2008年07月07日
地鎮祭には30件以上参加していると思いますが、不思議なもので雨が降った記憶は一度しかありません。雨が続いてもその日だけ晴れたり。今回も梅雨真っただ中で、週間予報はコロコロ変わるし・・・でも晴れました。晴れると信じていたからかもしれません。
集合住宅の最上階にオーナー住宅がある建物です。オーナー住宅を景色のよい8階に配置させ、要望されている規模の2世帯住宅それぞれをフラットに計画し、かつ、事業予算にあった延床面積に納めることが課題でした。また、賃貸部分は特色をもたせたプランとし、収益性の高い建物とする必要がありました。
オーナー住宅には不動産屋さんの案である中庭を設けています。
地鎮祭からは、実際につくる作業に入りますので、期間内ですべて決定していくことになり、気持ちが引き締まります。
地鎮祭が晴れるのも何か関係あるのかも
集合住宅の最上階にオーナー住宅がある建物です。オーナー住宅を景色のよい8階に配置させ、要望されている規模の2世帯住宅それぞれをフラットに計画し、かつ、事業予算にあった延床面積に納めることが課題でした。また、賃貸部分は特色をもたせたプランとし、収益性の高い建物とする必要がありました。
オーナー住宅には不動産屋さんの案である中庭を設けています。
地鎮祭からは、実際につくる作業に入りますので、期間内ですべて決定していくことになり、気持ちが引き締まります。
地鎮祭が晴れるのも何か関係あるのかも
(15:37)
2008年06月05日
今日は国際環境デーです。これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。
このごろ、僕の頭の中は「環境」のことばかりです。話していると、ついCO2が・・・と、きっとみんなつまらないかな。これ以上話すと長いので今度にします。
3月に久々に書いたと思ったら、もう6月・・・このリフォームも完成して半年経ってしまいました。
プランはリフォームしたぞ!っと感じるようにしよう。古さを活かして新しくしよう。ちょっとイイ感じの照明にしよう。というコンセプトで進めました。
玄関はギャラリーのように床・壁・天井を白くし、家具や扉も壁と一体になるようにしました。壁に飾った絵に当たるように照明を配置し、収納の下は床が光るようにしています。色つきのガラスを飾れば、不思議な空間になります。また、土間の部分は修学院離宮の一二三石のように石を埋め込みました。
リビングの照明は造作家具の下部照明とブラインドライト、スポットライトとして、光源を見せず、部屋を大きく見せるようにしました。床暖房をして床材は20mmのパイン材を使いました。キッチンは既製品ですが、吊戸棚、カウンターは家具屋さんに造ってもらいました。
子供部屋はリビングから採光を取れるようにしてあり、クローゼット壁にガラリをつけて、通風できるようにしました。ほとんどの部屋は絵など飾りやすいように白い壁にしましたが、クローゼットの中はピンクにしました。
半年経ったので、生活感が出てきたのではないかと思います。近々様子見にいってみます。
このごろ、僕の頭の中は「環境」のことばかりです。話していると、ついCO2が・・・と、きっとみんなつまらないかな。これ以上話すと長いので今度にします。
3月に久々に書いたと思ったら、もう6月・・・このリフォームも完成して半年経ってしまいました。
プランはリフォームしたぞ!っと感じるようにしよう。古さを活かして新しくしよう。ちょっとイイ感じの照明にしよう。というコンセプトで進めました。
玄関はギャラリーのように床・壁・天井を白くし、家具や扉も壁と一体になるようにしました。壁に飾った絵に当たるように照明を配置し、収納の下は床が光るようにしています。色つきのガラスを飾れば、不思議な空間になります。また、土間の部分は修学院離宮の一二三石のように石を埋め込みました。
リビングの照明は造作家具の下部照明とブラインドライト、スポットライトとして、光源を見せず、部屋を大きく見せるようにしました。床暖房をして床材は20mmのパイン材を使いました。キッチンは既製品ですが、吊戸棚、カウンターは家具屋さんに造ってもらいました。
子供部屋はリビングから採光を取れるようにしてあり、クローゼット壁にガラリをつけて、通風できるようにしました。ほとんどの部屋は絵など飾りやすいように白い壁にしましたが、クローゼットの中はピンクにしました。
半年経ったので、生活感が出てきたのではないかと思います。近々様子見にいってみます。
(22:12)
2008年03月04日
ブログを書くのがあまりにも空いてしまうと、逆に恥ずかしくてなかなか書けなくなります。しかも、たまってしまった内容と写真を整理するのにも時間が経つと記憶が薄くなり、なかなかまとまりません。仕事同様ためてしまうのはよいことではないようです。
さて、昨年の暮れにマンションのリフォームが完成しました。
築25年くらいのマンションで、施主は古いマンションの良いところを気に入って住み続けようと思い、いつかするリフォームのためにできるだけ家具を買わずに最小限の家具で暮らしてこられた方です。そのため、これまで蓄積された「思い」の実現が求められました。そして、工事費もできるだけ安くの「思い」を実現する為に職人集団による施工としました。プロフェッショナルとして日々の仕事をしている職人さんもお客さんが喜んでくれることを喜びとしているので同じ感覚で仕事ができました。というか、そういう人たちが集まってきたのかなと思います。
リフォーム前
リフォーム前
リフォーム前
さて、昨年の暮れにマンションのリフォームが完成しました。
築25年くらいのマンションで、施主は古いマンションの良いところを気に入って住み続けようと思い、いつかするリフォームのためにできるだけ家具を買わずに最小限の家具で暮らしてこられた方です。そのため、これまで蓄積された「思い」の実現が求められました。そして、工事費もできるだけ安くの「思い」を実現する為に職人集団による施工としました。プロフェッショナルとして日々の仕事をしている職人さんもお客さんが喜んでくれることを喜びとしているので同じ感覚で仕事ができました。というか、そういう人たちが集まってきたのかなと思います。
リフォーム前
リフォーム前
リフォーム前
(19:47)
2007年09月28日
以前、載せたイチノミヤハウスが完成します。
セルフビルドに近い方式で建てたので、かなり荒削りな感じがしますが、これもイチノミヤならではを感じさせます。サーファー向けで、ガレージがあり、広いテラスがあり、大きな吹き抜けがありと敷地を贅沢に使えるのもイチノミヤならではなので、建物名称が「イチノミヤハウスpia」となりました。(piaは施主の所有する一連の建物に付いているもの)
現場にしょっちゅう通っていると、道やお店などに詳しくなるのですが出来上がると同時に行く必要が無くなってしまうのはいつもさびしい感じがして、なんとなく第2、第3のふるさとのように感じてしまいます。
また、イチノミヤで仕事したいなー。
天井の高い開放的なリビング
ガレージからウェットスーツのままシャワーが浴びれます
花火大会はこっちであがります
塗装は全てオーナーによるもの
セルフビルドに近い方式で建てたので、かなり荒削りな感じがしますが、これもイチノミヤならではを感じさせます。サーファー向けで、ガレージがあり、広いテラスがあり、大きな吹き抜けがありと敷地を贅沢に使えるのもイチノミヤならではなので、建物名称が「イチノミヤハウスpia」となりました。(piaは施主の所有する一連の建物に付いているもの)
現場にしょっちゅう通っていると、道やお店などに詳しくなるのですが出来上がると同時に行く必要が無くなってしまうのはいつもさびしい感じがして、なんとなく第2、第3のふるさとのように感じてしまいます。
また、イチノミヤで仕事したいなー。
天井の高い開放的なリビング
ガレージからウェットスーツのままシャワーが浴びれます
花火大会はこっちであがります
塗装は全てオーナーによるもの
(21:12)
2007年09月27日
また、ずいぶん空いてしまいました・・・
いつも書いていないと思っていたことが忘れてしまうことがわかりました。
最近というか今までもそうですが、コストの厳しい物件が多いです。
どんなものができるかの前にいくらでできるかが先に聞かれます。
そこで、どんなものかも決まっていないのに具体的に答えてしまうと後で問題になりますし、答えられないのもコストをわかっていないと思われるし。そこで、「最低これくらいはかかりますよ」と答えてしまうのですが、そうすると、その金額でお願いします!と予算設定されます。そこでコストとの戦いが始まるのです。
今思いましたが、コストの厳しい条件設定は、自分に原因があることがわかりました。でも、いいものが安いほうがいいに決まっているので、今後も続きそうです。
で、この物件も同様にローコストが条件でした。というのも、もともと本社のある敷地を売却する為、本社が解体されるので、新社屋が至急必要となり、容積率600%の商業地域の為、いつ建替えるかわからないので壊すときもったいなくないようにする必要がありました。
必要最低限の仕様としながらも、もともとあった高級な調度品に見合うようにすることや、超軟弱地盤のため建物の軽量化を条件として進めました。
完成が近づいたころ、現場を見た人に気に入ってもらい、同じような事務所をつくりたいと相談されました。とってもうれしいことでしたが、きっと、コストも同じように厳しいんだろうなー
上下階のスペースの配分もありますが、土工事を減らす為、2階をはね出しました。
街にも開かれた開放的なエントランスとしました。
いつも書いていないと思っていたことが忘れてしまうことがわかりました。
最近というか今までもそうですが、コストの厳しい物件が多いです。
どんなものができるかの前にいくらでできるかが先に聞かれます。
そこで、どんなものかも決まっていないのに具体的に答えてしまうと後で問題になりますし、答えられないのもコストをわかっていないと思われるし。そこで、「最低これくらいはかかりますよ」と答えてしまうのですが、そうすると、その金額でお願いします!と予算設定されます。そこでコストとの戦いが始まるのです。
今思いましたが、コストの厳しい条件設定は、自分に原因があることがわかりました。でも、いいものが安いほうがいいに決まっているので、今後も続きそうです。
で、この物件も同様にローコストが条件でした。というのも、もともと本社のある敷地を売却する為、本社が解体されるので、新社屋が至急必要となり、容積率600%の商業地域の為、いつ建替えるかわからないので壊すときもったいなくないようにする必要がありました。
必要最低限の仕様としながらも、もともとあった高級な調度品に見合うようにすることや、超軟弱地盤のため建物の軽量化を条件として進めました。
完成が近づいたころ、現場を見た人に気に入ってもらい、同じような事務所をつくりたいと相談されました。とってもうれしいことでしたが、きっと、コストも同じように厳しいんだろうなー
上下階のスペースの配分もありますが、土工事を減らす為、2階をはね出しました。
街にも開かれた開放的なエントランスとしました。
(19:07)
2007年06月22日
6月15日に地鎮祭を行いました。
前日に梅雨入り宣言がされ、雨の中どうやって地鎮祭を行うかとても気をもんでいました。が、朝起きると空は真っ青。日ごろの行いをいろいろ思い返してしまいました。
この物件は一宮というサ−フィンのメッカにサーファー向けの賃貸住宅を建てる計画で、昔サーフィンをしていた施主さんが以前から思っていた夢がやっと実現するものです。サーファーの中でも車が好きな人たちをターゲットとして、ガレージ付の住宅としています。ガレージから直接バスルームに入ることができ、広いスペースでシャワーを浴びながらウェットスーツが脱げるようにしてあります。
まずは敷地の約半分を利用し4戸から始め、将来は施主さんのセカンドハウスも計画しています。これを機会にサーフィンをはじめたくなりました。
(20:26)
2007年02月16日
先日、ハツシゴトの物件の足場を取りました。
建築主の社員は黒い作業服で一見怖そうなおにいちゃんたちですが、実際は笑顔のかわいいイイヤツばかりです。そういう雰囲気を建物に表そうと思い、真っ黒な外観に真っ白な内部としました。また、水道管は土に埋まっていたりして、外側はきれいとはいえませんが中はきれいな水が流れているという意味も含まれています。
超ローコストに挑戦しているので、内部の塗装はDIYですることにしました。自宅のマンションの塗り替えをちょっとやったことがあるので、「簡単、簡単」などと言ってしまったため一緒に手伝うこととなりました。主に壁の水性塗料と床のOP拭取りの作業があり、友人の建築主とその先輩の健ちゃん、自分の3人でとりあえず壁のほうはほぼ完了。残りは次週となりました。皆それぞれこだわりがあるのでかなりよい仕上がりになりました。自分で出来るところは自分でするということは、コストの面でメリットになりますが、一番は思い出になることが良いと思います。また、将来塗り替えするときに経験を生かしてまた自分でできるので、ランニングコストも減らせます。あと、普段運動しない体を動かせて、その後のごはんがおいしかったこともメリットのひとつだと思いました。
(17:45)
2007年01月29日
マンションの内覧会に同行してきました。妻の友人が購入したマンションで、海が一望でき、バルコニーも広く、浴室からも海が見えるすばらしいマンションでした。そんなに目立った欠点もないので、せっかく行ったのに役に立っていなかったかもしれません。
一方、いま計画中の住宅はというと、2階か3階建ての木造住宅が密集している地域に道路から幅2m、奥行10mの通路を進んだ奥が敷地という立地条件で、どこを見渡しても隣戸の閉じた裏側と勝手に伸びた樹木しかない本当に景色といえるものが
ない敷地です。
理想としてはそういった状況を悪条件と捉えずに受け入れていきたいところですが、どうしても許容できる状態ではないので、全てを切り去り、自己完結型の空間作りをすることにしました。
壁と建物に囲われたにわを造り、そのにわの中を乱反射する光を取り入れ、また、どこからもいろいろな角度でそのにわを見ることができるようにしました。
「100人に2,3人が気に入ればいい」と不動産屋さんは言ってくれる懐の大きい人ですが、多くの人に楽しんでもらえる家にしたいと思っています。
一方、いま計画中の住宅はというと、2階か3階建ての木造住宅が密集している地域に道路から幅2m、奥行10mの通路を進んだ奥が敷地という立地条件で、どこを見渡しても隣戸の閉じた裏側と勝手に伸びた樹木しかない本当に景色といえるものが
ない敷地です。
理想としてはそういった状況を悪条件と捉えずに受け入れていきたいところですが、どうしても許容できる状態ではないので、全てを切り去り、自己完結型の空間作りをすることにしました。
壁と建物に囲われたにわを造り、そのにわの中を乱反射する光を取り入れ、また、どこからもいろいろな角度でそのにわを見ることができるようにしました。
「100人に2,3人が気に入ればいい」と不動産屋さんは言ってくれる懐の大きい人ですが、多くの人に楽しんでもらえる家にしたいと思っています。
(19:59)
2007年01月18日
新築マンションと中古マンションをリフォームするのとではどちらがいいかよく聞かれます。新築マンションは専有部分のみならず共用部分においても新しい機能や設備が整い、今までの不満は解消され、とても快適なものになっています。一方、中古マンションの場合は共用部分に手を加えることはほとんど不可能で、特にセキュリティ面では新築マンションに劣ります。しかし、歴史を重ねて立派に育った樹木や確立しているコミュニティなど別の価値があります。また、専有部分を自分の思い通りの家にすることができることがよい点です。それには結構なエネルギーが必要ですが、やる気になれば楽しいものです。
我が家の場合は、庭との一体感、開放的でこもらない子供室、大勢座れるソファ、そばやパンを作るカウンター、大量のレコードと建築雑誌の収納、何でも入れられるクロークなどなど取り入れました。うちでしか必要ないことですが、うちには欠かせないものばかりです。しかし、予算や設備上の問題で水周りをほとんど移動させなかったので、浴室に窓がないのが残念です。そのためか設計する住宅はいつも浴室をいい場所にもっていってしまいます。
(17:53)
2007年01月17日
今まで10棟以上共同住宅を設計し、その都度竣工検査として50とか100とかの部屋をチェックして建築主に引き渡すことをしてきましたが、1年後などにメンテナンスで部屋に入ると、検査の時に気にしていた傷などには比べ物にならないくらい傷や汚れがついていて、検査の是正も無意味な部分もあるんだと思ったことがあります。今、最もよく使われている仕上材のほとんどは完成したときが一番よい状態で、それからだんだん悪くなるものばかりですので仕方ありません。
おととしの11月に自宅マンションをリフォームしました。リフォーム前は使い勝手を考えずに部屋数だけ確保し、○LDKを売り文句にしたものだったので間取りを見直し、水周り、仕上材を改修しました。
設計するに当たり、このようなコンセプトとしました。
・ほとんどのマンションと同じように南側と北側の2面しか開口がないが、全ての部屋に自然光と通風を確保する。
・家族が集まる部分を快適にし、その他の個室は最小限にする。
・納まるべきところに納まる。量より質、無駄のない収納計画。
・使い込むと味が出る又は簡単にメンテナンスできる材料
・かっこいいかわいい
・超安い
部屋の大きさも限られているので、全て満足することはできませんが、自分らしい部屋になったと思います。
(13:44)