ステレオサウンド第223号が発売されましたね。

もちろん、当店もPRページを出稿させていただきました。

以下は、そのページの原稿です。


店主近況

金子 学

キースモンクス・プロディジーがグレードアップ!

 

昨年、彗星のように日本のアナログファンの目の前に再び現れ、ベストセラーとなった(当店でも数多くの方にお買い上げいただきました)レコードクリーニングマシンのキース・モンクスの「プロディジー」であるが、この度、グレードアップされて、その名も「ジャパン・リミテッド」として発売されることになった。

 

以下は、代理店からのメッセージ 

PRODIGY JAPAN LIMITED にバージョンアップ

 発売以来大ヒットとなった PRODIGY ですが、世界で一番厳しい目を持っている日本のお客様や販売店 様からのご意見を取り入れた日本専用モデルが誕生しました。主な変更点は下記の通りです。

上位機種に採用されている Enhanced Smooth Flow Pump(強化スムース・ フローポンプ)を新たに採用し、さらに滑らかなアームの動きと容易なバルブ調整を実現しました。もちろんバキューム音も従来よりも静かに進化しています。

New DewDrop2 スプラッシュガードを搭載したことで、唯一の弱点であったレコードやデジタルディスクの側面に付着してしまうクリーニング液の 拭き取りに対応しました

デジタルディスクにも使用可能でクリーニング液を散布する際にも便利な従来の Eco|Rollerに加え、KEITH MONKS 社が誇るオリジナル discOvery12 precision vinyl 精密ブラシ が新たに付属となりました。2年の開発期間を経て誕生した discOvery12 は、キース・モンクスの 為だけに開発された専用の合成繊維を用いており、レコード溝の底まで深く、かつ傷つける事なく 優しくクリーニングする事が可能です。一般的な LP はもちろん、高音質な深い溝をもつレコード まで確実にクリーニングを行います。またこの素材は帯電防止性にも優れており、合成繊維が抜けづらい事も特徴です。

  新たに 3 種類のレーベルカバーが付属しました。LP レコード用、シングルレコード(ドーナツ盤)用、 LD 用が付属し、レーベル面が濡れる心配をする事なく安全にクリーニングが可能となりました。もちろん従来通り、CD Blu-ray ディスクなどをクリーニングする事も可能です。6da4883d2bf9ba523062e355467328c2fa77a338_xlarge


 

詳しくは、当店のホームページをご覧いただければありがたいが、昨年のプロディジー(も十分に優れたマシンであったが)よりもより静かに、より吸引性能がアップし、さらに使い勝手に優れたマシンとなったようである。

また、プロディジーをすでにお持ちの方には、お持ちのマシンをアップグレードできるシステムがあるのもうれしい。

 

追悼 ラドゥ・ルプーさん

「千人にひとりのリリシスト」と言われた名ピアニスト、ラドゥ・ルプーが417日、スイス、ローザンヌの自宅で息を引き取った。76歳であった。20199月に引退し、病気療養中であった。
 ルプーは19451130日、ルーマニアのガラツ生まれ。12歳で演奏会を行なうほどの早熟ぶりを見せ、1959年からブカレスト音楽院でムジチェスクに学び、1961年にはモスクワ音楽院に留学、ネイガウス親子に師事した。1966年のヴァン・クライバーン国際コンクールをはじめ、エネスコ、リーズの各国際コンクールで1位となり、1969年にロンドン・デビューし、本格的な活動を開始。1972年にアメリカ・デビュー、1978年にはザルツブルク音楽祭にも登場。また我が国へも1973年の初来日以降、何回も日本にやって来て、素晴らしい演奏を示してくれた。

 

彼のレコードデビューは、1967年のルーマニアでのベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番であった。

 

その後、1969年のリーズ国際コンクールの優勝により、英デッカとの専属契約を結ぶことにより、数多くの名盤を生み出すことになる。

私が彼の演奏に初めて触れることができたのが、1975年のFM放送であったと思う。モーツァルトの協奏曲において非常にデリケートで美しい音色と、繊細でユニークな音楽に心打たれたのが昨日ように思えてならない。

また、私のお気に入りのシューベルトをはじめとする独奏のほかにも室内楽の名盤も多く、シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)とのモーツァルトやシューベルトの演奏も数多くのファンに支持されてきた。

 

心からご冥福をお祈りいたします。

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DGG・「赤ステレオ」盤の大量入荷!

先日、ウィーンのコレクターのHさんから、彼が苦労して集めてくれたDGGのいわゆる「赤ステレオ」(赤ST)ジャケットの名盤が送られてきた。なんとその数60枚以上!

私もこれほどまとまった数の赤ST盤を見るのは初めてなのでちょっと興奮した。

これらはすでに当店のショップページに紹介済みなので、もしかしたら売り切れが多いかもしれないが、ムラヴィンスキーのチャイコフスキー、カラヤンのベートーヴェンをはじめとした定番アイテムから、リッチのクライスラーのようなかなり珍しいものまで多種多様のアイテムまでそろえることができた。

コロナ禍の中、ウィーンのHさんはオーディオファイルにとってとても心強い存在。

どうもありがとう!
DANKE!

 

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DECCAの廉価盤はちょっと面白い

最後は、ちょっとマニアックお話。

DECCASXL規格のシリーズは名盤の宝庫で、特に「オリジナル盤」は貴重で高価なものが多いといいうことはクラシック音楽を愛するオーディオファイルならばすでにご存じだと思う。しかしながら、リリース当初は何らかの事情でステレオ盤が発売されず、ずっと後になってから廉価盤レーベル(SDDECSなど)で初めて発売されたものが結構あることはあまり知られていない。

例えば、クナッパーツブッシュがウィーンフィルを指揮したブルックナーの交響曲第5番やジョージ・セルのチャイコフキーの交響曲第4番などである。

 


探してみると、まだまだあるようだ。

この世界は奥が深い。

ベーレンプラッテ 店主