2005年12月25日

シャンプー

今回はアントレクリエイツ代表の三橋こころ様に寄稿いただきました。
三橋様は自身のアメリカ留学体験を元に日米文化の特質を比較考察
した「カルチャーギャップのへそ」という著書があります。

レビュー作品はハル・アシュビー監督、ウォーレン・ビーティ脚本・
主演の「Shampoo」
1972年大統領選前夜、ロサンゼルス上流社会の乱れまくった性風俗を
コミカルかつシニカルに描いた作品。

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金持ちを利用して、自分の店を持つことを画策する男美容師の話。

美容師の主人公ジョージ(ウォーレン・ビーティ)は次々に金持ちの
女たちを虜にしていたが、金持ちの社交の世界は狭いもので、
ついにはバッティングして窮地に。
店を持つこともできず、女たちも離れていき、孤独を実感させられる
というデカダンス。

シャンプー









全体に流れる倦怠した空気が、「たくさんの女をモノにしてさぞ楽しい
毎日だろうな」と想像力を掻き立てることを否定する。
実は最後に孤独になったのではなく、最初から最後まで一貫して主人公
の孤独さが浮き彫りになっているところが、この作品の優れた部分では
ないだろうか。

それにしても、視聴後のどんよりした気分は作り手の狙い通りなのだろう
が、なんとかならないものか。 (三橋こころ)


livepeach4 at 21:24│Comments(0)TrackBack(0)映画レビュー 

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