先回、「離婚その悲惨な結果(1)−離婚を勧める風潮」「離婚その悲惨な結果(2)−道徳的経済的な影響」をアップしました。今回は健康に対する悪影響について取り上げたいと思います。
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感情的身体的健康に対する悪影響
様々な調査は、離婚が感情的身体的に長期的な悪影響を及ぼすことを示しているようです。「結婚と家族ジャーナル」誌に掲載された調査によれば,離婚は暗い気持ちやうつ状態と関連があるようです。離婚した人はうつ状態になりやすく,2回以上離婚した人はそれだけうつ状態になる割合が高いという結果でした。
社会学者のレノール・バイツマンは自著「離婚革命」の中で,離婚した人や別居した人は,精神病院に入る割合が最も高く、病気や早死にや自殺の割合も高いと述べています。

離婚のもたらす苦しみ
約200人を対象にして調査を行なったメドベドは,離婚した男女が感情的な苦しみを味わうのは平均7年間であること,中には何十年も苦しむ人がいることなどを知りました。その調査によると,離婚の影響を受けなかったのは,夫婦を離婚に陥れたそもそもの原因である不健全な行動パターンだけでした。ですから,最初の結婚よりも2度目の結婚のほうがむしろ失敗に終わりやすいのも不思議ではありません。
また、別の調査によると、やはり離婚した人は、結婚を継続している人に比べて、寿命が短くなるということです。一方、結婚している男性は、より健康で、精神的に安定し、より長生きするということです。
例えば、40歳の時点で離婚している者は、結婚している者に比べて、男性で約10歳、女性で約5歳、寿命が短くなるそうです。ですから、離婚は、健康に長期的に有害な影響を与えるようです。
そして、新しい研究結果によると、離婚後、再婚をしても離婚の健康に対する悪影響を完全に修復できるわけではないことを、示唆しています。
米国のシカゴ大学の社会学の教授のリンダ・ウェイト氏が、Journal of Health and Social Behavior誌9月号に結婚と離婚と健康の関係について発表しました。この研究は、1992 年の米国の国家調査から 51〜61 歳の 8,652 人のデータを分析したものでした。55パーセントが結婚を継続していて、4パーセントが全く結婚をしていない独身者で、残りは1度以上の離婚を経験していました。
研究によると、離婚した人々は、結婚を継続している人々や、全く結婚したことのない独身者より、糖尿病やガンなどの慢性病にかかっている割合が 20パーセントも多いことが明らかになりました。さらに、再婚をした人々でも、まだ 12パーセント多いということです。
また、離婚をしたか"やもめ"の人々は、結婚を継続している人々より、身体の運動制限が 23パーセント多く、再婚をしても 19パーセント多いままでした。
結婚をして、それを継続している人々は、全く結婚をしなかった独身者よりも、総合的に良好な健康状態を享受しています。しかし、結婚をしても離婚をすると、健康状態は全くの独身者よりも低下します。そして、再婚をしてもその悪影響は継続します。
「この研究結果は、現在結婚している人々の中でも、離婚経験がある人は、健康状態がすべての面において悪いと示しています。離婚をして再婚しない人々も同様です」とウェイト氏は言います。
そして、成人期の健康は貯蓄のようなものであり、この「健康備蓄」は、結婚の経験によって、保たれるか目減りするか、あるいは増加すると、ウェイト氏は言います。
糖尿病や心臓病などの慢性病は、かなりの期間をかけて、ゆっくり発症して、再婚してさえ、過去の離婚の経験の影響を受けます。これが、離婚によって健康が長期に蝕まれる理由だと、ウェイト氏は語っています。ですから、この調査では、離婚によって人々は、健康状態に長期的に悪影響を受けていました。
「結婚は、一般に、男性の健康的な生活習慣と女性の経済的状況を改良するので、即座に健康に良い効果をもたらす傾向があります」とウェイト氏は語っています。ある日本人男性は結婚して妻と同居して妻に朝ごはんを作ってもらうようになって8キロやせたと述べました。ですから、結婚して男性は、健康的な生活習慣になる場合が多く、それは男性の健康に良い影響を及ぼすのでしょう。
しかし、離婚による精神的感情的ダメージは、離婚して健康的習慣が崩れてしまうことにあいまって、人の健康状態に悪影響を及ぼすようです。また、ウェイト氏は「再婚はすべてを癒さない」と言っています。
このことは、イエスが結婚したふたりが「一体」となっていると述べ、離婚の影響が一体となっているふたりを引き離すという破壊的な影響を及ぼすことを示唆していたことを思い起こさせます。(マタイ19:5,6)
再婚しても、離婚の健康に対する悪影響は続くのですから、こうした事実は、私たちが聖書的根拠の無い離婚を思いとどまる理由になるのではないでしょうか。
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次回は、「離婚その悲惨な結果(4)−子供に対する悪影響」をアップしたいと思います。
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