こちらは日記ではなく独立したページです。随時更新予定(2015/3/8更新)。カテゴリ:ライトノベルおすすめリスト。

おすすめできるライトノベルを一言感想とともにリストアップしておきますので、参考にして頂ければ幸いです。
ちなみにネタバレはありません
似たもの作品(主観)でまとめてオススメ度毎に分けていますが、並び順とおすすめ順は関係ありません。タイトル横のABC~がオススメ度でA(かなりオススメ)・B(結構オススメ)・C(普通にオススメ)としています。D・E判定もおすすめの一部ですが、人を選ぶ作品だと解釈して下さい。また、このリストはあくまで私個人が“面白くて人に薦められそうだ”と感じた作品をおすすめ作品として挙げているものであり、作品の点数づけや、ランキングとは趣旨が異なる点、ご注意ください。

画像版こちらから(更新遅れてるので、最新リストは本記事を参考ください)。
その他作品の単発感想等こちらから見れます(一番情報が新しいです)。
→通常のコメントは本記事からでOKですが、ネタバレ有りのコメントをされたい方はこちらでどうぞ。
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今回更新内容(2015/3/8)
まったく更新できてなくてごめんなさい。
ここ1年(というか追加以外だとほぼ丸2年)更新出来ていなかったせいでリストの中身がすっかり化石化してますが、ちょっとずつでも修正していきます。
リストに追加したい作品がホントに大量にありすぎて困る…(;´Д`)

 <追加作品一覧>
    ファンタジー分類:「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」
 バトル+ラブコメ分類:「叛逆のドレッドノート」
          SF分類:「アリス・エクス・マキナ」
    一冊完結系分類:「モーテ ―水葬の少女―」

 リスト総数:173(?)シリーズ+α
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<バトルメイン>
(分類説明:戦闘描写率が比較的高い物が該当)
「ソードアート・オンライン/アクセル・ワールド」(電撃文庫)
半リアルネトゲーの王道バトル物。非現実的なテクノロジーをゲームとしての非現実感でうまく覆い隠しているので、設定が受け入れやすい部類かと。初めに読むのであれば、最初の1巻から面白さが分かりやすいSAOの方がオススメ。AWの方は後になる程面白くなっていくタイプの作品です。
「BLACK BLOOD BROTHERS」(富士見F) 完結済
全11巻。準備を重ねて一気に爆発させるタイプ。途中の退屈さには必ずお釣りが返ってきます。読むなら特区震撼(3巻目)まで読んでから判断すべし。最後まできっちり面白い。同作家の「Dクラッカーズ」(富士見)は、ドラッグと悪魔憑きの話で、ハッタリ・小細工・博打上等の外連味溢れるバトルモノ。「東京レイヴンズ」(富士見)の方は現代陰陽学園話で、こちらも巻を重ねる毎に面白くなってきてます。
「Fate/Zero」(同人作品or星海社文庫)B 完結済
某ゲームの外伝小説。聖杯をかけた英霊と魔術師達の生き残り戦争。ゲームをやっていない人にとってはネタバレが多めですが、シンプルで、かつ凝縮された面白さのある作品。傑作です。ちなみに、著者の虚淵の生き様は「まどか☆マギカ」を見れば素敵な位によく分かります。
「ウィザーズブレイン」(電撃文庫)
1巻と2巻を乗り切ってください。話はそれからです。色々なタイプの魔法士達によるバトルモノ。初期の人物設定・物語構成は甘いですが、4,5巻辺りでは大分改善されてます。戦闘描写は超一流。
「灼眼のシャナ」(電撃文庫) 完結済
この文章自体受け付けられない人もいるみたいなので数冊読んで判断すべし。番外編はあまりおすすめできません。
「戦闘城塞マスラヲ」(スニーカー文庫) 完結済
全5巻。ダウナー系の主人公が無駄に面白いギャグ兼バトルモノ。なんでもありの世界観さえ受け入れられればかなり楽しめるはずです。一応続編ですが前シリーズは知らなくても読めるレベル。そして最終巻の盛り上がりは異常。「レイセン」も同じ魅力をちゃんと引き継げている良シリーズです。
「とある魔術のインデックス」(電撃文庫)
どこかで見たような設定、くどい文章、キャラを大事にしない点等難点は多いですが、話自体は割と面白い。漫画(レールガンとか)の方が面白いように感じるのは気のせいだと思いたい。
「シフト」(電撃文庫)
現在3巻目まで。タイプとしてはSAOとかと同じ現実侵食型ゲームワールド。魅力的な設定、個性豊かなキャラ達、先の展開が予想できない独創性等、見所は多数あり。もうちょっとあからさまな表現を少なくして、更に作者の変な趣味が入らなければ名作レベルのシリーズになれるはず。続刊に期待…したいなぁ。中々出ないけど。
「エスケヱプ・スピヰド」(電撃文庫)
正道一直線。描写力、構成力、キャラ造形力などのレベルが軒並み高く、かつ汎用性と応用性の高い設定が下敷きとなっているので、バトル物としてはほぼ弱点の無いつくりになっていると思います。これだけ高レベルにまとまってくれていると、四巻の“怪獣大決戦”みたいなノリで遊びをいれた(とは言え、内容はシリアスでしたが)時の輝きっぷりが半端ないですね。軍歌が聞こえてくるとテンション上がる!ちなみに、某秋山さんの影響が随所に見られますが、筆の遅さを受け継がなかったのはマジGJです。
「迷宮街クロニクル」(GA文庫) 完結済
全4巻。紹介してくれた人の言葉を借りさせてもらうと和風ウィザードリィ。設定は十分以上にラノベなのに、キャラ造形と文体がまとも過ぎてラノベを読んでいる気になれない素敵作品。ちょっと気合を入れて1シリーズをがっつり読んでみたい人向け。あと群像劇形式なので、そういのが苦手な方は注意。
「終わりのクロニクル」(電撃文庫) 完結済
あの厚さを見てひるまない人なら大丈夫。異なる世界、異なる能力同士のバトルモノ。ギャグ分も豊富。同作家の「境界線上のホライゾン」も良作。
「ストレイトジャケット」(富士見F) 完結済
魔族化した人を狩る戦術魔法士の話。酷い話(誉め言葉)を読んでみたくなった人向け。グロめですが地味にいい話です。さらに容赦ない話を読みたくなった人は「イコノクラスト!」(MF)へ。
「ケモノガリ」(ガガガ文庫)
1巻目はそこまで面白く感じなかったのですが、2巻目以降はかなりの出来。凄惨で血生臭いものの、“ただそれだけ”ではないバトル物。
「龍盤七朝 DRAGON BUSTER」(電撃文庫)
秋山瑞人による中華風活劇シリーズ一撃目。“剣術と人”の話。ようやく2巻目が出ましたが、3巻目に続く模様。次は何年待てばいいんでしょうか…。同じく続きが出ていませんが、同設定別作家(古橋)の「龍盤七朝 ケルベロス」(MW文庫)もがっつり面白いです。
「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」(スニーカー文庫)
YES!YES!星霊・英霊・幻想種・鬼種その他諸々が参加したハイテンションバトル物。バトルのために割り切って作られている感じの作風は読んでいていっそ清々しいぐらい。“箱庭”という作り物めいた舞台ではありますが、登場人物達の“誇り”がこの手の作品にありがちな安っぽさを上手く打ち消してくれてます。
「スクリューマン&フェアリーロリポップス」(電撃文庫)C
ヒーホウ!“変革”と“確信”をテーマにお送りする現代版フェアリーテイル。純粋なる稀代の大悪党と、それに見初められた“比翊の騎士”のお話。ラノベらしい現代学園バトル物で、電撃文庫的には「灼眼のシャナ」の後継的立ち位置になれそう。主人公がやたらと決断力のあるタイプで、サクサク話が進む所も◎。2巻目335ページの小人さんが素敵すぎる。同作家新作「ミス・ファーブルの蟲ノ荒園」(電撃)も中々楽しそうな感じになりそうです。
「ファントム/吸血殲鬼ヴェドゴニア」(スニーカー文庫) 完結済
虚淵作品。実際の著者は虚淵ではないですが、どちらも原作を巧く編集して本にまとめたタイプの作品でクオリティは中々の物。どちらの作品にもグッドエンド/バッドエンドを超越した素晴らしいラストシーンがあり、読み応えは十分です。過激な表現に耐性があり、ハードなバトル物でも大丈夫という方はぜひ。また、オリジナルでは無いですが「ブラック・ラグーン」(ガガガ文庫)も良作です。
「月光のカルネヴァーレ」(ガガガ文庫) 完結済
人と人形と人狼の物語。“魂を望む人形”という題材はよくあるけどここまでうまく書けている作品は珍しいです。三巻完結で特に最終巻の出来が良いビターな良作。著者のHPにて別エピローグあり。
「VS!!」(電撃文庫) 完結済
三巻完結。悪の戦闘員が主人公のシリアス系クール熱血バトル物。「Hyper Hybrid Organization」(電撃)を全体的にデフォルメ化して軽いノリを交えつつ、魂の部分を変えなければこんな話になると思います。逆境上等。
「はぐれ勇者の鬼畜美学」(HJ文庫)
HJ文庫筆頭作品。タイトルに鬼畜とかいうどうしようも無い単語が入ってますが、意外に主人公はまとも…かもしれません。バトル物としてはかなりがっつり頑張れている作品で、1巻目はちょっと弱めかもしれませんがそれ以降は順調に巻数を伸ばせてます。主人公が強い作品が好きで、かつ多少のエロ要素は笑って許せる方向け。まさかのアニメ化。
「シャドウテイカー」(電撃文庫) 完結済
黒の彼方。三上延の作品内では一番バランスのとれた作品。日常と非日常の対比が良い。同作家だとラブコメの「山姫アンチメモニクス」(電撃)も悪くない出来だったりします。一般向けの作品が好きな方は「ビブリア古書堂の事件手帖」で(ミステリ部分に拘る方には逆におすすめできませんが)。
「影執事マルクシリーズ」(富士見F) 完結済
大抵の人に受け入れられそうな堅実な作りの作品…だったんですが、複数ヒロイン制と、短編集を本編に無理やり組み込む構成はあまり褒められたものではないような(富士見編集の方針らしいです)。地味にバトル成分がかなり多め。
「煉獄姫」(電撃文庫)
この作家、SFとか現代物よりファンタジーと相性良かったんですね。キャラと世界観と物語の方向性ががっちり噛みあってます。シリアスなダーク系ファンタジーバトル物として今の所秀逸。気に入れば同作家の「レジンキャストミルク」(電撃)を読んでみても良いかと。
「アンダカの怪造学」(スニーカー文庫) 完結済
召喚モノ。巻によって出来の良し悪しはありますが総じて優秀なシリーズ。勢いがあります。日日日独特のクセがあるので多少注意が必要。同作家の「魔女の生徒会長」(MF文庫)は異種格ゲーもの。
「パラサイトムーン」(電撃文庫)
渡瀬作品。異能・特殊能力系。迷宮神群の設定が秀逸で、色々なジャンルを内包した作品になっています。意外に恋愛成分が多めなので、そちらが好きな方も楽しめる可能性アリ。迷宮神群の世界に浸りたい方(もしくは幼馴染ヒロインが好み直撃だった方)は、続けて「輪環の魔導師」(電撃)へ。あと直系続編「ストレンジムーン」(電撃)も始まりました。
「魔術士オーフェン/新シリーズ・魔王編」(TOブックス)
富士見F長編の正当続編。1巻目は長編最終巻のノリを引きずってるので読むのが辛くて投げ出したくなるレベルですが、2巻目以降じわじわと良くなり面白かった頃のオーフェンを彷彿とさせる出来になってきてます。内容が非常に濃く、最近のラノベでは中々味わえない重さがあるので、オーフェンシリーズ長編を好んで読まれてた方には最適かと。ちなみに、続編で世界観が更に広がっているのですが、無謀編のあのはっちゃけ具合が何かの伏線に思えてしまうほどの懐の深さが怖いです。
「彼女は戦争妖精」(ファミ通文庫)
ウォーライク。3巻あたりから軌道に乗ってます。主人公がまともな常識人で内容が現代ファンタジーバトルものだとこういう話になります。
「煉獄(灼熱)のエスクード」(富士見F) 完結済
魔族vs人類。シリアス系の現代バトル物。魔族に対する絶望感がいい感じです。男性女性ともに色んな意味でエロ注意。


<ファンタジー・戦乱モノ>
(分類説明:魔法や精霊等、ファンタジー的な要素をもつもの、あるいは国同士の戦争・戦乱を描いたもの)
「オーバーロード」(エンターブレイン)
MMORPG系異世界召喚物。我らがオーバーロード(ただし骸骨)アインズ様とナザリックの愉快な仲間たち(ただし人外)による異世界征服を楽しむ作品。土台は表紙イラスト並(?)に重厚シリアスなバトル物ですが、主人公の内面と外面のギャップ差や、思い通りにならない部下達の暴走等、笑える要素も多く含まれており堅苦しさはあまり感じません。アインズ様万歳。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(GA文庫)
ダンジョンRPG系主人公成長物。主人公が純真で真っ直ぐなタイプで、読み終わると非常に清々しい気分になれます。シリアス度が意外に高めですが、それが全く負担に感じないぐらいにエンターテイメントとして優れており、万人受けする優秀作と言えるかと。
「ログ・ホライズン」(エンターブレイン)
記録の地平線。「まおゆう」作者のネトゲー題材作品。「まおゆう」が小説と言えるかどうかは賛否あると思いますが、こっちはちゃんと小説です。ゲーム内世界ではなく、あくまで“異世界に飛ばされた”という解釈の設定は、ネトゲー的他作品とはまた別の楽しみに繋がりそう(例の大地人の要素とか)。登場人物も腹ぐろメガネの主人公を筆頭に個性豊かなキャラが多く、エンターテインメントとして読み進めるには十分な内容かと。アニメ化。
「翼の帰る処」(幻狼ファンタジアノベルス/幻冬舎)
病弱30代主人公が非常に良い味を出してます。ファンタジーですが、正統派とライトの中間位に位置するので一般の方でも違和感なく楽しんで読めるタイプかと。
「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」(スニーカー文庫)
人類滅亡(済み)戦争もの。元勇者の青年教官と戦争のために生み出された妖精達の物語。一歩間違えるととことん暗くなりそうな設定なんですが、ラブコメしてたりテンションあげてたりと作風は意外に明るめ。文章センスが秀逸でサブタイトルの「この世界が終わる前に」「今はもう、遥か遠い夢」「帰らぬ者と、待ち続けた者たち」とか見てるだけでニヤニヤできます(※ニヤニヤできるかは人によります)。この作品の出来の良さについては、私があれこれいうよりはAmazonレビューの高評価っぷりとかを見てもらったほうが話は早そうですね。我が心の琴線にもばっちり触れております。
「烙印の紋章」(電撃文庫)
剣奴隷が皇子に成り代る話。ファンタジーらしいロマンとか謀略だとかにあふれた良作。何気に文章力もあります。
「火の国、風の国物語」(富士見F) 完結済
中世ファンタジー戦乱モノ。あるいは英雄モノ。主人公が強い作品を読みたいという方に。ただ、読んだ人なら分かると思いますが、分類分けだと番外のあれの方が合ってる気が…。
「空ノ鐘の響く惑星で」(電撃文庫) 完結済
渡瀬作品。1巻の前半を除けばかなり真っ当な作品。ジャンル的には多分ファンタジーで、おじさん達の活躍が熱い(?)戦乱モノ。
「ゲート」(アルファポリス)
自衛隊、異世界にてかく戦えり。ジャンルとしては戦争モノですが、軍事・政治・経済・文化等の複合的要素が扱われており読み応えはかなりのもの。エンターテインメントとしての面白さも両立できています。ゲートの向こう側の人達のキャラ造形が極めてラノベ的であるのはちょい欠点かなと思いますが、まあ慣れてる人なら問題ありませんよね。一冊ずつの値段はかなり高いですが、分量的にも内容的にもそのぐらいの価値は十分あると言える良作。
「精獣戦争」(スニーカー文庫) 完結済
レンタルマギカの人ですが、全然雰囲気が違う正統派ファンタジー。
「Re:ゼロから始める異世界生活」(WEB小説@小説家になろう)
我が心の中ではA判定なのですが、途中で凄まじく辛い展開があるので一応このおすすめ度で。あれ乗り切れば惚れるしかないです。ジャンルは異世界ファンタジーもの。“死に戻り”の能力をもった主人公が異世界でただひたすら頑張る話。挫けてもなお立ち上がる展開が熱い。ちなみに、緩急の付け方が非常に上手いですが、シリアスな所だと本当に洒落にならないレベルまで堕ちます。もうMな人しか耐えられないんじゃないの?とか思いながら読んでました@3章。
「RPF レッドドラゴン」(星海社or星海社HP)
奈須きのこや虚淵玄、紅玉いづき等の有名作家陣が共演するTRPGリプレイ形式のファンタジー作品。この形式に慣れるまでは辛いかもしれませんが、途中から良い感じに暴走してくれるので無理やり慣らされると思います。2,3,4巻それぞれ見どころがあるんですが、特に4巻が鬼の出来。虚淵も大概ですが、紅玉さんがまじ怖い。
「デビルバスター」(エンターブレイン)
“魔を狩る者”達によるシリアス度高めの少年漫画系ファンタジー。男女共に個性的で魅力的な登場人物が多く、バトル物としても恋愛物としても高レベル。主人公周りの人間関係が予想以上にひねくれており、シリーズ中盤(デビルバスター試験前後)あたりから非常に面白くなってきます。もうちょっと刊行ペース早くてもいいのになぁ。
「夜の写本師シリーズ」(東京創元社)
本格正統派ファンタジー。紹介して頂いた方の言葉を借りると「海外名作ファンタジーの翻訳を読んでいるような感じ」で、世界設定・文章表現・ストーリー構成が軒並みハイレベルです。ラノベ的面白さとはまた一味違った対象年齢高めな作品ですが、読んで損は無いかと。なお、この作家の作品を最初に読まれるのであれば1冊で話が綺麗に纏まっておりストーリー骨子の分かりやすい「ディアスと月の誓約」(早川書房)が個人的にはおすすめです。
「千の魔剣と盾の乙女」(一迅社文庫)
RPG風ファンタジー。1巻目はキャラ造形も展開もオーソドックスでいまいち光る所が無いと思っていましたが、2巻目以降のキャラ掘り下げが上手く最近ではかなり面白くなってきています。緊迫感あるバトル描写が秀逸な割に、ラブコメ的ハーレム耐性(もしくは適正)も必要というある意味珍しいタイプ。同作家の「魔弾の王と戦姫」(MF文庫)は後発だけあって1巻目から面白さが分かりやすい。
「魔法の材料ございます」(GA文庫) 完結済
タイトルのセンスはともかく、中身は実にラノベらしいファンタジー。主人公が商人兼魔法使い兼その他色々な設定が巧く生かされてます。なんだかんだでGA文庫の主力シリーズの一つになってる気が。ただ、あのあとがきはなぁ…。
「ご主人様は山猫姫」(電撃文庫)
中華系の戦乱モノかつ出世モノ。タイトルが微妙ですが気にしない方向で。面白さとカタルシスを重視したタイプの作品で、多少大味なところはあるものの十分以上に良作です。巻を重ねるごとに面白くなるので一巻目でそれなりに面白いと思えた方はまとめ買い推奨。
「七姫物語」(電撃文庫) 完結済
七つの国と七人の姫による戦乱物。派手な展開が少なくちょっと地味な印象もありますが、かなり良質な作品。最終巻の出来が素晴らしい。
「楽聖少女」(電撃文庫)
歴史改変中世音楽物。もしくは転生物。ジャンル分類不可のためこちらに不時着。作者の杉井光を体現したような作品で、色々なジャンルの要素を含むため読むには高いラノベ適正が必要。真面目に芸術語ってる横でバトルが勃発しても大丈夫な方向け。とは言え、物語に込められた熱は確かなもので、杉井光の一番の名作になる可能性もあるかと。
「ゆらゆらと揺れる海の彼方」(電撃文庫)
戦乱モノ。国取り合戦(違)。ファンタジー設定なのに戦争はスペースオペラ的という特殊作品。男性キャラが目立ってます。
「黄昏色の詩使い」(富士見F) 完結済
全10巻。召喚系。荒削りな所が多いが良作。ヴィジュアル的に“綺麗な”作品。「氷結鏡界のエデン」(富士見)は出だしは弱かったものの、じわじわ面白くなってきてます。
「銀月のソルトレージュ」(富士見F) 完結済
全5巻。一つ目の嘘を巡る物語。ファンタジー+御伽噺のバトル物。
「タザリア王国物語」(電撃文庫)
設定だけ見ると「烙印の紋章」と似てますが雰囲気は結構違います。表紙は女性向けっぽいですが男でも問題なく読めるレベル。いまだにリネア様が真ヒロインだと信じている私はただの馬鹿だと思います。続きが出ない。
「神と奴隷の誕生構文」(電撃文庫)
侵略を性とする世界と侵略される世界、そして、その流れに抗う若き神の物語。分類はSFファンタジー&バトル物。シリアス寄りですが、重苦しい程ではないので読みやすい。うたわれと似た方向の作品。続きが出ない…。同作家新シリーズの「天鏡のアルデラミン」(電撃)は軍隊系戦乱物で、かなり期待できそう。
「幻想水滸伝」(電撃文庫)
同名ゲームの小説版ですが、ガンパレ小説版と同じく、ゲームをやるよりも手軽に、かつ十分以上にその面白さを味わえてしまうという罪な作品。戦争物。1作目のソウルイーターの出来が良い。
「スカイ・ワールド」(富士見F)
異世界MMORPG系の二番煎じ…ではありますが、重視している要素に“冒険を楽しむ事”を挙げている辺り、この作者は何が大切か良く分かっているんじゃないかと。巻を追う毎に面白くなってきてます。まあ「クジラのソラ」(富士見F)の作者ですし、面白い設定なら自然と面白い作品ができますよね。ちなみに、さりげにラブコメ要素が結構強め…というか四分の一ぐらい占めてる気が。
「いつも心に剣を」(MF文庫) 完結済
全5巻。壮絶シリアス寄りのダークなファンタジー戦争モノ。表紙デザインとタイトルと中身が噛みあってないので注意。戦闘描写が何気に秀逸です。気に入った方は「ぼくのうた」(幻狼ファンタジア)もどうぞ。ちなみに同作家の「薔薇のマリア」(スニーカー)はクセがあるものの面白いキャラ多数のRPG物。「黒のストライカ」(MF)はこの作家にしては売れ筋路線を狙って大幅に暴走していった感じの現代バトル物。
「A君(17)の戦争」(富士見F)
ファンタジーっぽい世界観で、思いっきり現代戦争をする作品。話自体は悪くないですが、作者がちょっと暴走しすぎの感あり。そして続きが全く出ない。某学園ゾンビ漫画の軍事オタクを主人公にして一国の王の地位につけたら、大体こんな作品になると思います。


<一般向け>
(分類説明:ジャンルを問わず、比較的一般人受けしやすそうな作品)
「有川浩作品」(電撃文庫・角川文庫等)C~A
「図書館戦争」「海の底」等。一般作品ですが、“面白い作品を書いてやろう”という気迫に満ちている辺りは実にラノベ的。高確率で恋愛成分が含まれているので、そういうのが苦手な方のみ一応注意。
「乙一作品」C~A
ノンジャンル作家。ミスリーディングの旗手。せつない言われてますが、一部の作品がそうなだけ。読みやすく面白い。何度も騙されました。個人的には「暗いところで待ち合わせ」がイチオシ(ラノベじゃないけど)。
「米澤穂信作品」C~A
ストーリー重視ミステリ。「古典部シリーズ」「季節限定シリーズ」「儚い羊 たちの祝宴」「インシテミル」「折れた竜骨」など。基礎力が高い上に作風の幅が広く、かつキャラ造形が上手いため読んでいて素直に面白いです。アニメ化される古典部シリーズは、1巻目の「氷菓」はちょい地味ですが、2巻目以降は素晴らしい出来。
「ミミズクと夜の王」(電撃文庫)
ジャンルはわりと正統派のファンタジー。ストーリー自体は絵本のようにシンプルですが、人物描写が上手く“無駄なく面白い”作品。2巻目の「毒吐姫と星の石」は1巻目の魅力そのままにより洗練された印象で、個人的には2巻目が特におすすめです。
「イリヤの空、UFOの夏」(電撃文庫) 完結済
SF系青春モノ。卓越した描写力と巧みな構成をもつ名作。強烈な作品を読んでみたいという方に。
「キノの旅」(電撃文庫)
色々な国を旅するキノ(たまにそれ以外も)の話。短篇集。鉄板ですが、意外に好き嫌いが分かれるので1巻目で判断してください。
「狼と香辛料」(電撃文庫) 完結済
多少退屈な展開があっても我慢できる人向け。巻を重ねる毎に味が出てきます。大抵の人に勧められる良作。ラノベじゃないですが、同作家の「WORLD END ECONOMiCA」にも期待してます。新シリーズの「マグダラで眠れ」(電撃)は化学系錬金術物で、雰囲気は結構違いますが色々な意味で実にこの人らしい素敵作品。
「六花の勇者」(SD文庫)
6分の7の疑心暗鬼ファンタジー。「戦う司書シリーズ」の作者による新シリーズで、バトル物・ファンタジー物・ミステリ物それぞれの魅力を上手く融合させたタイプの作品。ロード・オブ・ザ・リングで例えると、旅の仲間にサウロンのスパイが混じっていて、疑ったり疑われたりしながら火山目指して冒険をする感じ…って、何その無理ゲー。
「ヒカルが地球にいたころ」(ファミ通文庫)
「文学少女シリーズ」の野村美月さんの新シリーズ。現代青春恋愛物。幽霊が主人公に取り憑くラノベは数あれど、男が男の幽霊に憑かれたのは中々無いんじゃないでしょうか。主人公が精神的に強いタイプで、かなり格好良いです。1巻目で奴のキャラクターが気に入れば、続刊も確実に面白いと思えるかと。ちなみに、「文学少女シリーズ」はミステリとしては微妙ですが、青春物としてはかなり素敵な出来。
「神様のメモ帳」(電撃文庫)
ニート集団の話。主人公のスペックは極めて普通なのですが、全く普通に見えない所がこの作品のポイント。巻を重ねる毎に面白さが増していきます。アニメ?そんなのありましたっけ?気に入ったら同作家の「さよならピアノソナタ」(青春モノ)「死図眼のイタカ」(伝奇)「さくらファミリア」(ラブコメ)「ばけらの」(謎)「剣の女王と烙印の子」(ファンタジー)「すべての愛が許される島」(一般)「花咲けるエアリアルフォース」(SF)にも手を出してみてください。芸風のあまりの違いに驚かされるはず。
「サクラダリセット」(スニーカー文庫) 完結済
超能力(?)物。読み物として面白い上に文章力が高くキャラ造形も真っ当。良い作家です。ただし、全体的に地味で淡々とした作風は人を選ぶかもしれません。
「人類は衰退しました」(ガガガ文庫)
地の文が無駄に面白い作品。ファンタジーっぽい見かけ(妖精さん)とは裏腹に結構SFです。5巻目の出来が色々な意味で非常に良い。
「バッカーノ」(電撃文庫)
良作。群像劇。他シリーズも大体似たようなノリで、そのせいかこの作家には固定ファンが多い気がします。
「マリア様がみてる」(コバルト文庫)
まともです。ええ、まともですとも。読んでいるとニヤニヤ笑いが止まらなくなる変な小説。お嬢様学園物。
「なれる!SE」(電撃文庫)
世にも珍しい普通の社会人が題材のライトノベル。SEというブラックな職種の過酷さを描く…かと思いきや、同時に“SEの楽しさ”も伝わってくるという点で面白い小説だと思います。好調維持。
「電波女と青春男」(電撃文庫)
SF・ファンタジー要素数%の青春モノ。布団にくるまったひきこもりっ子の話。文体の都合上人を選びますが、じわじわくる面白さです。
「少女ノイズ」(光文社文庫)
「でも書きたかったのは恋愛小説ですよね」(有川浩解説から引用)。有川さん本質つきすぎです。ミステリ部分はちょい微妙ですが、上の如く別の部分は結構良い出来。
「ラ・のべつまくなし」(ガガガ文庫) 完結済
全3巻。作家が主人公の青春(?)恋愛物。ラノベを題材とした作品は自画自賛的にラノベを肯定している作品が多いのですが、これは主人公の立ち位置(ラノベ作家だけど純文学志望)のせいか一歩離れた所から見れている感じで好感が持てます。ラノベで割と普通な恋愛物を読みたければぜひ。
「東雲侑子は短編小説をあいしてる」(ファミ通文庫) 完結済
全3巻。森崎ビンゴの青春恋愛小説には(ごく一部で)定評がありますが、今回の作品もオーソドックスではあるものの丁寧に作り込まれていて、最後まで上手くまとめきってくれました。地味な(褒め言葉)恋愛小説を読んでみたい方向け。
「嘘三部作」(MF文庫) 完結済
清水マリコの嘘シリーズ。MF文庫にしては非常にまともな青春もの。地味ですがストレートにいい作品です。
「半分の月がのぼる空」(電撃文庫) 完結済
青春もの。本編を読みきれば+1おすすめ。この作家、まともな方の出版社でもいくつか本を書いているので興味があれば読んでみてもいいと思います。
「しにがみのバラッド。」(電撃文庫)E~B
短編形式。しにがみのお話。各話によって評価は上がったり下がったり。


<現代物>
(分類説明:現代を舞台にした作品で他の分類に入らないもの。端的に言ってカオス闇鍋状態です)
「ブギーポップシリーズ」(電撃文庫)
ラノベ黎明期の頂点に君臨する作品。ジャンル分類しにくい作品ですが、強いていうなら異能系。作風上、好き嫌いは分かれやすいかもしれません。現在はかなり迷走気味なので注意。
「化物語シリーズ」(講談社BOX)
維新作品。化物モノ。文体・キャラにかなりクセがあるので人を選ぶが、ラノベを好んで読むような人なら慣れれば大丈夫…なはず。他シリーズはそれぞれ毛色が違うので各1・2巻で判断すべし。他のラノベ2~3冊分の価値があるかどうかが最大の争点。
「DDD」(講談社BOX)
きのこ作品。伝奇系。騙されるのが好きな人ならおすすめ度Aでもいいと思います。続きが出ない…。
「B.A.D.」(ファミ通文庫)
適度に黒く適度に酷く適度に優しい物語。綾里先生マジぱねぇっす。シリアス9割バトル成分若干ありの伝奇系。ファミ通文庫期待の星。続刊がことごとく期待の斜め上を行ってくれる素敵作品。この作品で涙が出るほど笑える事になるとは1巻の時点では全く予想出来ませんでしたよ…。ちなみに新シリーズの「アリストクライシ」(ファミ通)1巻目は、物語の構成上途中まで置いてけぼり感満載でしたが、終盤の展開はかなり秀逸で大変良い作品でした。
「電波的な彼女」(SD文庫)
全巻レベル高し。動機重視のミステリ+α。ただし、続きが出ない。
「付喪堂骨董店」(電撃文庫) 完結済
不思議な力を持った“アンティーク”を巡るお話。1冊4話の短編形式ですが、どの話も丁寧に作りこまれていて思わず唸らされます。また、主役格の二人のすれ違い恋愛話が面白く、それだけのために読んでも良いかも。気に入れば同作家の「カミオロシ」もあわせてどうぞ。
「しずるさんシリーズ」(富士見M)
上遠野作品。結構考えさせられる短編ミステリー集。地味ですが間違いなく良作です。
「マージナル・オペレーション」(星海社FICTIONS)
ガンパレ創始者芝村裕吏による現代傭兵戦争物。どこかで傭兵経験してきたのかと思わされるくらいリアリティがある作風と、淡々としているのに妙に迫力のあるアラタ文体は必見。ハードな展開が多いため対象年齢は高めですが、戦争物が好きな人ならまず薦められます。ちなみに、分類ちょっと迷いましたけどこっちで良いですよね…。
「0能者ミナト」(MW文庫)
「9S」の作者による霊能力0主人公の伝奇系探偵物。常に飄々とした態度を崩さず時には冷徹にすら見える主人公ですが、結果だけを取り出すと善人一直線な辺りがこの作品の魅力の一つかと。
「丘ルトロジック」(スニーカー文庫) 完結済
超個性的な丘研メンバーによるシリアス系都市伝説オカルト物。何気にギャグも強力です。一般向けだけど常識的じゃないという少々ピーキーな設定ですが、小説に社会的倫理観を持ち出さない人にとっては逆に大好物となれる作品。主人公が素敵。
「ジョン平とぼくと」(GA文庫) 完結済
じょんぺい。使い魔と魔法が当たり前の世界の現代学園モノ。よく練られた面白い世界観と、抑制の効いた理性的な文章。微妙に対象年齢が低そうな雰囲気がありますが実際には読者の年齢を選ばない作品です。
「タクティカルジャッジメント」(富士見M) 完結済
富士見ミステリ唯一の良心。ちゃんと推理物になっている作品(ただし逆転裁判のノリですが)。ギャグ成分も豊富。
「ツァラトゥストラへの階段」(電撃文庫)
前作「扉の外」は色々と問題がありましたがこの作品は持ち味そのままにまるくなった感じ。知的ゲームという響きが好きな方に…と言いつつバトル分類に入れてもいいような作品。続きが出ないのが欠点。「ラプンツェルの翼」(電撃)も同類。「殺戮ゲームの館」(MW文庫)はタブラの狼ですね。あと、「生贄のジレンマ」はマジでダークです。中巻後半からがヤバい。
「空ろの箱と雫のマリア」(電撃文庫)
ジャンルとしては頭脳戦?かなり容赦のない作風。読む人を選ぶタイプの話ではありますが、面白いと言わせるだけのエネルギーは十分に秘めています。生温い話は好かない、犯人を(精神的に)追い詰めたい、裏切りが好きだ、等に当てはまる人にオススメ。
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(電撃文庫)
タイトルにどすぐろさを感じて敬遠している人には逆におすすめできるかも。まあ、タイトル通りの内容なんですが。実写化やアニメ化されるほど一般に向いてるとは思えないんだけどなあ…。同作家の「電波女と青春男」は、面白さがじわじわくるタイプ。
「断章のグリム」(電撃文庫) 完結済
悪夢の現出。酷い話が読みたくなった人向け。怖いというかグロい作風で、耐えられるかどうかが問題。同作家の「Missing」もほぼ同類です。
「サイハテの救世主」(スニーカー文庫) 完結済
救世主モノ。1巻目の特性上、ネタバレなく内容説明するのは難しいのですが、天才とか自己欺瞞とか陰謀論とか世界滅亡とかのキーワードと相性の良い作品。とりあえずは、色々な過去のある天才が傷心の末沖縄に移住する話と思っておけばOKです…2巻目からはもうそんな事言ってられない域に達してますが。
「も女会の不適切な日常」(ファミ通文庫) 完結済
海冬レイジ渾身の世界改変メタラブコメ。入り口は軽いノリのギャグラブコメ風味ですが、実際には複雑怪奇なメタ設定の上に、色々なジャンルの成分が含まれた非常に厄介な素敵作品。軽い作品しか好まない方、非現実適正が低い方は回避推奨。
「俺が生きる意味」(ガガガ文庫)
いわゆるパニックホラー系…というか、“学校に突然テロ部隊が襲ってきたがそこで秘められた能力がッ!”的な内容を謎の裏設定と凶悪なストーリー構成で形にしてしまった怪作。生きるか死ぬかという緊迫感を読んでいる間中感じられるので、精神的負荷を自らにかけたい時におすすめ(どんな時だ)。グロテスクな描写が苦手な方は全力回避推奨です。ちなみに、ガガガ大賞には過去に「シー・マスト・ダイ」という作品が(ry
「斎藤アリスは有害です。」(電撃文庫)
周囲に不幸をまき散らす“有害指定”の少女の話。コメディ要素のある前半に対して後半がかなりシリアス度高めの内容で、フォークボール並に変化する展開についていけない人にとっては辛いかも。2巻では更に進化して消える魔球になってますが。
「カラクリ荘の異人達たち」(GA文庫)
しっとり落ち着いた現代妖怪物。幻想郷って言葉は禁句です。地味で面白さが分かりにくいですが、真っ当に良い作品。
「悪魔のミカタ」(電撃文庫)
ミステリの皮をかぶっていた何か。後になるほどクセが強くなるので注意。巻を重ねる毎にジャンルがどんどん分からなくなってくる不思議作品。
「GOSICK -ゴシック-」(富士見M) 完結済
現代というか近代作品。面白い巻と面白くない巻の落差が激しいですが、シリーズ通して考えると良質。推理モノとしては期待しない方が良いですが、キャラクターモノとしては良作かと。
「Kaguya」(電撃文庫) 完結済
全5巻の超能力モノ。シュークリームの中に何かよく分からないけど辛くて苦いものが紛れ込んでた(むしろ半分以上がそれだった)ような作品。こんなギャップがたまらないという残念な人にのみおすすめできます。アレげな所(惨とか殺とかの意味で)は2巻からが本番。一般の方は、同作家のまとも青春恋愛物「さくら荘のペットな彼女」の方が間違い無くお薦めです。


<ラブコメ・ギャグ>
(分類説明:表記通り。ただし、バトル要素がほぼ含まれないもののみ該当。青春ものが多い。)
「とらドラ」(電撃文庫) 完結済
かなりオススメ。作者が女性のせいか(むしろ作者の人柄のせいに一票)この分野では珍しく女性にも人気があります。全10巻+α×3。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(電撃文庫) 完結済
困った趣味をもった妹と頼りないけど頼れる兄の話。基本はオタク業界(あれげなゲームとかアニメとか同人とかコミケとか)に関わる話で、ギャグ・ラブコメ・シリアスのバランスが良く読みやすい。
「変態王子と笑わない猫」(MF文庫)
猫神様の祟り…じゃなくて要らないお世話?面白いです。主人公を含めた一部の方の変態言動が素で引くぐらいにいっちゃってるので万人受けするとまでは言えませんが、ライトノベラーなら8割近くの人が楽しめるんじゃないかと。ギャグメインのラブコメでタイトル通りのバカっぷり…のはずですが、受けた印象は“真面目な作品”なんだよなぁ…何故だ。
「冴えない彼女の育てかた」(富士見F)
当代最高峰ラブコメライター丸戸による、ギャルゲ製作修羅場ラブコメ。正直、1巻目を読んだ時は丸戸らしくない!と思っていたのですが、2巻目であっさり丸戸モード入りました。冴えないヒロインの魅力を引き出すためにそのヒロインのギャルゲを作りましょう、という真剣に意味不明な設定ですが、ラブコメ要素が高レベルなおかげで割と素直に楽しめます。
「僕は友達が少ない」(MF文庫)
青春ギャグモノ。残念という言葉を色々な方向で凝縮した素敵作品。好調なまま巻数を伸ばせてます。同作家の「ラノベ部」(MF)は方向性は同じで割と淡々とした作品(結構良作ですが3巻で終了)。「ねくろま。」(MF)は読者層が完全に異なりますがギャグ兼バトルモノとしてはぎりぎり悪くない出来。
「えむえむっ!」(MF文庫)
頭を空っぽにして笑うための作品。主人公が哀れなくらいにド変態。M。ギャグとして非常に秀逸ですが、ラブコメ要素も高レベル…だと思っていた時期がありました。7巻辺りから暴走気味。未完のままとなってしまいましたが、大変良いシリーズでした。
「SH@PPLE -しゃっぷる-」(富士見F) 完結済
双子が女装男装で互いの学校を入れ替わる話。アレな設定に反して丁寧な話運びで、かつ読者を引っ張る力があります。
「乃木坂春香の秘密」(電撃文庫)
隠れオタク趣味のお嬢様と普通(?)の主人公のラブコメ。手本みたいな王道。設定的には俺妹とかぶってますが、受ける印象はあまり一致しません。漫画版スピンオフはねこバス停の「キョウハクDOG'S」。
「めもらるクーク」(同人作品)
ゲームシナリオライターとして有名な丸戸さんの作品。分類はラブコメ+ギャグ+SF+ファンタジー。数日~数年単位の時間移動系。軽快な文章とトリッキーな構成を持つ良作。
「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」(スニーカー文庫)
強制選択肢による恥辱系超絶理不尽ギャグ物。主人公マジ不憫。同作家の旧作「ヒマツリ」は妖怪系バトル物で、ギャグ・シリアスバランスでは対極に位置する作品。魅力ある個性的なキャラが多いという点では共通してますが、作者に何があったんだろう…。
「彼女を言い負かすのはたぶん無理」(スマッシュ文庫)
青春激論ラブコメ。メインはラブコメですが、題材のディベートも存分に活かせており読み応えは十分。不意に出る言葉が無駄に格好良い主人公万歳。ド直球の修羅場恋愛物になりかけてますが、ディベートで培った論戦力は修羅場で生かされるわけですね。分かります。
「乙女ゲーの攻略対象になりました…。」(電撃文庫)
目指せ、脱俺ルート。命がけの攻略回避ラブコメ@乙女ゲーワールド。文章が軽快に整えられているため読みやすく、かつ、ラブコメレベルも高い素敵作品。リンリンさん(猫)の描写にはマジ愛を感じます。同作家の「騙王」(MW文庫)は全く雰囲気の異なるシリアス復讐ファンタジー物で、こちらは真っ当な方向で良い出来。
「れでぃ×ばと」(電撃文庫)
学園執事モノ。作者は必死にエロコメであることを否定していますが、その気持ちは分からなくもない。
「ご愁傷様二ノ宮くん」(富士見F) 完結済
見た目に反して意外に真面目な(?)ラブコメ。タイトル通り二ノ宮くんが苦しむのを楽しむ作品。
「銀盤カレイドスコープ」(SD文庫) 完結済
フィギュアスケートの話。良くも悪くも少女漫画っぽいですが、ある意味鉄板。ちなみに1巻目だけは別物。同作家の「薔薇色にチェリースカ」は、海外学園ファンタジー物とジャンルがかなり違いますが悪くはない作品。
「彼女は帰星子女」(電撃文庫) 完結済
全4巻。微妙なタイトルとどこかで見たようなあらすじで色々損してる気が。中身は結構ストレートな恋愛ものです。適度な良作。同作家の「銀槌のアレキサンドラ」(電撃)はバトル要素メインですが同種。
「生徒会の一存」(富士見F)
迷作と呼ぶに相応しい特殊な作品。軽すぎる文章でも大丈夫な人ならおすすめできます。ある意味バカを装った作品。
「わたしたちの田村くん」(電撃文庫) 完結済
青春真っ只中のダブルヒロイン物。とらドラ読んでツボにはまったらどうぞ。
「撲殺天使ドクロちゃん」(電撃文庫) 完結済
タイトル通り(?)の内容。ギャグとしては秀逸。笑いたいときに読むべし。
「のうりん」(GA文庫)
青春農業ラブコメ。危険なネタを余りにも全力でやってくれるせいで、おすすめ度としては微妙に下方修正気味です。なお、意外にシリアスという評価もありますが、バカばっかりやっている所に真面目要素が入ると妙に印象に残るという伝統の赤鬼/青鬼法則が発動しているものと思われます。
「絶対服従カノジョ。」(富士見F) 完結済
絶対服従、させるです!→←いや、絶対服従とかあり得ないから…という鍔迫り合いでお送りするシリアス3割ギャグ7割の1ヒロイン特化型ラブコメ。猫属性持ち生意気後輩タイプに心動かされる可能性のある方はぜひどうぞ。ヒロインが主人公にまとわりつく動機を考えると、意外に重たい作品かもしれません。ちなみに能力無しの同類項作品としては京アニ文庫(KAエスマ文庫)の「中二病でも恋がしたい!」があり、こちらも意外に面白いです。
「中の下」(富士見F) 完結済
青春ギャグラブコメ。中の下ショック以降の主人公は別人。複数ヒロイン制にうんざりしている人は回避推奨。雰囲気的に近いのはとらドラですが、バカっぽさは数段上。ギャグは笑えるしラブコメも存外しっかりしてるので総合すると悪くない作品。
「前略。ねこと天使と同居はじめました。」(HJ文庫) 完結済
1巻は舞台作り、2巻は脇役固め。真骨頂は特筆する事件の発生しない3匹目から。何がいいんだと言われると全く困るぐらい救いようのない一方向特化型ですが、極めて現実味の無い設定の割には、登場人物達に芯があり、表情豊か。萌えという言葉だけで一冊読む気になれる人で、かつ表面的・記号的萌えに飽き飽きしている人になら勧められるかも。


<バトル+ラブコメ・ギャグ>
(分類説明:ラブコメ・ギャグ分類でバトル要素が含まれるもの。ラノベスタンダードのひとつ)
「ゼロの使い魔」(MF文庫)
ラノベ的ファンタジーの代表作。バカっぽさが目立ちますが、シリアス要素は意外に多めです。最初の数巻はイマイチなので注意。主人公の頑張りようがハンパない。
「ノーゲーム・ノーライフ」(MF文庫)
絵師榎宮祐によるハイテンション頭脳系ゲームバトル@異世界ファンタジー。破天荒かつフリーダムな作風で読むには高いラノベ適正(もしくはどんな作品でも受け入れられる広い心)が必要ですが、その条件さえ満たせば楽しめる可能性は意外に高いかも。主人公達の暴走っぷりが中々楽しいです。続刊も絶好調すぎる。
「いぬかみっ!」(電撃文庫) 完結済
犬神使いの話。ギャグメインですが、話の大本は結構シリアスでバトル分も多め。そして、変態成分も多めです。実にラノベらしい作品。
「緋弾のアリア」(MF文庫)
ある意味ものすごく典型的なラノベ。イメージ的にはシャナ+フルメタ+ゼロ魔といった感じ。主人公がアレですが。Go For The NEXT!!!の引きが結構卑怯です。漫画版スピンオフの「AA」はインデックスにおけるレールガンと同じ立ち位置で、原作者が関わってるだけあって上手く本編とリンクできてます。
「叛逆のドレッドノート」(電撃文庫)
謎生物来襲系学園物。基本はガチの羞恥系ラブコメですが、時々入る情景描写/戦闘描写がイリヤの空を彷彿とさせるテイストという不思議作品。能力を持つ子供達を半強制的に戦争に徴収してたり、主人公をヒロインの◯にしようとしてたりとか冷静に考えるときな臭い作品。だがそこがいい。
「アスラクライン」(電撃文庫)
全13巻+α。魔神慟哭。伏線が多い。この作家にしてはギャグ率高め。7巻からが本番。同作家の「ダンタリアンの書架」(スニーカー)はストーリーだけならシリアス寄りですが、ユルい主人公二人組のおかげで(?)作風としては軽めです。どちらも良作。また、最新シリーズの「ストライク・ザ・ブラッド」(電撃)は吸血鬼バトル物@カンピオーネ。
「住めば都のコスモス荘」(電撃文庫)B 完結済
阿智さん最高傑作、ドッコイダー。思いきり笑えて少し泣ける話。ただし、阿智作品を一冊でもおもしろいと思えた人向け。
「カンピオーネ!」(SD文庫)
あらすじ通りの作品。バトル規模のせいか毎回劇場版みたいな派手さがあります。要ハーレム耐性。あれげなシーンさえなければもうちょい勧められるのですが…。
「ラッキーチャンス!」(電撃文庫)
いぬかみっ!と同じ世界観の作品。実力はあるけど不運な貧乏主人公と福の神の話。主人公のいい人っぷりはこの作品の魅力の一つかと。この作家の作品にはやっぱり変態が必要ですね。
「踊る星降るレネシクル」(GA文庫)
熱血輝きバトル物。気合とか根性とかの言葉と相性が良い作品です。シリアス分は存外多めなはずなんですが、バカっぽさがそれを上回っているので重い作品だという気が全くしない。特に星降りの舞のダメダメっぷりは戦慄をおぼえるレベルです。もしまかり間違ってアニメ化されたら見ただけで居た堪れなくて悶え死んでしまうやもしれぬ。
「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」(ファミ通文庫)
「解くべき謎と挑む心があれば、人は死なない」。都市伝説系トレージャーハンティング物。ギャグ分豊富で相当笑えますが、シリアス度も意外に高めなのでご都合主義が嫌いな人もいけるかも。ナチュラルに命かけてます。ある意味、ひねくれ熱血系主人公の成長(と暗躍)を楽しむ物語。
「デート・ア・ライブ」(富士見ファンタジア)
命をかけたデート物。人格を持つ戦略兵器を懐柔したいんですけどどうしましょう?という感じのお話。3巻目と同時にアニメ化決定とか意味分かりません…と言いたい所ですが、予定されるイベントの数から言うと1クールくらい既に余裕でこなせそうですね。基本はかなり軽めですが、肝心な所はきっちりシリアスで、緩急織りまぜたスピード感ある作風になってます。
「バカとテストと召喚獣」(ファミ通文庫)
タイトル通りの作品。テンポが良く読みやすい。主人公がツッコミとボケを両方出来る逸材。
「陰からマモル」(MF文庫) 完結済
阿智さんらしさが良く出ている現代忍者モノ。物凄く軽い作風で、漫画を読むのと同じくらいストレスなく読めます。
「リーディング・ブラッド」(ファミ通文庫)
「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」の作者による新シリーズ。伝奇っぽい設定のバトル系ラブコメ。基本はかなり軽いノリですが、シリアス成分もきっちり入っているのが好印象。この辺りの緩急のつけ方がこの作家の強みですね。なお、2巻目で既にハーレムルートが確定している模様。
「ギャルゴ!!!!!」(MF文庫) 完結済
暴走小説。VS都市伝説。1〜3巻は微妙ですが、4巻〜最終巻までが凄まじい(特に逃亡大全とか怖すぎる…)。エロメインの作品では無いはずですが、過激な表現に対する耐性は必須。同作家の「新明解ろーどぐらす」の方が入りやすく読みやすくかつ普通に面白いですが、色々な意味で尖ってるのはこっちの方。
「藍坂素敵な症候群」(電撃文庫) 完結済
全3巻。趣味が起因するある症候群の話。同作家だと有名なのは「C^3 -シーキューブ-」(電撃)ですが、こちらの方がすっきりまとまっています。この作家のシリーズはどれもアレげな要素が入っているのが玉に瑕ですが、それを差し引いても悪くないレベルかと。
「ひきこもりの彼女は神なのです。」(HJ文庫) 完結済
大体タイトル通りの作品。素で残念なひきこもり神が真人間になるまでの話…だといいなぁ。全体的なノリは軽いんですが、シリアス部分は割と容赦無くて良い感じです。4,5巻からが本番で、7巻の展開が素晴らしい。新シリーズは「さまよう神姫の剣使徒」(富士見)で、ダンジョン物ですが中々楽しそうです。
「パーフェクト・ブラッド」(SD文庫) 完結済
現代魔法使いモノ。ラブコメ50%バトル50%みたいな作品。意外に話が重い。ややこしい設定が入っていても大丈夫な人向け。
「東京皇帝☆北条恋歌」(スニーカー文庫)
主人公の西園寺一斗が東京皇帝に即位するまでを綴ったお話。1巻は前座、2巻は助走。色々な意味でハードル高いですが、元祖ツンデレライターの称号は伊達ではありません。3巻終盤からエンジンがかかりっぱなしで、8巻目で大爆発。ゆるゆるパートと真面目パートの落差こそが、この作品の魅力です。


<ロボット系・SF系>
(分類説明:表記通りロボット系もしくはSF系。ただし、ここでのSF系はかなり広義な意味でのSF)
「フルメタルパニック」(富士見F) 本編完結済
本編全12巻。学園ミリタリーアクション物の最高峰。まさに鉄板。番外編もかなりオススメです。同作家の「コップクラフト」(ガガガ)は主役がオヤジの刑事物で雰囲気は全然違いますが同じく面白い。また、外伝の「フルメタアナザー」を書かれているのは別作家ですが、完璧な監修によりフルメタクオリティはちゃんと維持されています。こちらも十分おすすめ出来るレベルかと。
「秋山瑞人初期3部作」(電撃文庫)
登場人物が猫とロボットだけの「猫の地球儀」。スポ根タイプの話でVSエイリアンな「EGコンバット」。たった一人の人とロボット達、そして忠犬の話「鉄コミュニケイション」の3作品。全て名作。
「スワロウテイルシリーズ」(ハヤカワ文庫)
近未来SF。幻想的で現実的な人と蝶と人工の妖精達のお話。エンタメ的面白さと全体的なセンスの良さの絶妙なバランス加減はかの名作「攻殻機動隊」を彷彿とさせます。また、1巻目の時点で既に長編シリーズ最終巻のような貫禄を発揮しており、読み応えも抜群。2巻目、3巻目も非常に出来が良く、もう手放しで褒めたくなります。奈須きのこの「空の境界」や秋山瑞人作品群と面白さの方向性が似ているので、そちらが好きな方はおすすめ度+1で。ただし対象年齢は少々高めかも。
「アリス・エクス・マキナ」(星海社)
ヒューマノイドロボットをテーマにしたSF系恋愛物兼他色々。愛憎入り乱れる作品が好きな人におすすめできる…という時点で察して下さい。一部キャラが裏に秘めている思いが重すぎて、1巻とか読み返すとガクブルします。
「ガンパレード・マーチ」(電撃文庫)
2種類ありますが、作者が榊さんの方。手に汗握るロボット戦争モノ。絶望的な戦力差を楽しみたい方に。
「ナイツ&マジック」(ヒーロー文庫)
異世界転生ロボット物。溢れ出る情熱と才能を持ってしれっと暴走し続ける主人公を見守るのがとても楽しい作品。テンポが良く、かつテンション上がる展開が多いのでさくさく読めます。VS魔獣バトルがメインかと思いきや機体・術式開発にも力が入れられており、見どころの多い作品と言えそう。巨大人型ロボット好きなら読んで損は無いと思います。
「ランブルフィッシュ」(スニーカー文庫) 完結済
ロボットもの。終盤以外はかなり優秀な作品。理系スポ根(?)のノリが好きな方に。
「ナイトウォッチ三部作」(徳間デュアル文庫) 完結済
ロボット…もの?上遠野によるSF系ですが、ノリは他作品と一緒。
「でたまか」(スニーカー文庫) 完結済
文体とキャラの言動に微妙なクセがあります。気にならないなら楽しめるはず。戦略?SF。
「神無き世界の英雄伝」(電撃文庫)
スペースオペラ。いい意味でラノベっぽさが少なくなおかつエンターテイメントとして優れている良作。ただし続きが全くでない。
「イコノクラスト」(MF文庫) 完結済
異界召喚モノ兼巨大ロボット(?)バトル物。設定が超シビアで、実に容赦無い話になっています。シリアスな話が好きな方はぜひ。この話の後に「アウトブレイク・カンパニー」(講談社)を読むと微妙な疑心暗鬼にかられます。ちなみに、同作家の「スクラップドプリンセス」もある意味このロボット物分類。
「メタルうぃっちシスターズ」(GA文庫) 完結済
SFロボット物…というか、スーパーロボット物。軽そうな設定と軽い文章ですが、最終巻の4巻目まで読めれば印象はかなり変わっているかも。ぶっとんだ設定でもOKで、かつあまり文章を気にしない方なら意外に楽しめるんじゃないでしょうか。


<一冊完結系>
(分類説明:表記通り。ただし、上下・上中下のように元の1冊が分割されているものも含む)
「モーテ ―水葬の少女―」(MF文庫)
ノベルゲーム「ファタモルガーナの館」のシナリオライターによるラノベオリジナル作品。罹患した者が自殺する奇病「モーテ」にまつわるサイコサスペンス。シリアス8割弩シリアス1割癒やし0.5割純愛0.5割ぐらいのバランス。読む人を地獄に叩き落とすかのような凶悪な展開を含む作品…なんですが、ラストが秀逸なため読後感は非常に良いです。大人向け。
「花守の竜の叙情詩」(富士見F)
良作。個人的には、同類項の「とある飛空士への追憶」よりこっちを推したい。淡々とした文体なのに妙な勢いがある不思議な作品。ラストの味わい深さはかなりのものかと。続刊はボーナストラックですね。
「月の盾」(電撃文庫)
「護くんに女神の祝福を!」の人の作品。私はあのシリーズは途中で挫折しましたが、こっちは面白かったです。絵描きの話。
「ALL YOU NEED IS KILL」(SD文庫)
ループ戦争物。ハリウッド映画化決定済み(?)ライトノベル。地の文からとことんミリタリーテイストで、戦争物としての雰囲気を巧く出せている作品。同じ作家の現代魔法シリーズとの差が凄い。
「MGH」
ラノベ作家三雲さんの日本SF新人賞受賞作。でも中身はミステリ。S&Mシリーズのノリ…と言えば分かる人は分かるかな。
「キーリ」(電撃文庫)1巻目のみ
幽霊ラジオと幽霊が見える少女と死なない兵士の物語。1巻目の完成度が高く、内容の濃い一作となっています。ハーヴェイとキーリが気に入った方は2巻目以降もどうぞ。
「ダブルブリッド」(電撃文庫)1巻目のみ
人に近くて人でないモノの話。こちらも一巻目できれいにまとまっていました。2巻以降はまさに“血と肉と骨の物語”で、読み手を選びます。この作家の新シリーズ「日帰りグラディエータ」は、まだ1巻しか出てませんがかなり面白くなりそうな感じでした。
「アーヴィン英雄伝」(富士見F)
続刊は別作品。ファンタジー戦乱物。この一冊で密度の高いストーリーが味わえます。絵は気にしない方向で。
「この空のまもり」(ハヤカワ文庫JA)
芝村裕吏作品。強化現実(AR)技術が発展した近未来日本を舞台にした物語で、架空防衛軍VS近隣諸外国の情報系戦争物。主人公のカリスマっぷりマジパネエ…。
「ヴァンパイア・サマータイム」(ファミ通文庫)
青春恋愛小説。吸血鬼と人類が昼と夜を分けあって共存している現代社会を舞台とした作品。奇抜な設定ですが、作風自体は奇を衒わない真っ直ぐなものなので、直球青春恋愛モノを読みたいと思っている人はぜひどうぞ。ちなみに作者が某ネルリの人ですがもはや別人だと思っていいレベル。
「おおコウスケよ、えらべないとはなさけない!」(富士見F)
全2巻。謎ヒロイン青春恋愛物で、ある意味同作家の「SH@PPLE」派生版。短いですが、密度はかなり高く読み応えがあります。凝った青春恋愛物が読みたいという方におすすめ。
「黄金の王 白銀の王」(角川文庫)
大河ドラマ系戦記物。憎み合い殺し合う運命を背負った二人の王の“共闘”の話。ここのリストを参考にされる方の傾向からするとおすすめ度はそこまで高くないですが、真っ当な作品が好きだという自覚のある方なら読んで後悔することはまず無いかと。ラスト付近の、それまでにあった全てのことを噛み締めるような深い深い味わいは、生半可な作品では出せません。
「こうして彼は屋上を燃やすことにした」(ガガガ文庫))
真面目青春屋上物・聖域グループ物・爽やかなる復讐物。似た雰囲気の話では田中ロミオの「AURA」が有名ですが、個人的にはこっちの方が好みです。同作家の次シリーズ「憂鬱なヴィランズ」は主人公があれなので、順調に行っても一番下の分類で上月雨音さんの隣に並ぶんでしょうか…。
「幻想症候群」(一迅社文庫))
正しい意味でのセカイ系、正しい意味での一冊完結作品であり、構成に優れた短篇集でもあります。ギミック的に面白い短編集というと有名作「ある日、爆弾がおちてきて」(電撃)がありますが、こっちも構成では負けていません。個人的には2話目の「無限回帰エンドロール」の閉塞感が好き。
「シュガーダーク」(スニーカー文庫)
2巻目は出ないらしいのでこの分類で。中世~現代ダークファンタジー。メインはシンプルなボーイミーツガール物ですが、舞台が墓地で、しかも“ダーク”みたいな存在がいるとこんな話になりました…という作品。シリアス分多めです。
「[映]アムリタ」(MW文庫)C
天才による天才のための悪魔的な“物語”。映画化して外国人に見せたら「ジャパニーズの考える事は恐ろしすぎて分からねえぜ…」と言われそうな作品(どんなだ)。まあ、青春映画撮影モノだと思っておけば間違いではないですね。全く。なお同作家の「舞面」「識別」「小説家」「フレンド」もそれぞれ別の意味で見所がありますが、その後に続く「2」の出来が「アムリタ」以上にヤバいです。
「紫色のクオリア」(電撃文庫)
一応SF。エンジンかかるのが遅いので中盤までは退屈かも。そこから後は怒涛のごとく、ですが。女の子しか出ないというのが唯一にして最大の欠点。
「精恋三国志」(電撃文庫)
現在1巻目のみ刊行。三国志系戦乱物。ジャンルはバトル+恋物語。三国志要素は人物設定の下敷き程度。設定・文章・構成がどれも平均点以上の佳作。
「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」(電撃文庫)
一冊完結…というか、一冊しか出てません。タイトル通りのぶっちゃけよくある設定の話ですが、なんだか記憶に残る作品。キノの旅の二人旅版…は違うか。
「Bullet Butlers(上下)」(ガガガ文庫)
同タイトルゲームのスピンオフですが知らなくても問題ないレベル?近代ファンタジー・ガチバトルモノとして結構良作。下巻が本番。
「冥王と獣のダンス」(電撃文庫)
上遠野による超能力系戦争モノ。一巻完結。
「空の境界(上中下)」(講談社文庫)C~A 完結済
伝奇物。人に薦め辛い作品。いい所も悪い所もあるので評価は人によるとしか言えません。面白いと感じた方は未来福音も合わせてどうぞ。
「クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門」(ファミ通文庫)
レベルが高すぎて一般人にはついていけない迷作「耳刈ネルリシリーズ」を生み出した作家の新作。今回はある程度普通の人でもついていける位に抑えられてます。大体タイトル通りの青春恋愛物で起承転結がはっきりしている1冊完結タイプ。
「空とタマ」(富士見M)
おそらく大半の読者の期待とはズレた方向でめっちゃいい話。ジャンルは…青春もの?
「ラスト・ビジョン」(電撃文庫)
前半超退屈ですが後半の展開は秀逸な作品。読む時は青春モノだと思っておくと良いです。ところで、こんな所に「プログレスイヴ」という新シリーズがあってですね(ry
「犬憑きさん」(スクウェア・エニックスノベルズ)
上下巻。犬憑きさんの話。民俗学や心理学を下敷きにした設定は他作品とは一線を画す出来栄え。基本シリアス系で、ホラー要素が有り、かつ描写が強烈なので、そういうのが苦手な人は注意が必要。SWAN SONGと聞いて分かる人は特攻推奨。
「果てなき天のファタルシス」(星海社)
絶望系戦争もの。エイリアン的存在“ファタル”から街を守るために戦う少年兵達の話。十文字青さんのダークサイドが遺憾なく発揮された作品ですが、内容の悲惨さに対して読後感がなぜか清々しいというなんだか騙された気持ちにさせられる怪作。
「ぷりるん」(一迅社文庫)
とりあえず何か尖った作品が読みたいという方向け。青春恋愛物…なんですが、読む人の精神的耐久性を試すかのようなきっつい展開はもう色々と素敵な感じです。なんつーか生々しい。ただ、最後まで読めれば少しはいい事があるかもしれません。


<番外:ロリ>
(分類説明:ごめんなさい。実際にはこれら↓も結構良作です)
「ロウきゅーぶ」(電撃文庫)
籠球部。つまりバスケのスポコンもの。色々言いたいことはありますが、この作品に関してはもうこの方向で突っ走るのが正しいと思います。南無。全く関係ないですが、ロックンロールってロが2文字も入ってますね。
「紅」(SD文庫)
戯言遣いの雰囲気とちょっと似てますが、あれより一般寄りです。ヒロインの年齢以外。分類だとミステリ要素をわずかに含むバトル物。
「SHI-NO~シノ~」(富士見M) 完結済
ラノベとしては頑張ってるミステリもの。人の心に焦点を当てて“動機”を重視している点で、昔の古き良き日本推理小説の流れを汲んでいると言えなくもないです。ヒロインの年齢以外。
「禁忌の転生術と誓約の姫君」(ファミ通文庫)
バトル成分無しの伝奇モノ。ある“特殊な術”を代々受け継ぐ一族と、その術にまつわる“裏切り者”の話。某月姫を彷彿とさせる舞台設定なんですが、話自体はオリジナリティが高いです。伏線提示から解決までの流れが上手く、正直この分類に入れざるを得ない事を心底惜しいと思うくらい良く出来た作品。ちなみに、普通なら躊躇するような台詞をノータイムで繰り出せる主人公も素敵ですが、罵倒のバリエーションがやたら多い兎子さんがマジ素敵。
「探偵・花咲太郎シリーズ」(MW文庫)
事件を呼び込み、なおかつ犯人が直感で分かってしまう女の子(ロリ)と、閃かないロリコン探偵の物語。殺人事件が起こったりするわりには重苦しくならない作風で、実は入間人間作品の中では一番読みやすいかも。
「円環少女」(スニーカー文庫) 完結済
1巻目はまるでシリーズものの劇場版のようながっつりした面白さがあります(話も完結してます)。2巻以降は好きな人は読んでみて下さい。シリーズ中盤は読み進めるのは大変かもしれませんが、ラストはかなりの出来です。
「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」(ファミ通文庫)
女装主人公ファンタジーもの。姿をくらました“天才の姉”の代わりに、友好国の王宮に派遣される事になった“僕”の話。拗ねる聖羅さんが可愛いと一部ロ(略)の間では話題の模様。なお、基本的には肩の力を抜いて楽しめるドタバタコメディ(?)ですが、怪しげな伏線が随所に配置されていっているので、今後の展開にも期待出来そうです。
「幻國戦記CROW」(GA文庫)
ごめんなさい、マジごめんなさい。バトル分類に入れたいのはやまやまなのですが、「紅」と「円環少女」があるこっちの分類の方が妙におさまりが良い気がするのですよ…。ジャンルは独自設定多めのシリアス系忍者バトル物。二昔前の伝奇物に現在のテイストを上手く織り込んだ感じで、読み応えがあります。先は長そうですが、同作家の別シリーズ「パラケルススの娘」(MF)も時間がかかったもののしっかり完結してくれてましたし、気長に待ちながら楽しめるシリーズになってくれるのではないかと。
「スクランブル・ウィザード」(HJ文庫) 完結済
現代魔法バトルもの。なぜこの設定で、この主人公で、ヒロインがこの年齢なのか。
「覇剣の皇姫アルティーナ」(ファミ通文庫)
ファンタジー戦乱物。作者の過去作からは想像できないくらいにレベルアップしていて、正直まともな戦乱物としても読めるレベル。ただし、芯の部分だけは変わっていなかったようです。分からない方は作者の過去作を調べましょう。南無。
「サーベイランス・マニュアル」(GA文庫) 完結済
全4巻。獣化ウイルス系バイオハザード。作者曰く、JAROに訴えられかねないぐらい見た目(萌え系)と中身(惨とか殺とか)が乖離している作品。真っ先に思い当たる類似作品が「ダブルブリッド」だと言えば一部の人は分かってもらえるかな(ヤツほどグロくは無いですが)。起承転結がしっかりしていて、4巻できっちり良い終わり方が出来てます。
「シュガーシスター1/2」(電撃文庫)
バトルメインの異能家系伝奇物。見た目に反して世界観が結構シビアでシリアス度もかなり高めです…が、第一が8割方あっちで、第二もあれなので、結局この分類に移動しました。アレげなシーンが無ければ、おすすめ度はもう少し高くなるのですが…。
「小学星のプリンセス」(SD文庫) 完結済
いっそすがすがしいまでのロリ描写。つきぬけています。ある意味、マジメな恋愛モノと言えなくもないのですが…。内容はタイトル通り。同作家の「ロイヤルリトルスター」も完全に同類。