2012年06月

2012年06月27日

小学生アンダースローピッチャーは是か非か!?

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~



過日1年ぶりに生まれ故郷の、
仙台に帰省しました

震災から2度目の帰省ですが、
1年半経過した今なお、

震災の爪痕は悲しいかな、
まだまだ、色濃く残っていました

その帰省の折の話です

八十の齢を超えて、
なお今だカクシャクとして、
シブトク健在の老父母とともに、

朝一番に墓参りを済ませての
帰り道のことです

梅雨の中休みとなった日曜日、

初夏の日差しが高い、
とある河川敷で、

小学生野球の
試合が行われている
場面に出くわしました

この私がそんなシーンを、
見逃すわけがありません(笑)

私はすぐさま車を停車させ、
あきれ顔の両親に、

「10分だけ」と言い残し、
早速土手斜面を駆け降りて、
バックネット裏に陣取りました

スコアボードを見れば
どうやら地元チーム同士による
練習試合のようで、

3回を終わって3-3と、
白熱したゲーム展開でした

試合内容はなかなかレベルが高く、
守備面では内野手もフットワークよく、

左右のゴロをボールを
よく見てしっかり捕球していたし、

また上空には河川敷特有の
川風が強く巻いているようでしたが、

高く舞い上がった難しいフライにも
それぞれの外野手は、

一直線に落下地点に入り、
難なくキャッチする・・・

バッティングを見れば
ほぼ全員が、
しっかりバットが振れていて、

小学生にありがちな、
スイングが波打つこともなく・・・

守備でも見せてくれました

ワンアウト2・3塁のピンチに、
守備側のチームは、

強いサード寄りのショートゴロから、
6-5-3と、

ダブルプレーに取ったのには
驚かされました

もっとも打者走者の脚が
遅かったことは間違いないのですが・・・

さてここで話題にしたいのは、
その守備が固いチーム側の
ピッチャーのことです

じつは背番号1を背負った、
このエースピッチャー、
完璧なアンダースロー投手なのです

アンダースローでも、
限りなくサイドスローに近い
タイプもいますが、

この少年は見事なまでの
「サブマリン投法」なのです

私も少年野球に関わって、
10年以上になりますが、

これほどまでの
「小学生アンダースローピッチャー」
には、お目にかかったことが
ありません

それはまさに、
阪急ブレ―ブス時代の

山田久志氏を髣髴させるような
(ちょっと古すぎますね)
渡辺俊介投手とでも言いますか

我々世代が、
エースピッチャーを思い浮かべると、

どうしても「右の本格派」であり、

その右腕から繰り出す
「豪速球」がいかに速くて、
重い球質かが話題になったものです

昭和40年後半から
50年以降にかけて、

サイドスローやアンダースローの
軟投派ピッチャーが台頭し、
全盛を極めました

名前は忘れましたが、
七色の変化球を操る、

サウスポーの高校性ピッチャーが
騒がれたのもこの頃だったと思います

アンダースローのピッチャーと言えば、
そのフォームの美しさに、
惚れぼれとします

深く折り曲げた上体から、
スクラッチされた投球腕が、

地面スレスレにしなりながら
リリースされ、

そしてホップするかごときの球が、
打者の胸元に食い込む様は、

まさに圧巻でもあります

その強靭な肉体は、
特にアンダースローには負担が多い、
と言われる足腰の筋力と、

鞭のようなしなやかな筋肉は、
並の投手では決してマネの出来ない、
投法かと思われます

この投法は、
スピードボールを放るには、
不向きと言われますが、

前出の山田投手は、
全盛期には147km/hの
球速を誇ったと聞きます

話は脱線しますが、

かの野村克也氏が、
GM兼監督で率いた実業団チームの
強豪シダックスが、

これまたアマチュア野球の
最強豪チームキューバと、
対戦した時のことです

当時のシダックスのピッチャー、
杉本投手は右のアンダースロー投手で、

キューバチームの強打者たちを
見事ねじ伏せ勝利に導いたのですが、

のちにキューバのべレス監督は、
こう語っています

「あんな変則ピッチャーは、キューバ中探しても存在しない。
だから(杉本投手を)打てるはずがない」
と。

その言葉に呼応するかのように、
当時の野村監督も、
次のように語られています

「キューバには150km/hを超えるピッチャーはいくらでもいるが、
アンダースローピッチャーはいやしない。

(全日本も)オリンピックやWBCには、
アンダースロ―ピッチャーを用意した方がいい」


・・・話を戻します

私自身、アンダースロー投手は
好きなのですが・・・

小さな巨人里中クンや、
水原勇気ちゃんは特に好きです(笑)

しかし対象が、
小学生ピッチャーの場合、

どうしてもその投法に疑問が
浮かびます

その理由として、
まず小学生の場合、

野球技術の基本を
しっかり身につけるという、

当たり前の観点に立った場合、

スローイングの基本は
オーバースローに尽きる
という考え方に依るものです

ひとつには障害を生みにくい、
正しい投法をマスターするため

もちろんアンダースローで、
正しい投げ方が学べない訳ではないが、

次の理由によって、
勧めることが出来ません

小学生の場合、
あるいはそれが中学生あたりであっても、

ポジションは決してピッチャーに
限定されることはないはず、
ということです

外野手には外野手の投げ方、
要は遠投力が必要とされる、

オーバースローが大原則であり、
また内野手はすばやい投げ方が
求められるので、

オーバースローから
ややサイド気味のスローイングが
基本になってきます

となれば必然的に、
投球の原点は、

オーバースローになることは
理の当然であって、

アンダースローの必要性は
どこにもありません

私見ですが、
小学生ピッチャーの理想はまず、
右でも左でも原則は、

ワインドアップされた
大きなモーションから、

必要以上に重心を下げる
低重心投法は避けて、

下半身の筋力を考えた場合、
スリークォーターによる、
ピッチングを指導したい

ゆるやかに、
スクラッチモーションを作り、

肘中頭部が、
キャッチャーに向いた
コッキング期から、

リリースを迎える、
モーションを作らせたい

ダルビッシュ投手や、
以前の松坂投手のように、

投球腕が体に巻きつくような
腕の振りの重要性を教え、

フィニッシュは、
軸足にしっかり乗った、

大きなフォームがまずは、
小学生ピッチャーの理想かと思います

確かに運動能力の高い子供は、
見よう身真似でアンダースローで、

それなりにいいボールを投げることも
知ってはいますが、

腹筋・背筋そして足腰の筋力が、
まだまだ未発達な子どもを、

アンダースローピッチャーに
育てることは、

少なくても私は、
賛成しかねます

アンダースロー派の生命線は、
球速が上げられない分、

変化球に頼らざるを得ないのは、
周知の事実です

まして軟式の小学生野球の場合、
変化球は禁止されているのだから、

バッターから見た
「浮き上がるような・・・
実際にはホップなどしていませんが

・・・球筋による、
目先だけの打ちにくさ」

それのみで、
その投法を指導されるのであれば、
ますます賛同出来ない

運動神経良く、
器用な子供であるなら、

その両方を指導することは
可能でしょうが、

さらに重要なことは、
「リトルリーガーエルボー(野球肘)」
の発症の確率が高まる点にあります

ご存知の通りその主たる因は、
小学生たちの未だ軟らかな肘骨が、

投球の都度擦れ合って、
特に内側部分に、
ダメージを与えることによるものです

オーバーユースはともかく、
正しい投球、正しい肘の使い方が
為されない場合、

「リトルリーガーエルボー」
による障害は、

かなりの確率で、
子どもたちの投球肘を襲うはずです

正しい肘の使い方の中で、
投球時におけるその肘の高さが、

肩ラインから決して落ちない所に、
コッキング期を向かえねばならない
とあります

これはオーバースローでも、
サイドスローでも同じ理屈ですが、

変則投法であるアンダースローは、
肘が肩ラインより下がりやすく、

足腰の筋力もさることながら
投球腕の使い方が、

オーバースローと比較した場合、
かなりの負担がかかるものと考えられます

そうこう考え併せれば、
難癖話のようで恐縮ですが、

小学生のアンダースローピッチャーに、
良いことは何もない気がするのですが・・・



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2012年06月19日

実力発揮できない野球少年を、心強く育てること!!

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~



少年野球の指導の中で、
何が一番難しく、
困難であるか・・・

そう問われれば、
私は真っ先に、

「子どもたちへのメンタル指導」

と答えます

高校生クラスともなれば、
自主性もあり、

練習の意義、
強い心のあり方、

そして大事な試合で、
持ち続けるべき、
モチベーション・・・

そんなメンタル要素も、
ある程度は理解でき、

私の尊敬する、
高畑好氏や白石豊氏の、

さまざまな
「メンタルトレーニング法」

などに基づいて、
指導することも、
できると思います

少年野球メンタル指導法,練習方法,2012y06m19d_1709525222012y06m19d_171024697


しかし残念ながら、
この手のメンタル強化法は、

小学生に指導するには・・・

強い心のありようを、
じっくり諭すには、
正直難儀なものです

過保護時代を通り過ぎ、
今の子どもたちの何人かは、

辛いことには背を向け、

困ったことがあれば、
誰かに泣きつきます

心通わせようと、
じっくり目線をそろえ、

話し合ってみても、
なかなか通じてくれないことも
事実です

それが試合では、
緊張へとつながり、

バッターボックスで、
固まる子どもや、

守備でもボールを自ら
呼べない子が、

毎年何人かはいるものです

「バッチコーーイ!!」

の本当の意味を、
諭しても、

理解してもらえないことに、
指導歴10数年の私としても、

忸怩(じくち)たる思いに、
とらわれることも、
しばしばです

少年野球塾さんの、
キッズマニュアル2にも、

こういったメンタル指導方法が、
解説されていますが、

上がり症やら、
緊張の呪縛から解けない・・・

あるいは、
実力の半分も試合で出せない、

そんな子どもがいることに、
何かいいメンタル強化法はないかと、
考えあぐねていた矢先、

以下の教材を手にしました

        少年野球メンタル指導法,練習方法,2012y06m19d_171521190

著者は、野球とは直接関係ない、
格闘技のプロ上田吉孝氏ですが、

このメンタルトレーニング法の、
(と言っても意外にあっさりしたものです)
ノウハウはすばらしいもので、

この手があったのか!!
と気づかされるマニュアルでした

子どもと言うものは、
小学生と言えど、

立派に、
プライドはあります

そのプライドを逆手に取る
(言葉は悪いですが)考え方や、

緊張をあっさりと取り除く、
言葉のマジック、

練習などで身に付いた能力を、
出し切ることのできる癖の付け方、

それと私が驚いたのは、
感情のコントロール術です

大人でもなかなか難しい、
感情のコントロール、

それを上手に身に付ける、
テクニック法は、

私自身参考になったくらいです

秘匿性の高い、
情報教材ですので、

ここにすべて、
解説するわけには行きませんが、

ご興味のある方は、
公式ページを読むだけでも、
参考になると思います

なおこれまで通り、
このリンクは少年野球塾さんを通じた、

東日本復興支援(各少年野球団体)
への義援金リンクとさせていただいています

野球・サッカーから格闘技まで、
大きな舞台であればあるほど本番に強くなる!
上田式実力発揮マニュアル


上田氏の以下の言葉は、
肝に銘じたいものです

「(子どもが全部)自分でできるようにするのが、
親の役割であって、

(子どものためと勘違いして)保護していく道を、
全部決めてあげるのが親の役割ではありません。」


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2012年06月11日

体罰が存在するチームで子どもは育つか?

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~


またまた、
心痛いメールをいただいた。

「~中略~

なんとげんこでお腹を叩いたのです。
それも軽い感じではありませんでした。

かなり強い力で子供のミゾオチあたりを、
叩いていました。

それは先ほどの監督ではなく、
20代後半の若いコーチです。

息子と仲の良いその子供はお腹を抱えて
真っ赤になって唸っていました。

うずくまったその子にそのコーチは、
「痛がってんじゃねぇよ!!オーバーなんだよおまえは!!」

と怒鳴っていました。

そしてうずくまって動けないその子の首を抑えて、
「ここにいたらジャマ!!あっちで痛がってな!!」

とベンチの方に蹴飛ばすしぐさで(本当には蹴っていなかった
ようには思いますが)追い立てていました。

こういった体罰的な指導は許されるものでしょうか?
伊能さんのブログで何度もこういった話が
書かれていましたが、

まさかうちのチームでも体罰が行われているとは・・・

入部3か月ですが辞めさせようか迷っています。

~後略~                       」


なぜにこう言った情けない話が、
楽しく、健全であるべき、

少年野球の世界で、
見聞きされるのか、

同じ現場に立つ者として、
本当に腹立たしい限りです

体罰について、ですが、
私が数年前に寄稿した、
エッセーがあります。

これは高校野球強豪校、
駒大苫小牧高校で起きた、

指導者による体罰事件について、
書かせていただいたものです

このブログにも、
再掲載させていただきたいと思います


「  -汚れた手-

駒大苫小牧高校が、57年ぶりに夏の甲子園連覇という快挙を成し遂げ、
再び真紅の優勝旗を北海道に持ち帰った。

全国数千校の、高校野球の頂点に立つだけでも至難の業であると言えるが、
連覇とは文字通り「偉業」と言っても差し支えないと思う。

津軽海峡を再び越えたこの快挙に、手放しで選手関係者に祝福の拍手を、
送りたい。


さて、本題である。

そのすばらしい土産をたずさえて凱旋帰道した彼らの前に立ちふさがったのが、
今道内を・・・いや国内をも揺るがせた、かの「体罰問題」である。

詳細に関してはニュース等で幾度となく取り沙汰されているので割愛させて頂くが、
それにしても心塞がれる話である。

第三者である我々にとっても憂鬱な話ではあるが、
何より苫小牧高校球児にとってはまさに「天国から地獄」といった想いが
あったのではないだろうか?

高野連の最終裁定として「優勝旗返却」やら「来春の選抜辞退」といった、
選手やファンを悲しませるような事態にならなかったことだけが、
不幸中の幸いであった。


「体罰問題」については後述するとして、先に私見を述べさせて頂ければ、
少なくとも各マス・メディアの情報を確かなものとするなら、今回の事件によって、
彼ら苫小牧高校球児の栄誉なり誇りが貶められ、傷つけられるものではないと思う。

どんな形であれ、彼らの殊勲である行跡は微塵も汚されることはなく、
外野(世間)が何を言おうと、これからの人生を胸張って生き抜いてもらいたいものだ。

ただし私の気持ちとしては、それは世間様の後ろ指的なことだけでなく、
同情心も度外視して欲しいのであるが・・・

それにしても、今回の「体罰」事件の真相が明るみに出るにつけ・・・
その報道をつぶさに聞くにつけ、学校側の「臭いものにはフタ」的な行為が
見え隠れすることと、何よりも「体罰」を行った部長の数々の言動には・・・
若さゆえと言ってしまえばそれまでだが・・・

指導者としての凄まじいまでの『思い上がり』を感じるのである。

言語道断と言える程の『指導者としての自覚欠如』と、何を勘違いしたのか
自惚れきった自意識過剰な発言と傲慢な態度。

曰く「二度と苫小牧市内を歩けなくしてやる」・・・
曰く「おまえの顔など(叩くのは)スリッパでたくさんだ」・・・

報道が真相に迫りきった今の時点では、責任は挙げて学校側(指導者側)
であって、選手側(親を含め)が「体罰事件」を表沙汰にせざるを得なかった
経緯に非はないものと感じるのだが、いかがなものだろうか?


ところで「体罰」なる言葉が持つ響きを、どうしても好きになれないのは
私だけではないだろうが、いったいこの「体罰」とはどのような意味合いを
持つのだろうか?

単にその意味だけを広辞苑で調べれば、

『懲らしめのため、体に直接に苦痛を与える罰。体刑』
とある。

ちなみに、昨今の学校教育法第11条では以下の通り謳われている。

『校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、
監督庁の定めるところにより、学生、生徒及び児童に
懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。』


私もまた、この世代特有の「体罰」を以って学生時代を過ごした経験者である。

我々世代では「体罰」に縁のなかった人間を探すほうが難しいのでは
ないだろうか?

「昔はこんな体罰があった」とか「よく先輩にシゴカれた」などと、
我々もしくはそれ以上の先世代の方々はよく口にされるが、

歳月を経たノスタルジック的懐古話はともかく、「体罰」の殆どは
やはり異常な行為なのである。

この時代は「シゴキ(体罰)」が、あまりに日常茶飯事的な出来事であったので、
話題にも上らなかったと言うのが実態であろうか。

異常が異常でない時代が過ぎ去り、やはり「体罰」は尋常でないと
認識される時代となった。

もっともそんな時代でも、私の周りを見渡しても「体罰」話が
ウヨウヨしているのも事実だ。

つい先日も、近隣の中学生クラブチームの監督が「練習態度が悪い」と
選手数名を往復ビンタした話を、耳にしたばかりである。


ところで、私には中学時代にケツバットを見舞われた続けた恩師がいる。
3年程前にこのエッセイで、その恩師の「ケツバット話」を面白おかしく、
書き綴ったことがあったが、そこでも述べているように、

「体罰」の是非を云々する以前に、今の教職者(あるいは指導者)に
『熱き信念を持った、ケツバットを見舞えるだけの器量者』がどれだけいるか?
と問いたいのだ。

「体罰」そのものを否定しておきながら矛盾とも言えるのだが、
私はあくまで『己が教え子に、何ら迷い無く「体罰」を行える、つまりは
強靭な信念を持たれる教育者であるならば、話は真っ向から違うのだ』と言いたい。

すなわちそのコブシに私利私欲のたぐい、あるいは邪(よこし)まな想いは
無縁であるか?

その手は汚れなき、熱き情熱だけで握り締められているか?

どこまで行っても「体罰」という形容詞が変わることはないのだが、
「熱きコブシ」と「汚(けが)れた手」では殴られる選手もまた、受け止める心は
天と地の差があると思う。

駒大苫小牧野球部部長ごときバカ僧が「汚れきった手」を以って、
私怨で振るう「体罰」とは次元が違う行為であると断言したいのだ。

神経過敏になり過ぎているキライはあるが、結論を言えば今の時代にやはり
「体罰」は、あらゆる意味で通用しないのだと思わざるを得ない。

「児童虐待」であるとか、「未成年の暴力事件・犯罪」等々クローズアップされ、
たとえ「想い熱き鉄拳制裁」と言えど腕力沙汰・暴力行為である以上、
完全に否定される、そういう時代背景が出来上がってしまったのである。

参考までに、以下ネットから拾わせて頂いた体罰否定論者の論拠を列記してみると、

1、言葉を手段としては、理解させ、学ばせることはできるが、痛み・恐怖からは、
何も学ばせることはできない

2、痛み・恐怖によって、行動を抑制しても、教育的見地からは、対症療法に過ぎない

3、幼少の頃の体験は、子供のその後に非常に大きな影響を与え、幼少の頃、
体罰を受けた人間は、成人後、自分の子供にも体罰をするようになり、さらに、
教育以外の現場においても暴力をふるう頻度が、体罰を受けなかった人間に比べて多い

4、暴力である以上、怪我・死の危険が伴う。それらは、教育という名のもとに、
代償にするべきではない

5、体罰を非とし、言葉による教育を是とすることによって、教育的立場にいる者に、
体力ではなくて、「脳」をより機能させることができ、教育者の質の向上が期待できる

6、言葉による教育には、子供には反駁の機会が与えられる。
子供にも主張させることによって、より適切な叱責が可能になり、
さらに、子供自身に反駁をさせることによって、自分の行動を、
深く省みさせることができる

この論理は、どれも間違いではないと思う。
つまりは「体罰による教育」に対して「言葉ないし説得による教育」が対立概念として
挙げられる訳だが、少なくとも現代教育論をブてば「体罰」は百害あって一利なしの
行為なのである。

さらには以下のような意見もあった。

『「熱心さのあまり暴力をふるうのが許される」など、
一般常識では考えられない行為です。

指導力うんぬんについては、
むしろ「体罰」教師は指導力に欠けたり子どもと向き合う意欲や

能力に問題があるから、「体罰」で子どもを怖がらせたり力でねじ伏せて、
いいなりにさせようとするという手を使うしかなくなるといえます』

『これらのことを総合すると、「体罰」を受けて感謝する・目が覚めるとか、
教育的効果があるというのは、思いこみや幻想だと判断する方が
妥当ではないでしょうか。

むしろ「体罰」では、暴力で物事を解決できるかのような誤った観念や、
いじめの手口など、反教育的な内容を大人の側が自ら示すことになり、
「体罰」は教育とは相反する行為になるといえます。』

『「体罰」と子どもとの関係についてのある調査(※1)によると、
「体罰」を受けた小中学生の7割以上が反発的な感情を抱いています。

また「体罰」を受ける頻度が多いほど、教師や学校への反発の度合いが
強まったり、クラスメートへのいじめ行為に結びつきやすくなったりする、
という傾向が出ています。

(※1)参考文献:秦政春『生徒指導』2003年・放送大学教育振興会

また、全国児童相談所長会の調査によると、児童相談所で非行相談を受け付けた
子どものうちの約3割が、虐待を受けていたという結果が出ています。

児童虐待事件で逮捕される親の言い分として「しつけのためにやった」という
趣旨が多いように、虐待のうちの相当数が「体罰」にも該当する行為です』


これが「体罰」を否定される方の、現代社会ではむしろ自然な論理展開である。

つまり、体罰を使う代わりに言葉で説得しろ、というのが体罰否定論者の根本に
ある考え方である。

私はあえてこれを否定するつもりはない。

「鉄建制裁」を以って指導することが100%「悪」と言われる時代に、
生きているのだから。


さてさて過日、私は練習中に一人の小学生選手の頭をヘルメットの上から、
ではあるが、バットでゴツンと叩いた。

言葉で指導、指示したことを消極的な気持ちから、2度続けてミスしたからである。

「チームの和をこれ以上乱すな!」の想いを以って、心厳しく叩いたのである。
しかし人はこれを、「体罰」と言うのである。             了    」




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