2010年10月04日

ボールはしっかり見て打つもの!?

「少年野球の指導とコーチ法練習方法」
~紹介ブログ~



「ボールをしっかり見て打て!」

これは指導者であれば、
ほぼ100%の方が、

子どもたちにかける言葉です。

しかし、この

「ボールをしっかり見て打て!」

には、
あらゆる要素が含まれています。


あるWEBサイトでは、
これを否定される説明がありました。

「子どもたちに、ボールをしっかり見ろと
指導すると、目が緊張し、
目が緊張すると、首を緊張させる。

さらに、肩・腕までも緊張させてしまい、
ましてや、下半身も動かなくなります。」


私見及び、私が推奨する、

「キッズベールボールドリームナビ」

のマニュアル内の
解説を引用させていただくと、

大原則として、

「ボールはやはり、
見ないで打つことは不可能」

ということです。

それでは上述された、
ボールを見続けると、

首や下半身まで緊張する・・・

あるいは変化球にも対応できない・・・

といった理由ですが、

子ども・・・
特に小学生くらいまでは、

ボールをしっかり見続けると、
その行為・・・

凝視するということに、
集中し過ぎるために、
起こりえる現象だと思われます。

つまり投球されたボールに対して、
目から入る情報に、

わずかコンマ何秒で、
子どもたちの脳は、

ボールの速さの判断から始まり、
ボール回転を見抜き、
ストライクゾーンのボールか、
自分の好きなコースか、

そして打つか打たないか、
などを、瞬時に
決めないとならないわけですから

対応しきれない結果が
いわゆる、

「固まった状態」

を引き起こすであろうとことは、
容易に想像がつきますし、

私自身も、子どもたちを見続けて
体験もしてきたことは確かです。

さらには、
子どもの身体能力では、

ボールを見続けた結果、
ヘッドが残されてしまいがちです。

ヘッドを残して打つ、

これは止まったボールを打つ、
ゴルフ理論では、
有名な打法であり、

これはその昔、

「新田打法」

と呼ばれ、

当時スランプに陥っていた
読売巨人軍の王選手が取り入れ、

ますますスランプに陥ったと言われる
打ち方です。

首が緊張とは、
けっきょくは、

こう言った現象を指しての
表現なのかも知れません。

しかしくどいようですが、
それを辞めさせれば、

つまり、

「ボールを見る」

という大原則をやめれば、
ボールは正確に打ち抜くことは、
絶対できません。

ましてや、
ボールをしっかり見続ければ、

プロ選手でも打てないという、論法には
異論があります。

それはさておき、
ではどのように子どもたちに、
指導すればいいのか?


前述のサイトでは、

「ボールをしっかり見ないで、
ピッチャーが投げてくる、

ボール・ゾーンだけに
目と目線を置く」


とありました。

ボールゾーンとは、
解釈が難しいのですが、

ボール軌道となれば、
納得はできます。

「ボールを見る」

といった指導法のひとつに、
あの有名な、

「周辺視システム」

があります。

ピッチャーのどの辺りを
見ていればいいのか?

これはその理論では、
ボールの出どころである、
投球腕、肘の辺りを、

ぼんやりと見る、

と解説されています。

ではその後は?

タイミングを取る、
といった正しいモーションを起こしたのち、

1、ボール軌道をぼんやり見る(高低・内外)
⇒ストライクゾーンか否かの判断。
打つか、打たないかの判断。

2、バッテリー間半ばで、
ボールの回転を見抜きます。
⇒ただし小学生は変化球なしであり、
判断材料はありません。

よって、打つと判断した場合は、
個々の、運動感覚による

バットスイングが、
ボール軌道に合わせて
開始されます。


3、ボール手前3m前後では、
普通の動体視力では、
もうボールそのものは、

固体としてとらえることは、
不可能です。

そうです、ここはもう
それまでの目から入った情報で、
打つと判断すれば、

そのボール軌道に合わせたスイングを
始めるかないのです。

4、ではここから先は、
目を切ってしまってもいいのか?

否、です。

プロ選手はじめ、ホームランシーンの
ボールミートの瞬間写真は、
よく見かけますが、

目を切ってミートしている選手は
私は見たことがありません。

固体としては、
目でとらえられなかったボールも、

ミートの瞬間は、
止まるということです。

いえ、これは正しい
表現方法ではありませんね。

ボールが止まるはずは、
ないのですから

キッズ・・・から、
引用させていただければ、

はじけ飛ぶ白いラインが
見えます。

ボールを見続けるのはここで
終わりではありません。

そうです。

先ほど申し上げた、
ヘッドを残したまま、
ではいけないのです。

飛んで行くボールを、
目で追うだけです。


「ボールをしっかり見て打て!」

の指導はそういう意味で、
子どもたちへの教え方は

大変難しい要素を、
含んでいることは確かです。

「ボールの軌道をしっかり見て、回転を見抜き
スイングしたら、白く弾け飛ぶラインを見よう」

たったこれだけの教え方でも、
小学生の子どもに、

正しく理解させることは、
ムリでしょう。

ですから、
目を切るよりはまだマシの

「ボールをしっかり見て打て!」

になってしまうのでしょうね。



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littleleague_coach at 15:12│Comments(0)TrackBack(0)・指導方法☆バッティング 

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