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写真を撮らなかったので、御近所の田んぼで済ませます。

 

若い時は、帰りが遅くなると、外食でしたけれど、

今は、子供が作ってくれますので、夫は困りません。

わたしなんか、いなくても、世界は変わらないって、とても気楽です。

 

GID(性同一性障害)の人や、

性転換を推進する学者さんなどの、お話を聞くと、

GIDって、精神病でないって、盛んに言います。

精神疾患であることは、精神科の定説になっていますから、

精神病でないと言うのは、たぶん、

統合失調症や、うつ病や、てんかんなどでない、とする意味です。

 

てんかんは、早くから、脳波による診断法が確立されましたので、

器質的な脳の病気として、

狭い意味の精神病から、除外する考え方がありました。

統合失調症や、うつ病は、最近、お薬がよくなりましたので、

狭い意味の精神病として、

他の精神疾患と、一線を画す理由が、ほとんどなくなりました。

 

お薬を飲んでいれば、という前提ですけれど、

統合失調症とGIDは、どちらが精神疾患として重症か、悩みます。

 

GIDは精神病でないと、頻りに仰有るかたは、

まず、数人の統合失調症の、患者さんの症状を、よく観察して下さい。

お医者さんのように、診察室や入院病棟で、

たくさんの患者さんを、観察するのは無理ですから、

数人の患者さんの、日常生活を、きめ細かく、しっかりと見て、

統合失調症の症状を、よく知って下さい。

 

統合失調症の発症率は、人口100につき、1人です。

たぶん、一生のうちで、気軽に、身近に話せる人が、

数人ぐらい、統合失調症に罹りますので、難しくありません。

 

精神障害について、不特定多数の人に向って、

堂々と発言するぐらいに、熱心なかたでしたら、

数人の統合失調症の患者さんの、日常生活を観察することは、

自家薬籠中(じかやくろうちゅう)のものと、思います。

 

精神科のお医者さんの中には、診察室や入院病棟の中で、

直接に患者さんを診たり、御家族の人から、話を聞いたり、

御家族や御本人の書いた著作や、

他の医師が、自分の家族の統合失調症について、

日常生活を観察した記録や、

精神科の、あたりまえの学術論文などに詳しくても、

患者さんの、普段の日常生活や、仕事ぶりなどを、

直接に見たことのない驚異的な先生も、いらっしゃいます。

 

普段の日常生活を観察していると、

診察室や入院病棟で、わかる症状と、

病院では、わからない症状との違いを、知ることができます。

御家族や職場や御近所の人が、どれぐらい、よく観察していて、

どれぐらい、何も知らないかも、よくわかります。

 

どうせ、親しい人ですから、

できるなら、統合失調症を発症する前と、急性期の入院の必要な症状と、

退院した直後の、ケロッと良くなった症状と、

その後、だんだんと悪化して行く様子や、

お薬を飲まなくなり、通院を拒否する様子や、

御家族の状況や、お仕事の様子や、お友達との交際なども、

目を凝らして観察してください。

若い当直医のように、昼間から居眠りばかりしていてはいけません。

 

同じことを、GIDの人についても、観察して、

GIDのことを、狭い意味での精神病でないとするのが、

どれぐらい妥当であるか、どれくらい不当であるかを、

よく知ってください。

 

GIDのほうは、統合失調症よりも、発症率が、うんと低く、

人口数千~1万人につき、1人ぐらいですので、

日常生活の観察は、容易でありませんが、

GIDに詳しいと、自信をお持ちのかたでしたら、

たくさんのGIDの、お知り合いがいるはずですので、

難しくないと思います。

  

わたしは、統合失調症の人が、通院してお薬を飲んでいれば、

GIDと比べて、精神の病気として、

ほぼ同じぐらいの、重症度と思っていますが…

 

お医者さんの中には、御自身がGIDの人もいます。

わたしは、統合失調症の人が、元の職場に戻って、お仕事に就くことが、

社会復帰と言うだけでなく、病気の治療に、大切と思っています。

御自身がGIDというお医者さんも、

医師のお仕事を、続けるのが良いと思いますが、

治癒していなければ、性転換医療を行なうことは、危険かも知れません。

統合失調症でもGIDでも、半数は治りますので、安心して下さい。

 

GIDの人は、体の性別と、心の性別が、

一致しない、などと言いますけれど、

一致しなくても、一向に構いません。

そんなことを、気にしないのが、健常です。

心の性別や、性自認などと、悩み出すのは、

そもそも、精神障害の嫌疑が、掛かるかも知れません。

GIDの性転換を、支援する学者さんや、御家族の人にも、

少なくありません。

 

3才の女の子が、男の子のほうへ行けば、

お母さんが、女の子はこっちと言って、

女の子のほうへ、連れ戻してあげますと、健常な子は、すぐに覚えます。

だいたい1才までに、この能力を獲得します。

何を目安に、男女を識別したかと、

御本人も御両親も、具体的に言えなくても、

1才までに、様々な事を目安にして、男女を識別します。

 

何度も教えてあげて、それでも覚えない子は、

男女の識別だけでなく、他のことも、学習に支障をきたしていたり、

人に訂正されれば、意地になって拒否する癖が、

ついているかも知れません。

なかには、一度たりとも、こうと決めると、変更できない子もいますから、

それは違うと、指摘するのでなく、

こういうのもある、というのを、見せてあげて、

どちらが良いかを、本人が選ぶくせを、つけてあげてください。

 

死ぬまで、変更できない子を、よく見ます。

たとえば、お母さんと喧嘩をして、食事を拒否すると、

死ぬまで、お母さんの食事を、食べられなくなります。

統合失調症の症状と、言えるほどのものがなく、

人格障害としか、言えなくても、

抗精神病薬の効くことが、少なくありません。

副作用が少なくなったので、使いやすくなりました。

 

GIDは、おてんばや、男勝りや、女っぽい性格や、華奢な性格とは、

また違います。

異性装とも違いますし、同性愛とも違います。

もちろん、部落差別や、韓国朝鮮人差別でもありませんし、

体の病気から、生理不順や、インポテンツになるのとも違います。

性ホルモンのせいで、粗暴な性格や、体のごつい女性になったり、

精力の足りない、華奢な男性になったりするのとも、違います。

 

それにもかかわらず、

性転換医療を礼賛する学者さんや、ジャーナリストには、

そんなことに、身に覚えのある人が、多いようで、

精神障害のことは、あまり、よく知りません。

精神障害者御本人の、他人に訴える言葉が、

精神の病気の症状であることが、よくあります。

ヒステリーの類の病気は、ほとんどが、そうです。

 

人間の脳味噌って、電磁石のようなものですから、

電気を入れたままにしておくと、

くっついたまま離れなくなったり、くっつかなかったりします。

電気を切ると、自由に動かせますので、

お母さんの食事を拒否して、自室に引きこもっても、

明日の夕御飯になれば、ニコニコして、食べられるようになります。

 

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