Hike de 俳句

螻蛄才Artistの俳句工房《おけら亭》🍀 五感を解放して、いつでも好奇心。何にでも、チャレンジ!?!

カテゴリ:芸術・表現 > 文学・詩

■短夜や  修復ならぬiPad

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                        …………    みじかよや  しゅうふくならぬiPad  No.1733  …………

◆このところ…日夜、「iPad」との格闘が続いている。無駄な時間のような気もするが、モノを持つということはこういうことなのだろうな?!
◆操作・修復の不能は、パソコンを使い始めた頃から経験していること。今回も、何度も諦めかけたが…iPadとの闘いは、まだ続いている。



 ⌘
湧』  ⌘ 

◇ 先日、『湧』7月号が届いたので…簡単なレポートを。

⑴今月も【行雲流水(64) 林火の抒情】大野林火先生の句から。
〈蝉時雨木彫佛の縦の木理〉林火
 昭和36年作で、句集『雪華』所収の句。高山市の安房山清峯寺に安置されている円空作の十一面千手
 観音を詠んだ句とのこと。林火先生は「『蝉時雨』と木彫の『縦の木理』に一脈のつながりを汲みと
 っていただければよい」と自註されているそうだ。
⑵ 主宰:甲斐遊糸先生の【昼の蛍】の句では…
〈トンネルに次ぐトンネルや太宰の忌〉遊糸
〈手をつなぎ海霧の流るる岬まで〉同
〈てのひらの昼の蛍をいとほしむ〉同
 の3句をいただきました。“俳句の素材の宝庫”伊豆に取材した句とのこと。
⑶ 今月号の【同人集余韻】では、
〈今だから言へると笑ふはじけ豆〉訓子
〈度忘れも日常のことところてん〉幸子
〈手話の子の美しき眼差しさくらんぼ〉直美
〈わが墓碑をゆるり舞ひ飛ぶ夏の蝶〉隆生
〈世の中を変へしコロナ禍梅雨寒し〉すみ江
   などの句に惹かれた。
⑷ 【受贈俳誌より(六月)】から、心惹かれたものを数句。
 01〈アテルイにありし優しさ菫咲く〉大田土男[草笛]
 02〈てのひらに載せてつめたき落椿〉染谷秀雄[秀]
 03〈望郷の思ひ海へと籐寝椅子〉環 順子[パティオ]
   04〈首筋の冷えてくるなり飛花落花〉奥名春江[春野]
   05〈あるはずの常のあらずや四月尽〉深沢暁子[深吉野]
     ⇒『』は句集名、[ ]内は俳誌名です。
 今月は何故か、心惹かれる句が少なかった。
⑹ 私の4/5句 (“湧”7月号湧泉集より)
〈子規のごと号泣したき走り梅雨〉ヒロシ◎
〈十薬の花の静かに枕元〉同
〈狭庭なる二人静の咲き終へぬ〉同
〈短気にも涙もろくなりて梅雨〉同 
    ⇒◎は、“同人集余韻”で取っていただいた句。

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         *私の描いた円空佛.


Diary
◇パソコンだけでなくiPadにまで、こんなクローをさせられるとは!
◇もともと機械オンチなのだから、すぐに諦めればいいのだけれど?!



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■夢のごと  ひまわり届く絵画展

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               …………  ゆめのごと  ひまわりとどくかいがてん  No.1561  …………

◆個展初日…早い時間にふたつの花束が届いた。
〈太陽のやうな向日葵  ギャラリーに〉

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◆ひとつは“湧”俳句会から(下の写真の右下)。もうひとつは、東京に住む娘から届いた「ひまわり」の花束。驚くほどキレイな字で、メッセージが添えられていた…。
◆駄句しか作れなかったが…いつの間にか、娘との関係はそんな風に変化していたようですね?!



【俳人の一句】

〈いつも見る安静明けの痩せ向日葵〉 岸田稚魚
 
◆やはり…健康的過ぎる「向日葵」は、眩し過ぎるのでしょうか?



 ⌘湧』  ⌘ 

⑴『湧』7月号が届いた。今月も、大野林火先生の句から紹介します。
〈僧のごと端座すずしく盲化石〉林火
松崎鉄之介先生は『大野林火集』で…
“村越化石の句集は『独眼』『山国抄』『端座』『筒鳥』の四句集がある。『独眼』には角川賞受賞作品を含む。『山国抄』は俳人協会賞、『端座』は蛇笏賞、『筒鳥』は詩歌文学館賞を受けている。『端座』はこの句を序句としている。林火あっての化石といえよう”と書いているそうだ。
⑵ 主宰:甲斐遊糸先生の【ぽつんと二人】の句では…
〈卯の花や濁流と化す雨後の沢〉遊糸
〈万緑のなかにぽつんと二人かな〉同
〈谷隔て夏鶯の呼び合へる〉同
⑶【湧星集】のコーナー。湧同人賞の4人の方々の句から1句ずつ。
〈明易の牛の出産済みし牧〉ゆき子
〈落し文初代のことは伝はらず〉和代
〈麦星やこの頃祈ること覚え〉よしあき
〈揚羽蝶気高きまでの翅の色〉訓子
⑷ 今月号の【同人集余韻】では、
〈梅雨寒や白紙に戻す約ひとつ〉久江
〈父の日や酔へば十八番の枯芒〉隆生
〈漁火のほかは波音五月闇〉昌三郎
   などの句に惹かれた。
⑸ 六月の【受贈句集・俳誌より】から、気になった数句を紹介したいと思います。
〈膝ほのと温き駅弁鳥渡る〉八染藍子『ふたあゐ(二藍)』
〈藁塚や鬼はゆつくり十数へ〉   同上
〈育むもの欲しポケットに花の種〉村上喜代子[いには]
〈わが影のときどきあらず仏の座〉橋本榮治[枻]
〈蟇こうときめたる方へゆく〉太田土男[草笛]
〈春が来て夢はなきかと問はれけり〉関  成美[多磨]
〈もう少し生きてゐなよと亀の鳴く〉石渡  旬[方円]
〈さくら咲く真つ只中にゐてひとり〉深沢暁子[深吉野]
〈生かされて父よ母よと葛湯吹く〉すずき巴里[ロンド]
    ⇒『』内は句集名、[ ]内は俳誌名です。
さり気ない日常と境涯句を選んだか?
 


Diary
◇月一度の俳誌『湧』のレポート。軽重・明暗、乾湿・饒舌無口…何がいいのか、どこに目標や判断の基準を置いたらいいのかは、なかなか見えてこない。
◇基準も心棒もいらないのか…「そんなものにこだわることはないよ」との声も聞こえてきそうだ。
◇◇昨日は、展覧会(まちなかアートギャラリー)の作品搬出・片付け。オソラク、はじめてだと思うが…教え子が手伝ってくれた。私はこんな身体だし…連日の作業で疲れていた連れ合いも「助かったァ」と声を漏らしていた。最近の若者との関係では、なかなか起こり得ない“僥倖”と言うべきか?



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■占ひの不吉な言葉  梅雨の空

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               …………  うらないのふきつなことば  つゆのそら  No.1543  …………

◆今年ほど「梅雨」を意識させられた年はないように思う…。

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◆自分の現状と「梅雨」がマッチしているからかもしれない。
◆そんな気がする…?!
〈御神籤に不穏な言葉  梅雨曇り〉

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【俳人の一句】

〈殉職の終始を梅雨の土砂降りに〉 松田雄姿

◆警察官などの「殉職」が話題になることがある…。
◆個人的な欲得で動く人間が多い時代…公のために命を捧げることもある彼等は、現代の英雄なのかもしれない。が…人の命が軽視されていて…?!



Diary
◇心が動かない。身体とともに、凍り付いたようだ。
〈麻痺の手に筆を握らせ  梅雨晴間〉


 
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■休戦のような  葛切りの時間

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               …………  きゅうせんのような  くずきりのじかん  No.1532  …………

◆「葛切り」は涼し気で、あまりに美しい食べ物である。名前も良い…。
◆もちろん、“スイーツ”なんていうカタカナ表現は似合わない。



【俳人の一句】

〈ギヤマンの器に葛切あるにはある〉 高澤良一
 
◆この微妙な表現…新鮮ですね!
◆いつか…“俳句は断定の文芸”なんて言葉を聞いたことがあるようにも思うが…。



 ⌘湧』  ⌘ 

⑴『湧』の6月号が届いた。今月も、大野林火先生の句から紹介します。
〈うらおもてさびしさいづれ梅雨障子〉林火
⑵ 主宰:甲斐遊糸先生の【クレマチスの丘】の句では…
〈下草も大事に咲かす夏の園〉遊糸
〈石段の隙生き生きと夏の草〉同
〈緑陰の椅子に余れる一家族〉同
⑶【湧星集】のコーナー。湧同人賞の4人の方々の句から1句ずつ。
〈麦秋や牧師の胸の木のクルス〉ゆき子
〈カーテンのぞうかばきりん若葉風〉和代
〈弟の出来て得意げ豆の飯〉よしあき
〈葉桜や病みて初めてわかること〉訓子
⑷ 今月号の【同人集余韻】では、
〈草笛を鳴らし寡黙な漢かな〉康裕
〈更衣して重心の置きどころ〉久江
〈夕暮の長き電話や傘雨の忌〉あや
〈駄々つぷり食べつぷり誉め初節句〉和子
   などの句に惹かれた。私の、
〈うかうかと書画の手遊び空海忌〉ヒロシ
の句も取っていただいた。
⑸ 【受贈句集・俳誌より(五月)】から数句を紹介していきたいと思います。
〈来いと言ひ来るなとふ母雪の底〉山崎昭三『あはうどり』
〈落石の踏みとどまりし菫かな〉久留米修二[海坂]
〈子の服の袖の汚れもあたたかし〉雨宮きぬよ[枻]
〈照る翳る少年の日の木の芽寒〉植田 密[生志花]
〈死の知らせありと大榾くべ足しぬ〉古田紀一[夏炉]
    ⇒『』内は句集名、[ ]内は俳誌名です。

 

Diary
◇長めの文章を読むのは、なかなか大変なことですが…月に一度の俳誌《湧》のリポート。
◇今回…句を選りながら、どうもスッキリしなかった。何故か、ほとんどの句にリアリティが感じられなかった。虚構や想像(創造!?)世界は認めるとしても…そんなことではなく…。
◇◇俳句作句に限らないが…べったり入り込む〜夢中になる(?!)姿の野暮さとでも言ったらいいか?!?   理由はシカト分からないが…不図、何か違和感・疑念を感じたことだった。



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■街中に信号多し  夏の夕  

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               …………  まちなかにしんごうおおし  なつのゆう  No.1523  …………

◆自分で自分を動かすことができなくなり…移動するには、他人の力を借りなければならなくなった…。
〈ここはどこわたしはだ〜れ  夏の夕〉①
◆はじめ…こんな句が、口をついて出たが…。これじゃあ、“川柳”でしょ?!   真面目に作句しなければ!…ということで、以下数句。
〈信号機潜る街中  夏の夕〉③



【俳人の一句】

〈たつぷりと皆遠く在り夏の暮〉 永田耕衣
 
◆俳人達の句に接すると…季語の本意がほの見えてくるように思う。
〈ばたばたとわれを連れ去る夏夕べ〉津沢マサ子
◆この句もそうで…「夏の夕べ」には、不思議な“浮遊感”のようなものがあるらしい。



Diary
◇掲句は…連れ合いの運転する車の助手席で、眼に映る街の風景を詠んだもの。
◇尻や下腹(鼠蹊)部が痺れ痛むので、いつも椅子の背もたれを倒して座っている私。やや上を向いた視界には、やたらと「信号」機が現れるのである。
⇒ムロン…鯊のような上目遣いは、私の好むところではありませんが!
◇◇“浮遊感”とは…自分の存在が希薄になった状態?!?   “かはたれ”時ではなく、“あはたれ”時かも?
〈この町に住んで幾年  夏の暮〉④
〈この思ひ告げる人無し  秋の暮〉⑤
◇◇◇ダンダン、情に流されてきたぞ!?



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