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2019年09月21日

映画3本勝負(2019年秋)〜27年目の罪滅ぼし〜

 
やまおが最近見た映画を斬ったり斬られたりする備忘録です。

・宇宙戦争
〜2005年のUS映画。監督はスティーブン・スピルバーグ、主演はトム・クルーズとくれば...20世紀なら期待でワクワクだったんでしょうが、製作が2005年ですからね。正直言ってあまり見る気が起きず、ずっと寝かせておいたのですが、つい出来心で見てしまいました。
ええ、まったく期待せずに見たのにその低いハードルすら下回る惨憺たる有様でした。まるで8連敗したときのファイターズみたいです(涙)。
あえて感想を言うと、トム様史上もっとも非モテな映画でした。
別れた妻にも子供にも、しまいにゃ宇宙人にすらモテないおかげで結果助かるというトホホな展開。
オチとして宇宙人が死ぬ理由は別にそれでいいけど、人類が誕生するずっと前から超兵器を地中に隠して準備してたにしては、 ずいぶん雑な作戦 だな(怒)。
実は、原作を読んだ時にもそう感じたことを40年ぶりに思い出した(笑)。
55点

・孤狼の血
〜2018年の日本映画。柚月裕子の傑作警察小説を白石和彌監督が映画化。
はみだし刑事を役所広司、その下で成長していく若手刑事を松坂桃李が熱演してます。
原作は大好きなんですが、映画版はあまりにも『仁義なき戦い』を意識し過ぎかな。つか『仁義』はもっと面白かったぞ。
つかみとオチがどちらも豚なんですが、豚の風評被害だと思いました。 ←そういう視点かww
68点

・こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
〜前田哲監督、大泉洋主演の2018年日本映画。
前田監督は大泉さんが映画俳優として注目されるきっかけとなった『パコダテ人』(2002年)の監督であり、久々のタッグとなります。
筋ジストロフィーでありながら自分のやりたいことを貫こうとした札幌市在住の鹿野さんを題材にしたノンフィクションの映画化で、高畑充希さん、三浦春馬さんらがボランティア役を好演してました。特に(最近やまおの中で好きな女優第1位となっている)高畑さんが、障害者とボランティアではなく、あくまで対等な人同士としての二人の関係を築いていこうとする姿を、ナチュラルに演じていて素晴らしかったです。
74点

・シェイプ・オブ・ウォーター
〜2017年のUS映画。監督は『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ、主演は『ゴジラ』シリーズでヴィヴィアン・グレアム博士を演じたサリー・ホーキンスで、芸術のためにひと肌もふた肌も脱いだ熱演を見せてくれました。
簡単にいうと、半魚人と発話障害の中年女性のラブストーリーです。半魚人(映画の最後まで名前を付けられることはありません)の造形はグロいし、サリー・ホーキンズは決して美人女優ではありません。しかし何ということでしょう。ストーリーが進むにつれ、半魚人はカッコよく見えるし、主人公は恋をしてどんどんキレイになっていくのです。まさにギレルモ・マジック!!
半魚人に名前がないのは、捕獲した軍隊にとっては戦略的な価値しかなく、恋人同士の半魚人と声を持たない主人公の間には名前など意味がなく純粋にお互いの存在だけがあればいい、という二つの意味なんだろうなと思いました。
85点

・ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 
〜2019年の日本のアニメ映画。総監督・脚本はみんな大好きなスーパー大監督の山崎貴先生ですよ。
もちろん観てません。 ←オイww
今後も観る予定は一切ないのですが、気になることがありました。どうやらこの映画は「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をベースにしているらしいのです。
ドラクエ5が発売される少し前のこと。1992年当時、職場のテレビには先輩社員が持ち込んだスーファミがつながれており、夜ともなると残業中の息抜きのふりをした社員たちが夜な夜な「ストリートファイターII」に熱狂するという事態が続いてました。あまりのヒドさに人事部長的立場の先輩から【社内ファミコン禁止】という小学生みたいな禁止令が出されたのです。
やまおもストIIロスで寂しい夜を過ごしていたのですが、気持ちを入れ替えバリバリ働いて多忙を極めていました。ですからその年の9月に発売されたドラクエ5なんて、発売日に長時間並んで買ったに決まってるじゃないですか。 ←オイww
寝る間も惜しんでドラクエ5をプレイしていたやまおにある日試練が降りかかります。ビアンカとフローラ、どちらかを選ばなければいけないというのです。
人生で一番悩んだ選択を迫られました。 ←たいしたことない人生だなww
もちろん人としてビアンカを選ぶべきなんでしょう。しかしゲーム進行のバイブルである『ファミ通』が悪魔のささやきをしてくるのです。いわく、フローラと結婚したほうがイオナズンも使えるし、アイテムもたくさんもらえるぞ、と。
三日ほど悩んだ末、やまおはフローラと結婚しました。
ある日、山奥の村に行くと、なんとビアンカは結婚することもなく、1人で寂しく暮らしているのです。
やまおは泣きました。誰がビアンカをこんな目に合わせたんだ(怒)。 俺だよ。
ゲームクリア後、ビアンカを選んでもう一回挑戦することも考えましたが、多忙を極めるビジネスマンのやまおには無理な話でした。
だって「ファイナルファンタジーV」で忙しいんだよ。 ←オイww
今回この映画のニュースを見てあの時の罪滅ぼしをするチャンスがきたと思いました。そしてスマホアプリのドラクエ5が1200円に値下げされたタイミングでゲットしました。 ←あいかわらずケチだww
もちろん今回は微塵も迷うことなくビアンカと結婚です。
こうして、27年ぶりに胸のつかえをおろすことができたのです。
そういえば27年前も普通にクリアして、その後ちょっとだけレベル上げしてからエスタークに挑んでボロ負けしてからすっかりやる気をなくしたことも思い出しました。根性がないのは昔から変わらないみたいです。
映画は採点不能(笑)
ゲームは90点



それじゃ本日はここまで


liveamigo3 at 06:00│Comments(0)90年代(日本) | その他

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