2005年12月15日

太陽の帝国

クローズドキャプションの英語字幕を収録、かつマルチリンガル字幕
対応のDVD作品は、英語を学ぶ方には格好の学習素材と言えます。
そこでおすすめ作品のレビューを不定期に掲載してゆきます。

この度はメルマガ「英語本、どれがいい?元外資マンの実用分析書評!」
の発行人、実践英語ナビゲーターの西沢知樹様に寄稿いただきました。

スピルバーグ監督作品「Empire Of The Sun」(邦題「太陽の帝国」)。
第二次世界大戦中、上海の日本軍捕虜収容所でのイギリス人少年ジム
(クリスチャン・ベール)の成長を描いた作品。
太陽の帝国



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今回、英語のサブタイトル付きで、久々に
見返したこの作品だったが、 非常に得る
ものが多かった。
具体的には良かった部分が3つある。



日本と海外のやり取りを通じて互いの微妙な視点や関係がとても良く見え
ると いう点、日本を描いたアメリカ映画であるにも関わらず日本のおかし
な描写が 無い点、そして誰が正義と言うのでない、大きな人間愛を描いて
いるという点だ。

これは、もちろん映画として面白いというだけでなく、私の職業病(?)と
しての英語教材レビューの観点から見てもそうだ、ということだ。結局の
ところ、私たちは日本人として英語を身につけ、日本人として海外と接する
ことになってくる。英会話初心者の頃は安易に「ボクは国際人」と思ってい
れば 良いが、ある程度のレベルに達して実際に海外と接する度合いが増
えてくると必ず付きまとうテーマなのである。

そういう英語に付随する要素を学び取る意味でも、この映画は非常に優れ
た 教材として機能してくれるだろう。

難を言うならば、個性を持ったキャラクターと、そうでない存在の描き方の
差が激しすぎる気がした。ヒューマンな要素を扱っているのだからその
部分が もう少し丁寧であればなお良かった。

ともあれ、英語学習者が、楽しみながら自分の立ち位置を見直すのに極め
て 優れたソフトであることは間違いないと思う。(西沢知樹)

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西沢知樹様の主宰オフィス ケイティクスドットコム


livepeach4 at 16:14│Comments(0)映画レビュー 

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