コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :ソウルに合うお酒

ソウルに合うお酒

2019/08/14

Earth, Wind And Fire The Need Of Love 1971 Warner Bros
Earth, Wind And Fire / I Think About Lovin' You
アルバム The Need Of Love に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はフランスの海外県マルティニーク島産のラムから ラ・ファボリット ラ・レゼルブ・デュ・シャトー 2002年 をピック・アップ。

フレンチラムの名産地マルティニーク島には蒸留所が多くあって様々なブランドのラムがリリース、日本にもたくさんの銘柄が紹介されています。今回取り上げるラ・ファボリットは家族経営の小規模生産者ながら良質のラムのつくり手というイメージですきなところ。過去においしい長熟ラムをいくつも味わわせてもらった記憶があります。

La Favorite La Reserve du Chateau 2002


さて今回はキリっと洒落たビンを身にまとった2002年のヴィンテージで、オーク樽で12〜14年熟成の厳選した原酒を詰めた限定品とのこと。中身は以前お店で扱っていた同ブランドの商品よりも若くなりますが、ラ・ファボリットらしい上品で芳醇な味わいと華やかさがギュッと凝縮され、フレンチラムの芸術品と呼べるくらいの美味しさです。

Earth, Wind And Fire / I Think About Lovin' You















(20:00)

2019/07/24

The Staples Pass It On 1976 Warner Bros.
The Staples / Take This Love Of Mine
アルバム Pass It On に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はフランスの海外県マルティニーク島産のラムからサンテティエンヌ(セントエティエンヌ) XO をピック・アップ。

マルティニーク島はフレンチラムの有名産地というのでお店でも多くの銘柄を扱っていますが取り上げるのは久しぶりとなります。ということでいつものように地図で位置を復習しておきましょう。ごちゃごちゃしてて見にくいですが赤でアンダーラインを引いたところがマルティニーク島。カリブ海に浮かぶ西インド諸島のなかのウィンドワード諸島に属する一島で、人口は40万人前後。砂糖、ラム酒、バナナ、パイナップルなどの農業と観光業が経済の中心。本土から離れてますがフランスの海外県のひとつであり、フレンチラムのファンにはよく知られるところ。フランス語圏の地で生産されたラム酒のスペルは、RUMではなくRHUMとなるのは何度か書いてきたと思います。

Martinique

ラベルに HSE と書いてあるサンテティエンヌ(セントエティエンヌ)社のラムが目につくようになるのはここ10年くらいのような気もしますが、店にいての体感温度的には有名銘柄が多いマルティニークのラムの中ではまだまだ地味な存在といえるでしょう。
1989年に自社蒸留所内での生産を中止し、現在はマルティニーク島にあるシモン蒸留所に蒸留器を移してラム原酒の生産を委託、自社では熟成・ボトリングのみ行っているのだそう。このシモン蒸留所内に間借りしての原酒の生産というケースでいえば Jバリーやクレマンといった有名銘柄と同じといえます。

Saint Etienne xo

最近のサンテティエンヌのラインナップを眺めると様々な樽のフィニッシュ物を展開しており、新たなチャレンジという姿勢をもって他のブランドとの差別化を図っているのかもしれません。店では最近までシェリー樽フィニッシュをメニューに掲載して大変美味でありましたが空になり、現在はかなり前に買ったフィニッシュなしの XO とだけ書かれた銘柄を扱っています。輸入元のインフォにはセラーで保管している中で一番古いビンテージ1960を含む厳選された商品となっておりますので、様々な年代の貯蔵古酒をブレンドしたということになるのでしょう。飲み口は以前のシェリー樽フィニッシュの甘くフルーティーな個性と比べると、マルティニーク熟成ラムの力強さが際立ち後味も長く続きますのでこの地のラムの醍醐味を味わいたい方にお勧めです。

The Staples / Take This Love Of Mine

(20:00)

2019/07/06

Frankie Knuckles  Beyond The Mix 1991 Virgin
Frankie Knuckles / Rain Falls
アルバム Beyond The Mix に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はモーリシャス産のラムからニューグローブ ダブルカスク ムリジエ フィニッシュをピック・アップ。

モーリシャス産のラムもここ何年かでいろいろと日本で紹介されるようになり、優良ラムの産地として馴染みのある国になってきたような気もしますが、どこなのその国?という方もおられるようなので、以前も書きましたが地図で場所を確認して簡単に解説を。

Mauritius

アフリカ大陸から東、マダガスカルのさらに東に位地するインド洋に浮かぶ小さな島国で、近くにはフランス系ラムの産地としてファンには知られるレユニオン島があります。面積は沖縄より一回り大きいくらいで人口は130万人、インド系が7割。

pic

17世紀より、オランダ→フランス→イギリスの支配下にありサトウキビのプランテーションが発達、1968年に独立してからは観光業、繊維業、金融業で経済発展、インド、欧州、アラブ諸国と太い経済関係を構築し、アフリカ諸国では一、二を争うほどの豊かさを誇っているのだとか。美しいビーチと高級ホテルで知られる世界的なリゾートとして人気がある国であります。

New Grove Double Cask Merisier Finish

蒸留所などいくつあるのかわかりませんが、モーリシャスから輸入されるラムのブランドの中でも、ラインナップのヴァリエーションが多彩なのが今回取り上げたニューグローヴ。
ホワイトから各年代の熟成ものはもちろん、スパイスドからシングルカスクものや、仕上げに違う樽に移し替えて個性を引き立たせるフィニッシュものなどもリリースしています。ニューグローヴそのものはラム業界へ新たに参入した生産者なので、他とは異なる新しい試みを考えているようで、その一つとして開発されたのがフィニッシュもの。いわば実験的ともいえる商品のような気もしますが、今回取り上げるのはフレンチオーク新樽7年熟成50%+コニャック古樽50% その後ムリジエ新樽に移し替えて1年熟成させたもの。ムリジエとは野生の桜を指すらしく、あまり流通してないようですがコニャックのフィニッシュに時折使用されるとのこと。
口当たりはとてもいいですがややドライな印象でしょうか、ウッディーな樽香がかなり長く続きムリジエ効果かなと思える上品な香りが顔をのぞかせるというもので、派手さはありませんがかなり美味しくまとまっています。
以前アカシア樽のフィニッシュものを扱った際は後熟の樽の個性のインパクトがかなり出ておりそれはそれで面白かったのですが、今回のムリジエ後熟ものはうまくはまり込んでバランスよく仕上がったというので、フィニッシュもののラムの見せ方にもいろいろあるんだなと感じます。ニューグローヴのフィニッシュものにはあともう一種類モスカテルという品種からつくられる甘口ワインの樽を使用したものもあるようなのでいつか試してみたいところ。
知名度もあまりなくボトルの見た目のインパクトも地味なのでなかなかお店でも目に止まりにくいニューグローブですが気になる方はお試しを。

Frankie Knuckles / Rain Falls

(20:00)

2019/06/18

Lowrell 1979 AVI
Lowrell / Mellow, Mellow Right On
アルバム Lowrell に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はペルー産のラムから Ron Millonario XO (ロン ミロナリオ XO)をピックアップしてみましょう。

ロン ミロナリオのブランドというとお店では XO の他には15年熟成品も扱っていて、そっちはスペイン系の甘ラム好きな方には評判がよく、ラムのメニューの中ではわりと消費量が多いアイテムです。ロン サカパ23年みたいなのが好きな方に別の銘柄をお勧めする際に活躍してくれる業務上使い勝手の良い優れものとでもいえばいいでしょうか。
今回はその15年熟成品のさらに上のランクの XO ということで、見た目もゴージャス(仕事上は使いずらい)に加工されたデキャンタに収められています。ネットで調べると最大20年までのヴィンテージを厳選してブレンドと書いてあったり、20年以上熟成させた原酒をブレンドと書いてあったりとあいまいですが、20年熟成品ということにしておきましょう。15年熟成品もなかなかの完成度でしたが、XO はさらに味わいが凝縮されアルコール臭もほぼ感じさせないスペイン系長熟甘ラムの貫禄が楽しめるプレミアムクラスらしさといえばいいでしょうか。食後の口直しのデザートだったり、就寝前の最後の締めのまったりな一杯に最適といえます。

Ron Millonario   XO (2)

酒屋での価格が1万円弱ということで XO のほぼ倍近いお値段となりますが、スペイン系長熟甘ラムファンの方はグァテマラのロンサカパ XO、ペルーのカルタヴィオ XO、コスタリカのロンセンテナリオ長熟もの、コロンビアのディクタドール長熟ものなどと飲み比べて楽しむのもよいでしょう。このクラスはどれもおいしいですよ。

Lowrell / Mellow, Mellow Right On

(20:00)

2019/05/28

The Four Tops Catfish 1976 ABC Records
The Four Tops / Strung Out For Your Love
アルバム Catfish に収録

ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回は京都発のクラフトジンの中から KI NO BI “SEI” Kyoto Dry Gin (季の美 “勢” )をピックアップしてみましょう。
京都蒸留所からリリースされるジンにはレギュラー主力商品であるノーマルの 季の美 のほかにも限定数ながらいくつかのヴァリエーションのジンが生産され、季の美 “勢” はその中の一つ。ノーマルの季の美はリリースから3年が経過し酒好きの間でその名が徐々に浸透してきたようにも思いますが、季の美から派生したその他のヴァリエーションのジンも機会があれば試していただきたいと思います。

さて季の美というクラフトジンについて少し復習しておきましょう。特徴は檜、柚子、緑茶、山椒など和を感じるボタニカルを使用しているのと、米から造るライススピリッツがベースになっている点。ジュニパーベリーの効いたロンドンドライスタイルを尊重しながら日本でなじみ深い原料のボタニカルやベーススピリッツ使用して細部まで「和」のエッセンスを加えた英国と京都の伝統を融合させたユニークなジンであります。お店では国産プレミアムクラスのウイスキーと並んで外国人にとても人気のある日本産のお酒となります。
そして今回の季の美 “勢” ですが、ノーマルの季の美との違いはアルコール度数54度でボトリングしている点で、香りや味わいがパワーアップしたヴァージョンということになります。ジンとしてはさすがにアルコール度数が高めですがボタニカルの自己主張はさらに増し、思う存分に季の美の世界観を味わえるというものでファンにはうれしい一本ではないでしょうか。ボトルに大きく印刷された “勢” の文字のいい意味での純日本風なオラつき加減もたまんないです

KI NO BI SEI

お店ではメニューに載せてないのもあるのかノーマルものの季の美やお茶に特化した味わいの 季の TEA に比べるとあまりオーダーされることもなく存在感が薄いですが、先日料理を作る際にこの季の美 “勢” を使ったところ大変美味に仕上がったのですね。エビのプリプリ揚げにかけるオーロラソースの香り付けの隠し味にちょこっと混ぜると絶品なのですが、檜、柚子、緑茶、山椒といった和のボタニカルは料理との相性もばっちりで、全然関係のない分野とはいえ京都蒸留所のジンの実力を確認したのでした。

The Four Tops / Strung Out For Your Love

(20:00)

2019/05/04

Albert Jones The Facts Of Life  1977 Candy Apple
Albert Jones / Mother Nature
アルバム The Facts Of Life に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はフランス産のクラフトジンから Le Gin Christian Drouin Calvados Cask Finish をピック・アップ。発音すると ル ジン クリスチャン ドルーアン カルバドス フィニッシュとなんとも長ったらしい名前ですが、オーダーするときはル ジンだけで大丈夫です。

リンゴからつくられるブランデー、カルヴァドスの有名銘柄クール・ド・リヨンを製造するクリスチャン・ドルーアン社がリリースするジンということで。3代目の社長が長年のカルヴァドス造りから得たノウハウを生かし、盛り上がりを見せているというのもあったのでしょうか新たにジンの分野にも進出、研究を重ねながら2015年の秋に自社果樹園で栽培される30種類ものりんごをベースとしたクラフトジン Le Gin Christian Drouin を完成させます。使用するアロマはジュニパーベリー、ジンジャー、バニラ、レモン、カルダモン、シナモン、アーモンド、ローズの8種類で生産量限定でリリースされました。

クール・ド・リヨンというカルヴァドスは今は自分の店では扱ってないけど好きなブランドということもあり、 Le Gin Christian Drouin は輸入されてすぐに買ってみました。ほんのりリンゴのフルーティーさが香るジンという印象ですが、カルヴァドスやクール・ド・リヨンという名前であまり前のめりに期待するとちょいと薄味に感じるのかもしれません。とはいえフランス産らしい華やかなアロマが楽しめる美味なクラフトジンではあります。

Le Gin Calvados Cask Finish Christian Drouin

今回紹介するのはそのスタンダードの Le Gin Christian Drouin のデラックスヴァージョンと呼べるもの。スタンダード品との違いは、カルヴァドスの樽に移して6か月間樽熟成させる点。より複雑で重厚感のある味わいに仕上がり、グラスに注いだ瞬間からリンゴの味わいはさらに増しているのがよくわかるのでした。好みとしては断然こちらの樽熟成ヴァージョンといえます。

Albert Jones / Mother Nature


(20:00)

2019/04/07

Koffee Brown  Mars  Venus 2001 Arista
Koffee Brown / After Party
アルバム Mars / Venus に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。前回に続きフレーヴァーウォッカの中からプラヴダ エスプレッソ フレーバード ウォッカをピック・アップ。

ずいぶん昔にコーヒーのフレーヴァーウォッカを扱ってましたが、近年は仕入れてなくなんとなく忘れかけてましたが、コーヒー風味のウォッカを思い出したきっかけというのがあって。外国人がそれなりの割合を占めるお店というのもあるのかもしれないけれど、少し前からごくごくたまにエスプレッソ マティーニという新種をオーダーされることがあります。新種と書いたけどすでに1980年代に考案されているらしく、たまたまだとは思うけど耳にする機会が重なって認識するようになっただけなのですが。海外で何年か前から少し流行ってるらしいというもので、ネットの記事は大げさに書かれるケースもあるのでどの程度なのかはわかりませんが、こんな古びたレコード酒場にやってくる外国人の口からも出るので海の向こうではそれなりに認知されているのかなあなんて思ってみたりする。

そのエスプレッソ マティーニのレシピはざっくり書くとウォッカ、コーヒーリキュール、エスプレッソコーヒーをシェイクしてカクテルグラスに注ぐというモノ。提供する店によりアレンジが加えられ様々なヴァリエーションがあるのではないかと思いますが、ビターな味わいにほんのりとした甘さなのだとか。名前はマティーニだけど本来のそれとは関連性はありません。

自分の店ではエスプレッソコーヒーをそもそも提供してないので作ることはできないのだけど、先月中目黒にオープンした新名所のスタバのメニューを見るとエスプレッソ マティーニは掲載され2000円とのことで、日本の一般層にもほんの少しくらいは浸透していくのかウォッチしてみたいところ。まあそんなこんなで全くの別ものとはいえコーヒー味のウォッカを思い出してまたなんか置いておこうかなと思った次第でありました。

Pravda Espresso Flavored Vodka

フレーヴァーウォッカとはウォッカにハーブやフルーツの香りを閉じ込めたお酒で、世界中のブランドから様々なヴァリエーションの商品がリリースされ、コーヒーやエスプレッソ味のウォッカも数社からリリースされている模様。いろいろ試してみようと思いますが、まずはなんとなく勘で買ってみたのが今回のポーランドのジョベル・ポルスカというメーカーがリリースするプラヴダ エスプレッソ フレーバード ウォッカ。メーカーのインフォによれば、ローステッドしたコーヒーから抽出したナチュラルエキスを使用することで香り・余韻ともにエスプレッソが深く香る、高級感のあるフレーバードウォッカ、とのこと。コーヒー味のお酒というと有名なリキュールにカルーアというのがあるけど、雰囲気的にはそれの甘ったるい部分を大幅にカットしてコーヒーのコクや苦みにフォーカスしたお酒、コーヒーの後味も長く残ります。口当たりがあまりにもいいのでアルコールは感じられないけれど、ウォッカなので度数は37.5度としっかりしています。生クリームを入れてブラックルシアン風だとか、カルーアの代わりにミルクで割っても少し大人風に仕上がるのでありました。

Koffee Brown / After Party (Video Version)

(20:00)