「 あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはならない。見よ,悪魔はあなた方のうちのある者たちを次々に獄に入れるであろう。それは,あなた方が十分に試されるため,また十日のあいだ患難に遭うためである。忠実であることを死に至るまでも示しなさい。そうすれば,命の冠をあなたに与えよう。」(啓示2:10)
イエスは地上におられた時に人々がクリスチャンを迫害し,「会堂や獄に引き渡(す)」ことを予告されました。(ルカ21:12)復活されたイエス・キリストは悪魔がスミルナ会衆のある者たちを獄に入れることを予告されました。
このことは、主の日の間に神に忠実を保つクリスチャンが迫害され投獄されることを意味しました。
そのことがが許されるのは何の目的でしょうか。ヤコブは、クリスチャンが試練をすべて喜びとすべき理由について、説明しています。試練は、それを経験する人の信仰の質を良くして、忍耐という特質を生み出すと述べられています。結果としてその人がすべての点で健全になり、完全になるとも述べられています。(ヤコブ1:2〜4)ですから、試練はクリスチャンとして培うべき特質を身につけるよう助けます。そのため、神は悪魔がクリスチャンのある者たちを獄に入れることを許されます。
十日のあいだ患難に遭うとは、何を意味していますか。それは明らかに文字通りの十日ではありません。忠実であることを死に至るまでも示しなさいと述べられていますから、十日とはその人の全生涯を意味するでしょう。けれども、それが十日というのは、その試される期間に終わりがあり、永遠の命と比べると、たいへん短い期間であることを強調しています。
コリント第二4章17節には、「患難はつかの間で軽いものですが,いよいよ重みを増す永遠の栄光をわたしたちのために生み出す」と述べられています。確かに永遠の命に比べれば患難の期間は、つかの間で短いと言えます。
確かに主の日の間にイエスがスミルナ会衆に予告されたような経験をしてきた神の僕たちがいました。スペインではエホバの証人は兵役拒否や中立の立場のゆえにキリスト教教会の宗教指導者によって圧力を受け投獄やその他の試練を経験しました。スペイン内乱(1936〜1939)の間、およびその後,様々な試練に遭いました。
スペイン各地で行なわれた警察の手入れの背後には教会の僧職者がいました。エホバの証人の場合は次のような順序で圧力がかかりました。まず僧職者が主教にエホバの証人の活動のことを知らせます。代わって主教は民政長官に知らせ,民政長官は警察を発動させました。僧職者たちは内務長官にも知らせ,内務長官は全国の警察本部に通知します。
スペインの神の民に対する攻撃の背後にそうした圧力がかけられていたことには,実際に公式の証拠があります。
一つの刑期が終わると,クリスチャンの中立を保って軍隊に入ることを拒否するという罪が繰り返され,さらに長い刑期を言い渡されることがありました。兄弟たちの中には,18か月間の兵役を拒否しただけのために合計懲役26年の刑を言い渡された人もいました。
1979年の年鑑の報告によると1958年以来,825人の兄弟たちが合計3,218年の刑を宣告され,そのうち1,904年間スペインの軍および民間の刑務所で服役しました。
スペインで中立を守るクリスチャンにとって,比較的最近の事情はどうですか。良心的参戦拒否者の場合は1度だけ投獄し,刑期は最低3年と1日から最高8年に限るという法律が1973年に制定されました。その法律によって刑期が延長されるということはなくなりました。
確かに、主の日には神に対する忠実のゆえに、投獄を経験したスミルナ会衆のような状態がエホバの証人の会衆にありました。














































































