2005年10月29日

天と地と

明日は、といってもすでに日付の上では今日だが、
わたしが3年ぐらい好きだったジャニーズJr.のハセの誕生日であり、わたしが勤務する新店舗のオープン日である。
ハセ、おめでとう。元気ですか?
オープン準備で最近は連日忙しく、本店と新店で離ればなれになってしまったが、
仲良しグループのメンズとは仕事終わりに飲みに行ったりして、忙しい中にも楽しい毎日である。
先日は男5人の中に、またもや紅一点という最高にご満悦なる飲み会が催され、
途中「女の子一人でかわいそうじゃない?」的声も上がったが、
心の中で「絶対他に女呼ぶな女呼ぶな女呼ぶな女呼ぶな女よb…」と念じ続け、
見事にこのポジションを2次会のカラオケまでキープしたのであった。
ああ…心が潤う。

そんなわたしの充実した日々とはうらはらに、
一人もんもんとする男からのメール。

10/26 22:00 fromダメ客
「こんばんは。今日も一日お疲れ様。
何を言っても、無駄かもしれないけど、僕が悪かった。ごめんなさい。」

遂に謝罪メール。
わたしに謝り続けのダメ人生。
謝ればどうにかなるとは思わないでくれたまえ。

10/27 19:35 fromダメ客
「こんばんみ(ニコちゃんマーク)
ちょっと、しつこいよね。
分かってるけど、やっぱりね。
パンジーの事はあきらめきれないんだよ(鼻息マーク)
仲直りしたいです(SOSマーク)」

絵文字を多用した空元気メール。
重い内容を少しでも緩和しようというところか。
やっぱり先日送ったメールの「結婚」の文字が効いたのだろう。
粘ればハッピーウェディングの可能性があったはずの未来に
ここぞとばかりに食いさがっているのがわかる。
それがわたしの極上のリップサービスであることなんて、
彼氏の存在を隠されていたことを知った今でも、きっと気付かないダメ客は素晴らしい男なのだ。
ああ…彼を愛すことができれば…っ!

今日は残業で22時過ぎまでがんばったが、
ちょうど帰り際、最近気になる人から電話があり、
健全にコーヒーを飲んで軽くおしゃべりした。
久々に乙女度が湧き出すのがわかる。
ぽわ〜んとした空気を撒き散らしながらひと時を過ごしていたところに
これでもかというほどに…タイミング悪く…着信っ…!
幸に無縁…ダメ客っ…!
選択の余地なく切られる着信っ…!
富士にはかすみ草がよく似合うように、ダメ客には不幸がよく似合う。

ちなみに30日、31日で東京に遊びに行きます。
東京でわたしを見かけても決してダメ客には通報しないでくださいませ。  

Posted by littlepinksummer at 00:16Comments(2)

2005年10月26日

ダメ客とパンジーの往復書簡

ダメ客ファンの皆様、おまっとさんでした。
久々にダメ客とわたしの愛憎劇である。
書簡形式にてお楽しみください。
アナタなら「ダメ客」と「パンジー」、どっちに感情移入する?!

「どうも。そんなに話をするのは面倒?こっちは納得しないことがあるんですけど…」

そんなメールが来たのは10/21、21:35のことだった。
これは10/17に来ていた
「こんばんは。
昨日も電話したけどこのまま終わりになるのは
やっぱり、嫌なので一度、話をしたいので宜しくお願いします。」
というメールに、わたしが返信しないことから生じたメールであった。

その後、

10/22 13:04 fromダメ客
「どうも。そんなに話をするのは面倒?こっちは納得しないことがあるんですけど…」

そして…

10/22 21:14 fromダメ客
「どうも。そんなに話をするのは面倒?こっちは納得しないことがあるんですけど…」

ざわ・・・・・・
     ざわ・・・・・・・

送信時刻は違えど、内容は一緒っ…!
とどのつまり…反復っ…!
生きるために…3連発っ…!

遂にわたしは重い指を動かす。

10/22 21:18 fromパンジー
「3度も同じメールなんて…ちょっと怖いです。
今は新しく昼間の仕事に就いて、バタバタしています。
今も残業中です。
話す気力がないので、納得いかないことはメールで聞きます。」

賢明なる諸兄ならお気付きであろう。
わたしは書面では面倒くささを表しつつも、密かにダメ客がどう出てくるか、
興味深さを持っていそいそと返信していた。
実際に残業中であったわたしであるが、待機重視の残業だったので、この場合「暇つぶし」として
ダメ客がターゲットにされた、とも言えよう。

以下のダメ〜ルはすべて「本文ママ」で掲載させていただく。
というのもダメ客の誤字脱字っぷりが、
自称「ねいてぃぶ思考」と言ってはばからない彼の人柄、生き様を反映し、
読者に何らかの感銘を与えると考えるからだ。
本人からすれば運否天賦ではまかり通らない緊迫した状況でありながらも、
そのうっかり文章が、どこか牧歌的且つ朗らかな笑いを読む側に与える。
これこそがダメ客ニズム、哀愁風味の道化の華。

10/22 22:05 fromダメ客
「同じメール、何度もしてごめん。っていうか読まずに捨てられて気がしてしまって…。
納得しない事だよね、何で彼が出来たことを黙っていたかだよ。
8月に会った時は何故に言わなかったの?
ちゃんと話す時間はあった気がするけど…
他にも、納得っていうか、分からない事はあるけど、とりあえず、今はそこだけです。」

>読まずに捨てられて気がしてしまって…。
このへんは相変わらずの「ねいてぃぶ」思考である。
意外にもわたしはダメ客のメールを読まずに削除したことはない。
むしろ日々のちょっとした娯楽として、返信はしないものの確実に読んでいる。
ファンレターを読まずに捨てるジャニタレ共よりわたしはやさしい。
とりあえず上記のメールを読んで、さて何て言い訳しようかな、と
少し考えたわたしであったが、仕事をしたり、お気にと話したりで、
なんとなくめんどくさくなって、すっかり返信を忘れていた。
そんな日々が続き…

10/24 18:47 fromダメ客
「お疲れ様。
こないだの返事まだ、着てないないけど、どうすかね?
急かせてしまって申し訳ないけど、僕も残り時間がそんなにないんで…お願いします。」

>着てないないけど
おちつけ…ダメ客っ…!
文章も漢字も、正しくないないけど!

この後半意味深な「かまってちゃん」メールに苛立ちを感じながら、
返信するか否か考えたが、合コンに行く時間になったのですっかりその件は忘れた。
合コン?楽しかったですョ!

そして本日25日、今日は仕事が暇だったので、
手持ち無沙汰になったわたしは、おもむろに携帯に手を伸ばす。
ご存知パンジー内の悪戯ジュリエットが登場だ。
ワザとかじっちゃえ、ヤヴァイ林檎…っ♪

10/25 10:41 fromパンジー
「『残り時間がない』とか、そういう自分の都合をわざわざ意味深に言ってこられると、
逆に答えたくなくなるんですけど。」

のっけから挑発的なわたしである。

10/25 11:05 fromダメ客
「やっばり…ごめんね。
っていうか、前にも話したけど、体の調子がほんとに良くなくてね。
来月くらいから療養で栃木に行く事になったんだ。
仕事も休職することになってます。」

わたしの挑発に、わたしの大嫌いな同情誘導作戦で応戦するダメ客。
白い壁、白いカーテン、白いベッド。
辺り一面真っ白い病室で横たわる茶色いダメ客。
窓を開けると散りゆく落ち葉。
落ち葉と共に、ざわわざわわとそよぐダメ客の薄毛。
つまらない憂鬱な療養生活に、思わず上島竜兵よろしく「殺す気か…っ!」なんて言っちゃうかっ。
投げつけるのはハンチングじゃなく、もちろんメガネ。
療養生活のダメ客を思い浮かべるも、どうにもこうにもコミカルな風景に仕上げさせてしまうのがダメ客マジック。
それはそうと栃木在住の皆さん、ダメ客をよろちくです。

10/25 11:10 fromパンジー
「それは大変だけど…それと時間がないのと何か関係があるの?」

思わず冷静なわたしである。
肩透かし。

10/25 11:15 fromダメ客
「あんまり…」

認めちゃうのかよ…っ!
すっかり拍子抜けしてわたしは返信を放棄した。

それでも止まらないノンストップダメ〜ル。

10/25 11:33 fromダメ客
「時間がないってのは…体の事はあんまり関係ないけど、
今の気持ちのままでいるとパンジーの事が嫌いになるかもしれないんだよ。
やはり、それは嫌なんで…」

やはり「療養」ネタを言いたいだけだったようだ。

10/25 11:49 fromパンジー
「それで嫌いになるんだったら、わたしにはどうにもできない。
そもそも『嫌いになりそう』とか本人に言ってくるところに疑問を感じます。
結局自分で状況を考え理解することをせず、自分がすっきりするために
無神経にわたしに問い正すのはどうなんでしょうか。
これまで幾度となく言ってきたことだけど、やっぱりわかってもらえてなかったみたいだね。」

敬語を使用することで厳しさをより強調しようとする長文嫌悪メール。

10/25 12:04 fromダメ客
「そうかね。言わなきゃ分からないじゃん。
人それぞれ、考えがある訳だから自分の考えを人に言うのもどうかね。」

開き直って今度はわたしを批判してくるダメ客。
それにしてもなぜに…なぜに博士口調…?

10/25 12:11 fromダメ客
「納得しないのは、パンンジーが僕にした事はどうなのかを知りたいだけなんだけどね。」

わたしの名前さえ誤字。失敬な。

10/25 12:44 fromパンジー
「開き直るんだ…。
多分今の状況だったら何を言っても被害者意識を持たれると思うので、
やはり返信すべきではなかったように思われてくる。
嫌いになりたかったら、それ相当の返信をするので言って下さい。
議論に疲れました。こちらこそ嫌いになってしまう。」

スキから始まるミステリーも始まっていないわたしたちなのに、
「嫌いになってしまう」とリップサービスすることは罪かね。

10/25 12:56 fromダメ客
「嫌いになるためにじゃなくてね。
何で黙っていたかがしりたいだけなんだよね。
今まで、会ってきたなかで付き合う人が出来たらちゃんと話をしようって言ってきたじゃん。
それも言わずにシカトされ続けたら、嫌じゃないかな?」

>今まで、会ってきたなかで付き合う人が出来たら
>ちゃんと話をしようって言ってきたじゃん。
もう、「生まれ変わったら一緒になろうね」ノリ。
わたしが聖子で、ダメ客が郷で?!

10/25 14:48 fromパンジー
「思い切って言うと、この2年半の間に彼氏は3人変わっています。
どう思われてもしょうがないけど、ダメちゃんにわたしの事をあきらめて欲しくなかったから言いませんでした。
恋愛対象と結婚対象は違うということもあって。
ごめんなさい。
けどもうダメちゃんに好きでいてもらうことはあきらめました。
返事はいりません。今までありがとう。
療養がんばって。さようなら。」

…言った!遂に言った!
ダメ客のメールから約2時間の間に、ウダウダと続く押し問答に終止符を打つべく、
ランチをしたり仕事をしたりしながらいろいろネタを考えたが、
もう「えぇい、ままよっ!」テイストで、イチかバチかの勝負に出てみた。
あくまでも「ダメちゃんは結婚への布石」感を滲ませつつ…っ!
「一連の彼氏なんて一時のお遊びよ」臭を匂わせつつ…っ!
わたしはこのめんどくさいメールの応酬を、いつしか圧倒的に楽しんでいた。

10/25 14:56 fromダメ客
「なんでよ。
これからもずっと好きというか、愛してるって気持ちは変わらないよ。
嫌いになることもないから、さよならは死ぬ時だけでいいよ!」

ダメ客…犯罪的に敗北っ…!
むしろ回り回って勝利っ…!
「愛してる」って言っちゃった。
駆け巡る脳内物質っ…!!
「さよならは死ぬ時だけ」
ダメ客センセのメールが読めるのはパンジー日記だけ!

10/25 17:51 ダメ客より着信

10/25 18:13 ダメ客より着信

10/25 21:19 ダメ客より着信

わたしは自らのトラップにダメ客がものの見事に反応したことで
すでに満足して、いや、そこにある崇高なる想いに
ある種の畏怖の念を覚えたと言っても良いだろうか、
自分の返信で汚すことのできない領域を垣間見、
その後一切メールも電話も、かしこみかしこみご遠慮させていただいた。

10/25 22:08
「こんばんは。また、メールしてます。
もう、駄目かもかな?
言い訳なるけど、彼がいたことはショックだったけど
一ヶ月の間、僕もいろいろあってさ、悪い癖で駆け引きをしてしました。
本当にごめんなさい。
僕にはパンジーしかいないからもち一度やり直しをお願いします。」

いつにも増して誤字脱字の狂奏曲。
どう考えても冷酷非情のパンジーを、それでも慕ってくれるこの男は何者か…?
狂気…!
いや、ここまでくるとむしろメルヘンっ…!
ファンタスティックっ…!
SF(すこしふしぎ@藤子不二雄F)…!

とりあえず。
P.S 元気です、ダメ客。  
Posted by littlepinksummer at 00:13Comments(3)

2005年10月22日

正解答

今日は就業後、男友達とご飯をしたのだが、別れた彼氏がわたしの日記(ここの元ネタ)を削除した件に関して、
いまだ憤慨冷めやらないわたしに、その友達は「最後にちゃんと嫌われるように仕向けて、えらいじゃん。
良い終わり方だと思ったけどね。」と言う。
なんと…!
その解釈はわたしの中に一切なかった。
最後の嫌がらせとしか思っていなかった。
わたしはものすごく驚いて、けど何かようやく納得できて、安堵と明るい涙を流したい衝動に駆られたが、
美味しい天ぷらでそれを堪えた。
オトナだしさ。
真偽はどうあれ、わたしは彼の解釈を信じようと思う。
そして本格的にきれいに決別しようとすることが、わたしのすべき行いであると感じた。

そんな実のある話やバカ話をして楽しく過ごしている最中、
どうしてもきれいに決別できないダメ客からメールが届く。

「どうも。そんなに話をするのは面倒?こっちは納得しないことがあるんですけど…」

もうお馴染みの「…」で被害者ヅラダメ客節。
ところで思うのだが、わたしが返事をしない理由を、ただ「面倒」なだけとしか考えていないのだろうか。
行間を読むような敏感さを彼に求めるのは酷か。
とりあえず毎日のように着信があり、今日もこのメールのあと、ちゃんと着信があった。
一度出てみるのも一興か。
しかし出たら最後、「出なきゃよかった」感いっぱいの、
しどろもどろ非痛快トークしかできないであろうダメ客にやはり辟易すること必至であろう。
なので出ない。
けどネタは欲しいので、言いたいことは全部メールで一度洗いざらい表明してもらおうかな。  
Posted by littlepinksummer at 00:06Comments(0)

2005年10月18日

相変わらずのアレのカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり

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相変わらず暇さえあれば「美味しんぼ」を読み散らかすことがもっぱらわたしの習慣になっている。
フラっとブックオフやまんだらけに立ち寄っては、
100円ぐらいの特価になった「美味しんぼ」を買い漁る。
まとめ買いした「美味しんぼ」を読み切る前に、
すぐに次の「美味しんぼ」をまた新たに何冊か買い足して、
自宅に常に山岡と栗田が控えている生活。
「美味しんぼ」ジャンキーに成り果てたわたしである。

「ほらほら、むいてるうちに甘いつゆが溢れて指にたれてくる。
もったいないからなめちゃう!ペロペロ」

「ああ、我を忘れてシコシコシコシコと、ああ…もう…!」

上記のセリフは、ビワとラーメンを食べた後の山岡らの反応なのだが、
この過剰反応と言葉選びに、制作側の雁屋哲と花咲アキラによる、
わたしのような思春期アダルトチルドレンへの
性への好奇の扉をノッキンオンする挑戦状としか思えない。
こんにゃくなんて「この感触はどうだ!クニュクニュした歯ざわり、上あごに吸い付くような舌触り。
この口腔内の粘膜を濃厚に愛撫する快感。」と表される。
これはこんにゃくが性遊戯の道具として根強く愛好されていることへのオマージュか…っ!
そんなことを考えている27歳女性(販売)の日常。

一方、30歳男性(メガネ販売店勤務)からのメール。

「こんばんは。
昨日も電話したけどこのまま終わりになるのは
やっぱり、嫌なので一度、話をしたいので宜しくお願いします。」

昨日、今日と、1回づつ着信があったが、出ないでいたら上のようなメールがきた。

単純な文章だけど、イラっとさせる風味…
自分のエゴだけを通そうとしているのよ!
けど単に簡単な文章ってだけじゃなくて、不自然な句読点の位置が…
ああっ、よりいっそう鬱陶しさを引き立てているわ!

思わず栗田調で評するわたしであった。  
Posted by littlepinksummer at 00:00Comments(0)

2005年10月17日

復活2日目と生理2日目が重なった

今日、昼休みにコンビニに行った帰りに、
「今どキッズ」という名で知れた、元元元彼とすれ違った。
お互い声を掛け合わなかったが、感じる視線、きっとキッズも気付いていた。
若干太っていて、降谷建志テイストと認識していたその面影は薄く、「なんか勝った」と思った。
わたしはしつこく言うが、ショートカットにしたし、夜を辞め、昼間の就職も果たした。
この新たなるわたしの姿を見よ…!
と、そもそも6歳も下の男と張り合うわたしは、まごうことなきお子ちゃまだが、
「アイツだ」と気付いた瞬間、わたしは制服のシャツの襟をすばやく立て、
「オトナの」とか「デキる」的な風を吹かすべく、自分なりに颯爽と通りすぎることをした。
「ちょっと日光が眩し…っ」的な気だるい表情を入れることで、こなれ感を表現したつもりだ。
早く、いまだ楽しい思い出に翻弄される変態元彼と出くわした時、
こんな感じでスッスとすました顔ができるといい。

一方、擬似恋愛がいまだ冷めないダメ客は、
一度決別を心に決めながらも、わたしのイレギュラーメール一撃で
心をかき乱されたらしく、昨日、今日とやはり着信は継続中。
わたしも「電話に出んわ」精神をまっとう中。  
Posted by littlepinksummer at 23:56Comments(0)