2005年11月28日

マンハッタン5変化&映画バトン


映画バトンだけだと適当な画像がなくて寂しいので、今頃ですが、ニューヨークの宿から撮った写真です。場所はタイムズ・スクェアから3ブロック西に歩いただけ、とっても便利で、5階の部屋から窓を開ければこんな感じでマンハッタンの夜景が目に飛び込んで来ました。


でも着いた直後に見た風景は、今にも泣き出しそうにどんよりだったのですよ〜 こんな風景を丸二日見続けました。


三日目の天気予報は晴れると出たので、夜明け前から起きて、今日こそ出かけるぞーと支度をしました。雲も薄くなって、お天気期待できそう!


真っ赤な朝焼け、これならもう大丈夫?


虹色に輝いているようにも見えました。大都会の空でもこんなきれいに見える時があるのですね〜感激!!


さて、肝心の映画バトンです。コロラドにお住いの時には一家でお世話になった花さんから渡していただいたのはもう一ヶ月以上も前(爆) 遅くなって本当にごめんなさい!!

映画は学生の頃まではよく見ました。といっても趣向はとても偏っていて、フランス映画か昔の映画を安い名画座で見るだけ。当時は娯楽性オンリーといった大作ハリウッド映画が全盛で、そういったのは苦手でした。コンサートに行くのは高校まで禁止だったのですけど、映画を土曜日など学校の帰りに見ても何も言われなかったのには助かりました。多分昼間だったからでしょうね。池袋文芸座、飯田橋ギンレイホール、三鷹オスカー、佳作座…懐かしいです。でも社会人になって、これでも結構仕事にのめりこんでいたので、映画を見る時間も友達もなくしました。

アメリカに来て、日本に比べればぐっとお得な値段で映画が楽しめるのに、それでも映画館で見るのは年に数本といったところです。よく潰れないと思うほどたくさんの映画館があるのに、ほとんどがハリウッド映画の上映ばかり、デンバーでは小さな一館しかその他の国やマイナーな映画をやる映画館がないのですよ。とっても偏っていますよね。もちろんアメリカ映画でもおもしろいと思うものもたくさんあるのですけど、カンヌでグランプリを取ったような映画でも見られないこともあるのです。その点日本というのは(地方は違うのかな?)世界中の映画を見ることができる、すごい情報量だな〜と感心します。

■ 最後に映画館で見た映画
以前にも記事にしたチャーリーとチョコレート工場です。DVDにもなったようで、これは絶対に欲しい〜
映画館ではないのですけど、先日日本に帰る飛行機では4本とも映画を見てしまいました。でもあたらしめの映画って、「Bewitched」だけなのですよ。ユナイテッド航空は映画を買うお金にも困っているのかな〜(笑) 「奥様は魔女」のリメイクだと聞いていたのですけど、かつて見たTVドラマとは全然違いました。二人の出会いからハッピーエンドまでを描いているのですけど、あまりおもしろくない、最後はうとうとしてしまいました。ニコール・キッドマンは好きな女優さんなのですけど、コメディって似合わないような気がします。

もう一本の「トランスポーター」というのは、全く知らなくて期待もしていなかたのですけど、のっけからのカーアクションが凄くて引き込まれました。お話はなんてことないのですけど、舞台がフランスのニースだったり、小洒落た雰囲気がアメリカ映画っぽくないな〜と気になって後で調べると、「グラン・ブルー」や「レオン」のリュック・ベッソンが製作に携わっている、仏米合作の映画だそうです。小林麻美似の華奢な中国系の女優さんもいい感じです。2002年公開の映画を今頃なんで?と思ったのですけど、今年に「トランスポーター2」が公開される(された?)そうで、その宣伝のためかな?

あとの2本はなぜか動物映画。「ベートーベン」懐かしいですよね〜 セントバーナードはとっても可愛いし、犬を飼うことによって家族が元気になる心温まるお話なのですけど、やっぱり大きな犬を飼うって大変そう〜
そして「ベイブ」〜!! 何回も見てるのに、ついまた見入ってしまいました。大好きな映画です。動物たちが口を動かして人間のようにしゃべってる〜という技術、最近の動物映画では当たり前のようになっていますけど、ベイブが初めてではありませんでした? 農場のファンタジーっぽい雰囲気、でもお話にはブラックユーモアたっぷりで、単にかわいい〜だけの動物映画じゃないですよね!

■一番泣ける映画
何だか子供を産んでからめっきり涙腺がゆるくなって、なんてことなくても勝手に涙が出てしまいます。機内でベイブを見た時も最後はポロポロ、恥ずかしい〜
でも以前は映画を見て泣くということは滅多にありませんでした。冷たい人間だったのか?(笑) だから家のテレビでぼーっと「追憶」を見ていた時に、何故か泣いてしまった自分に驚いたことを覚えています。最初に見た時はまだ子供だったので、大好きなロバート・レッドフォードが何でバーバラ・ストライサンドのような綺麗でもない人を好きになるのか、それも好きになてもらって有り難く思わなくてはいけないくらいなのに、そのレッドフォードから離れていくなんて…ともやもやした印象だったのですけど、社会人になってしばらくしてまた見た時には全然違う。すっかり感情移入してしまって、ラストの再会シーンでは悲しいというより、お互いの自分らしい今の姿を確認できてよかったのだ〜と思えるようになりました。

■期待はずれだった映画
それほどいつも期待して映画を見るわけではないので、はずれたって思った記憶はあまりないのですけど、強いて言えば…
TVジャパンでは月に2本ほど邦画も放送してくれるので見てしまうのですけど、おもしろかったためしがありません。一番最近見たのは「半落ち」。豪華な出演陣で重たい内容はいいのですけど、映像的につまらない。これなら本を読んだほうがいいかな〜という感じです。他にも話題になった映画「たそがれ清兵衛」、「黄泉がえり」、「阿修羅のごとく」、「赤い月」などもやってくれたのですけど、どれもいまひとつな印象です。


■お気に入りの映画5つ
絞るのは難しいですよね。以前ミュージック・バトンの時にも、書いた後でやっぱり違っていたかな〜思ったし、その時の気分によって変わったりもします。お気に入りと言われると昔のフランス映画5本で終わってしまうのですけど、あえてジャンル分けしてみました。

1.「気狂いピエロ」 ジャン・リュック・ゴダール監督 1965年
これを最初に見た時の衝撃というのはいまだに忘れられません。何だか見てはいけないものを見てしまったような〜(笑) 滅茶苦茶なストーリー展開、スピード感、鮮やかなブルー、シュール、お洒落、現実逃避、自由な愛、狂気、破滅…一言では言えませんね。ゴダール監督の代表作は「勝手にしやがれ」になるのかもしれませんけれど、こちらの印象の方が私には強烈でした。これ以降ヌーベルバーグにのめりこんで行く訳です。

2.「ディーバ」 ジャン・ベネックス監督 1981年
リアルタイムで見たフランス映画の中で一番好きだったのがこれ。有名な黒人オペラ歌手と郵便配達人との犯罪がからんだアクション付きラブストーリー、と言ってしまえばそれまでなのですけど、これもパリを舞台にした幻想的な映像とオペラの楽曲が絡んでとても美しい印象に残る映画です。

3.「パリ、テキサス」 ヴィム・ヴェンダース監督 1984年
リアルタイムのアメリカ映画でも好みのがあるのね〜と偏見をなくした一本。実はタイトルにパリの文字があるので、てっきりパリも舞台になって登場するのかと思って見てしまったのですが、実際はテキサス州に実在するパリという名の町から送られた葉書を頼りに、失踪した妻を捜して放浪するというお話、全くフランスのパリは出てきませんでした(爆) でもこれがよかった〜!! テキサスの荒涼とした砂漠、そこにぴったりのライ・クーダーのスライド・ギター、考えさせられるストーリー… ハッピーエンドではないし、恋愛することが怖くなるような重たい話なのですけど、砂漠もナスターシャ・キンスキーも子供も美しい、心に深く入る映画です。しばらく見ていないのですけど、子供を持った今ではまた違った印象を持つのかもしれませんね。

4.「ブレードランナー」 リドリー・スコット監督 1981年
SF映画ってあまり好きではないのですけど、これを見た時には凄いな〜という素直な思い。近未来の映像も当時としては画期的ですよね。レプリカントのこの世のものとは思えない美しさに、ハリソン・フォードとの恋愛話やとにかく映像が美しい。意外にもハッピーエンドで、破滅的な未来に希望の光が見えるような一本でした。
「エイリアン」は好きではないけど、おもしろい映画でしたし、「ブラック・レイン」「テルマ&ルイーズ」「グラディエーター」「ハンニバル」などこの監督の暗いトーンが好みなのかもしれません。

5.「東京物語」 小津安二郎監督 1953年
邦画も何か一つと思ったのですけど、一般的ですがやはりこれになってしまいます。
こんな素晴らしい映画がかつて日本で作られた、というだけでも嬉しい。戦後間もなくも今も変わらない家庭の問題、変わってしまったかつての日本語の美しさ、食べるだけでも大変な時代に戦死した夫の両親のことを親身に思いやる原節子の神々しいような美しさ。無駄のないセリフも絶妙な間だし、時折はさまれる静物のカットは言葉なしに深い余韻を与える、わびさび〜を感じる世界です。

他にも「晩春」「麦秋」「秋刀魚の味」など小津作品は言い尽くされた言い方ですけど、日本のホームドラマの原点といったおもしろさがありますね。特に海外に住んでいると、こういう昔の日本らしい日本って懐かしい、素晴らしいな〜と思えます。ダダにとっては黒澤映画がそうで、コロラドまでビデオを持ってきていますけど、私にとっては小津映画なのです。できればこれを超える日本映画に巡り合いたいのですけど、あるのでしょうか??

■ バトンを回す人
みんさん年末に向かってお忙しい!渡すのはご迷惑になるかな〜と躊躇したのですけど、映画の話題というのはとっても興味あるところ、どんなのがお好みなのか是非お聞きしたい!! 
ということで、次の3人の方にお願いすることにしました。
niceのniceさん。
本日の、のんしののんしさん。
Akko’s Favoriteのakkoさん。
いつでも結構なので、受け取っていただければ嬉しいです! よろしくお願い致しま〜す。

長くなったついでに…


最初の5枚の画像、カメラをそのまま下に向けると…こんな中庭の風景です。
細々と緑もあって、ガーデンテーブルのセットも置いてありますが、よく見るとそのすぐ傍にはゴミバケツが並んでいる〜(笑) 何となくマンハッタンの裏側らしい光景ですよね。同じ中庭でもパリのアパルトマンとは大違い…?
Posted by litwing at 05:57
この記事へのトラックバック
バトンが回ってきました。 バトンまわして良い?って事前メールまで頂いた帰国中のWingさんから。 7月にshindouさんに、そして8月にKURIさんも良かったらと仰ってくれていたのですが 回っている内容がすこ??し違うんですね??。 共通しているのは ■ 最後に映画館で...
映画【◆nice◆】at 2005年12月02日 00:10
コロラドにお住まいのWingさんから『映画バトン』を受け取りました。 映画は大好きなので、ここはひとつ熱く語りましょうと喜んでいたものの、選ぶとなるとこれがまた大変。 アメリカには『Netflix』というオンラインでDVDがレンタルできるサービスがありまして、今は...
映画バトン。【本日の、のんし。】at 2005年12月03日 18:34
この記事へのコメント
突然のコメント失礼します。
この度、新規にブログの検索&ランキングサイト立ち上げました。
ブログを拝見させていただき、内容もよく、大変よくできているブログであると感じました。
このブログを【bitz】の「グルメ」カテゴリにも登録して、
もっと多くの人に読んでもらいませんか?
上位のブログにはトップページから直接リンクされるので、
多くのアクセスとSEO効果が期待できます。
宜しくお願い致します。

ヵヮィィ☆ブログランキング【bitz】
http://bitz.tv/brank/

参加をお待ちしています☆
Posted by ヵヮィィ☆ブログランキング at 2005年11月28日 10:12
『追憶』、私もよく覚えてる映画のひとつです。『Sex and the City』の後にまた見たのですけど、その時はキャリーに感情移入してたので、また違った意味でぐっときました。映画は見る時の状況で、感じ方もかわりますよね。なので、映画バトンは見た時にどんな風に思っていたのか、思い出すいい機会になりそうです。

マンハッタンの写真、どれも移り変わりが美しいですけど、最初の写真。夜でも都会はビルの明かりでこんなに明るかったのだなと、近所といえば夜は真っ暗なところに住む今、しみじみ思ってしまいました。
Posted by nonshi at 2005年11月29日 16:01
Wingさんの映画の好みがわかって、楽しませてもらいました。私は中学生、高校生の頃すごーくたくさん映画を見ていたので(しかも古いものやヨーロッパ映画系)、気狂いピエロとかパリ、テキサスとか懐かしい!です。好きでしたねー。以前フランス語の先生に「アンナ・カリーナに雰囲気が似ている。」といわれてにんまりしたことがあったなぁ、と思い出しました。

アメリカって、他国の映画が日本ほどとりあげられなくて寂しいですよね。歳のせいか、気軽に見れる娯楽映画に対する抵抗がなくなってきてはいますが、芸術的な映画も見たいものです。(でも、見る時間ないですねー。)
Posted by さとこ at 2005年11月29日 22:55
★nonshiさん、
同じように追憶が印象に残る映画だなんて嬉しい〜
Sex and the Cityは一度も見たことがないのですよ、何となく恋愛体質のドラマって縁遠いかな〜って(笑)
Despareted Housewivesは見てましたけどね。新シリーズも始まっているのですよね〜
映画の数も膨大すぎて忘れてしまっているのもたくさんありそうです。一覧表とかあるといいのに〜

あの夜景、何だかカメラの設定を変えたら、一枚だけやけに明るく写ってしまいました。
実際はあんなギラギラではなかったような...(笑)
ご近所真っ暗なのですか?同じですね。街灯とかあまりないし、アメリカ人って夜寝るの早い気がしませんか?
Posted by Wing at 2005年11月30日 05:52
★さとこさん、
同じような映画の趣向で嬉しいです!
フランス映画も昔の方がおもしろいもの多かったですよね。
ゴダールも何だか理解不可能な作品もあったけど、そのわからないとこがよかったりして〜(笑)
さとこさんのお子さん達の姿はよく拝見させていただくけど、ご本人の姿って登場させていませんよね?一度是非〜!
英語もろくにしゃべれないのですけど、フランス語ならまた勉強したいな〜ってよく思います。

LAあたりなら、コロラドと違って外国映画もよく上映だれるのかな〜と思っていたのですけど、そうでもないのですね。
ほんとかどうか判りませんが、アメリカ人は字幕を読むことが苦手というか、そこまでの努力をしてまで映画をみたいと思わないので、外国映画は流行らないって聞いたことがありますよ。
Posted by Wing at 2005年11月30日 06:03
なんて素晴らしい夜景なんでしょう。
これを観ながらバーでカクテルをチビチビ飲みたい・・・(すぐにアルコールの方へアンテナが行ってしまいます)

映画バトンも興味深く読ませていただきました。
小津安二郎は私も好きです。笠ちしゅう(すみません。変換できませんでした)大好きな俳優です。
ゴダールと言えば「勝手にしやがれ」のジーン・セバーグには高校生の時憧れました。(でもセシルカットにする勇気はなく今に至ります。)
そして、Wingさんもロバート・レットフォードラブだったのですね!私も小学生の頃、父親に連れられて行った映画館(当時3本立てが常識でした)で何故か「華麗なるギャツビー」をリバイバル上映していてその時惚れました♪(どんな内容かは当時理解できていなかったのですが)大人になってから観たらミア・ファローに対してイライラしてしょうがありませんでした。
Posted by kotarowy at 2005年11月30日 23:39
★kotarowyさん、
あはは〜kotarowyさんらしいな〜お酒に弱い私には羨ましいです。
音楽のお好みもS&Gとか結構渋いな〜と思っていましたが、映画の方もそうなのですね。
もしかして年齢サバよんでませんか〜?(うそうそ)
お父様が洋画お好きだったのですね、うちも母が好きだったのでその影響があるのかもしれません。
笠智衆と書くのでしたっけ?東京物語の時はまだ30代だったとか、
若いときからあんな枯れた演技ができるってすごいですね〜
私は佐分利信が初めて好きになった俳優さんでした。

華麗なるギャツビーはレッドフォードとしてはあまり好きな役ではない印象でした。
ミア・ファローってギスギスした感じで苦手。あんな人のためになんで身の破滅までする〜なんて思ったりして。
でも見たのは大昔なので、今もう一度見たら違った印象を持つのかもしれませんね。
Posted by Wing at 2005年12月01日 21:45
TBエラーが続いたので
何回も押したら全部アップされてました〜。
一つ残して消してください、お願いします♪
Posted by nice at 2005年12月02日 06:51
★niceさん、
こんなに早くバトンを受け取っていただいてありがとう!!
そしてトラックバックするのにお手数をおかけして本当にごめんなさい!!
ライブドアのブログまた最近少し変なのですよ。
私も入れなかったりコメントにエラーが出たり。でもエラーが出てもなぜかアップはされているのですよね。
だぶった分は消しておきます〜
Posted by Wing at 2005年12月02日 17:40
Wingさん、お久しぶりです(^^)

私は、出産後すっかり映画館とは疎遠になってしまいましたが(^^;)、
みなさんがたくさん観られている様なので、
なんだか私も何か観たくなってきました〜。
実は日本の母から「黄泉がえり」のビデオが送られてたのですがまだ観ていません。
なるほど、期待外れだったのですねぇ。でもキャストは豪華でしたね〜。
あとで観てみようっと(^^)
Posted by natsuko at 2005年12月05日 13:47
★natsukoさん、
すっかりお返事が遅くなってごめんなさい!!
私も子供ができてから、映画館に行く回数は減りましたね〜
それ以前にアメリカに来てから英語だということで見なくなっていますが...
ここで紹介した映画もみな20年以上前のものばかりですしね。
あ〜でも子供が大きくなるにつれ、子供用の映画は見ているかも。
黄泉がえり、そういう世界を信じないわけではないのですけど、何となく子供だましのような気がして...
natsukoさんはどんな印象をお持ちになるのかな?
Posted by Wing at 2005年12月13日 06:46