■山吹の花びら それぞれに揺るる

               …………  やまぶきのはなびら  それぞれにゆるる  No.885  …………

◆狭庭に咲いた、一重の「山吹の花」。


◆その花びらは薄くて繊細。風が通るたびに、一枚一枚の花びらがそれぞれに揺れる。
〈山吹の花びら揺るる ひとつづつ〉
◆以前に"さざ波のよう"と書いたが…じっと見ていても見飽きない。ひとつひとつの花びらが、ささやかな自己主張をしているようにも見えた。


【俳人の一句】

〈山吹やひとへ瞼の木曾女〉 橋本鶏二

◆オソラク…鶏二は、"山の中"の「木曾」路で、「ひとへ瞼」の美しい女性に出会ったのだろう。
◆「木曾」の「女」に「ひとへ瞼」が多いのかどうかは知らないけれど…私は楚々とした一重の山吹が好きだ。もちろん、「ひとへ瞼」の女性の美しさも。
◆個性と共通性…そして、風土や流行。人がカンタンに、地域性や時代を超越することはできないのだろうけれど……。


⌘ Diary ⌘
◇"個性"ってなんだろう?!
◇先日、たまたまNHKの〈俳句〉を見ていたら、「共感よりも自分らしさを」という今井聖さんの言葉があった。
◇いろいろな捉え方はあるだろうけれど、"庶民哀感の呟き"(草間時彦)、"日常の猥雑さの中でしか"(穴井太)など…市井の、俗の文芸とも言われる"俳句"。
◇「共感」を求めないことも、「自分」に固執することも好むところではないけれど…あまり"詩"だの"文学"だのなんて考えず、自分に正直になって作句するのがいいようだ。難しいことだけれど。


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