2010年11月

2010年11月27日

バットの重さの弊害、知っていますか?

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~



以前にもちょっと書きましたが、
子供たちのバットの重さについて、
です。

というのも、
じつは先週の練習試合で、

相手チームの、
Wソックスさんの子どもたちが、

見た目にも重そうな、
そしてやや長めのバットを、

ワングリップ短く持って、
(3人ほどは2グリップも短くしていました)

バッターボックスに、
入っていたのです。

案の定、
半分以上の子どもが、

そのバットを、
振り切れていませんでした。


またうちのエースも、
そこそこ速いボールを投げます

スイングも、
ほとんどの子どもが、
振り遅れていました。


不思議に思うのは、

なぜ、重めのバットを、
監督コーチたちは、
子ども達に使わせるのか?

ですね。


以下、
その子ども達に重いバットを
使わせる弊害を、

「キッズベースボールドリームナビ」

の特典マニュアルより、
著書に許可をいただいて、

一部抜粋させていただきます。

ただし、完全暴露はできませんので、
伏字が入りますこと、お許しください。


「体に合ったバットを使っているか?


これは小学生の場合、よくあてはまります。


その子の体・・・(というより筋力ですね)
に合った重さ・長さのバットを使うということは、
非常に大切なことです。



よくマイバットを持っている子がいますが、
親が買い与える場合、


「将来を見越して、少し長くて重いヤツにするか」


なんて、大間違いの買い物をする、
親を見かけました。


子どもの服や靴を買うんじゃないんですよ(笑)



「少し重い」
だけで、
どれだけ子どものバッティングに、
悪影響がでるか・・・


これは常日頃、
子どものバッティングを見ている
コーチにしかわからないでしょう。


中学生だって例外じゃありません。


1年生と3年生では、
筋力の大変な差が出ます。


3年生の使う重さ800gの金属バットを、
ついこの間まで小学生だった、

中学1年生が、
振り切れるハズがありません。


これは極端にいえば、
3つの動作をもってしても、

乗り越えられないデメリットに、
なってしまいます。


考えてもみてください。


××した状態の構え・・・


××××して、××て、

ボール回転を×××××まで見続け、

そして××××××スイング!・・・・



すべて理想の、
バッティング動作を実行しても、

振りはじめた
バットが重くて、
振りきれなかったら・・・



×××××はわずかながらも狂い、
××××××は落ち気味になり、

××××スイングに近くなり・・・



たとえインパクトできても、
バットの重さにパワーダウンして・・・

当然、振りきることはできない。


フォロースルーもとれず・・・


つまりは、
当てるだけのバッティング
終わります。



例えれば、1000ccのボディのクルマに、
3000ccのエンジンを、
積んだようなものです。


使いこなせないということですね。


いいですか?


くれぐれも
子どもの筋力に適した、
重さと長さのバット
を使わせてください。



目安は素振りでしっかりと、
振りきっているがどうか?です。


確かにプロのように、
素振りでは重めのマスコットバットで、

本番では自分にあったバット、
というのが理想です。


結論で言えば、長い経験上
子どもたちがヒットを打てる確率は、

試合では、軽めのバットの方が
はるかに高いということですよ。」



思い当たる方は、
すぐお子さんの、
バットをチェックしてみましょう。

目安は500~700g以内です。
素振りを見てあげて、

バットの重さに負けずに、
しっかり振り切れているか、

ビュン!とスイング音が、
聞こえるか、

この辺をチェックされてみてください。


また、長さのチェックの目安は、
子どもがバットを地面に立てて、

おへそ付近か、
やや上あたりまでが理想です。

ただし、

当たり前の話、
同じ身長・体重でも
筋力の違いがあります。

あくまで、素振りでチェック、
が理想ですよ。





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2010年11月23日

今どき、低重心投法!?

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~


先日あるブログで、
ちょっと驚いたピッチング理論が
解説されていました


差しさわりのない程度に、
以下抜粋させていただきます。


「~つまり、なるべくステップする足の幅を広げ、
腰の重心を下げることで、パワーが一気に
ボールに伝わる、ということなんです。

~これは日本独自に編み出された低重心投法
であって、大変すばらしいピッチング理論なのです。

最近、やたら腰高で投げる子供ピッチャーが
多いようです。

ぜひピッチャーを育てるなら、この低重心投法を~」


これを読まれたあなたは、
どのような感想をお持ちでしょうか?


私の意見を、
書かせていただきますと・・・

この、
「低重心投法理論」
とやらは、

「ダウンスイング理論」
と同じく20年も前に、
淘汰された理論かと思います。


故・村山氏のザトペック投法に、
代表される、このダイナミックな投法は、

いわゆる1センチでも前で、
バッター寄りにリリースポイントを、

あるいはバッターの低目をつくために、
と言う発想から、

ドライブ&ドロップ(低重心投法)が、
生まれたようです。

その投げ方が、
なぜか日本古来の、

「姿勢を低くする」
ことの美しさといった民族文化に、

見事にハマったようです。

村山氏の悲壮感漂わせたキャラクターが、
いっそう輪をかけ、

力学・物理学を無視した、
スタミナ浪費的投げ方でありながら、

当時の日本中の、
多くの野球ファンを魅了したようです。


     PICT880082,少年野球,指導法,コーチ法,練習方法


写真の黒丸が腰重心位置です。

ここまで急激な重心の上げ下げは、
下半身に大変な負荷がかかります。

小学生ピッチャーなら、
30球も全力で投げたなら、

下半身は、
ヨレヨレになってしまうはずです。

ピッチャーの腰の重心位置は、
もちろん地面に平行・・・

一直線であるはずはありません

落ちることは当然ですが、
それは、手塚氏の言葉をお借りすれば、

「川の流れのように、
なだらかに、ゆるやかに落ちていくこと」

なんですね。

そうなると当然、ステップする脚は、
(ピッチャーの身長=足の長さによって、
ですが)
広げ過ぎず、狭過ぎず、です。

ムリにステップ足着地位置を
遠くにする必要など、まったくありません。


未だ、この

「低重心投法」

が語られて・・・
推奨されていることに、
驚きました。



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2010年11月20日

弱いチームほどよく吠える?

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~


前回からの続きです。

ちなみに我がチーム所属の
公認審判員の話、です。

試合中、子供達やベンチが
心ないヤジや暴言を口にした場合、

審判としてどのように相対するのか?

私の質問に対し、
やはり極端に汚いヤジを飛ばした
マナー違反者の子供と監督については、

厳しく注意を促したことも
あったそうです。


あるいは試合中、
相手チームの太った子供を指し、

その「肉体的な悪口」を以って、
ヤジったことに対し、

大声で一喝したこともあると言います。


アマチュア野球の、
あるいは少年野球の審判員は、
それが、正しいスタンスであると思う。

彼らは、ルールブックであり
同時にマナー管理者でもあることは、
至極当然のことだと思う。


そろそろ、このテーマに
決着をつけたいと思います。

小学生の、
悪意無き「ヤジ」とは言え、

その諸悪の根源は、
ベンチ内指導者にあるのではないか。

そのような「ヤジ」を許す指導者にこそ、
猛省を促したいと思う。

相手をヤジり倒して勝って、
何が面白いのか?
「勝てば官軍」なのか?

このチームに、
「フェアプレイ精神」はあるのか?
「スポーツマンシップ」はあるのか?


大会開会式に宣誓した
「正々堂々」の想いが、
胸に刻まれているのか?

当然ながら、
我が少年野球チームも、

子供達にはこう言うヤジで
チャンスを作ろう、広げようたる指導は、

代表以下監督コーチ、
誰一人として認めていない。


過日一人の子供が、
どこで覚えたのか、

相手ピッチャーが牽制球を投げると

「みえけん!みえけん!(みえみえの牽制)」

とヤジった。

即座に、コーチのひとりが注意した。

味方ピッチャーのいい牽制球に対して

「ナイけん、ナイけん!(ナイス牽制球)」

と声をかけるのはいいが、
相手ピッチャーへの、
そのヤジはマナー違反だと。

その子はピッチャーもやるコなので、

「でもこの前、おれはそうヤジられた」

と反論する。

「汚いヤジを飛ばすのはフェアプレーじゃない。
ルール違反じゃないが、マナー違反だ。

相手がそんなヤジを飛ばしたから
って、おまえもやり返すと言うのは、
おまえもマナー違反者だぞ。

それは野球の試合じゃない。
ケンカだ。野球のうまい、
ヘタで勝負するんじゃなく、

おまえはヤジの言い合いで
試合をするのか?

それで勝って気持ちいいか?

強いチームや、
本当に野球がうまい選手は、
そんなヤジを飛ばさないぞ」

と言ってきかせると、
最後には彼も納得してくれた。


関西方面の高校野球で、
バリバリ鳴らした一人のコーチが、

大変説得力のあるエピソードを
語ってくれた。

「T高校やI高校と言う、
甲子園に行くようなチームと試合すると、

相手ベンチは驚くくらい静かですねん。

かと言って元気がないわけじゃない。

ひと声ふた声、
ビシッとした声は掛るんやけど、
ヤジの類は一切聞かれへん。

逆に弱いチームと対戦すると、
そんなチームほど、
汚いヤジでもって吠えまくってますねん」

と。


広瀬一郎著『スポーツマンシップを考える』
(ベースボール・マガジン社刊)

という書籍があります。

その内容を、
詳細にご紹介するのは省かせて頂くが、

著者広瀬一郎氏が、
スポーツ界における
「スポーツマンシップ」の語源、

あるいはその意味する所を、
過去に遡り、
模索され解説されていた。


例えば、スポーツマンシップとは、
尊重(RESPECT)すると言う言葉に、
要約されており、

「スポーツマンが取るべき、
最も基本的な態度を促す、精神的な理念」

と、述べられている。

さらにはスポーツ(競技)する上での、
その精神の在り方として、

包括された概念の一つに
「フェアプレー精神」も存在するのだ
と言う。


この意味を正確に把握すれば、
「フェアプレー」はゲーム中に尊ぶ精神であり、

「スポーツマンシップ」とは、
スポーツを通じた、
人格形成を指す言葉である。


野球に限らず競技を行う上で、
存在するのは、

「審判」「ルール」、
そして「対戦相手」である。


敵・味方に分かれ、
そして常に勝者・敗者が、
結果的に存在するわけだが、

スポーツマンシップの
基本的な精神として、

「相手」があってこそ、
常日頃の鍛錬(練習)の成果を
試すことが出来、

自身の(チームの)技の(プレー)の
成長につながると言うことを、
説いている。

競技の成り立ちは
「相手」無くして考えられないのです。


柔道でも剣道でも、
あるいは相撲でも、

礼に始まり礼で終わる。
「相手」を敬う自然の作法です。

その尊重すべき「相手」に対し、
競技の技術向上をめざす、
同じ「仲間」に対し、

果たして我々は勝敗のみにこだわり、
暴言やヤジで、
おとしめていいものでしょうか?

いいわけがないのです。

ならば我々指導者が、
そんな当たり前のことを、

なぜ子供たちに、
教えてやれないのか?


疑問に思うばかりです。



※質問メールいただく方へ・・・

当ブログは、
高打率バッティングマニュアル、

「キッズベースボールドリームナビ」

を推奨していますが、

多少の内容はご説明できますが、
詳細説明は著作権の、侵害になりますので、

なにとぞご容赦ください



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2010年11月16日

ヤジを飛ばす少年野球監督に喝!

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~


前回からの続きです。


主将を務めるS君のハートは、
決してヤワなものではなかったが、

その彼をも潰してしまった、
試合中の心ない汚い「ヤジ」。

そのヤジベンチにいた、
監督コーチたちは、

試合終了後さぞかし、
ほくそ笑えんだことだろう。

「してやったり」

と。

その後S君は、と言うと、
所属するシニアチームの主将として、

大阪舞洲スタジアムにおける、
春の全国大会出場始め、

夏には、
全日本シニアリーグ選抜メンバーとして、
米国遠征などの大活躍を見せた。


そして翌春、

県下の野球強豪高校に進むと、
1年生にもかかわらず、
甲子園のベンチ入りを果たす。

100人近い所帯にも関わらず、
秋季新人戦では、
見事にひとケタゼッケンを手にし、

チームは下馬評通り、
県大会優勝。

関東大会でも、
決勝戦までコマを進めた。

春の選抜大会で、肉体的にも
精神的にもひと回りもふた回りも、

大きく成長した彼を、
甲子園のひのき舞台で、

観せてもらうことができた。


この2年間のS君の練習量は、
半端なモノじゃないだろうが、

メンタル面でもさぞかし、
ハートを鍛え続けたものと思われる。

今の彼なら、
サードの守備についても、

つまらないヤジに惑わされることなく、
華麗なグラブさばきを魅せてくれるだろう。


さて、少年野球における、
子供達のヤジについて考察中だが、

 過日、

「子供達のヤジ」

に対する意見を頂いた。

ネットを通じ、
お知り合いになった茨城県の
少年野球チームの、

監督Tさんからである。


また、やはり日頃から
メールを頂いている、

野球少年のお父さんからも、
ご感想があった。

お二人ともまさに、
我が意を得たりのご意見でしたので、

ご了承を頂きその一部を
ご紹介させて頂きます。


◆『「ヤジ」の件、私どもの卒団生が通う中学校野球部も、
スリーボールになると「ボール3つ」と連呼しており、

うちのチームもそれを真似して「ボール3つ」と
面白がって言う子いたので、

「うちはそんなことは言わない。
よそが言ってもうちはそんな野球はやらない。
ピッチャーにプレッシャーを与えたかったら、
リードを大きくとるとか、
鋭いスウィングでビビリ上がらせてみろ」

とどなりつけたことがあります。


また、最近うちの投手が死球を与えた時、
相手から「うちのキャプテン殺す気かー」
との合唱があり、

そのあとうちの攻撃で死球をくらった時、
まねして「うちのキャプテン殺す気かー」と
歌う子がいたので、

「そんな野球は教えてない。
うちはそんな野球はやらない」と試合中、
親もいましたけど怒鳴りつけました。

勝つための練習はドンドンやります。
ディレードスチール等、相手のスキをつく野球もやります。

しかし「きたないヤジ」を飛ばすチームには
負けたくないし、相手がヤジを飛ばしてもうちはやらせない。

チームとしての「大事にしたい」ものがあると思います。

今年は5年生15人で60試合程消化して
鍛えてきましたので、来年大暴れするつもりでおります。
~後略~』


◆『こちらでは、さすがにそこまでの野次は
あまり聞きません。(関東文化のいいところです)

私も応援席で、相手チームに
「落とせ!」なんてつぶやくことはありますが、
いいプレーには自然と拍手が出ますしね。

こんな気持ちで、子供たちにもさほど
よろしくない教育は(チームとしても)
していないつもりです。

お互いにいいプレーをして、いい試合をして、
いい気持ちで帰る。これが楽しいんですよね。

少年野球はそれを教えられる数少ない
場所のひとつであると思っています。

昔、当チームが強かった頃には、
相手打者に対し 「打ってみろよ~」 と、
内野手がよく挑発していたことはありましたが、
まあこれは許されるかと。
(それで負けるとかっこ悪かった・・)~埼玉Tさん~』


◆『小学生の野次について・・
読ませていただきました。

わが方の指導者は、立派ですよぉ~

先日のとある試合で、
相手チームが『ボールみっつ!』
テーハミングのリズムでやりましたよ・・・感じ悪! 

次の試合で、我が方の小僧どもが・・やりました・・
受け売りで!とたんに、わが指導者は
『やめろ!』と一括!! 

家へかえって、ベンチで一括された息子から質問
なぜ、ボールみっつ!がいけないのか? 
あいては、やっている・・・のに

私は、答えました!  

いま、戦っている相手はみんなの仲間だよ。
野球を通じて、戦っているけど同じ野球が好きで、
一緒に試合をしている仲間だよ、といいました。

確かに、ルール違反じゃないかも知れないけど・・・
何を言ってもいいの?

たとえば『お前の親父はげてるな』とか
『お前の母さんデブだな』とか(たとえばですよ!)

すると、愚息はいいました
「そんなこと言っちゃ駄目だよ」・・・でしょ!

一緒に、試合でも・練習でも『仲間』の失敗を
願うような、事を言って勝ったとしても嬉しくないでしょ、
と私は言いました。

そんなことを言ったりして勝っても、
かっこ悪いよ!俺達は、かっこよく勝つんだよ!

愚息の質問を受けて、チームのみんなにも
機会をみて説明しておきたいと思いました。

~闘魂小僧さん~』



では試合中に、
そう言ったヤジが横行した場合、

審判団はどのような処置を取るのか?

前回、中学生のシニアリーグ試合時における、

「やるやるやる!」

の猛烈なヤジに対する、
審判の対応を述べたが、

同じように、こう言うケースもあった。

やはり相手ピッチャーが、
一度ボークを取られ動揺している所に、

セットポジションに入るたび、

「ボークボーク!」

とヤジったベンチ選手を、
注意するため監督に対し、

2塁塁審が厳重注意を
したことがあった。

厳重注意を受けるはずである。

何せ、選手たちを含め一番大きな声で、

「ボークボーク!」

と連呼していたのは、
他ならぬ監督自身なのだから。

しかし、注意を受けたベンチ内監督は、
あろうことか、
逆に審判に食って掛かったのだ。

「何言ってる!(相手の)
ピッチャーの肩が動いているのが、
わからないか!」

と。

この時私は、
ファースト側のネット裏で、
試合観戦していた。

確かにそのピッチャーの肩は、
微妙に動いていたようでもある。

あくまで「微妙に」である。

もちろん故意であるはずはない。

すでに「ボーク行為」を指摘され、
ランナーは進塁と言う、
ペナルティを受けているのだ。

どうやら動揺が隠せない子だったのか、
あるいはピッチャー経験が、
少なかったのかも知れない。

しかし一度「ボーク」を宣告した審判団は、
彼に「ボーク」について、
簡単な諸動作の指導をした後、
その後は見守るのみであった。

つまり再び「ボーク」をとるほどの
動作ではないと判断したのだ。


さらに攻守交替の折に、
審判はベンチに出向き、

相手監督に、

「ボーク諸動作に対する注意点」

を指導しているのが見て取れた。

さきの監督の「ボーク」抗議にも
そのように答え、

しつこく食い下がる監督に対し

「これ以上審判団の判定に従わなければ、
退場してもらう」

と言った厳しい通告に、

その監督は半ばフテくされ気味に
ベンチ奥に引っ込んだものだ。

それほど「ボーク」にこだわるなら、
再度所定のルールに基き、

審判団に抗議すればよいではないか。

試合最中に監督が率先して、
ヤジのごとく「ボーク!」と叫ぶサマは、
ただ見苦しく、聞き苦しいだけではないか。

あるいは、
相手ピッチャーを動揺せんがためのヤジと
受け取られてもしかたないと思う。

このケースは稀有であろう。

こんな監督ばかりが、
少年野球を指導していたら、

日本の野球の未来はない。

…この頁続く。


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2010年11月13日

少年野球ヤジの一考察~野球小僧に罪はあるか?~

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~



最近気になった出来事を、
お話したい。

中学野球あたりから、
子供たちが試合中に、
こんなヤジを飛ばすのを耳にする。

相手ピッチャーが、
ピッチングカウントを、

ノーストライクまたは、
ワンストライクのケースに、
ボールカウントをスリーボールにすると、

ベンチ前の子供達が、
一斉に叫び始めるのだ。

「スリーボール!スリーボール!」

と。

その声は、
ピッチャーがセットに入ると、
さらにオクターブ上がり、
次の投球が終わるまで続く。

 何のことはない。
相手ピッチャーへの
プレッシャーである。

スリーボールだぞ!
次の投球が外れれば、
フォアボールだぞ!

と言うプレッシャーを与えて、
あわよくば四球出塁を狙う。

あるいはストライクを取りに、
置きに来るようなボールを、
期待するのかも知れない。

 ピッチャーにしてみれば、
あるいは、

そのピッチャーの
指導者にしてみれば、

その程度のヤジに負けて
どうする?

そんなヤジを屁とも思わず、
ビシっと真ん中に投げたれ!

と言う、
ヤジなどに負けない
メンタル面の強化にも
つながねばならない。

それくらいのヤジで腕が縮み、
フォアボールを連発するような

精神的に弱いピッチャーなら、
大成しないぞ、と。

それはそれで、
一つの乗り越えねばならぬ壁であり、
ヤジ大歓迎と受け取らざるを得ない。

その手のヤジは、
マナー違反ではあっても、
ルール違反ではないのだから、

ヤジに動揺する、
メンタル面の弱さを
克服せねばならないと言うことだ。


だがそのヤジを、
小学生である子供たちが飛ばすチームに、
先日出会った。

一瞬我が耳を疑ったが、
彼らは相手ピッチャーが
スリーボールどころか、

ワンボールにするところから
連呼し始めるのだ。

「ワンボ-ル!」
あるいは「ツーボール!」と。

そして“望み通り”にフォアボールを出すと、
まるでヒットでも打ったかのように、

拍手大喝采の声援を送る。

私は、

「何なんだ!?おまえらは!」

と、一喝したくなるのを堪えた。

ヒットもフォアボールも、
出塁には違いないんだゾ、と、

指導された彼らは、
ベンチ内で大喜びである。

しかし、しかしである。
前回の小学生のバント戦法が
セコいと言うなら、

このヤジ戦法の方が、
はるかにセコいと思うが、
如何だろうか?


小学生である彼らが、
ベンチ前で一斉に、

「スリーボール!」

と連呼する様は、
決して少年野球のフェア精神からしても、
歓迎すべきヤジではない。

 同様に、
こう言うケースのヤジも一考したい。

自軍バッターが、
内野ゴロなりフライを打ち上げると、

やはりベンチ前の子供達が

「やるぞ!やるぞー!」

とか、

「落とすぞ!落とすぞー!」

と相手エラーを誘うべく、
一斉にヤジりまくることだ。

相手守備陣への
猛烈なプレッシャー攻撃、
いや口撃である。

数年前に関与した、
中学生シニアリーグでの試合中、

あるチームのこの手のヤジがすさまじく、
度を越していると判断した球審が、

ベンチ内の監督を呼んで
注意している光景を、
見たこともある。


各大会開会式には、
地域の如何を問わず、
慣習的に「選手宣誓」が行われると思う。

「僕たち選手一同は・・・」
で始まり、

「スポーツマンシップに則り、
正々堂々と・・・」

と結ぶ、大人たちの挨拶が続く中で、
唯一子供が声を出せるシーンである。

ある程度は大人が用意した
宣誓文とは言え、

少なからず子供達が「宣誓」する、
この「正々堂々」であるとか、

「フェアプレイ」について、
我々はどのような指導を
しているのだろう?

高校生クラスならいざ知らず、
いや仮に高校生であったとしても、

「スリーボール」を連呼することや
「やるぞやるぞ!」と、

相手のミスを誘うようなヤジが、
「フェアプレイ」の精神に反しないのだろうか?

 声高にヤジを飛ばす、
小学生である彼らを目の当たりにし、

情けなさを通り越し、
私は少々悲しくなった。

そして腹が立ってきた。

誰に?

小学生である彼らに?

ノーである。

小学生である彼らに悪意はない。
絶対ない。

誰かの受け売りであろうし、
そのヤジが「フェアプレイ」に反するなどと、

ユメユメ思っていないに違いない。

ではそれを誰が教えるのか?

小学生にこんなヤジを、
教える指導者が存在するとは
思いたくない。

たぶん、彼らがどこかで
仕入れてきたものであろう。

しかし、そんなヤジを
試合中に許可する指導者で
あってほしくないと、痛切に思う。


愚息リトルシニア中学時代、
チームに4番サードの
主将Sくんがいた。

とある公式戦で、
こんなエピソードがあった。

三塁側ベンチ前にいる
相手チーム選手たちが、

自軍打者がサードゴロを打つと、
例のごとく一斉に叫ぶのだ。

「やるやるやる!」と。

さらに捕球寸前、

「うおーっ!」

と、吠えまくる。

これがまた、
選手全員で連呼するものだから、

S君には相当のプレッシャーに
なったであろう。

一塁側から見守っていた私の目にも、
Sくんのプレーは、

いつもの彼らしい
軽快さが見られない。

幾度となく守備機会があったが、
かろうじてさばいているといった、
感じだった。

 案の定、回も押し迫った頃、
1点ビハインドの相手チームは、

サードゴロを打った瞬間、
今までにない大音量で、
ヤジを飛ばす。

何でもないイージーゴロを、
S君は、お手玉。

慌てて拾い上げるが、
今度はファーストへ
とんでもない悪送球。

結果2塁に進塁した、
この走者が還り同点。

そして逆転負けへと
繋がって行ったのだ。

試合に敗れた後、
S君はベンチ裏で、
悔し泣きしていたのを思い出す。

ダッグアウト横の通路を
うつむいて通るSくんに、

私はかけるべき言葉も
見つからなかった。

…この頁続く。



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