ALTLP133

今日聴いた新譜LPは、テンシュテット指揮・ウィーンフィルの「英雄」とマーラーの10番のライヴ録音。(1982年、ザルツブルグでのライヴ録音)

 意外なことに、テンシュテットとウィーンフィルの演奏はこの一回のみだった。
 理由は不明だが、このコンサートのリハーサル中に両者が仲たがいして、こののち予定されたコンサートやレコーディングが中止になったらしい。

 キングインタ−ナショナルがCDやLPにつけるコピーは、ちょっとオーバーなものが多いが、今回の「一期一会」は、さっき書いた事実や、このウィーンフィルの演奏を聴いてみれば、決して大げさなものではないと多くの人は思うのではないか?
 
 この演奏の聴きどころは無数にあるが、ひとつだけ上げるとしたら、マーラーの10番(アダージョ)の後半。
 全体演奏時間の29分超は、私の知る中でも最長であるが、そのなかでも後半の不協和音の噴出は彼のすべての演奏の中でも特に悲痛な叫びとも言ってよいと思う。(彼のスタジオ録音では決して聴くことはできない。これだけでもこのLPを聴く価値ありと言ってもいいだろう。)

 後半に演奏された(と思われる)、「英雄」もライヴ録音特有な熱っぽい演奏。これらの演奏が、避暑や観光をかねて訪れたザルツブルグの聴衆の心にどんな風に訴えたかを考えるだけでも興味深い。

 音質も非常に良好。
 
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