問題 

労働基準法第92条第1項は、就業規則は、法令又は当該事業場について適用される労働協約に反してはならないと規定しているが、当該事業場の労働者の一部しか労働組合に加入していない結果、労働協約の適用がその事業場の一部の労働者に限られているときには、就業規則の内容が労働協約の内容に反する場合においても、当該労働協約が適用されない労働者については就業規則の規定がそのまま適用されることになる。

 解答

   ●(正しい)

労働組合法第17条で労働協約の一般的拘束力が規定されている。当該事業場の4分の3以上の労働者が加入する組合との労働協約は、未加入の労働者にも効力が及ぶ。4分の3に満たない組合の労働協約は当該組合員のみが適用を受けるため、組合未加入の労働者は就業規則の規定が適用されることとなる。

 根拠条文

[ 労働基準法 第92条]

(法令及び労働協約との関係)

第92条 就業規則は、法令又は当該事業場について適用される労働協約に反してはならない

○2 行政官庁は、法令又は労働協約に牴触する就業規則の変更を命ずることができる。

 

[ 労働組合法 第17条 ]

(一般的拘束力)

第17条 一の工場事業場に常時使用される同種の労働者の4分の3以上の数の労働者が一の労働協約の適用を受けるに至つたときは、当該工場事業場に使用される他の同種の労働者に関しても、当該労働協約が適用されるものとする。