August 2007

August 27, 2007

痛っ!

ラグビー日本代表大畑大介の左アキレス腱断裂のことである。

こんな不運があっていいのだろうか。1月に右アキレス腱を断裂し、ようやくのことでW杯代表までこぎつけたのに。しかも本番の試合でならまだしも本番前のテストマッチでだ。

本人も痛いがチームも痛い。カーワンHCも大畑の出場を前提にW杯2勝をコミットしていただろう。彼の代役はいない。

前にもこのブログで書いたが、大畑がボウルを持った瞬間、ピッチの空気は電気を帯びる! ただ速いだけでなく、トップスピードに達する時間が短く他の追随を許さない。そしてステップの鋭さ… もしかしたらそうした美点が彼のアキレス腱にとっては不幸だったかもしれない。筋肉は鍛えられても腱は鍛えられないからだ。

カーワンHCの手腕には期待しているが、2勝はもともと厳しいと踏んでいた。大畑のいないジャパンが果たして1勝できるかどうか? もともとラグビーはヒーローを追い求めてはいけないスポーツなのだが、それにしても痛い。
27Aug.2007



live_on1 at 16:09スポーツ 

August 25, 2007

「さくらパパ」はないだろう

『さくらパパ、賭けゴルフ』!!

25日付け朝日新聞朝刊の記事のタイトルである。父の過去の行状について娘のさくらさんになんの責任と関係があるのか!? 参議院議員横峯良郎というちゃんとした識別情報があるのにどんな理由があって「さくらパパ」などと記さなければならないのか。さくらさんの人格無視といわれてもしょうがないだろう。

万古不易の真理は「子供は親を選べない」ということ。

読売、毎日はネットで見るかぎりまともな呼称を使っていた。朝日新聞の大失策である。目下、大西巨人『神聖喜劇』を読んでいて60数年前と現在の日本の間にさまざまな平行現象を感じて暗い気持ちになっていた矢先、朝日よおまえもか! 個人の「家」からの解放、個人主義の定着いまだし、と思わざるをえない。

記事の中身を見ると、こんどは「民主党の鳩山幹事長が厳重注意」とある。これもおかしな話で、過去の行状がそんなに不都合なら民主党は横峯氏を公認しなければよかったのだ。
25Aug.2007



live_on1 at 14:53エッセイ 

August 20, 2007

蝉の声

今夏の猛暑で気づいたことがある。

気温の高さに連動してか、いつになく蝉の声のデシベルが高く、音量も大きく感じる。TVのリモコンを操作していて気づいたのだが、いつもの音量表示でTVの音が拾えないのである。歳も歳だしいよいよ耳が遠くなったかと思ったが、意識して見渡すと、ふだんは背景に溶け込んでいる蝉の声が、開け放たれた窓のベランダ越しに水圧の高いシャワーのように降り注いでくる。木の幹や枝に蝉の姿をみつけると、視覚と聴覚がショートして、さらにデシベルが上がるようにも感じた。

上の仮説を補強するように、18日の土曜日、前日までと打って変わって気温が低かったが、その夜は蝉が鳴かなったのである。前日までの記録づくめの宵は連日30度を越していたが、「蝉って夜中にこんなに鳴いたっけ?」とぼんやり思っていた。

蝉は気温の高さにつられて鳴くのだろうか?
20Aug.2007



live_on1 at 10:51エッセイ 

August 18, 2007

足首は治ったか?

この2ヶ月間テニスをしていない。20年前に発症して10年前まで繰り返したギックリ腰の養生に当てたとき以来の空白である。右足首に痛みがあって走れなくなっていた。もともとこの箇所には違和感があって、ときに痛むこともあったが、こんどのように長引くのは初めてだった。症状は表現しづらく、右足への負荷のかけ方によっていろんな点が痛むのである。足の前方や内側で踏んばるのがむずかしく、真っ直ぐスムーズに歩けなくなる。逆にいえば歩けないほどの痛みではないのである。

1ヶ月間様子をみたあと8月に入ってとうとう近くの整形外科へ行ってみた(ちなみにここではふたりの息子がそれぞれ手首と鎖骨の骨折で世話になっている!)。レントゲンを撮ってみると、骨は折れていないようだが軟骨がすりへっていたりわずかに変形しているという。「なるほど」という気がしたが、そのあとくれた炎症どめの薬もリハビリ室での照射療法も、内観的にはまったくあさっての治療法と思えて、それ以降行っていない。ではどうしたか?

町田のアメリカンなスポーツショップ『オシュマンズ』へ行って足首専用のサポータを買ってきた。ここには足首用だけでも5、6種類ほどのサポータがあり、店員に症状を説明すると、ガードの強さで(ということは値段も)上から3番目のを薦めてくれた。これをし始めて2週間、半信半疑のうちに痛みは引き、足裏前面で踏んばりがきくようになってきたのである。

思えばかつて常習だったギックリ腰が治りかけの頃、今後の予防にとこの店で腰に巻くゴム製のバンドを買ったのだった。これが優れもので、「兆候」のあるときや試合のときにこれをすると腰骨や骨盤周りのホールド感がすばらしく、その後ギックリ腰の再発はしていない。

かつての腰バンドといい今度のサポータといい、アメリカ製のこうした補助具は素人目にもシンプルかつ合理的にできていて頭が下がる。サポータにはパーツがあるが腰バンドの方は単なる幅広のゴムの帯で、腰に巻いてマジックテープで留めるだけ。友人が使っている、金具やヒモ類のついた国産の同種の物に比べて使い勝手・効果ともにはるかに優れていると密かに思っている。

今回つくづく思ったのは、これらアメリカ製のスポーツ補助具に息づく実用本位のコンセプトは、同時に、医療費の高い国ならではの「医者いらず」を目指しているのではないか、ということ。

たくましきかなプラグマティズム。
19Aug.2007 加筆
18Aug.2007



live_on1 at 21:48スポーツ 

August 16, 2007

思い出したぞ!

アメリカの漫画ならさしずめ吹き出しに電球を点らせるところかもしれない。

先日、突如としてあることを思い出したのである。

話は2ヶ月あるいはもっと前にさかのぼる。オフピーク通勤の小田急線は代々木上原駅のホームでのこと。千代田線に乗り換えようとしていた私に近づいてきて「奇遇ですね」と声をかけた40歳前後の男性がいた。名前まではともかく、こんなときでも、どこで会ったかぐらいは大抵思い出す自信があったのだが、このときは相手の顔に見覚えはあるのに、「どこで」が浮かんでこず、あいまいに「どこかでお会いしましたか?」と訊き、そのまま人込みにまぎれて離れ離れになってしまった。

帰宅して家族に話すと、息子は「そんなときは必ず思い出すようにしたほうがいい。それがボケの防止になる」という。しかし能動的になにをすれば思い出せるのかまったく手立てがない。人間の脳は無いことは即座に分かるという特長があるという。ところが、この場合この男性の顔は(今でも)鮮明に思い出せるのである。それに随伴すべき記憶がまったくなかったのである。

ところが今週のあるクイズ番組でのこと。「吹田市」の読みを問う問題が出た。あるいは解答者の答えの中にそれが出てきたのだったか… その瞬間、件の男性が大阪近辺を私と一緒に歩いているときに発したことばが記憶の底から浮かび上がってきたのである。すなわち「大阪には難読地名が多いですよね。たとえば枚方市を「ひらかた」なんてとても読めませんよ」と言ったのだ。

彼はF社の関連会社の人で、時は90年代後半のことだから、かれこれ10年ほど前の話である。
16Aug.2007



live_on1 at 14:50エッセイ 

August 08, 2007

続・『神聖喜劇』のこと

『神聖喜劇』はようやく第2巻を読み終えるところ。先の稿でも書いたように記述の密度が濃く、決して読む速度が遅いとは思えないし、逆に遅々として進む速度を喜んでいる自分がいる。

埴谷雄高が「百歩でいくところを一万歩で進む筆致」と評した大西巨人の叙述はまさに歴史と思想と心理の密林に、徒手空拳ではなくあくまでも論理の鉈を持って、分け入っていくよう。論理といっても対象をきれいに白黒に腑分けするのとは正反対であって、スペクトルというかグラデーションの、近づけばぼやける境目の差異にこだわった分析はあくまでも執拗で、これについていくのにマゾヒスティックな歓びさえ感じる。保坂和志のいう「テキストを追っている間だけ持続する小説の本分」か。

表面上はまったく同じある言明も、発言者の出自、発語された状況によってどれほどのニュアンスの違いがあるものかを、これでもかこれでもかと、豊富な引用とともに記述される。ふつう引用はひとつのトピックにひとつだが、この人の引用は通常複数(多いときは2ケタに及ぶ)で、文字通り古今東西(漢英独仏語の原語による引用も含まれる)にわたる。博覧強記とはこの人のためにあるかと思わせる引用の的確さ、はまり具合は驚きの連続で、教養というものの奥深さと凄みを思い知らされる。

あと残りは3巻と思えば早くも寂しさがやってくる。
15Aug.2007 誤記訂正、追記
8Aug.2007



live_on1 at 18:45 

August 06, 2007

ボンズは白か黒か

きのうボンズが755号を打ちハンク・アーロンの記録に並んだ。更新は時間の問題である。

ところで彼の筋肉増強剤疑惑である。詳細な事実関係をトレースすることはもちろんできないが、自分は黒と考えている。理由は以下のとおり。

野茂がメジャーデビューを果たしたころのボンズはもっとスリムだった。野茂のフォークボールにきりきり舞いさせられていた映像をよく見せられたものである。現在のボンズの身体のつくりはそれからすると異様であって、単なる加齢による肥満もしくは鍛錬によるものとはとても思えない。

ボンズのスイングの美しさを認めるにやぶさかではないが、記録の威厳はあらかじめ汚されてしまっている。薬を使わなくても記録を達成できたかもしれないと考えるとつくづく残念なことである。
6Aug.2007



live_on1 at 11:54スポーツ 

August 03, 2007

キムカツとおはぎ

水曜から金曜まで京都で仕事をした。事前の予報では2日に雨とあったが降らず、途中からは台風5号の影響が心配されたが結局傘は使わずじまいだった。

客先の近く、四条烏丸のCOCON(古今)というビルの地下に東京は恵比寿に本店のある「キムカツ」を発見。最終日のきょうは昼の上がりだったので寄った。TVが随分持ち上げるので期待して入ったのだが、残念。

肉のスライスをミルフィーユのように重ねて揚げるのを売りとするこの店のカツは、ただの上品なメンチカツの歯ざわりだった。肉本来の歯ごたえがなく、これなら下町の定食屋の800円のメンチカツ定食のほうがよっぽどうまくてお得だ。ここのはごはんをセットにしてなんと¥1930−!! これがメニューのなかの最安値である。

またしても若い女性たちとTVのプロデューサに騙されたのだ。同時に店も堕落させられている。ひとつだけとりえがあって、それは注文と同時に炊き始めるというご飯。久しぶりに甘いおいしい米を食った。

地下鉄の四条と京都駅のあいだの五条で降りて今西軒という創業明治30年のおはぎ屋を訪う。早くに行かないと売り切れると聞いていたが、まさしく、こしあんときなこのおはぎは売り切れて、つぶあんのだけが(意外!)残っていた。

家に帰り着き、とるものもとりあえず食したが、これも期待したほどの感動はなかった。
3Aug.2007



live_on1 at 20:17エッセイ 
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