首都圏在住の『伊集院光 深夜の馬鹿力』ファンにとって,先週月曜日はまさにブラック・マンデーとなりました。
なでしこジャパンの準決勝を首都圏のラジオ局が全局で放送するという大英断を下したため,キー局であるTBS以外では『深夜の馬鹿力』はいつも通り生放送されていたのですが,関東ではどうやらラジオでサッカー中継を聴かなきゃいけないはめになったらしいです。
伊集院さんも言ってましたが,その時間に起きてるサッカー好きはテレビで見てるよ,当たり前だけど。
まあタクシードライバーとかはうれしかったかもしれないけどさ。
でもやっぱ,全局でしかも同じ中継を流すってのは解せません。
最近マスコミの馬鹿さ加減は加速度を増してるような気がするのは俺だけでしょうか。

さて,北海道では無事いつも通りに『伊集院光 深夜の馬鹿力』は放送されていましたが,この日は伊集院さんがリスナーからの9000の質問に答えるというスペシャルプログラムでした。
まあ私が聴いた限りでは40くらいしか答えてなかった気がしますが,恐らく中年の耳には聞こえないモスキート音で残りの8960の質問に答えていたはずです。

どうやらこの日はTBS推薦曲をかけるという縛りがなかったらしく,ディレクターの池田氏に選曲権が委ねられました。
題して,【池田が今本気でラジオでかけたい曲】。
1969年生まれのTBSラジオ制作センター制作部部次長はどんな曲を選んだのかな?
それでは伊集院さんのナレーションを再現しながら聴いていきましょう。

「”わたしが大好きな黒人ソウルシンガーの最新作から。最近はまってよく聴いてます。”」

R Kelly Love Is

「調子乗るのもいい加減にしろ(怒)!そんなにFM行きたきゃ今すぐ行けよ(笑)!」

*ちなみにこの曲は2012年の最新作『Write Me Back 』の1曲目。2010年のアルバム『Love Letter』でも同名曲を K. Michelle とデュエットしてますが,同名異曲です。つか,普通そんなまぎらわしいことしねーぞ?(笑)

「”私が一番好きなアルバムと言えばこのアルバムを挙げます。洋楽を好きになるきっかけを与えてくれた曲と言っても過言ではありません”」
知らねーよ(怒),おまえの匙加減がどうなのか」

David Bowie - Ziggy Stardust

「はい,デビッド・ボウイの名曲で アレ でした...(失笑)」

*言わずと知れた名曲ですが,池田氏が最初にはまった洋楽だったようです。
やっぱ,1960年代後半生まれだな,と思いました。私も小学生の頃からビージーズやサイモン&ガーファンクルは好きでしたが,”ロック”を意識したのは『ジギー・スターダスト』が最初でした。

さて,次に池田氏が選んだ曲はなんだろうと思ったら...
え?もうエンディング??
・・・結局この2曲しかかかりませんでした。
2時間番組で2曲って逆にすごくね?
何の逆かは知らないけどさ。

たった2曲しか紹介しないのもなんなので,可哀そうな池田氏にかわって,やまおのiPodタッチで流れている曲を貼っておきましょう。

BILL LLOYD • Boy King Of Tokyo • 東京の王子

まさにビートルズDNAを受け継いでいると思われるパワーポップミュージシャンの新作です。このPVがなかなか面白い。それってルフィじゃね?みたいな(笑)

RogerMcGuinn You Bowed Down

ビートルズに影響を受けてバンドを始めたミュージシャンの草分けと言えば,ザ・バーズ。バースの創設メンバーにしてギタリストのロジャー・マッギンにエルビス・コステロが提供した曲です。名曲。

'Til Tuesday: 'The Other End (of the Telescope)'

エルビス・コステロとバンドの中心人物であるエイミー・マンとの共作。コステロがバッキングボーカルでも参加してます。
コステロのセルフカバーは知ってましたが,このオリジナルは最近知りました。ティル・チューズディが1988年に発表したラストアルバムに収録されています。本邦では「愛のVOICES」で一発屋のイメージがあるバンドですが,意外と他にもTOP40ヒットがあったり,フロントマンのエイミー・マンはソロとしても成功してるんだから侮るなよ。ちなみにマン,マン言ってるけど女性だぜ。 
この曲もいいですね。

スクーターズ「かなしいうわさ」

このバンドは1978年に結成され,1982年にたった一枚だけアルバムを発表した早過ぎた東京オシャレ系バンドらしい。それが30年後に突如復活!この曲はいかにも小西康陽って感じですね。
「タイトゥン・アップ」好きなら悶絶必死の「LOVE+LOVE」も超おススメ。

佐野元春 誰かが君のドアを叩いている 1992

8月7日の『元春レディオショー』は自身の1992年作『Sweet 16』発売20周年記念でした。佐野さんによる解説を交えながら,アルバムの曲がかけられていきます。
そのなかで「誰かが君のドアを叩いてる」の背景が語られました。
当時,バブル崩壊後の日本は急速に拝金主義へと傾ていき,若者たちは混乱していました。そしてそれに乗ずるかのように新興宗教ブームが起きてきました。しかしこれは冷静に見ると実はとても滑稽であり,その様子をポップ・ソングにしたのがこの曲だったというのです。

全っ然,気づかなかった。

すげーな,佐野さん。確かにこの頃,オウム真理教は今のゆるキャラみたいな面白いヘンなもの扱いでしたからね。
♪壊れた夢にせつなく抱かれて 地下鉄の出口をかけぬける 光の中に 闇の中に 誰かが君のドアを叩いてる♪
佐野さんはやはり街の詩人であり預言者なんだ,と改めて思いました。


それじゃ本日はここまで。