってなさそうで情報はありません。アメリカンホワイトオークの樽で12〜21年熟成、ソレラ方式のいわゆるスペイン系のバランスの良いラムといったところ。同じ価格帯で比較すると個人的にはディクタドール20年のほうがコーヒーシロップっぽい味わいの個性で面白いと感じますが、王道な佇まいに嫌味はありませんで、オイリーな舌触りと栗のしぶ皮のような香りがほんのり顔をのぞかせ、秋の訪れを感じさせるという点では季節もばっちりはまりそうなラムではないかなと。コロンビアの小さなメーカーが米フィリップス・ディスティリング社と提携して北米向きに販路を開拓しているとのこと、その他の国々にも紹介されている途中なのかもしれません。今後の展開にも期待したいところ。

La Hechicera Rum


Willie Hutch / I Choose You

(20:00)

2018/08/14

Blue Magic Mystic Dragons 1977
Blue Magic / Summer Snow
アルバム Mystic Dragons に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はキューバ産のラムからレジェンダリオ 9年をピック・アップ。以前同じ銘柄の7年ものを取り上げたことがあるけど今回はさらに2年長く熟成させた高級??ヴァージョン。

この銘柄の7年ものの印象は、ラムの中でも特殊系といいましょうか、シロップを舐めているかのような激甘な味わいが高インパクトの一本。カラメル、シロップ、香料類無添加の自然な甘さとありますが、口にふくむとびっくりするくらいの口当たりの良さでアルコール臭はほとんど感じられない不思議な気分にさせる甘い飲み物、今の季節だとアイスクリームにかけたらおいしいだろうなというまるでデザート感覚で楽しめる酒でありました。値段も手ごろでリピート率も良かったので大人買いしたけど残りわずかとなってしまっている状況で、そこで買い置きしてた今回の9年ものというのを思い出すのでありました。ちなみにレジェンダリオはサトウキビから作られるお酒だけど、蒸留は一回だけ(キューバラムは4回蒸留というと規定されている)で、それで出来上がったものはアグアルディエンテというジャンルでラムとは違う酒税で管理されているというもの。こういう特殊なのは1種類お店に置いとけばいいんじゃないのかなあとは思うし、7年も9年もそんなに違わないんじゃないのなんてやり過ごせばいいんだけど、怖いもの見たさもあってつい気になってしまうもの。

Legendario Anejo 9y

ボトルを眺めると、形状やネックにゴムバンドのキューバ国旗が巻かれるデザインは一緒。白ラベルの7年に対して黒ラベルの9年。アルコール度数は7年が低めの34度に対して9年は通常度数の40度となっています。さて味わいの方はといいますと、7年ものの特殊ともいえるデザートのような甘さがどのようになっているのかに興味があったのですが、ごく普通というのもなんだけど、いわゆるその他大勢の樽熟成のラムとなっていて、甘さにフォーカスをあてると肩透かしをくらいます。7年ものと製法が違うのかはわかりませんが、口当たりはスムースで後味に焦がしたような苦みがほんのり顔をのぞかせというタイプ。お店で扱っている様々なラム酒の中ではそれほど主張は強くもなく、個人的には期待していた極甘のとは別方向だったとはいえ、これはこれで楽しむべきでありましょうと書いてもなんとなく負け惜しみのようにひびくかもしれません。こういうケースはレコードどを買って家でならしてみたら、あれれれ、というので慣れているのでありますがね。

Blue Magic / Summer Snow

(20:00)