コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ソウルに合うお酒

ソウルに合うお酒

2018/10/13

Trammps  The Legendary Zing
Trammps / Rubber Band
アルバム The Legendary Zing に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はドイツ産のクラフトジンからフェルディナンズ・ザール・ドライ・ジンをピック・アップ。

ドイツ産のクラフトジンというとモンキー47という高級銘柄が知れ渡ってお店でも人気がありますが、フェルディナンズもモンキー同様、真っ黒な500mlの小瓶仕様というのでライバル的な扱いなどと考えてしまいますが。モンキーが昔の薬品の瓶を連想させる形状なのに対してソフトでモダンな印象でしょうか。ラベルのルックスも堂々として何かやってくれそうな雰囲気ではあります。

Ferdinand's Saar Dry Gin

フェルディナンズ・ザール・ドライ・ジンはドイツ・モーゼル・ザール地区にあるアバディス蒸留所、モーゼル・ザール地区のトップワインメーカーのひとつであるゲルツ・ツィリケン家、そして販売代理店のキャプレット・モンタニュー社による共同プロジェクトで2013年からリリースされている商品。
一番の特徴は蒸留後にドイツ産の高級甘口白ワインを加えるという、かなりユニークで個性的な製法を採用している点。ベースとなる自家製スピリッツは小麦、ライ麦、スペルト小麦、3種の麦を原料とし、自家農園産を含む7割が地元で収穫された約33種類のボタニカルを使用。製法からもかなりこだわりの強いいかにもクラフトジンといった主張の強さが感じられます。味わいは白ワイン効果もあってボタニカルが上品かつ複雑にまじりあいフルーティーそしてフローラルで華やかな香りを演出するというもの。タイプは違いますがドイツ産のもう一つのジンの銘酒ということでモンキーファンの方も是非お試しを。

Trammps / Rubber Band



(20:00)

2018/09/25

Lamont Dozier Right There 1976
Lamont Dozier / Joy
アルバム Right There に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はスペイン産のクラフトジンからノルデス・アトランティック・ガリシアンをピック・アップ。

Nordes Atlantic Galician


ボトルの形状やプリントのデザインは近年のクラフトジンらしいユニークな仕様となってますが、味わいもフローラルなフレーバーが強調され、個人的にも気に入ってる銘柄です。
このジンの特徴は、ベースとなるスピリッツの一部に、ワインで使用される葡萄のなかでも濃厚な香りのアルバリーニョ種が使われていること。そしてボタニカルには地元ガリシアの特産物を含む、ジュニパーベリー、セージ、ペッパーミント、レモングラス、カルダモン、生姜、アッケシソウ、ユーカリ、ハイビスカス、セイロン茶葉、キナ、ローリエの12種類が使われています。 これらが見事に調和してハーブと花が混ざり合ったお香や香水のようなニュアンスのアロマを漂わせるのですが、口当たりも華やかそしてスムースな仕上がりでぐいぐいと飲み進めてしまいます。クラフトジンの中でもフレーバー系を好まれる方には気に入っていただける銘柄ではないでしょうか。

Lamont Dozier / Joy

(20:00)

2018/09/04

Willie Hutch The Mack 1973
Willie Hutch / I Choose You
アルバム The Mack に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はコロンビア産のラムからラ エチセラ ラムをピック・アップ。

コロンビア産というとラム好きにはディクタドールというブランドが知られていますが、何か他にこの国のラムはないかと探していたところ出会ったのがこの銘柄。最近になって輸入されてきた銘柄で日本では扱っている業者も限られ本数も出回ってなさそうで情報はありません。アメリカンホワイトオークの樽で12〜21年熟成、ソレラ方式のいわゆるスペイン系のバランスの良いラムといったところ。同じ価格帯で比較すると個人的にはディクタドール20年のほうがコーヒーシロップっぽい味わいの個性で面白いと感じますが、王道な佇まいに嫌味はありませんで、オイリーな舌触りと栗のしぶ皮のような香りがほんのり顔をのぞかせ、秋の訪れを感じさせるという点では季節もばっちりはまりそうなラムではないかなと。コロンビアの小さなメーカーが米フィリップス・ディスティリング社と提携して北米向きに販路を開拓しているとのこと、その他の国々にも紹介されている途中なのかもしれません。今後の展開にも期待したいところ。

La Hechicera Rum


Willie Hutch / I Choose You

(20:00)

2018/08/14

Blue Magic Mystic Dragons 1977
Blue Magic / Summer Snow
アルバム Mystic Dragons に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はキューバ産のラムからレジェンダリオ 9年をピック・アップ。以前同じ銘柄の7年ものを取り上げたことがあるけど今回はさらに2年長く熟成させた高級??ヴァージョン。

この銘柄の7年ものの印象は、ラムの中でも特殊系といいましょうか、シロップを舐めているかのような激甘な味わいが高インパクトの一本。カラメル、シロップ、香料類無添加の自然な甘さとありますが、口にふくむとびっくりするくらいの口当たりの良さでアルコール臭はほとんど感じられない不思議な気分にさせる甘い飲み物、今の季節だとアイスクリームにかけたらおいしいだろうなというまるでデザート感覚で楽しめる酒でありました。値段も手ごろでリピート率も良かったので大人買いしたけど残りわずかとなってしまっている状況で、そこで買い置きしてた今回の9年ものというのを思い出すのでありました。ちなみにレジェンダリオはサトウキビから作られるお酒だけど、蒸留は一回だけ(キューバラムは4回蒸留というと規定されている)で、それで出来上がったものはアグアルディエンテというジャンルでラムとは違う酒税で管理されているというもの。こういう特殊なのは1種類お店に置いとけばいいんじゃないのかなあとは思うし、7年も9年もそんなに違わないんじゃないのなんてやり過ごせばいいんだけど、怖いもの見たさもあってつい気になってしまうもの。

Legendario Anejo 9y

ボトルを眺めると、形状やネックにゴムバンドのキューバ国旗が巻かれるデザインは一緒。白ラベルの7年に対して黒ラベルの9年。アルコール度数は7年が低めの34度に対して9年は通常度数の40度となっています。さて味わいの方はといいますと、7年ものの特殊ともいえるデザートのような甘さがどのようになっているのかに興味があったのですが、ごく普通というのもなんだけど、いわゆるその他大勢の樽熟成のラムとなっていて、甘さにフォーカスをあてると肩透かしをくらいます。7年ものと製法が違うのかはわかりませんが、口当たりはスムースで後味に焦がしたような苦みがほんのり顔をのぞかせというタイプ。お店で扱っている様々なラム酒の中ではそれほど主張は強くもなく、個人的には期待していた極甘のとは別方向だったとはいえ、これはこれで楽しむべきでありましょうと書いてもなんとなく負け惜しみのようにひびくかもしれません。こういうケースはレコードどを買って家でならしてみたら、あれれれ、というので慣れているのでありますがね。

Blue Magic / Summer Snow

(20:00)

2018/07/27

Caress 1977 Pap
Caress / Just Like In The Movies
アルバム Caress に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はオランダ産のクラフトジンから、ボビーズ スキーダム ドライ ジンをピックアップ。

ボビーズはジン発祥の地、オランダのスキーダムという町で生産、2014年から商品をリリースしているブランド。ビンの形状はクラシックなジェネバのボトルを21世紀の現代風にしたデザインで、描かれた模様はインドネシアの伝統的なものとのことでひときわ目を引きます。そしてグラスに注いだ瞬間からリラックス効果の高い香水のようないい匂いが辺りに立ち込め味わいにも期待が高まります。

Bobby's Schiedam Dry Gin

ボビーズのレシピは元もとインドネシア生まれのオランダ移住者が1950年代に考案したのをベースに孫が手を加え商品化したもので、ライ麦100%のグレーンスピリッツをベースに、ジュニパーベリー、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、ローズヒップ、フェンネル、キュベブペッパーというボタニカルを浸透させ香りと味わいを出しています。インドネシアの植物とスパイスをブレンドさせたいわば西洋と東洋の融合を楽しめるジンということになり、口に含むとシトラス系の爽やかな香りが前面に出ますがすぐにエキゾチックな甘い香りが顔をのぞかせ、アジアといわれるとなるほどと納得させられます。
数多くのクラフトジンがリリースされている現状ですが、ボビーズ ジンも個性は強く、一口にジンといっても幅広い味わいがあるんだという面白さを知るには絶好の銘柄といえます。

Caress / Just Like In The Movies

(20:00)

2018/07/08

Stylistics In Fashion 1978
Stylistics / You're The Best Thing In My Life
アルバム In Fashion に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はコロンビア産のラムから、ディクタドール・インソレント XO をピックアップ。

ワールドカップ初戦で日本が対戦した国というのでコロンビアは記憶に新しいですが、とりあえず地図で位置を確認しておきましょう。

Colombia

コロンビア産のラムというとそんなにたくさんの銘柄が日本に輸入されてきているような雰囲気は感じませんがどれくらいの蒸留所があるのか気になるところ。こちらのディクタドールというブランドは数年前から日本でも安定的に市場に出回り、手ごろな価格帯のものから高級品までラインナップもそれなりの数。以前からお店では20年熟成品というのを提供していますが、今回はさらに高級品のインソレント XO を取り上げてみましょう。

Dictador Insolent XO

もともとディクタドールを知るきっかけとなったのは知人の店でこちらのインソレント XO を口にしたからだけど、価格が10000円以上と高級なのもあってランクを下げて20年ものをずっと扱っていたのでしたが、そちらでも十分においしいのであります。ディクタドールの生産は、コロンビアで最古の蒸留所の一つであり、かつ数少ない大資本に属さない独立した一族経営の蒸留所で行われているのだとか。一番搾り汁だけを濃縮したサトウキビを使用して、最高品質のリフィルバーボンバレルを用いソレラシステムにて長期間熟成(約25〜30年)させたのがインソレント XO。20年ものでも口当たりはとてもスムースでしたが、さらにアルコール臭は全く感じられないくらいの滑らかさで感動します。カラメル、チョコ、バニラといったラム特有のハーモニーも20年ものよりさらに際立ちますが、粘着度は控えめで後味がごたつかずにきれいにフェードアウトする様は20年ものでも見られた感覚で、飲み比べをして全体的なスケールアップ感を楽しむのもよいでしょう。
ちなみにディクタドールの日本語訳は独裁者、インソレントの日本語訳は、横柄な、無礼な、生意気な、というイメージの良くない意味になるようですが、ここではどのように解釈すればいいのか気になるところ。

Stylistics / You're The Best Thing In My Life

(20:00)

2018/06/14

Allen Toussaint Southern Nights 1975
Allen Toussaint / Southern Nights
アルバム Southern Nights に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回は国産クラフトジンの中から KI NO TEA Kyoto Dry Gin (季の TEA)をピックアップしてみましょう。

KI NO TEA (季の TEA) は京都蒸留所からリリースされている人気のクラフトジン KI NO BI (季の美)の姉妹品。昨年も限定本数でリリースされましたがうっかり買い逃して早い段階でプレミアム化したため購入しませんでした。今年は限定6000本とのことでリリースされてすぐにまとめ買いすることに。

季の TEA は、季の美でも特徴的だったお茶のエッセンスをさらに引き上げた和の香り溢れるジンということで、一言で言ってしまえばお茶の味がするジンということになります。
ここで使用されるお茶ですが、京都宇治市に明治12年創業の老舗茶舗、堀井七茗園所有の奥の山茶園で栽培した玉露と碾茶特別にブレンドした最高級の宇治茶なのだとか。高級なお茶を使って原料を安定的に確保するのが難しいので限定生産となっているのかもしれません。
ジンとお茶の混ざり具合は見事でその美味しさにただ驚くばかりですが、なんだか時代の流れるスピードの速さを感じるというか。

メーカーからのテイスティングコメントは次のようになっています。

甘くデリケートな緑茶の香りが立ち上がり、すぐにそれが良質なお茶を使っているジンであることが分かります。口に含むとホワイトチョコレートの滑らかな甘さがふわっと広がります。お茶の柔らかいテクスチャに加え、フィニッシュにかけて存在感が現れてくるジュニパーのテイストがボディをしっかりと形成しているため、ただのお茶に支配されたスピリッツではなく、クラシックなジンという観点からも満足感が得られるフレーバーです。
フィニッシュは再び温かく甘いお茶の香りがゆっくりと長く伸びていきます。

季のTEAに使われているボタニカルグループは以下の通り

ベース / ジュニパーベリー、オリス、檜
シトラス / 柚子、レモン
ティー / 緑茶(玉露

KI  NO TEA

近年の流行もあって世界中、日本でも数多くの個性的なクラフトジンが開発、市場に投入されていますが、個人的に今回の季の TEA は唯一無二な味わいの斬新で上品な銘柄ということでインパクトは強く感じます。ジンとはいえ今どきはこんなにも進化してるんだねというのを全員に試してほしいと思ってます。

Allen Toussaint / Southern Nights

(20:00)