2008年09月02日

嫁に喰わすな

茄子の漬け物


「秋茄子嫁に喰わすな」の諺(?)は、広辞苑でも見られるが、大槻文彦著「大言海」にはより詳しく解説されているので、引用しておく。
文語体片仮名表記なので、少々読みづらい難点もあるが、生涯学習の一環として、敢えて原文を復刻した。




あきなすび(名)[秋茄子]秋ノ末ニ結実スル茄子。
春雨抄(寛永、鱸重常)
「秋なすび、わささのノ粕ニ、漬ケマゼテ、よめニハクレジ、棚ニオクトモ」
似我蜂物語(寛永)
「秋なすび、醅(ワササ)ノ糟ニ、カキソヘテ、よめニクハスナ、棚ニ置クトモ」
此歌ノ意ハ、養生編ニ「茄、性、寒利、多食、必腹痛下痢、女子能傷子宮也」(安齋随筆、十六)トアルニ因リ、妊娠ノ後ルルヲ厭フ意ナリト云ヒ、或ハ、秋茄子ハ、種少ケレバ、子種ナシト云フヲ忌ミテノ事ナリトモ云フ。
然レドモ、秋茄子ハ、美味ナレバトテ、姑ノ娵ヲ憎ミテ云フ意トシテ詠メル俳諧狂歌アリ、
望一後度千句(杉田勾當望一、寛永七年死、年八十三)
「残レルモ、ハヤ末成ノ、秋茄子、憎マレニタル、娵ガ姑メ」
毛吹草(正保)
「聟ナラバ、食ハセモセムカ、秋茄子」
或ハ云、よめトハ、鼠ノコトナリト。


しかし、「大言海」や「広辞苑」にあること、この「嫁の食わすな」はオレも家内も知ってはいるが、肝腎のお嫁さんは別居中。仮に一緒に住んでいたとしたって、「こんなモノ食えるか!」が関の山だと思うよ。

ところで拙宅のふるーい嫁はん、このオレに向かって、
「こんなモノばかり食べていてはいけませーん!栄養がサッパリ摂れないわ!」と云って片付けてしまったのでありました。オシマヒ。


live05594 at 06:13│Comments(6)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by 恭子   2008年09月02日 20:00
まるで文字を覚えたての幼児のように
ゆっくりゆっくりと読ませていただきました。

この諺にはそういった意味があるということを
小学校の頃、先生から教わりました。
昔の人の言葉には深い意味がありますね。
諺、四字熟語も大好きです!

谷さま、小説を書くのに忙しいでしょうが
一句詠んでくださいな・・
谷さまがみえないとさみしいです。

2. Posted by tani   2008年09月02日 22:01
Fさんショック。関東大震災みたいでした。
これからは、のんびり日本の國の将来を考えましょう。
非常食には、「キムチ」が一番です。ウン。
そんでわ。
3. Posted by 恭子   2008年09月02日 22:55
たった三行の中に昨日の出来事すべてを盛り込むなんて
しかも私のブログも受けてくださり・・さすが!

言葉少ない中、想いを読み取るに十分ですね。
ステキであります!!
4. Posted by 恭子   2008年09月02日 23:02
え・・・もったいない・・・

追記に心冷え冷えしてしまいました
5. Posted by tani   2008年09月04日 16:30

(略)この漬物は吾輩の造りによるものです。
念のため。
6. Posted by 恭子   2008年09月04日 20:21
とってもおいしそうです。
新米でいただいたらおかわり∞ですね〜。
ふふふ・・・・念のため・・・・・だって♪

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