2017年10月14日

やまおの旅日記 〜秋のみちのくひとり旅〜





10月上旬に秋田に出張してきました。
秋田に行くのは大学生の時に、スポーツの大会で遠征して以来二度目となります。
その時はたしか一番安上がりな苫小牧〜秋田のフェリーを利用した記憶があります。
今回は社会人としてスーパーリッチに、新幹線で行ってやりましたよ。
新函館北斗から盛岡まではやぶさに乗り、盛岡駅で40分くらいぼんやり待ってから、今度はこまちで秋田まで向かいます。

知ってますか?赤いこまちと緑のはやぶさは盛岡駅で合体したり、分離したりするんですよ。 ...そうですか、誰でも知ってましたか...
知ってますか?こまちは新幹線なのに4列シートなんですよ。 ...そうですか、誰でも(以下略)
知ってますか?こまちは大曲駅で突然逆走して、そのまま秋田駅に突入するんですよ。 ...そ(以下略)

そんな鉄道ファンなら誰でも知ってることを初体験して興奮を隠せないやまおでした。

以下は単なるグチになりますが、当社の出張規定では函館―秋田間の 正規ルート は、新幹線で函館―新青森、そこから特急つがるで新青森―秋田だそうです。
なので、青森―秋田間の新幹線料金は 出張経費として認められない とか言いやがるんですよ。
ちくしょうめ、自腹を切るはめになるなら、別に新幹線合体ショーや、スイッチバックなんて体験できなくても良かったよ。
あれ?スーパーリッチとか言ってたわりに随分せこいな。

そんな心と懐の小さいやまおの秋の旅日記です。


【スーパー銭湯】

・中通温泉こまちの湯ドーミーイン秋田
〜今回は秋田駅から徒歩5分のこのホテルに宿泊しました。それは天然温泉の大浴場があるから。
そしてここの温泉は期待以上でした。泉質もよく、広さも申し分ありません。最上階に位置しており露天風呂の解放感は格別です。ホテルの大浴場には珍しくサウナもついており、たっぷりと楽しめました。
タオルこそ部屋から持っていく必要がありますが、ほぼ満点と言っていいでしょう。
ただし、部屋にはシャワー室しか無いので、人前で裸になりたくない、という人はむしろ絶対選ばないほうがいいホテルです。

【観光名所】

・千秋公園
〜秋田の方には大変言いづらいのですが、そもそも 久保田城を知らなかった ので特に何の感慨もなく一回り見て終わりました。 
単に宿泊したホテルから近かったので行っただけです。さーせん。

【地元グルメ】

・八戸前沖 鯖押しずし
〜盛岡駅で乗り継ぎ待ちの時に食べました。ラズウェル細木先生のマンガで、青森の鯖は美味いと描かれており、一度食べてみたかったんですよ。
確かに美味しかったけど、脂がのり過ぎてて、じじいのやまおは6貫は食べきれませんでした。さーせん。

・どん扇屋
〜駅ビルの飲食店で《横手やきそば》をいただきました。B級グルメ日本一になった横手やきそばの特徴は、具がひき肉で目玉焼きがトッピングされてて福神漬けが付けあわせに付いてるって感じです。
意外性はないけど、毎日食べても飽きない味だと思いました。

・秋田比内地鶏や
〜どん扇屋と同じビルの飲食店で、今度は比内地鶏の《究極親子丼》をいただきました。肉も卵も比内地鶏なので、濃厚な味わいでした。

・からす森
〜駅前の居酒屋です。コの字カウンターでもつ煮込みともつ焼きがメインの正統派居酒屋。開店直後に伺ったので座れましたが、続々とお客さんが訪れ、30分も経たないうちに満席となってました。人気店ですね。
煮込みももつ焼きも美味しかったけど、よくわからない仕組みのマシーンで癇を付けたお酒がうまかったです。ごちそうさまでした。

・ホテルの朝食
〜やまおはドーミーインの回し者ではありませんが、ホテルの朝食も良かったです。
秋田の郷土料理と言えば、きりたんぽとかいぶりがっこが思い浮かびますが、朝食バイキングできりたんぽのミニ版みたいな《だまこ鍋》とか《じゅんさい》とか《稲庭うどん(冷・温)》とか、もちろんいぶりがっこ以外にも秋田ならではの漬物など、多彩なメニューが用意されており、大満足でした。

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そんなわけで、秋田はとてもいいところでした。
でもなー、札幌から秋田までは飛行機一本で1時間くらいで行けるのに、より近いはずの函館からだと5時間くらいかかっちゃうんですよね。
ちなみに来年は新潟に行く用事が出来そうなんですが、函館から新潟に行くには、新幹線で函館―新青森、その後、特急つがるで青森―秋田、特急いなほで秋田―新潟、が当社の正規ルートになるのかな? その場合、10時間くらいかかる(汗) のですが、当社の経理担当に聞くのが怖いです...


それじゃ本日はここまで。


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2017年10月06日

音メモ9月




やまおが9月に聴いてた音楽の備忘録です。

【Google Play Music】

・ザ・ビーチ・ボーイズ / 1967 - Sunshine Tomorrow
〜名盤『ワイルド・ハニー』がステレオで聴けるってことで、一瞬CDを買おうかと思ったのですが、逆に言うとそこ以外は一回聴けばもういいかな ←オイww
というデモ録音集だったので、 『ワイルド・ハニー(ステレオ)』が廉価版で出たら CDで買うことにしました。 ←ファンの風上にも置けないww

○GRASAM ANIMAL / ANIMAL PYRAMID
〜日本のロックバンドの今年リリースされたファースト全国流通盤とのこと。3曲目「抱きしめたい」は名曲。

Awesome City Club / Awesome City Tracks 4
Awesome City Club / Awesome City Club BEST

〜男女混成ポップバンドの4枚目となる新作とそれに合わせて出たベスト盤。ベスト盤収録の新曲「ASAYAKE」が良かった。カシオペアの名曲とは関係ありませんが、恐らく80年代音楽シーンへのリスペクトだと思います。

○エリン・ボード / Don't Take Your Time
〜今年リリースされた彼女のフォークロックカバーアルバム『Here and Now』を聴きたかったのですがGPMに無かったので、2004年のメジャーデビュー盤を聞きました。
オーソドックスなジャズボーカルアルバムです。ビートルズ「Here, There and Everywhere」が、彼女が歌うと ニセネスカフェCM曲 としか思えないですww

クラフトワーク / Techno Pop (2009 Remastered Version)
クラフトワーク / Tour De France (2009 Remastered Version)

〜クラフトワークとかディーボって、YMOブーム当時に、『すすめ!パイレーツ』でネタにされてたので、なんだか慣れ親しんでいた気がしてましたが、 実は1曲も聞いてなかった ことに今さらながら気づきました。 

Chess Records - Vol.1

◎スティーヴ・ウィンウッド / Winwood Greatest Hits Live

〜今年リリースのライブベスト盤。「I’m a Man」に始まり、キャリアを総括する素晴らしい選曲。バックバンドの演奏もゴキゲンですが、ウィンウッドのハモンドオルガンが最高にブイブイしてて感動しました。70歳にしては元気だなーと感心したのですが、そういやリンゴは77歳なのでもっとすげーと思った。

○篠崎愛 / Floatin' Like The Moon
〜誰が篠崎愛にこんなオシャレな曲を期待しているんだろ? オレだよっ ←オイw

○サイプレス上野とロベルト吉野 / 大海賊

ジェイク・バグ / Hearts That Strain

〜衝撃のファーストから早くも4枚目となる新作。 ...普通のポップロックフォークです。

◎◎ロバート・レスター・フォルサム / Music And Dreams
〜キリンジ弟の2005年『馬の骨』に収録されていた「MY STOVE'S ON FIRE」が素晴らしくて原曲を聴いたらもっと素晴らしかったのですが、その後ずっとロバート・レスター・フォルサムのことは忘れてました。サーセン。

KEIKO LEE / Timeless 20th Century Japanese Popular Songs Collection (13 Tracks)
〜 ...割とカバーに厳しいはずの達郎さんがよく許可したなと思いました。

○テスラは泣かない。 / ジョハリの窓
〜2008年に結成された鹿児島出身のバンドの2015年作。Vo/Gで作詞作曲も担当している村上さんは、鹿児島ラサール中学高校出身で、鹿児島大学医学部卒業して、研修医を途中で辞めてバンドに専念したとのことです。ちなみにBの吉牟田さんも鹿大医学部卒だって。なんだかすげーな。

○カーネーション / Multimodal Sentiment
〜昨年リリースの4年ぶり16枚目のオリジナルアルバム。ちなみに今年は17枚目のアルバム『Suburban Baroque』をリリースしたのですが、GPMではまだ聴けないようです。久しぶりにカーネーションを聴いたのですが、デビュー時よりずっと熱量が上がっててスゲーなと思いました。

フラワーカンパニーズ / 新・フラカン入門(2008-2013)
〜フラカンはもちろんいいバンドだとわかってますが、今さら何を聴けばいいのかわからないこともあって、なるべく近寄らないようにしてました。しかし、先日伊集院さんの昼のラジオに鈴木圭介さんが出演してて、もはや年貢の納め時だなと思いとりあえず本作を聴いてみました。カーネーションみたいに成熟してドロドロしていくのもすごいけど、フラカンみたいにずっと鼻水たらしてるのもすごいです。

◎リンゴ・スター / Give More Love
〜77歳のじじいがもっと愛をくれってさ。すごくね? 2000年以降のリンゴはアルバムを出すごとに若返っていて、それが若作りではなくあくまで自然体なのがもはや怖いくらいです。

TM NETWORK / GET WILD (Takkyu Ishino Full Acid Remix)
〜やまおはゲワイ世代ですがTMNを通ってません。
だってシティハンターと言えば岡村ちゃんの「SUPER GIRL」でしょ。
でも石野卓球氏がどんな変態リミックスを施してるのかなと聴いてみました。

キャンド・ヒート / Boogie With Canned Heat
〜USのブルースロックバンドの68年セカンド。レココレで紹介されてて気になりました。ヒット曲「On The Road Again」収録です。つかリンゴといい、欧米人はオンザロードするのが大好きだな。

○ムーン・サファリ / Lover's End
〜スウェーデンのプログレバンドの2010年作。これもレココレで紹介されてて気になりました。プログレというより、シンフォニックなポップロックという感じで素晴らしい。

シアターブルック / Intention
〜シアターブルックの2010年作の8枚目。シアターブルックはデビュー当時、ロキノンジャパンで激推しされてた記憶があります。ほら、やまおは天邪鬼なのでそういうバンドはあまり聴かないのです。もっと黒っぽいのかと思ってたけど、想像してたのとちょっと違ってました。

ROLLY / ROLLY COMES ALIVE!
〜ジャケもタイトルも思いっきりピーター・フランプトンですが、中身は70年代の日本のロックのカバーライブです。MCも収録されてて楽しめました。

◎Keita The Newest / chaotic innocence
〜このアーティストは全然知らなかったんですが、GPMにリコメンドされたので聴いてみました。すると、これがスゴイでやんの。実にオリジナリティーが高い音楽スタイルですが、ポップミュージックとしてもきっちり成立しています。ジャンルは違うけど、音楽制作にかかわる全てを自分で手掛けるというところが、岡村ちゃんと同じテイストを感じさせました。まだまだ知らないスゴイミュージシャンがたくさんいるんですね。生きててよかった。

【購入音源】

薬師丸ひろ子 / 古今集 (スペシャル編付)
〜NHK-BS《カバーズ》の薬師丸さんがとても良かったので、やまおがリアルタイムでアナログ盤を買っていた本作を33年ぶりに買い直しました。このアルバムは収録曲の素晴らしさはもちろんですが、やっぱりジャケットの薬師丸さんの表情に尽きます。

のん / エイリアンズ - Single
〜のんさん出演のCMで使われていたキリンジ名曲のカバーです。
超偏見ですが、女優さんの歌って、綾瀬はるかさんとかのんさんくらいが ちょうどいい んですよ。聴いてすぐにぐっときます。薬師丸さんになるとウマすぎて、「Woman“Wの悲劇”より」の良さがわかるまで 30年かかりました。 ←オイww


それじゃ本日はここまで。


R.I.P.


2017年09月25日

ゆく番組くる番組 17年10月開始編






やまおが2017年9月まで見ていた番組を振り返ったり、10月から始まる番組に勝手に期待したりする四半期に一度のレギュラー企画です。


【7月開始で見てる番組】

・『週間ナンバー7〜西川遥輝〜』
〜北海道のテレ東系列TVhがぶちかます、北海道日本ハムファイターズの切り込み隊長西川選手の個人番組です。結局、視聴者からの質問に西川選手が淡々と答えるという形式に落ち着きましたが、まあまあ面白いです。問題はいつまで続くかですが、

。昂遒い辰僂い能了 
▲廛輒邉絅蝓璽粟鐔了まで
オフシーズンだろうが放送し続ける

〜ぜひでお願いします(笑)。


○『プリンプリン物語』
〜現在NHKBSプレミアで絶賛放送中です。もともとは週5回放送されてたものを現在毎週2回分を放送しているので、ペリー・ローダン・シリーズのように離されていく一方です。このままだと最終回まで6年以上かかる計算なので、やまおが生きてるうちに最期まで見れるのか今から心配してます。

やまおは、『新八犬伝』以来、NHKの夕方枠連続人形劇の大ファンだったのですが、なかでも本作は大好きで石川ひとみさんは私のアイドルでした。(つか薬師丸ひろ子さんといい、アイドルが多いww)


【9月までにおわった番組】


◎『ツール・ド・フランス』
〜7月といえば、ツール・ド・フランスと決まってますが、今年は例年になく優勝争いが終盤までもつれたように見えて面白かったですね。

まああとから振り返ると、個人タイムトライアルが第1と第20ステージ(しかも坂フィニッシュ)に設定された時点でフルームにとって有利な日程だったんでしょうが、結果論です。さて来年はどうなるのか。今から楽しみでなりません。


・『液体グルメバラエティー たれ』
〜低予算のアイディア勝負でテレビ業界に新風を巻き起こし続けるテレ東ですが、まさか「たれ」だけで1クールやっちまうとは。そこにシビれる!あこがれるゥ!

この番組で初めて、鷲見玲奈アナを知ったのですが、惚れました。 ←オイww

あと、《全日本タレ総選挙2017》で、北海道の誇り、ベル食品の成吉思汗たれが4位に選ばれたのはとてもよかったです。


◎◎◎『メイド・イン・アビス』
〜最近(ちゃんと)みたアニメの中では、断トツに素晴らしい。おっと鉄オル第2期の悪口はそこまでだww

最終回が10月放送なので、まだ未完なのですが、現時点でも名作認定です。本作は原作も全く知らなかったのですが、岡田斗司夫さんがニコ生でリコメンドしてくれたので観ることが出来ました。岡田さんにはマジ感謝です。


・『リバース』
〜2017年4月開始のドラマですが、録画はしてたけどリアルタイムでは見てませんでした。7月開始のドラマは結局どれもピンと来なくて、やまお的には本作を7月開始と勝手に決めて見始めました。そしたら結構面白かったです。

やまおは同じスタッフによる同じ湊かなえ原作ドラマ『Nのために』も見ていたので、ネタばらしをリフレインしながら引っ張るのは同じだな、と思いながら見てました。

原作は未読なんですが、例のハチミツトリックで終わるとしたらそりゃイヤミスでしょうが、ドラマ版はそこも上手くごまかして、後味もさっぱりしてました。


・『渡る世間は鬼ばかり 2017年3時間スペシャル』
〜91歳のプロデューサーと92歳の脚本家が送るホームドラマ。全国平均より北海道は視聴率が良かったらしいので、0.001%くらいはやまおのおかげだと思います(笑)。

それにしても、それぞれの家庭の事情は実はいろいろ変化しているのに、見てるぶんには何にも変わっていないように思えるのは、橋田マジックなんすかね?


【10月から見ようと思ってる番組】


・『奥様は、取り扱い注意』
〜綾瀬はるかさん主演だから。


・『陸王』
〜半沢直樹チーム制作だから。

...何だか書いてて今さらな気がしてきたので見ないかも ←オイww


・『精霊の守り人 最終章』
〜ええ、前作も録画しただけで見てませんがそれがなにか。

・『土井善晴の美食探訪』
〜BS朝日で始まるグルメ番組。土井先生がプロの目で解説するのが楽しみです。


・『クジラの子らは砂上に歌う』


・『荒神(2018年1月、NHK BSプレミアム)』
〜『精霊の守り人』に続き、これを実写化かあ。NHKはマジ攻めてるな。 ← 一応、褒めてますww。



それじゃ本日はここまで。



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2017年09月16日

物欲日記 特別編 〜くじ廃人への道〜



9月9日(土)8:00

昨日からツール・ド・北海道がここ函館で始まった。自転車好きの俺としては見に行きたいのはやまやまだが、昨日は遅くまで仕事。そして今日明日は市内某所で研修会のスタッフとして終日働くことになっている。ガマンガマン。仕事がんばろう。

9月10日(日)8:00
ツール・ド・北海道のゴールは函館山の頂上に設定されてるらしい。モン・ヴァンドゥみたいだ! →だいぶちがうww 
見たいのはやまやまだけど、本日も研修会で終日会場に缶詰めだ。
某所までは支給されたタクシーチケットで移動する。ラクだけど自由が利かないなんて贅沢な悩みかな。某所の近くにはローソンが無かったので、近くの自動販売機でお茶を買って会場入りする俺だった。

9月11日(月)8:00
この週末は休みなく働いていたのに、月曜からはまた平常業務。まったく疲れるぜ。
今日はタクシーじゃなく、自分のクルマで職場に向かう。
おっ、いつもの通勤経路にローソンを発見。朝飲むお茶でも買っていくか。
店に入った俺はクールな表情で陳列棚を見渡す。
しかし俺の顔からみるみる血の気が引いていく。
くじが無いぞ?
もしや、すでに売り切れたのか? 店員に聞くか? いや焦るな、俺。 
俺は大きな落胆を隠しながら、お茶とカップめんを購入して、職場に向かった。

9月11日(月)12:00
まったく仕事が手につかない。
昼休みに俺は震える手でネット検索をしてみた。
すると、例のくじはローソンならどこでも取り扱ってるわけじゃないことが判明した。
そういう大事なことはあらかじめ言っておいてくれよ。
結局、俺の家の周囲および、家から職場の経路上の範囲では、くじを取り扱ってるローソンは無いことがわかった。
俺は大きく深呼吸する。
OK、OK。ここはポジティブに考えよう。確かにくじの店に行くためにかなりの遠回りを強いられるのは確かだ。
しかし、逆に言うと、そのローソンに俺は今後二度と行くことはないだろう。
ノフバレしても、一向に構わないということだ。
OK、OK。神様は俺に味方している。俺は静かにスマホの画面を閉じた。

9月11日(月)18:00
急いで本日の業務を片付けた俺は、足早に職場の駐車場に向かった。何と言ってもスマホで調べただけの一度も行ったことのないローソンに行かなければいけないわけだ。失敗は許されない。
俺の古いオープンカーにはもちろんカーナビなんて洒落たモノは着いていない。このザルのような記憶力だけが頼りだ。頼むぜ、相棒。俺は愛車とザルに話しかけ、勢いよくクルマを未知の土地に向かわせた。
そして無事目的のローソンにたどり着き店内を見渡す。
くじが無い?
いや早とちりだった。通常はレジの真正面の陳列棚に置かれることが多いくじコーナーだが、なぜか目当てのくじはレジに直結されて陳列されている。
おまけに店員は若い娘だ。羞恥プレーか?
しかし今日の俺はクールな表情を崩さない。興味無さそうに頼まれたから仕方なくという体で、くじ引換券を3枚手にとりレジカウンター越しに若い女店員に渡す。
そして運命のボックスから3回くじを引いた。
一枚目、ピンクのラバーマスコット。まあ1回目だしそんなものだろう。
二枚目、大型缶バッジ。こんな巨大なバッジを一体どうしろというのだろう。
まあいい。ラストに賭ける。
そして三枚目。なんてこった、紫のラバーマスコット じゃねーか。
俺は内心のがっかりを押し隠し、平然とした顔で景品を受け取り、ローソンを後にした。

9月12日(火)7:30
俺の朝は早い。
遠回りして職場に向かい、昨夜行ったローソンへ再訪する必要があるからだ。
コンビニの店員は朝と夜ではシフトが違う。そう、この時間に行けば昨夜の若い娘に会うことはないはず。一回だけだと頼まれた体を取り繕うことも出来るが、連日同じくじを引くとなると話は別。ノフバレするリスクは出来るだけ少ない方がいい。
店内に足を踏み入れると、案の定、昨日の店員はいない。俺は素早く引換券を3枚カウンターに滑らせた。
中年女性店員はこちらにボックスを置く。
一枚目、大型缶バッジ。早くもダブリか。平静な顔を装おうとしても涙がにじむのを隠せない。
二枚目、大型缶バッジ。 神はいないのか。それとも天罰なのか。
震える手で開けた三枚目は でっかいクリアファイル。本当にデカい。しかも全種類共通の袋に入っているので中身はわからない。中年女性店員は、「曲がったらイヤでしょ?」などと、俺がさもクリアファイルを大事にしてるかのように馴れ馴れしく話しかけてくる。頼まれたくじを引いただけだから、曲がろうがどうでもいいんだけど、頼んだ人ががっかりすると困るから、大きめの袋に入れてほしい、という 表情を0.3秒で作り 俺はうなづいた。
車内に戻った俺は、祈るような気持ちでクリアファイルが入った銀色のパッケージを開けて中を覗く。
緑のA3クリアファイル! 思わずガッツポーズをとってしまった。
今日はいい一日になりそうだ。

9月12日(火)18:00
いい一日になりそうだとポジティブに考えようとしたが、ダメだった。
6枚引いてそのうち3枚が大型缶バッジだなんて俺には到底納得できない。
この気持ちを切り替えるためには、緑のラバーマスコットをゲットするしかない。
そんなことを考えていると仕事が全く手につかない。気もそぞろに一日の業務を終え、俺はスマホで調べたローソンにクルマを走らせた。
もちろん昨夜と今朝行ったのとは違う店舗だ。いつもの帰り道からは、かなり遠回りになるが、背に腹は代えられない。
この店舗の夜間帯は男性店員が担当しているようだ。例のくじは前の店と同じくレジに直結して置かれていた。設置マニュアルでもあるのだろうか。そんなことを考えながら、3枚の引き換え券を男性店員に渡す。彼は事務的な態度でくじのボックスを俺の前に置いた。
軽く息を吸い、祈りを込めながら3枚のくじをボックスから選び出す。
一枚目。レジャーシート。このシートを広げてその上に座るシチュエーションがあるとは思えないが、ありがたくいただいておく。新しいグッズは新しいというだけでうれしいものだ。
二枚目。でっかいクリアファイル。
三枚目。またしてもでっかいクリアファイル。男性店員はこちらに断りも無くクリアファイルを二つ折りにしてレジ袋に入れる。中身が折れたらどうするんだ。内心の怒りを押し隠し、俺は素早く車内に戻った。
そしてもどかしくクリアファイルが入った銀の袋を開けて中身を覗く。 紫だ。 まあ5分の1だからな。
もう1枚のクリアファイルをはやる心で開封する俺。 紫。 神は死んだ。

9月13日(水)8:00
朝、サイフをチェックして驚いた。何故か月曜から1万円近く減っている。
そして、気づく。
いつ使えばいいのわからない巨大な缶バッジや、何を入れればいいのか途方に暮れる紫色の巨大なクリアファイルや、恐れ多くて尻に敷くことなど出来そうもないレジャーシートが手元にあることに。
俺は今まで一体何をしてたんだろう。
ここ数日、霧の中を彷徨っていたようだ。
俺は決めた。もうローソンには行かない。いや正確にはくじを取り扱っているローソンには行かない。元々俺の生活範囲とは無縁の店舗だ。何も困ることなど無い。
そう決めたら心が穏やかになっていくのがわかった。
何故俺はあんなに必死にくじを引いていたのだろう。まあいい。全ては過去のことだ。もうローソンには行かない。

9月14日(木)22:00
何故だかわからないが朝から調子が悪い。
細長いものを見るとラバーマスコットに見えるし、黒色のキャリーバッグを引いてる人を見た時にはまさか当たったのかと心臓が止まりそうになった。
今も目をつぶると青と白と牛乳瓶のマークが浮かぶ始末だ。
俺はストレートのウイスキーを一気にあおって迷いを振り払った。

9月15日(金)7:00
爽やかな快晴の朝。
今日は何だかついている気がする。くじ日和だ。
俺は通勤経路からはるか遠く離れたローソンに足を踏み入れた。
一枚目。でっかいクリアファイル。
二枚目。大型缶バッジ。 思わず舌打ちをしてしまう俺。
そして運命の三枚目をめくった時に、店内にファンファーレが響き渡った。
大当たりを引いたのか!?
いや、Jアラートだった。
店員は顔色ひとつ変えずに俺のくじを一瞥して、「ポシェットですね、こちらになります」とピンクのポシェットを差し出した。こんなに圧力を感じるポシェットは初めてだ。
陳列台に置かれている緑のラバーマスコットに未練を残しながら俺は店を後にした。もうサイフはすっからかんだ。今日の昼食もカップめんになりそうだ。
しかしこれで踏ん切りがついた。
もう二度とくじを引くことはないだろう。さらばローソン。
そして車内で開けたクリアファイルは黄色だった。
紫だったらネタになったのに残念。そう思いながらもちょぴりうれしい俺だった。

結局12回くじを引き、結果はこうだ。
・大型缶バッジ(共通) 4つ
・レジャーシート(共通) 1つ
・A3クリアファイル 紫×2、緑×1、黄×1
・ラバーマスコット 紫×1、ピンク×1
・顔面ポシェット ピンク×1


...欲しかった緑のバッグも、緑のラバーマスコットも無い寂しい戦果だ。
でも俺は二度と、ローソンには行かないと決めたのだ。絶対に行かない。
まあ、買い物のために行くのはいいとしよう。
その場合も、くじのある店には行かない。
でも、くじのある店には他の店に無かった俺の好きなカップめんが置いてあったな。
アレを買いに行くためなら、あのローソンまで行くのも仕方ない。
そうだな、銀行にお金がなくても、最悪キャッシングという手もあるしな。
そういえば、星占いで今週はあまりいい運勢じゃなかった。来週はきっといいことあるはず。
俺は吉方位にあるくじ取り扱いローソンを調べ始めるのだった。(おしまい)


(注)
この日記はすべてフィクションです。つかフィクションならいいのに(涙)。あと、紫グッズは後日差し上げますのでお待ちください。 ←誰に言ってるwww







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2017年09月11日

読書日記 8月







やまおが8月に読んだ本の備忘録です。


・法月倫太郎 『怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関』
〜前作『怪盗グリフィン、絶体絶命』はジュブナイルに見せかけた傑作本格ミステリでしたが、今作はバカミスならぬバカSFでした。。。。法月マニア以外にはおススメできないっす。

・キム・ステルレルニー  『ドーキンス VS グールド』
〜現代進化論の2大論者の個人的な言い争いではなく、ドーキンス派、グールド派の論争をまとめている冷静な著書です。著者が自分の立ち位置をしっかり示しながら、ここはドーキンス、こちらはグールドの言い分に賛同できると書いているのも良かったです。ただなー、下世話なやまおとしてはゴシップ的なケンカ話を期待してたので、ちょっぴりがっかりしたのは内緒です。

・諌山創 『進撃の巨人』(23)
〜コミックスの表紙を見て、 誰だよこいつら と思ったら、ヒゲがアイツだったでござる。
ハンタハンタの34巻を読み始めたときも前巻からの繋がりのなさに戸惑ったけど、本作はそんなものじゃありません。いきなり前巻の数年後、しかも壁の外の世界の描写が新キャラクターと共に延々と続き、読者としてはその数年間に何があったのかを知りたいのに、そこは教えてくれないイケズっぷりに惚れました。 ←どMかよww

◎◎◎麻耶雄嵩 『さよなら神様』
〜摩耶先生の鬼畜っぷりが遺憾なく発揮された本格ミステリ連作集。特に予定調和をあざわらうかのようなラスト2編の切れ味には戦慄しました。これをテレビドラマ化する勇者は...いないか、さすがに。

○坂戸佐兵衛 旅井とり 『めしばな刑事タチバナ』(26)
〜11巻の朝食研究会以来の丸山刑事によるファミレス吞み同好会のひたすらいじましい話が最高に面白かったです。 
実は、やまおもサイゼリアでちょい吞みがいいと聞いて、数年前におひとりファミレス吞みをしたことがあります。
確かに安くて味も間違いなかったのですが、なんか落ち着かなくて、結局サイゼリアを食事以外の目的で使ったのはその一回だけでした。
あの手の店って、パッと入って、ぐびっと生ビール一杯飲んで、サクッと主食系を食べて、ぱっと引き上げるのがいい気がします。 ...あれ?それって結局ほぼワンコイン吞みか。

◎◎◎大和田 秀樹 『「ガンダム」を作った男たち』(上)(下)
〜富野喜幸、ではなく富野ヨシユキ、安彦良和ではなく安彦ヨシカズ、というマンガみたいな(マンガですが)キャラクターに演じさせることで、逆にドキュメンタリー的な作品よりも、リアルにあの時代のアツさを描ききった快作です。
やまおは小金持ちの息子(=当時珍しいビデオデッキ所有者)でかつガンダムファンという今考えると奇跡みたいな友だちのおかげで、ファーストガンダムをほぼリアルタイムに見ていました。なので、まさに本作に描かれたようなメディアミックスの大きな盛り上がりを体感していたので、読みながら色々当時のことを思い出してしまい、JRの車内で涙が止まらなくて困りました。
先日伊集院さんの朝のラジオに安彦ヨシカズいや、良和さんが出てて、主に(岡田斗司夫のキライな(笑))マンガ版およびアニメ版の『ガンダム・ジ・オリジン』の話をしてたんですが、そこで語られてた富野総監督と安彦作画監督の関係は、マンガのヨシユキとヨシカズの関係と同じじゃねーかとちょっとびっくりしました。
何よりも、同番組のアシスタントの吉井歌奈子さんが、サンライズの社長の娘だということに一番びっくりしました。 ←そっちかよww

○今野敏 『自覚 隠蔽捜査 5.5』
〜本作は、隠蔽捜査の登場人物たち視線から描かれるスピンオフ作品。本編では奇人変人っぷりが際立つ竜崎署長ですが、周りにいる人から見るとかなり筋の通ったカッコいい人物に見えてくるのが不思議です。

・レコードコレクターズ 9月号 特集ドナルド・フェイゲン
〜スティーリー・ダンはやまおのフェイバリットミュージシャンの一組であり、ソロ作『ナイトフライ』もほぼリアルタイムに聞いて多大な影響を受けていました。そんなわけで本号も楽しく読んでいたのですが、さる9月3日にウォルター・ベッカー死去のニュースが飛び込んできました。ちょっと調べたら5月まではスティーリー・ダンのライブを元気に行っていたようなので、まさしく突然のこととしか思えません。R.I.P.


それじゃ本日はここまで。

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