コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        :Dunn Pearson Jr 関連の作品

Dunn Pearson Jr 関連の作品

2020/02/05

Los Nombres  Numero
Los Nombres / Loving You
アルバム Los Nombres に収録


4年ほど放置となっていた Dunn Pearson Jr 関連作品をピックアップするコーナー。
Dunn Pearson Jr って誰やねんということですが、本人自身も自己名義やユニットを組んで作品をリリースしてますが、他にはキーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、ローカルプレスのドマイナー盤からそこそこ名盤といわれるメジャー作品まで制作のお手伝いした音楽家であります。70年代前半までさかのぼると、もともとは地元のオハイオのクリーヴランドで他アーティストの録音のバックの演奏をサポートしながら、Shades of Soul〜9th Street Exit といった自身のバンドを率いてドマイナーなシングルをリリース。Lou Ragland や O'jays 周辺の地元の小さなレーベルのシングル曲のプロデュースやアレンジを手掛けたりもしながら音楽制作の勉強をコツコツ積み重ねていました。70年代後半になると O'jays 周辺スタッフから声がかかりいよいよ地元クリーヴランドから抜け出して N.Y. に進出、メジャーレーベルの作品に参加します。特に Mtume 周辺の人脈との交流作品は多く、彼らのプロデュース曲のいくつかで技の効いた職人芸を披露。自身のユニット Dunn & Bruce Street の作品をはじめモダンファンクやコンテンポラリーな名曲を数多く残します。90年代に入ってからも D'Angelo や Mary J といったビッグネームの作品で彼の名前を見ることができます。知名度のあるミュージシャンとはとても言えませんが、こういった小さな裏方ミュージシャンのルーツをたどりながらシーンがどのように移り変わっていくのかを眺めるのも面白いと言えます。

今回取り上げるのは70年代前半?にオハイオのクリーヴランドで録音されたドマイナーなプエルトリカンのラテンソウルファンクバンドの作品。これに Dunn Pearson Jr がアレンジで関わっているらしいというのは、オリジナル盤のラベル Side 2 の面に Arrenged By Dunne Pearson と記載されているからだけど、自分が所有してるのは Numero が2012年に編集して再発した盤で、ライナーみたいなのを読んでも Dunn Pearson Jr に関することは何も書かれておりませんでした。Lou Ragland 絡みで録音した曲があるのでその辺りでお手伝いすることになったんだろうなということでキャリアでいうと最も初めの頃の作品ということになります。

Los Nombres / Loving You

(20:00)

2016/06/05

Etta James Changes 1980
Etta James / Changes
アルバム Changes に収録


ちょっと間が空いてしまいましたね。地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

お客さんから、日本人ラッパーのなんかの曲(アーティストもタイトルも忘れました)の元ネタがこのアルバムに入っているので聴かせてくれと言われてかけてあげたのですね。ネットで音源が上がってないらしく初めて耳にしてえらく感動していましたが、ずいぶん前のことなのでどの曲をかけてあげたのか忘れてしまいました。Carol King のカヴァーとなるタイトルトラックだったような気もするけど。

アルバムは Allen Toussaint プロデュースの1980年作ニューオリンズ録音で、その地のスタジオミュージシャンが参加、トゥーサンつながりで Chocolate Milk のメンバーもちらほらいるというもの。

そんなニューオリンズ勢に混じってなんでオハイオからようやくニューヨークに拠点を移して基盤が出来上がりつつあった Dunn Pearson が4曲のホーンアレンジで参加してるんだろうということなんだけど、クレジットから判断すると、後から N.Y. のシグマスタジオでホーン部分を録音して付け足し曲を完成させたのでしょう。それを指揮したのが Dunn Pearson ということになると思います。

T-Erectric

リリース元が MCA 傘下に1980年に新たに立ち上げられ一年足らずですぐに消滅した謎の T-Erectric レーベルなんだけど、当時 Dunn Pearson がレーベルと深くかかわりがあった様子は、ここから1980年にリリースされた残りの2枚のアルバム、Love Committee のセカンドと、Graham Central Station にいた Patryce "Choc'let" Banks のソロデビュー作への貢献度を見れば明らかなのですが、レーベルからの要請で Etta James の作品にもちょこっとホーンを付けたという流れなのでしょう。

Love Committee 1980Patryce Choc'let Banks T-Erectric 1980

Dunn Pearson の音楽家としての流れの中でほんの数か月の出来事だったとはいえ T-Erectric 時代というのは、Love Committee や Patryce "Choc'let" Banks の作品を介して Mtume 一派をはじめニューヨークのセッションメンバーに自己をアピールし、その後のキャリアを決定づける重要な時期だったんだろうなという印象です。

Etta James / Changes

(21:00)

2015/08/21

 Taylor  ‎– Feel The Need
J.T. Taylor / The Power Of Love
アルバム Feel The Need に収録


地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

8月に入ってからはお客さんの口からサマソニの話がよく出てたけど、それも終わってなんとなく秋の気配も漂ってきました。とはいえまだまだ月末の Do Over だとか、来月の Soul Camp などお祭りごとは続くのであります。当コーナーの主 Dunn Pearson も遠からずサマソニと関係があると無理やり言いたいんだけど、ディアンジェロのファースト収録の Crusin' のバックでオーケストラをつけていたのが Dunn であり、PVにも指揮者として登場していたなんてのはあまりにも小さすぎる話題ですが、若き青年にとっては職人 Dunn アレンジのもと、生の弦をバック(日本人も一人参加)にクラシックソウルをカバーするというのは、自身の音楽制作にはいくらか刺激になったことでしょう。後に数々の素晴らしいカバーを演じるのは皆様ご存知のとお り。

さて今回取上げる Dunn が手がけた作品でありますが、先月来日していた元クールの J.T.Taylor 91年のソロ2作目に収録された The Power Of Love という楽曲。このアルバムにはシングルにもなった Long Hot Summer Night という夏向きな曲が収録されて、今の季節になると毎年頭に浮かぶのだけど、おそらくこの盤がタンテに乗せるのは10年以上ぶりかも。 スウィングビートを中心に、J.T.節が堪能できるスローまで91年ならではのポップで洗練されたサウンドプロダクションといいたいところだけど、トラックとボーカルの相性はまちまちというのは、Deodato が手がけた第二期クールの一連の作品と比較してであります。
The Power Of Love での Dunn のお仕事はプロデュース、アレンジ、共同作曲、鍵盤、ドラムプログラミング、とほぼ前面に渡っており、メロディー、アレンジの各パートからは Dunn らしさがストレートに表現されています。ちょっと甘ったるい J.T.ならではの雰囲気も良いんだけど、燻し銀系のボーカルグループ、例えば同時期に Dunn が絡んでいた O'Jays あたりがやればさらにミラクルが生まれたに違いないなんて少し思うかも。

J.T. Taylor / The Power Of Love


(21:00)

2015/07/20

Future Shock   ‎– Jive Cootie
Future Shock / Jive Cootie
7inch Single


地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

まだ取り上げてない Dunn の初期作品の中から、アレンジャーで名前が記載されたもの。アーティスト、レーベル、リリース年、共にマイナーなローカルものすぎて全く不明でありますが、クレジットはないけど地元オハイオ・クリーヴランド産なのでしょうね。カーティス73年の楽曲 Future Shock からアーティスト名のヒントを得たと考えると同じ頃に制作されたのかな。打ちっぷりのいいかっこいいファンクナンバーであります。

Future Shock / Jive Cootie



(21:00)

2015/06/19

Bel Air  ‎– Let's Do It
Bel Air / Let's Do It
12inch Single


地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

今回はオハイオ・クリーヴランド産のマイナーなブギー・シングル。リリース年は表記されてませんが83〜85年くらいではないでしょうか。レーベルは CAM というとても小さな地元のインディーで、このレーベルでは Dunn はもう一枚、コレクターには人気のある Odyssey And Company というグループのシングルをプロデュースしたのを以前取り上げたことがあります。ほぼ同時期に制作されたであろう今回のシングルは、プロデュースとアレンジ、ソングライティングの一部を Dunn が手がけた、シンセが程よく混じったダンスもの。Dunn はすでに上京した N.Y. でのスタジオ仕事で成果を出していた頃なので、一時的に帰郷した際に少し時間を見つけて地元の昔からの音楽仲間の作品に付き合った、とか、地元で頑張ってこれから芽が出そうな若者だとかにボランティア精神で手伝ってあげた、という風にも考えられなくもありませんね。またシンセサイザーの台頭により Dunn のような生音のアレンジャー、スタジオミュージシャンの居場所がだんだんと狭まっていき、なんとなく音楽家として今後の自分を見つめなおすために地元に帰って70年代前〜中盤の下積み時代を思い出し、などしていたのかもしれません。

Bel Air / Let's Do It

(21:00)

2015/05/20

Richard Lackey - The greatest gift
Richard Lackey / The Greatest Gift / Love Shopping
7inch Single


地味にではありますが、マルチな才能で、キーボディスト、ソングライター、プロデューサー、アレンジャーなど裏方として、70〜80年代にかけ作品をリリースした Dunn Pearson Jr の関わった作品をピック・アップするコーナー。

久々となりますが、Dunn がキャリアをスタートさせた地元オハイオ・クリーヴランド時代の作品を見てみましょう。復習になりますが、Dunn のクレジットが確認され始めるのが73〜75年の Shaker、Way Out、Solid Foundation、Insight といった地元の小さなレーベルのシングル曲でありましたが、Lou Ragland だとか O'jays に可愛がられ、その繋がりで曲のプロデュースやアレンジの仕事を請け負うようになります。また自身でも Shades of Soul〜9th Street Exit といったバンドを率いて、シングルをリリースしたり、他アーティストの録音のバックを担当することもありました。
今回取り上げたのは 9th Street Exit も籍を置いていた Solid Foundation レーベルから73年にリリースされた男性シンガー Richard Lackey の作品で、Dunn がプロデューサー欄に名を連ねるノーザン・ダブルサイダー。

Richard Lackey / The Greatest Gift

Richard Lackey / Love Shopping

(21:00)

2015/03/05

Jackie Moore   ‎– I'm On My Way
Jackie Moore / Do Ya' Got What It Takes
アルバム I'm On My Way に収 録


ダンスクラシックスの定番 シェリル・リンの Got To Be Real 的な雰囲気が感じられる曲ということで62枚目にいってみましょう。

79年の Bobby Eli 制作のフィリー録音盤に収録され、シングルでもカットもされた Do Ya' Got What It Takes は、当時のよくありがちなスウェイ調のディスコ曲で、考えようによってはそれ風な雰囲気であります。作者の欄を見ると、当ブログではお馴染みの地味な音楽家 Dunn Pearson の相棒として楽曲の制作やコンビ名義でアルバムをリリースした Bruce Gray の名前が確認でき、おそらくは両者がコンビを組むか組まないかの時期の作品。Bruce Gray という人は、70年代半ばからフィラデルフィア界隈、特に Norman Harris 系の作品でソングライティングやアレンジ、鍵盤の演奏をしていた人でありました。
翌80年になると、Dunn Pearson は、Patryce Choc'let Banks のアルバムに収録の I Wanna Get Close To You や、M’Lady のダンクラシングル Baby You Lied (2バージョンあり)で、Got To Be Real を感じさせるスウェイ調のディスコアレンジを試みるのだけど、これは Bruce Gray とコンビを組み、彼のアイデアで出来上がった作品というのがなんとなく分かります。これらの原点となったのが今回の Jackie Moore の曲でありますが、ちょっとオタクすぎる話の内容となってしまいました。

Patryce Choc'let BanksM'Lady  Baby, You Lied TCD 104M'Lady  Baby, You Lied TCD 118


Jackie Moore / Do Ya' Got What It Takes

(21:00)