◆今回は初めて…私の所属する"湧俳句会"の句誌『湧』について紹介したいと思います。

               *『湧』表紙.

◆これまで数回、私の句を中心に紹介してきましたが…いつも心苦しい思いでいましたので。 


◆表紙を捲ると、《行雲流水 (29) ー林火の抒情ー》がある。ここは主宰の甲斐遊糸先生が、師の大野林火先生の一句を取り上げて、短いエッセイを添える頁。
◆今月号の句は、
〈白切子雲につながる杉の界〉林火
で、これまで取り上げられた句の中では、最も分かりやすい句のひとつ。
◆大文字焼を見た翌日の、「清滝泊 九句」の中の一句。林火先生が62歳の時の句ということで年齢も近く、私にも馴染みの場所のせいかもしれません。
◆師:林火先生に対する、甲斐先生の強い思いが伝わってくる頁。

               *主宰の12句.

◆3編のエッセイ(評論?!)…
(1) 「蕪村の世界」そぞろ歩き五  市井の人蕪村(2) ……高橋政光
(2) 富士のかさ雲 十七  富士川舟運と盆行事 ……渡井一峰
(3) 村越化石の一句(二十) ……三浦晴子
の3編。これは、見開き2頁の連載で読み応えがある。
次の頁には、甲斐遊糸主宰の12句(上の写真)。今月号は、山梨県早川町雨畑〈見神の滝〉での句。私は以下の5句をいただいた。
〈滝望む硯の里を通り抜け〉 
〈滝の生む虹の寿命の長からず〉 
〈滝音に負けず河鹿の声を張る〉
〈滝落つる中一本の水の芯〉
〈滝壺に手を浸け妻の振り返る〉
 
               *『湧』目次.

◆目次は、ご覧のとおり。総頁数70余に、ヴァラエティ豊かで、盛りだくさんの内容だと思います。
⇒他の俳誌のことは、よく分かりませんが。

               *〈湧泉集〉の頁.

◆そしてこちらが、同人の5句が並ぶ〈湧泉集〉。メインの頁と言っていいか…〈湧泉集(一)〉には、28名の方の作品。〈湧泉集(二)〉には、39名の方々の作品が掲載されています。

               *〈湧泉集余韻〉の頁.

◆その次の23頁には〈湧泉集余韻〉。主宰に選ばれるのは、わずか20句。私にとって毎月の目標は、この〈余韻〉に自分の作品が載ること。有り難いことに、今月も取っていただきました。
〈船を待つ小さな波止場芙美子の忌〉ヒロシ
◆他の方の句も紹介すると… 
〈梅雨晴や術後の管をぶら下げて〉とみを
〈貝風鈴木綿の服を好みけり〉昌子
〈緑蔭の静けさにただ黙すのみ〉妙
〈決心の直ぐにはつかず髪洗ふ〉訓子
〈五姉妹のどこかが母似花あやめ〉あや
などのいい句が載っていて、刺激になります。


◇長くなりましたので、今回はこのあたりで。紹介の後半は、14日に。


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