Hike de 俳句

螻蛄才Artistの実験俳句工房《螻蛄亭》🍀 五感を解放して、いつでも好奇心。なんでもトライ!?!

タグ:寒い

■多作多捨  散歩もならぬ秋黴雨

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       …………  たさくたしゃ  さんぽもならぬあきついり  No.1749   …………

◆SNSの世界にハマって、何年になるだろう…。
◆最近は虚しく感じることが多くて…そろそろ、ネット世界と“さよなら”すべき時期なのかなと思うこともしばしば。

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◆ネット世界だけではないだろうが… バカ笑い・お祭り騒ぎ、悪ふざけの物言いが大流行りの世の中!?
◆“真面目”が揶揄され、テキトーだのオアソビだの…。特にInstagramの俳句はお粗末なモノが多くて!? そんな所からは引退した方がいいのかもしれないなと!?



【俳人の一句】

《秋黴雨まろべば机のうら寒し》 ?素子

◆「まろ」んで、“机のうら”ですか?!    私はこんな時、天井を見ていることが多いのですが。
◆調べてみたが、苗字の判然としない俳人。



⌘  ✴︎  ⌘ 

◇日に日に、病状は悪化。歩くのはモチロン、立っているのも座っているのも…ちょっと動くことも苦痛。何をする気になれず…痛みを堪えているか、ほとんど横になっている生活。悪循環!? 

《霜柱俳句は切れ字響きけり》石田波郷

◇◇こんな句があったけれど…。自身の駄句を棚に上げて繰り言を言ってもショーがないが…。何でも有りの“無節操”時代の恐ろしいところでしょうか。

〔長雨の言い訳もまた独り言〕★戯れ句★



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■引き籠る部屋こそあらめ虎落笛

               …………  ひきこもるへやこそあらめ  もがりぶえ  No.781  …………

◆この日は天気は良かったが、風が強くて、建物の中にいる日中でさえ「虎落笛」が響いていた。


「虎落笛」は、風が木の枝や電線などを吹き抜ける時に発する音のこと。いかにも冬らしい音だけれど…何か、自然界の警戒音や警告音のようにも思える。
◆風が強くて、ドアを開けるのも大変。外には出たくなくなるほど寒い日。「もがる」には、"ものをねだる"・"反抗する"・"我を張る"などの意味もあるのだそうな。


【俳人の一句に学ぶ】

〈わが月日妻にはさむし虎落笛〉 加藤楸邨

◆一方にとって肯定すべきことでも、もう一方にとっては肯定できないこと。プラス面を見る人もいればマイナス面をみる人もいる…。こんなことは、おおいにあるだろうな?!    受け止め方は人それぞれ。もちろん夫婦であっても、お隣さんであっても。
◆冬に聞く「虎落笛」も"隙間風"も、そして"冬籠り"も…。「月日」は知らぬ間に、ズレやソゴを拡大することさえあるのだろう。
◆分かっているつもり、理解しているつもりの恐ろしさ。 いやいやぁ…これは、妻への感謝の句?!


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■階もお地蔵様も秋黴雨

               …………  きざはしもおじぞうさまもあきついり  …………

◆先週は台風もあって、ほとんど雨の日が続いた。

◆そんな中、山奥の小さな禅寺を訪ねた。もちろん参詣の人はなく、ひっそりとして雨の音だけが響いていた。
◆本堂の前のお地蔵様にも階にも、雨垂れが容赦なく打ち付けていて、不思議な感慨を覚えた。

◇土・日・月曜日と3日間、治療中の虫歯から風邪の菌(?!)が入り床に伏した(丸1日は七転八倒)。不摂生が原因だろうけれど、いつまで打たれ続けることになるのだろうか。
◇日曜日(旧8/25)は道元禅師の忌日、それさえ気付かなかった。情けない…。


【俳人の一句に学ぶ】

〈秋黴雨まろべば机のうら寒し〉 草村素子

◆「まろ」ぶのは、人に限らず情けないが…晩年の体力が弱ってからの作だろうか。確かに「机」の「うら」は「寒」くて淋しい。あまり見る機会はないけれど、この俳人はまろぶことによって発見した(のだろう)。
⇒ひょっとして…「まろ」んだのは「机」?!
◆草村素子は、はじめ、短歌誌『あすなろ』に入会。昭和20年郷里に疎開、再上京後、25年に角川書店勤務。26年から角川源義に俳句を学び、33年源義が俳誌「河」を創刊した時から、編集・発行業務に携わった人。『家族』などの句集があるとのこと。

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