2013年01月

2013年01月31日

「アニマルセラピー」と「動物介入支援によるヒトと動物の福祉」

人の心身ケアに、動物が与えてくれる福祉があります。
日本で言うアニマルセラピーへの私の個人的イメージです。

それとは別に、ヒトが動物から受ける恩恵だけでなく、ヒトも動物も双方に豊かになる為に。。。
動物介在活動及び療法では、実施プログラムによって達する目的毎に、その適正を選定された上でトレーニングを受けた清潔で健康な動物と、訓練された適切にハンドリングできる動物管理者によって、各動物介在活動ガイドラインの基で、「人と動物双方のQOLと福祉の向上」を到達点とし実施がなされています。

【動物介在教育とは】 参考サイト:(ASAET「日本動物介在教育・療法学会」HP)
 http://asaet.org/education/post-15.html

【動物介在活動(療法)】参考メモ:
 水越美奈先生(日本獣医生命科学大学)(動物総合管理講義より抜粋)
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「Animal Assisted Intervention/Interaction 」
● 動物介在療法Animal Assisted Therapy
● 動物介在活動Animal Assisted Activity
● 動物介在教育Animal Assisted Education
※例えば動物介在療法の場合
 《治療目標の設定》
人間の医療や福祉の専門家が自らの仕事の一部として監督するもの(専門家が自らの専門的治療の中に動物を組み入れる。)
 《動物介在活動(療法)の場所 》
高齢者福祉施設/ 特定病棟(リハビリ病棟 こども病院 精神科病棟 ホスピス病棟他)
/心身障害者(児)施設 /幼稚園 小学校 /少年院 刑務所
 《対象疾患領域》
1.精神疾患(うつ病 痴呆 神経症 心身症 PTSD,発達障害など)
2.身体疾患(脳性麻痺 運動器疾患 コミュニケーション障害 慢性疾患 小児がんなど)
3.終末期疾患(末期癌,HIV感染症)
 《AATおよびAAAの利点》
1.共感 (他者の気持ちに共鳴し、理解すること)
2.外界に対する集中 (ひきこもった状態から引き出すこと 周囲の環境に目を向けられるようになること)
3.他者を養育する行動 (Nurturing instinct →種の存続 ネオテニー→nurturing instinctが刺激される)
4.Rapport(調和のとれた関係 相互の信頼や絆に基づいた関係を築くこと)

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 3.11東日本大震災の復興支援として、通常の動物介在活動及び動物介在療法の実施場所と対象領域外であるものの、仮設住宅や被災養護施設での被災者の心のケアとして実施されたAATおよびAAAは、報道を通し多くの方に社会貢献活動とし高く評価され、動物介在活動(Animal Assisted Activity) 及び動物介在療法(Animal Assisted Therapy)は、既に広く伝わり普及しています。
 そして、動物介在活動(Animal Assisted Activity) 及び動物介在療法(Animal Assisted Therapy)特定の場所での対象疾患患者への直接効果(社会性の改善 .精神的作用 ストレスの緩衝作用身体機能的作用)は、他の動物介在させない代替法と比べて、明らかな優位性とニーズがあり、社会的認知も既に一般的なものであります。
【動物介在諸活動(動物介在活動・動物介在療法・動物介在教育)と獣医師及び獣医師会の役割】
(日本獣医師会小動物臨床部会 動物介在活動推進検討委員会 21年度資料)
 http://nichiju.lin.gr.jp/small/school/h21_07.pdf

 課題としては、継続実施プログラム導入として事業計画提案段階で、AATおよびAAAの導入の際、実施施設個々の単位で、個別要件(医療関係者側のリスクマネジメント対応)の調節役割を担う横縦専門コーディネーター的人材不足から、現場施設側の組織内合意形成にかなりの困難を要すると事例が報告されています。

 そして、逆説的に捉えた側面へ、事前の配慮がなされているか。。。
 もし、動物介在実施プログラムが不適切な環境での実施されたなら、Animal Assisted Intervention/Interactionの効果がない上に、安易に動物をプログラムに使役する事で、人にも動物にも全てに悪影響を齎す危険があります。




livedoorenter at 16:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 動物も人も 

2013年01月17日

ペットロスとは

1月17日、阪神淡路大震災からもう18年たったのですね。
大切な存在を亡くしたつきぬ悲しみ…
どんなに看取って来ても、死別の悲しみになれる事はありません。

私自身も過去に、子供の頃から共に育った愛猫を亡くした喪失感を抱え、苦しみました。
又動物のボランティアをする者として、個人的にペットを亡くされた方のお話しやご看取りの相談を受ける機会も多くあります。

そんな中、中川臨床心理士のある講義を拝聴して、伴侶動物を亡くした方の『複雑性悲嘆につながる危険因子』についての課題を強く感じる一方で、自身の相談者への自助サポートの限界を、はっきり認識しました。
 崛喙困両況」にかかわる要因
∩喙座仂櫃箸痢峇愀言」にかかわる要因
H畸嘉事者の「特性」にかかわる要因
ぁ崋匆馘要因」
日本ホスピス緩和ケア研究振興財団
「これからのとき 大切な方を亡くしたあなたへ」は、講義の中で、癒えぬ悲しみを持つ者にと薦められたサイトです。

ことに、動物虐待によって自ら飼育するペットを父親に殺された子供の悲嘆抑圧ケースや、アニマルホーダーの慢性悲嘆ケース等、援助過程のアプローチの中では、明らかに個人の共助の範疇を越える場合もありました。

より専門的な包括的サポートの必要性が確認できるものの、失った伴侶動物への悲嘆を相談できる受け皿となる機関も公的窓口も現実的には乏しく、だからと言って、続けられる効果的な支援も見出せない綱渡りの危うさ…悪循環。

ペット喪失に生じる悲嘆反応程度と頻度 (予備調査)
「単身世帯増加、多頭飼育、高齢化社会」、これらすべて、現代社会背景に顕著になりつつある中、これらは伴侶動物を亡くした時に相関性がみられる素因であるとするなら、今後伴侶動物の喪失感に悩む方は更に増えると思われます。
そして、その方の伴侶動物へのターミナルケアの状況や、個々に抱える境遇や事情への対応策も、悲嘆の要因と程度により、様々な受け皿が求められる現状です。

緊急性の高い悲嘆者には、伴侶動物を亡くされた自然な感情である悲しみから、ペットロス症候群と総称される更なる重度な精神疾患を誘発しない様に、又周囲の評価を気にして医療機関を受診でききない事による、健康状態の悪化を招かない様に、専門且適切なサポートが必要になります。

 現在、社会での認知度が上がった「ペットロス」という言葉のイメージが独り歩きする悪影響は否めないものの、伴侶動物の喪失に生じる悲嘆反応についての社会的周知を、先ず図って行くべきだと考えます。
ペットロス及びペットロス症候群についての参考リンク
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/42802/2/kimura_16thHARsMeeting.pdf
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/42622/3/kimura_JJAR24.pdf





livedoorenter at 16:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 一緒 

2013年01月14日

動物と人の、これからの物語

観た方の中に生まれる、人と動物へのお一人お一人の想い。

「犬と猫と人間と2」穏やかなテンポで、被災地の逃せない事実を、鮮明に観てる側に届けるしなやかさ、前作同様に引き継がれています。

あの日、あれ程の大規模な災害が東北一帯で起こり、今も続く被災地の苦悩…事前予測は誰しも出来なかったことでしょう。
もしもの時に、できる事は限られます。

その為、事前の減災の公助基盤を、行政が主体で地域防災計画か進められていますが、あくまで「人と動物の価値観は議論に触れず」に策定されました。

生き延び残された命と、憚らず、躊躇わず、共に生きていける社会。
その受け皿を、これから作っていく為にも、この映画を多くの方に観て頂けたらと、切に思います。

「犬と猫と人間と2」完成記念上映会を映画の誕生日とし、これから全国上映が始まります。
☆犬と猫と人間と2 最新情報☆
http://inunekoningen2.com/news.html
東京の公開は、ユーロスペースで5月となります。
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livedoorenter at 09:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) お気に入り 

2013年01月10日

「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」再び命を巡る旅へ


「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」
是非ご覧になって頂きたい東日本大震災のドキュメント映画です。
「犬と猫と人間と1」に続き、被災地で巡り会う命を見つめ、動物救護の現場から撮られた映画が、今週日曜日、2013年1月13日公開されます。
完成記念上映を皮切りに、全国上映が行われ、その後順次自主上映会も開催される予定です。
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☆完成記念上映会のご案内 ☆
(公式HPより、以下転載)
日にち:2013年1月13日(日)
上映スケジュール:
1回目:10時半開場 11時上映開始
2回目:13時半開場 14時上映開始
※各回ともに監督、プロデューサーによる舞台挨拶あり
会場:東京ウィメンズプラザ(ホール 246席)
渋谷区神宮前5-53-67 / 電話:03-5467-1711
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
アクセス:
渋谷駅より徒歩12分 / 地下鉄表参道駅より徒歩7分 / 渋谷駅からバス4分、青山学院前バス停から徒歩2分
料金:一般1500円
シニア・高校生以下・障害者手帳をお持ちの方:1000円
※予約なし、当日会場受付のみ
※当日9時半より整理券を配布いたします。
主催:映像グループ ローポジション
問合せ: info(a)inunekoningen.com
(a)を@にかえて、お問い合わせください。
電話:045-228-7996 電話&FAX:045-228-7976

猫アート街フェス

飯館村から猫フォト便り

天使の息吹


livedoorenter at 18:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 緊急 

2013年01月03日

賀正新年!環境美化活動でのお知らせ

新年、明けまして、おめでとうございます。
旧年に引き続き、被災地では魂減らす皆様へ、復興のあり様その未来に、全国の絆継ぐ者から支援頂きました事、心からお礼申し上げます。

2013年が、皆様にとって、幸せな年になりますように(祈願)

都立公園クリーンプロジェクト美化活動参加の皆様へのお知らせ
旧年10月を年度最後にし、新年を2月より年始活動とお知らせしていました。
しかし、去年師走に開催された都の説明会で皆様ご存知のように、現在下記の都の大規模調査が終了するまで、公園には立ち入りができない状況であります。
ご心配をお掛けしますが、関係者への情報確認の上、本年2月より予定された活動については、延期等今後について又改めてご報告致したいと考えております。

猶、3月以降とも言われる都の調査報告と対応の判断に、ダイオキシン類については、続き以降に個人メモ記載を致しましたので、参考になれば幸いです。
本年、宜しくお願い申し上げます。
続き→続きを読む

livedoorenter at 20:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 環境美化