1:2015/06/16(火)04:22:35 ID:

 重大な欠陥がある法案は撤回されるべきだ――。集団的自衛権の行使を盛り込んだ
安全保障関連法案について、国会参考人として「違憲」と指摘した憲法学者2人は
15日の会見で、改めて政府・与党の姿勢を厳しく批判した。
法案を審議する衆院特別委員会でも、野党側は政府が唱える「合憲」の理屈に的を絞り、攻勢を強めている。

 安保法案の違憲性を指摘した長谷部恭男・早大教授と小林節・慶大名誉教授が15日 の会見でまず批判したのは、政府が9日に出した反論見解で、砂川事件の最高裁判決を
集団的自衛権行使の論拠とした点だった。

 政府見解は「憲法は国の存立を全うするために必要な自衛の措置をとることは禁じて
いない」とし、「自衛」のための集団的自衛権行使の正当性を強調。この部分は砂川判
決と「軌を一にする」と主張した。
法案の与党協議を主導した自民の高村正彦副総裁も11日の衆院憲法審査会で「憲法
の番人である最高裁判所が下した判決こそ、我々がよって立つべき法理」と強調した。

 これに対し、長谷部、小林両氏はいずれも「砂川判決では日本の集団的自衛権は
問われていない」と指摘。長谷部氏は「わらにもすがる思いで砂川判決を持ち出して
きたが、国民を愚弄(ぐろう)している」と断じ、小林氏も「砂川判決の引用は珍妙。
判決を根拠にする発想自体、高村氏が言い出した時に初めて知ってびっくりした」と
皮肉った。

 砂川判決が、国防など高度な政治性を持つ政策について「司法審査にはなじまない」
という判断を示している点も議論となった。

 自民が「憲法に合致するかどうかを判断するのは裁判所ではなく内閣と国会」と
主張していることに、長谷部氏は「最高裁が違憲と言わないからといって、政治部門
が違憲の法律を作っていいことにはならない」と批判した。
小林氏も「国会と内閣の法判断に一時的に委ねるだけで、最終的には国民が決める」
と指摘した。

 新たな安保法制で、戦争中の他国軍への後方支援の範囲や内容が拡大することに
ついても、長谷部氏は「弾薬の供与や発進準備中の航空機への給油は、外国軍隊の
武力行使との一体化そのものではないか」と指摘。
小林氏も「後ろから戦争中の部隊に合体するという話だ」として、いずれも憲法違反
に当たる恐れが高いと批判した。

◎全文は下記からどうぞ(・ω・)ノ
(全文閲覧するには、ログインが必要です。)

朝日デジタル 6月16日付け
http://www.asahi.com/articles/ASH6H5F86H6HUTFK01F.html?iref=comtop_6_01

関連記事
【集団的自衛権】高村正彦副総裁「憲法の番人は最高裁判所であり、憲法学者ではない」~憲法審査会における参考人三名の憲法学者のうち、一人として砂川判決に言及した方はいません。[H27/6/12]
http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1434115204/

4:2015/06/16(火)07:00:48 ID:
裁判所は違法ではないと言った、だがこの法は違法なのだ!
何これ