daniel 11 - 40
DAN 11 - 40 The king of the north
北の王は大患難の時に人海戦術を使って南の王を攻撃する



その日、屋上にいる人は、家財が家の中にあっても、それを取りに下りてはならず、野に出ている人も、後ろのものに戻ってはなりません。ロトの妻のことを思い出しなさい。(ルカ173132)


今回は、大患難の前に逃げるにあたって覚えておくべき点を取り上げたいと思います。イエスは荒廃をもたらす嫌悪すべきものが聖なる場所、立ってはならない所に立っているのを見かけるなら、その時、ユダヤにいる者は山に逃げ始めなさいと言われました。(マタイ2415。マルコ1314) その時は、屋上にいる人は降りてはなりませんでした。(マルコ1315。マタイ2417。ルカ1731)また、「野に出ている人」に後ろに戻らないようにと言われました。(マルコ1316このイエスの言葉は何を意味しますか。


荒廃をもたらす嫌悪すべきものとは、現在分かる範囲では、大患難である世界戦争の前に北の王によって設立される新しい国連もしくは国連の一組織です。そして、その組織が「聖なる場所」に立つとは、それが政治組織であるにもかかわらず、自分を神の立場に置いて諸宗教を統制しようとすることを意味していると思います。(マタイ2415) ダニエル書の中でも、北の王が「自分を高め、自分を大いなるものとしてあらゆる神の上に高める」ようになることが預言されています。(ダニエル1136)ですから、北の王も、あらゆる諸宗教を統制しようとすることが預言されています。また、その組織は、おそらくクリスチャンに宣べ伝える業をいっさいやめるように命じるでしょう。(ダニエル1131)


北の王と北の王によって設立される国際組織がそのような行動を取る時が、ぐずぐずせずに行動すべき時だと言えます。それは、大患難が始まることを指し示す前兆だからです。その時は、アメリカに住んでいる人は、一刻も時間を無駄にせずにアメリカから出る必要があります。(啓示184)また、アメリカの外に住んでいる人々も、山間部に移動するべきです。(マルコ1314)


北の王の攻撃はどのようなものになるのでしょうか。ダニエル書の言葉使いによると、北の王の軍勢は、大量破壊兵器を使うというよりは、人海戦術をとるようです。なぜなら、「北の王は兵車と騎手と多くの船とをもって強襲する。彼は必ず[多くの]土地に入り,みなぎりあふれて通り行く。」と預言されているからです。(ダニエル11:40)



 北の王の軍隊は、南の王の領地に攻め入るのですから、自分たちが攻めていく場所に対して大量破壊兵器はおそらく使わないでしょう。


おそらく、その時までに、大量破壊兵器を削減する諸国家の努力がある程度成功しているのでしょう。しかし、そうなっても、通常兵器は、依然として用 いられているでしょう。しかし、南の王が大量破壊兵器を所持しており、報復のためにそれを使う可能性もやはり否定できません。


イエスは、その時、「野にいる人」は家に帰ることがないようにと言われています。(マタイ2418。マルコ1316)まず、「野」とは何を意味するでしょうか。関連する聖句では、「都の中にいる者はそこを出なさい。田舎にいる者は都の中に入ってはなりません」と言われています。(ルカ2121)それで、「野」は「田舎」でしょう。また、「野のゆり」、「野の草木」という言葉が聖書にありますから、野とは自然の豊かな「田舎」ということになるでしょう。(マタイ628


ですから、イエスは嫌悪すべきものが聖なる場所に立っているのを見かけるなら、山や田舎に逃げるように、そして田舎にいる人はそこに留まって都すなわち人工密集地に戻らないようにと言っておられます。(ルカ2121)野にいる人が後ろに戻ってはならないとは、家財や衣類を手に入れるために出て来た都会の家に戻ることを禁じているでしょう。


一世紀のクリスチャンがエルサレムから移動した先は、山間部のペラという町でした。そこは、ある程度は人口が集まっていた所でした。ですから、山間部や田舎であれば、ある程度人口がある所でも、おそらく命を守ることができると考えられます。



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             ペラはある程度人口のあるデカホリスの山地の町でした


しかし、イエスは都に入らないようにと言っておられるので、大患難の時には、できるだけ辺鄙な所の方が安全ではあるでしょう。(マルコ13:15)


また、イエスは、屋上に留まり、家の下に降りないように勧めておられます。(マルコ13:15,16)多分、これも理由があると思います。その時、屋上ではない家の家財が置いてある下の方の部屋は、攻め寄せる大勢の兵士によって略奪されるのかもしれません。これが一番可能性が高いと思います。あるいは、その時用いられる兵器が、家の中の下の方だと危険になるという兵器になるのかもしれません。それで、大患難の時、おそらく屋上にいるようにすればより安全なのでしょう。すると、屋上のある家の方が安全だということになります。





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                      Sunset house Before by midima
           大患難の時は山の家の屋上が安全のようです




私は、以前大患難の時に、「奥の部屋」つまり個人の私室であれば、安全であると考えていしましたが、大患難に関してはイエスの言葉の方が確かなことを言っておられると思います。以前の私の解釈で既に行動した方がいたらすみませんでした。イザヤ書の奥の部屋についてはまた検討してみたいと思います。


また、イエスは、家の中に入らないようにとさえ、勧めておられます。(マルコ1315。マタイ2418)ですから、山や田舎で、屋上のない家の場合は、野外の方が安全なのかもしれません。しかし、もし、戦闘が行なわれる時が、その地方で、冬の季節であると、屋上や野外に留まるというのも、大変寒く、長期間は大変でしょう。(マタイ2420)屋上ならば、食物を前もって蓄えておくこともできますが、野外だと飢えることにもなるでしょう。(ルカ2123)是非、自分の地方が大患難が生じる時、冬期にならないように祈るべきです。(マルコ1318)


イエスが、ロトの妻のことを指摘されたことは、一刻も無駄にせず、懸命に逃げるべきであり、都会の家の中にある家財のために時間を取られないようにということを勧めておられるのでしょう。聖書は大いなるバビロンの滅びがきわめて短期間で「一日のうちに」生じると述べています。(啓示188)都会の住居をきちんと処分するのは、時間がかかると思います。そうすることに手間取る余裕はないのでしょう。また、いったん家を出た後に家財を引き取るために自宅のある都市に戻ることはロトの妻のように自殺行為であることを意味しているのでしょう。




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Lot and family escape from Sodom, while Lot's wife turns to pillar of salt.

         大患難の時はロトの妻のように後ろに戻るのは命取り



では、今、都会に住んでいるならどうしたら良いでしょうか。聖書は、災いを前途に見るならば、前もって「身を隠す」ように勧めています。(箴言223)ですから、北の王がそのような行動をとる直前になって行動するよりも、前もって山に移動している方が賢明であると言えます。とりわけ、アメリカに住んでいる人は、そこで聖書に従う人々に対する迫害が起こる前にアメリカから出る方が賢明だと思います。(啓示176)お金の余裕のある人は山間部に土地や家を買っておくのが賢明です。そのようにして、前もって大患難の前に準備をしておくことができます。




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