2017年09月16日

物欲日記 特別編 〜くじ廃人への道〜



9月9日(土)8:00

昨日からツール・ド・北海道がここ函館で始まった。自転車好きの俺としては見に行きたいのはやまやまだが、昨日は遅くまで仕事。そして今日明日は市内某所で研修会のスタッフとして終日働くことになっている。ガマンガマン。仕事がんばろう。

9月10日(日)8:00
ツール・ド・北海道のゴールは函館山の頂上に設定されてるらしい。モン・ヴァンドゥみたいだ! →だいぶちがうww 
見たいのはやまやまだけど、本日も研修会で終日会場に缶詰めだ。
某所までは支給されたタクシーチケットで移動する。ラクだけど自由が利かないなんて贅沢な悩みかな。某所の近くにはローソンが無かったので、近くの自動販売機でお茶を買って会場入りする俺だった。

9月11日(月)8:00
この週末は休みなく働いていたのに、月曜からはまた平常業務。まったく疲れるぜ。
今日はタクシーじゃなく、自分のクルマで職場に向かう。
おっ、いつもの通勤経路にローソンを発見。朝飲むお茶でも買っていくか。
店に入った俺はクールな表情で陳列棚を見渡す。
しかし俺の顔からみるみる血の気が引いていく。
くじが無いぞ?
もしや、すでに売り切れたのか? 店員に聞くか? いや焦るな、俺。 
俺は大きな落胆を隠しながら、お茶とカップめんを購入して、職場に向かった。

9月11日(月)12:00
まったく仕事が手につかない。
昼休みに俺は震える手でネット検索をしてみた。
すると、例のくじはローソンならどこでも取り扱ってるわけじゃないことが判明した。
そういう大事なことはあらかじめ言っておいてくれよ。
結局、俺の家の周囲および、家から職場の経路上の範囲では、くじを取り扱ってるローソンは無いことがわかった。
俺は大きく深呼吸する。
OK、OK。ここはポジティブに考えよう。確かにくじの店に行くためにかなりの遠回りを強いられるのは確かだ。
しかし、逆に言うと、そのローソンに俺は今後二度と行くことはないだろう。
ノフバレしても、一向に構わないということだ。
OK、OK。神様は俺に味方している。俺は静かにスマホの画面を閉じた。

9月11日(月)18:00
急いで本日の業務を片付けた俺は、足早に職場の駐車場に向かった。何と言ってもスマホで調べただけの一度も行ったことのないローソンに行かなければいけないわけだ。失敗は許されない。
俺の古いオープンカーにはもちろんカーナビなんて洒落たモノは着いていない。このザルのような記憶力だけが頼りだ。頼むぜ、相棒。俺は愛車とザルに話しかけ、勢いよくクルマを未知の土地に向かわせた。
そして無事目的のローソンにたどり着き店内を見渡す。
くじが無い?
いや早とちりだった。通常はレジの真正面の陳列棚に置かれることが多いくじコーナーだが、なぜか目当てのくじはレジに直結されて陳列されている。
おまけに店員は若い娘だ。羞恥プレーか?
しかし今日の俺はクールな表情を崩さない。興味無さそうに頼まれたから仕方なくという体で、くじ引換券を3枚手にとりレジカウンター越しに若い女店員に渡す。
そして運命のボックスから3回くじを引いた。
一枚目、ピンクのラバーマスコット。まあ1回目だしそんなものだろう。
二枚目、大型缶バッジ。こんな巨大なバッジを一体どうしろというのだろう。
まあいい。ラストに賭ける。
そして三枚目。なんてこった、紫のラバーマスコット じゃねーか。
俺は内心のがっかりを押し隠し、平然とした顔で景品を受け取り、ローソンを後にした。

9月12日(火)7:30
俺の朝は早い。
遠回りして職場に向かい、昨夜行ったローソンへ再訪する必要があるからだ。
コンビニの店員は朝と夜ではシフトが違う。そう、この時間に行けば昨夜の若い娘に会うことはないはず。一回だけだと頼まれた体を取り繕うことも出来るが、連日同じくじを引くとなると話は別。ノフバレするリスクは出来るだけ少ない方がいい。
店内に足を踏み入れると、案の定、昨日の店員はいない。俺は素早く引換券を3枚カウンターに滑らせた。
中年女性店員はこちらにボックスを置く。
一枚目、大型缶バッジ。早くもダブリか。平静な顔を装おうとしても涙がにじむのを隠せない。
二枚目、大型缶バッジ。 神はいないのか。それとも天罰なのか。
震える手で開けた三枚目は でっかいクリアファイル。本当にデカい。しかも全種類共通の袋に入っているので中身はわからない。中年女性店員は、「曲がったらイヤでしょ?」などと、俺がさもクリアファイルを大事にしてるかのように馴れ馴れしく話しかけてくる。頼まれたくじを引いただけだから、曲がろうがどうでもいいんだけど、頼んだ人ががっかりすると困るから、大きめの袋に入れてほしい、という 表情を0.3秒で作り 俺はうなづいた。
車内に戻った俺は、祈るような気持ちでクリアファイルが入った銀色のパッケージを開けて中を覗く。
緑のA3クリアファイル! 思わずガッツポーズをとってしまった。
今日はいい一日になりそうだ。

9月12日(火)18:00
いい一日になりそうだとポジティブに考えようとしたが、ダメだった。
6枚引いてそのうち3枚が大型缶バッジだなんて俺には到底納得できない。
この気持ちを切り替えるためには、緑のラバーマスコットをゲットするしかない。
そんなことを考えていると仕事が全く手につかない。気もそぞろに一日の業務を終え、俺はスマホで調べたローソンにクルマを走らせた。
もちろん昨夜と今朝行ったのとは違う店舗だ。いつもの帰り道からは、かなり遠回りになるが、背に腹は代えられない。
この店舗の夜間帯は男性店員が担当しているようだ。例のくじは前の店と同じくレジに直結して置かれていた。設置マニュアルでもあるのだろうか。そんなことを考えながら、3枚の引き換え券を男性店員に渡す。彼は事務的な態度でくじのボックスを俺の前に置いた。
軽く息を吸い、祈りを込めながら3枚のくじをボックスから選び出す。
一枚目。レジャーシート。このシートを広げてその上に座るシチュエーションがあるとは思えないが、ありがたくいただいておく。新しいグッズは新しいというだけでうれしいものだ。
二枚目。でっかいクリアファイル。
三枚目。またしてもでっかいクリアファイル。男性店員はこちらに断りも無くクリアファイルを二つ折りにしてレジ袋に入れる。中身が折れたらどうするんだ。内心の怒りを押し隠し、俺は素早く車内に戻った。
そしてもどかしくクリアファイルが入った銀の袋を開けて中身を覗く。 紫だ。 まあ5分の1だからな。
もう1枚のクリアファイルをはやる心で開封する俺。 紫。 神は死んだ。

9月13日(水)8:00
朝、サイフをチェックして驚いた。何故か月曜から1万円近く減っている。
そして、気づく。
いつ使えばいいのわからない巨大な缶バッジや、何を入れればいいのか途方に暮れる紫色の巨大なクリアファイルや、恐れ多くて尻に敷くことなど出来そうもないレジャーシートが手元にあることに。
俺は今まで一体何をしてたんだろう。
ここ数日、霧の中を彷徨っていたようだ。
俺は決めた。もうローソンには行かない。いや正確にはくじを取り扱っているローソンには行かない。元々俺の生活範囲とは無縁の店舗だ。何も困ることなど無い。
そう決めたら心が穏やかになっていくのがわかった。
何故俺はあんなに必死にくじを引いていたのだろう。まあいい。全ては過去のことだ。もうローソンには行かない。

9月14日(木)22:00
何故だかわからないが朝から調子が悪い。
細長いものを見るとラバーマスコットに見えるし、黒色のキャリーバッグを引いてる人を見た時にはまさか当たったのかと心臓が止まりそうになった。
今も目をつぶると青と白と牛乳瓶のマークが浮かぶ始末だ。
俺はストレートのウイスキーを一気にあおって迷いを振り払った。

9月15日(金)7:00
爽やかな快晴の朝。
今日は何だかついている気がする。くじ日和だ。
俺は通勤経路からはるか遠く離れたローソンに足を踏み入れた。
一枚目。でっかいクリアファイル。
二枚目。大型缶バッジ。 思わず舌打ちをしてしまう俺。
そして運命の三枚目をめくった時に、店内にファンファーレが響き渡った。
大当たりを引いたのか!?
いや、Jアラートだった。
店員は顔色ひとつ変えずに俺のくじを一瞥して、「ポシェットですね、こちらになります」とピンクのポシェットを差し出した。こんなに圧力を感じるポシェットは初めてだ。
陳列台に置かれている緑のラバーマスコットに未練を残しながら俺は店を後にした。もうサイフはすっからかんだ。今日の昼食もカップめんになりそうだ。
しかしこれで踏ん切りがついた。
もう二度とくじを引くことはないだろう。さらばローソン。
そして車内で開けたクリアファイルは黄色だった。
紫だったらネタになったのに残念。そう思いながらもちょぴりうれしい俺だった。

結局12回くじを引き、結果はこうだ。
・大型缶バッジ(共通) 4つ
・レジャーシート(共通) 1つ
・A3クリアファイル 紫×2、緑×1、黄×1
・ラバーマスコット 紫×1、ピンク×1
・顔面ポシェット ピンク×1


...欲しかった緑のバッグも、緑のラバーマスコットも無い寂しい戦果だ。
でも俺は二度と、ローソンには行かないと決めたのだ。絶対に行かない。
まあ、買い物のために行くのはいいとしよう。
その場合も、くじのある店には行かない。
でも、くじのある店には他の店に無かった俺の好きなカップめんが置いてあったな。
アレを買いに行くためなら、あのローソンまで行くのも仕方ない。
そうだな、銀行にお金がなくても、最悪キャッシングという手もあるしな。
そういえば、星占いで今週はあまりいい運勢じゃなかった。来週はきっといいことあるはず。
俺は吉方位にあるくじ取り扱いローソンを調べ始めるのだった。(おしまい)


(注)
この日記はすべてフィクションです。つかフィクションならいいのに(涙)。あと、紫グッズは後日差し上げますのでお待ちください。 ←誰に言ってるwww







liveamigo3 at 06:00|PermalinkComments(0)北海道 

2017年09月11日

読書日記 8月







やまおが8月に読んだ本の備忘録です。


・法月倫太郎 『怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関』
〜前作『怪盗グリフィン、絶体絶命』はジュブナイルに見せかけた傑作本格ミステリでしたが、今作はバカミスならぬバカSFでした。。。。法月マニア以外にはおススメできないっす。

・キム・ステルレルニー  『ドーキンス VS グールド』
〜現代進化論の2大論者の個人的な言い争いではなく、ドーキンス派、グールド派の論争をまとめている冷静な著書です。著者が自分の立ち位置をしっかり示しながら、ここはドーキンス、こちらはグールドの言い分に賛同できると書いているのも良かったです。ただなー、下世話なやまおとしてはゴシップ的なケンカ話を期待してたので、ちょっぴりがっかりしたのは内緒です。

・諌山創 『進撃の巨人』(23)
〜コミックスの表紙を見て、 誰だよこいつら と思ったら、ヒゲがアイツだったでござる。
ハンタハンタの34巻を読み始めたときも前巻からの繋がりのなさに戸惑ったけど、本作はそんなものじゃありません。いきなり前巻の数年後、しかも壁の外の世界の描写が新キャラクターと共に延々と続き、読者としてはその数年間に何があったのかを知りたいのに、そこは教えてくれないイケズっぷりに惚れました。 ←どMかよww

◎◎◎麻耶雄嵩 『さよなら神様』
〜摩耶先生の鬼畜っぷりが遺憾なく発揮された本格ミステリ連作集。特に予定調和をあざわらうかのようなラスト2編の切れ味には戦慄しました。これをテレビドラマ化する勇者は...いないか、さすがに。

○坂戸佐兵衛 旅井とり 『めしばな刑事タチバナ』(26)
〜11巻の朝食研究会以来の丸山刑事によるファミレス吞み同好会のひたすらいじましい話が最高に面白かったです。 
実は、やまおもサイゼリアでちょい吞みがいいと聞いて、数年前におひとりファミレス吞みをしたことがあります。
確かに安くて味も間違いなかったのですが、なんか落ち着かなくて、結局サイゼリアを食事以外の目的で使ったのはその一回だけでした。
あの手の店って、パッと入って、ぐびっと生ビール一杯飲んで、サクッと主食系を食べて、ぱっと引き上げるのがいい気がします。 ...あれ?それって結局ほぼワンコイン吞みか。

◎◎◎大和田 秀樹 『「ガンダム」を作った男たち』(上)(下)
〜富野喜幸、ではなく富野ヨシユキ、安彦良和ではなく安彦ヨシカズ、というマンガみたいな(マンガですが)キャラクターに演じさせることで、逆にドキュメンタリー的な作品よりも、リアルにあの時代のアツさを描ききった快作です。
やまおは小金持ちの息子(=当時珍しいビデオデッキ所有者)でかつガンダムファンという今考えると奇跡みたいな友だちのおかげで、ファーストガンダムをほぼリアルタイムに見ていました。なので、まさに本作に描かれたようなメディアミックスの大きな盛り上がりを体感していたので、読みながら色々当時のことを思い出してしまい、JRの車内で涙が止まらなくて困りました。
先日伊集院さんの朝のラジオに安彦ヨシカズいや、良和さんが出てて、主に(岡田斗司夫のキライな(笑))マンガ版およびアニメ版の『ガンダム・ジ・オリジン』の話をしてたんですが、そこで語られてた富野総監督と安彦作画監督の関係は、マンガのヨシユキとヨシカズの関係と同じじゃねーかとちょっとびっくりしました。
何よりも、同番組のアシスタントの吉井歌奈子さんが、サンライズの社長の娘だということに一番びっくりしました。 ←そっちかよww

○今野敏 『自覚 隠蔽捜査 5.5』
〜本作は、隠蔽捜査の登場人物たち視線から描かれるスピンオフ作品。本編では奇人変人っぷりが際立つ竜崎署長ですが、周りにいる人から見るとかなり筋の通ったカッコいい人物に見えてくるのが不思議です。

・レコードコレクターズ 9月号 特集ドナルド・フェイゲン
〜スティーリー・ダンはやまおのフェイバリットミュージシャンの一組であり、ソロ作『ナイトフライ』もほぼリアルタイムに聞いて多大な影響を受けていました。そんなわけで本号も楽しく読んでいたのですが、さる9月3日にウォルター・ベッカー死去のニュースが飛び込んできました。ちょっと調べたら5月まではスティーリー・ダンのライブを元気に行っていたようなので、まさしく突然のこととしか思えません。R.I.P.


それじゃ本日はここまで。

liveamigo3 at 06:00|PermalinkComments(0)80年代(UKロック) 

2017年09月04日

音メモ 8月


やまおが8月に聴いていた音楽の備忘録です。

【Google Play Music】

FRIED PRIDE / Fried Pride Live in Luxembourg with L'Orchestre Pasdeloup
〜フライドプライド最後のライブとなった、ルクセンブルグでのオーケストラとの共演作品。正直言っておとなしすぎます。もちろん悪くは無いけど、このバンドのファンが求めてるのは横田さんのギターとshihoさんのボーカルのひたすらアツいぶつかり合いでしょ。これを聴いたら『Rocks!』を口直しに聞きたくなりました。

由紀さおり、チャラン・ポ・ランタン、八神純子、東京パフォーマンスドール / ナオミの夢
〜GPMにはオリジナルのヘドバとダビデ版は無かったです。残念。それにしても前回の「天使のらくがき」といい、東京パフォーマンスドールのカバーの選曲は侮れないなと再認識しました。

OKAMOTO'S / NO MORE MUSIC
〜挑戦的なタイトルの割に普通のグッドミュージックでした。

○あいみょん / 君はロックを聴かない
〜挑戦的なタイトルでぐっとくる歌詞。

ONIGAWARA / ホップステップLOVE
〜c/wの「西三乃風」にはさすがの若旦那も怒るんじゃね?(笑)

リンゴ・スター / We're On The Road Again
〜リンゴの新曲。ゲストが、ポール・マッカートニー、ジョー・ウォルシュ、エドガー・ウィンター、スティーヴ・ルカサー、ってもはや卑怯を通り越してます。

○ラナ・デル・レイ / Lust For Life
〜あのむっつり美人のラナさんが本作のジャケットでは笑ってます!まあ内容はそれほどポップでもなく相変わらず陰鬱なんですが、今までよりはずっと明るいので売れそうだな。

Miami Horror / The Shapes (Japan Deluxe Edition)
〜前作は相当気にいってたのですが、このシングル?は普通かな。一曲目は「Sign Of Times」と言うタイトルでありながら、TFTの「シャウト」みたいな80年代ソングだった。

○Walker Brothers / Take It Easy With The Walker Brothers (Digitally Remastered)
〜やまおの手持ちのウォーカーブラザーズのベスト盤に入ってなかった「Tell The Truth」がどうしても聞きたくなってGPMのプレイリストに入れました。でもどれも良くて聞き入っちゃうんだよなー。

◎コリン・ブランストーン / One Year
〜ゾンビーズのVoの71年ファーストソロ作。初めて聞いたけどとても良かったです。

○Honeybus / She Flies Like a Bird
〜67年デビュー、73年解散のUKバンドのアルバム。

浜田 省吾 / Journey of a Songwriter ~ 旅するソングライター
〜浜田省吾さんの2015年最新作。正直いってまったく詳しくないので、やまおが思ってるハマショーそのものだな、と思いました。声も変わってないなと思いました。

浜田 省吾 / ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend"
〜やまおは、ハマショーは「風を感じて」をライブでやらない、と昔聞いた覚えがあります。しかしこの11年のライブではがっつり演奏してました。しかもノリノリ。

◎◎◎The Marcus King Band / The Marcus King Band
〜15年にインディーデビューしたUSのブルースロックバンドの16年メジャーデビュー盤。やまおはテデスキトラックバンド好きなので、もろ好みのサウンドでした。1曲目の「Ain't Nothing Wrong With That」はロバート・ランドルフの06年アルバムの1曲目と同じタイトルですが、同名異曲でした。

◎North Mississippi Allstars / Prayer for Peace
〜00年デビューのUSサザンロックバンドの17年最新作。初めて聞きましたが、とても良くてしびれました。

鶴 / グッドデイ バッドデイ どんとこい

ジェームス・ラスト / Seduction
〜プロ野球ニュースの《今日のホームラン》でかかってたのが本作の1曲目「Vibrations」です。ふるえた。

◎◎イェンス・レークマン / Life Will See You Now
〜スウェーデンのSSWが今年リリースした4作目。前作も傑作でしたが、今作も素晴らしい。

○WINO / THE BEST OF WINO - Volume 1
〜本ブログの《ミュージックマガジンの90年代邦楽アルバムベスト100に異議あり》にコメントをいただいたまさやさんがWINOを薦めてくれたので恐る恐る聴いてみました。
何で恐る恐るかというと、ワイノのVoの潤さんがポッドキャスト《こむぞう》の大橋慶三の友人であること だけ は知ってたからです。 どうせ慶三の友だち で今はハワイでプー太郎してる人が作ったバンドでしょ、と軽く見て今まで聴こうともしてませんでした。でも聴いたらとても良かったんです。今までホントにすいませんでした。
慶三の友だちじゃなかったらもっと早く聴いてたのになー。 慶三が全部悪い。 ←オイww

○トニー・ベネット / Duets II
〜06年の1作目に続き、巨匠が11年に放った傑作デュエットアルバム。レディー・ガガそしてエイミー・ワインハウスの参加で話題を呼びました。先日映画『エイミー』を見て、トニー師匠の優しさ、懐の広さに感動して「Body and Soul」を聴くしかないなと思ったわけです。これがエイミー最期の録音作品になりましたが、全然荒れた声じゃなくて(もともと彼女が目指していたであろう)一級品のジャズボーカルでした。

ザ・ズートンズ / Tired Of Hanging Around
〜これもエイミーつながり。エイミーとマーク・ロンソンによるヒット曲「ヴァレリー」のオリジナルを聞きたくなったので。

ブッカー・T&ザ・MG's / The Best of
〜これは、元春レィディオショーのテーマ曲「Time Is Tide」を聞きたくてプレイリストに入れました。

Los Straitjackets / What's So Funny About Peace, Love And Los Straitjackets
〜インストアルバムつながりでもう一枚。こちらはニック・ロウとの共作アルバム『Quality Holiday Revue Live』で話題を呼んだインストバンドが今年リリースしたニックのインストカバー集。悪いわけがありません。

○さようならポニーテール / 青春ファンタジア
〜メンバー数も顔も非公表のバンドの13年作。「恋するスポーツ」と「BLAST!」(ももいろクローバーZ)って、同じくスポーツを題材にしてるはずなのに ここまで違う ってある意味すげーなと思った。


×バニラビーンズ / バニラビーンズV
〜これはあかん、あかんでーと思わずニセ関西弁を口走ってしまう迷走っぷり。どうしちゃったんだよ、こんなのバニビじゃねー(涙)。

DR.DRAGON & THE ORIENTAL EXPRESS / THE BIRTH OF A DRAGON +4
〜これまたインストバンドの作品。浅野ゆう子で有名な「セクシー・バス・ストップ」のオリジナルを作った日本のバンドの76年唯一のアルバムです。筒美京平プロデュースで、メンバーが後藤次利B、鈴木茂G、林立夫Dr、矢野顕子Kbと、意味不明の豪華さなんですが、前情報なしで聴いたらヴァン・マッコイと間違えると思う。
本作はレコードコレクターズ誌8月号の洋楽マン列伝を読んで聞きたくなりました。ホント、こういう時ってGPMって便利だなーと思います。

【購入音源】

Special Favorite Music / Royal Blue

Nick Lowe / Nick The Knife (2017 remaster)
Nick Lowe / The Abominable Showman (2017 remaster)

Rockpile  / Live at The Palladium 1979 (2017)

◎かせきさいだぁ / ONIGIRI UNIVERSITY 2017


○ももいろクローバーZ / BLAST!
〜表題作は胸アツの傑作アンセムですが、無事仲直り後、傑作を連発してる前山田さんが今回も「Yum-Yum!」なる大傑作をぶっこんできやがりました。つか ヒャダインはホントにあーりんのこと大好き だな。

○Prince & The Revolution / Purple Rain (ULTIMATE COLLECTOR'S EDITION 2017)
〜リマスターとか未発表とかいうと、やまおみたいなバカが必ず欲しくなるので止めてほしいです。金が続かないっすよ(涙)。→まあニック・ロウのこれから発売になるリマスター盤をすでに 全て予約済み なのでますます金が続かないわけですが。 ←バカ?

ワンダ・ジャクソン / Crying Time (feat. Elvis Costello)
〜やまおの中で急にコステロのデュエット曲ブームが巻き起こったある日、カワードブラザーズ「ピープルズ・リムジン」、ジミー・クリフとの「セブン・デイ・ウィークエンド」など手持ちの曲を聞きまくってたんですが、そういえばジェニー・ルイスの「カーペットバガーズ」みたいな客演パターンで未聴作品があるなと思い、そのうちのひとつである本作を単品買いしました。
ちなみにワンダさんは、ロックンロールをレコーディングした史上初の女性シンガーだそうです。

【映像】

Prince And The Revolution, Live at the Carrier Dome, Syracuse, NY, March 30, 1985:Purple Rain (ULTIMATE COLLECTOR'S EDITION 2017)
〜画質こそ NHK-BSの「プリンプリン物語」再放送かよ と思わせるVHSテープレベルなのが残念ですが、ここで見られる85年当時のプリンスと彼のバンドのパフォーマンスはまさに圧巻。バンドメンバーの振り付けがしっかり統一されていて、一級品のロックライブとソウルショーが高レベルで融合されていました。

◎NHK-BS『The Covers〜薬師丸ひろ子』
〜『カバーズ』はいつも楽しく拝見させてもらっているのですが、やまおの中学生時代最大のアイドル薬師丸さんが出演するとなると話は別です。リリーさんがいつものようなセクハラトークで薬師丸さんを困らせないよう目を光らせなきゃと思って見てたら、誰よりもリリーさんが緊張してて笑いました。
それにしても実はリリース当時あまりピンとこなかった「Woman “Wの悲劇”より」が、80年代屈指の名曲であることに気づくことができて本当によかったです。


それじゃ本日はここまで。


2017年08月25日

やまおの選ぶ野球解説者ベスト10 

福岡と東北と埼玉の皆さん、プロ野球を楽しんでますか?そりゃ楽しいに決まってますよね。
北海道では 今年の夏と野球はもう終わりました。 ええ、誰が何と言っても終わってるんです。
昨年はあんなに楽しかった野球中継が、今年はまるでお経を聞くような苦行と化していますよ(涙)。。。。

もともとやまおは70〜80年代どん底時代のヤクルトファンとして野球を見はじめたので、負け試合には慣れてるはずだったのですが、なぜかヤクルトは90年代にセリーグ最強となり、ひいきチームが勝つのが当たり前に思うようになってしまいました。
日本ハムが北海道に来てからはファイターズを応援していますが、ご存知の通り東京では弱小チームだったファイターズが、札幌移転後は13年間で5度のリーグ優勝、Aクラスは10度と、実に応援し甲斐のある強い球団になってしまいました。
だから今年のような不甲斐ない試合が続くと逆にどうしていいのかわからなくなってしまうのです。

しかし、こういう状況だからこそ見えてくる野球中継での解説者の個性というものがあります。
本日は《やまおの選ぶ野球解説者ベスト10》を発表したいと思います。


15位 西崎幸広
おもろないんじゃーっ とニセ関西弁で叫びたくなるほどまったく何の面白みも無い解説っぷり。そしてファイターズのレジェンドエースとは思えないチーム愛の無さ。どこからどう見ても断トツの最下位です。
ちなみに今回登場する解説者は15人いないのに、15位です(笑)。

10位 稲葉篤紀
〜いや稲葉さんがいいヒトなのはわかるんですよ。そして今や侍J監督様なので弾けた発言が出来ないのもわかります。しかし、今までの長いプロ人生で豊富な面白エピソードなどお持ちのはずなのに、解説ではそういうことをかたくなに語らないのは何故なんでしょう。たぶん中田選手のバッティングに物申せるのは日本でも稲葉さんだけだと思うのですが、そういう話も聞きたいなー。金子誠コーチとの対談でみられるやんちゃな面白さを、解説の時にもちょっとだけでもいいから披露して欲しいものです。

6位 森本稀哲
〜はい、いきなり6位です(笑)。10位、15位は残念な二人でしたが、ここからの6人はそれぞれ個性もあり、皆さん素晴らしい解説者です。ひちょりさんは、ファイターズ戦の解説だけをやらせておくのがもったいないくらいしゃべりが上手で、専門的な話をわかりやすくかつ面白く伝えてくれます。たぶんあと数年で全国区のスポーツキャスターになってると思います。

6位 稲田直人
〜稲田さんは実はそれほど実績も無く、ファイターズ在籍も4年だけなんですが、解説者としてはファイターズ愛あふれるアニキっぷりを発揮してくれてます。STVでの仕事が多いけど、HTB、TVhなど各局で活躍中です。解説者としてはひちょりさんのほうが上なんですが、稲田さんの北海道でしか活動できなさそうなところがこの順番につながりました。 ←どういう基準だよww

4位 建山義紀
〜ファイターズで主に中継ぎで活躍し、大リーグにも挑戦した投手出身の解説者。大阪出身ですが、なぜか北海道が気にいったらしく現在は札幌に住み、道内のテレビ、ラジオで幅広く活躍しています。関西人らしく達者なしゃべりと、大リーグも経験したピッチャーならではの視点で、安定した解説を聞かせてくれます。ただなー、ゴルフが好きなのはわかるけど、それで番組を丸々やっちゃうのはどうかと思うよ(笑)。

3位 岩本勉
〜伊集院光さんにもっとも面白い野球解説者と言わせた男、われらがガンちゃんです。91年に入団し05年に引退するまでファイターズ一筋の現役生活を送った、ファイターズ弱小時代を支えた名投手です。
大阪人らしい関西弁と熱血トークが持ち味で、時には下品にも聞こえる彼の解説は、正直言って相手チームのファンには聞かせられません。。。
最近では絶滅危惧種となった生粋の体育会根性主義者であり、走り込みをしない現役選手への罵詈雑言は目に余るものがあります。
しかし、全てはファイターズを、そして野球を愛しているからということが伝わるガンちゃんのことは嫌いになれません。

2位 大宮龍男
〜ファイターズ、ドラゴンズ、ライオンズで活躍した名キャッチャー。1981年にはファイターズが2度目のリーグ優勝した時の正捕手として大活躍しました。引退後も、ファイターズのコーチ、フロントを歴任し、現在は敬愛する故大沢監督の愛称「親分」を引き継ぎ「大宮親分」と名乗り、和服姿の野球解説者として活躍しています。
しかし、たまーに『サンデーモーニング』に出る一応全国の岩本さんと違い、大宮親分はほぼHBCの番組以外には出演したのを見たことがないので、道民以外にはたぶん知られていないところもなんかいいところです。ちなみに特技はレアード選手にチューすること。

1位 新谷博
〜西武で活躍した投手で、引退前の2年間ファイターズに在籍したのち、ファイターズの投手コーチを務め、その後は大学野球や女子野球日本代表の監督を務めるかたわら、HBCでファイターズ戦の解説者として活躍しています。
ちょっと聞くと皮肉っぽく辛辣に聞こえる新谷節ですが、実はファイターズに対する深い愛とそれゆえの厳しさに溢れていることがわかります。今回取り上げた解説者の中ではファイターズへの在籍歴は長い方ではありませんが、大事なのは長さだけでは無いんだなと思いました。


北海道で放送されているファイターズ戦は、BS放送以外は北海道のテレビ局が制作しており、解説者も上記メンバーが務めることがほとんどです。そして道外の方々には聞かせられないような身贔屓トークが繰り広げられてるわけですが、聞いてる方もそういうものだと思ってるので特に問題ありません。
よくマスメディアは公正中立であるべきなんて言われますが、そんなの幻想であることがよくわかります。大事なのは幻想の中立ではなく、むしろ自分がどちらの味方なのかをハッキリさせて発言することなんじゃないでしょうか。ね、○×新聞さん。 なーんてね。


それじゃ本日はここまで。


liveamigo3 at 06:00|PermalinkComments(0)北海道 | スポーツ

2017年08月18日

読書日記 7月




やまおが7月に読んでた本の備忘録です。

・呉座勇一 『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』

〜正直に言うと応仁の乱には1ミリも興味ないです。せいぜい京都人あるあるの「先の戦争」が応仁の乱のことなんでしょ?くらいのうっすい認識でしたが、根がミーハーなので本書のようなちょっと珍しいタイプの本が本屋で平積みされてると気になってしまい、気づいたら買ってました。
決して読みやすい本とは言えませんが、本文中で語られている 史実自体が滅茶苦茶(笑)なので、それを考えると随分整理されてると思われます。
つか昔はよくぞこんなに争いごとばかりしてたもんですな。今の政争も醜いけど人を殺さない分、ましなんじゃね?って思っちゃった。

○勝木光 『ベイビーステップ』(45)
〜冷静に考えるとホントに地味なマンガなんですが、理屈先行型スポーツマンガという新ジャンルを開拓した本作の強みは、巻を重ねるごとに他の追随を許しません。いつまでも続けてほしいです。

・ラズウェル細木 『酒のほそ道』(41)
〜宗達の恋が一向に進まないのをしり目に、エビちゃんと諏訪さんが!? 久々にフラグをたてたラズ先生。次巻以降の展開が楽しみです。

○法月綸太郎 『パズル崩壊』
〜やまおは法月ファンなので文庫本化されてる作品はほぼ読んでいるはずなんですが、本作は読んだ記憶があまりにあいまいだったので思い切って買って読んでみました。
短編集ですが、前半の数作は読んだ記憶がありトリックも覚えてるのに、後半はまったく初めて読んだ感じでした。われながら記憶力の無さが恐ろしいです。
そしてこの【読書日記】を書くことは、少なくとも自分にとってすごく意味があることがわかりました。だって読んだことがある本を買ってしまうのって悔しいでしょ? ←ケチだww
ところで、本書の「トランスミッション」は村上春樹のパロディというかパスティーシュなんだろうと思ったんですがどうなんでしょうね? ←シラネーよ

◎泡坂妻夫 『湖底のまつり』
〜“幻の傑作が待望の復刻!”みたいな煽りで平積みされてました。やまおはミーハーなのでそういうのに弱いんですよ。泡坂先生の作品は数えるほどしか読んでませんが、今までハズレだったことはなかったので、本作も期待しながら読み始めました。
途中まで違和感がハンパないのですが、徐々に作者のたくらみがわかってきて、なるほどこうやって一枚の絵を完成させるためにあえてこういう文体でこういう叙情豊かな描写をしていたんだと気づきました。さすが稀代のテクニシャンの作品。面白かったです。

・山田克哉 『時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか』
〜たぶん親切な著者は、この本を手に取った読者に、マジに相対性理論とは何なのかを教えようとしてくれてるんでしょうが、結局わかりませんでした。どうやら相対性理論とは、やまおにはどうやっても理解できない代物であることがわかっただけでも、本書を読んだ甲斐がありました。。。。そう思わないと1166円が。。。(泣)


それじゃ本日はここまで。



liveamigo3 at 06:00|PermalinkComments(0)その他