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527: 1/6 2008/05/24(土) 21:35:07 ID:c2np4j3u
あれは修羅どころか阿修羅だったな。 
 俺の家の近くにガンコなオヤジがやってるラーメン屋があるんだ。 
 その店は古くからあるんだけど、味に定評があってそこそこ人が入ってた。 
 俺も学校が昼で終わる時はいつもそこで食べてる。 
 あの日もいつものように昼飯をそのラーメン屋で食っていた。 
 店に入ってすぐラーメンセットを注文し、本棚からジャンプを取り出して定位置に 
 座ろうとしたとき、ふと店の奥をみると中学生ぽいガキが二人座っているのが見えた。 
 二人はどちらもヤンキーぽい風貌で、煙草吸いながらゲラゲラ笑っていやがった。 


マナーのなってないクソガキを見ると腹がたつ。俺はイラっときたのでガキどもの傍にいって
こう言ってやろうと思った。「クソガキはクソでも食ってろよ」
だが俺は喧嘩などしたこともないモヤシっこだった。いつも食ってるラーメンはもやしラーメンだ。
俺はなるべくガキどもに見られない場所に座ってジャンプを開いた。
そしてラーメンが出てくるのを待っていると、ガキどもがラーメンを食い終わって店を出ようとしていた。
その時、なぜかガキどもはドンブリを持って店の主人であるオヤジに近づいた。
そしてガキの一人、ガタイのいいほうがオヤジに向かってこういった。
「おい、ラーメンに髪の毛が入ってたぞ。こんなん食えるかよボケが」

528: 2/6 2008/05/24(土) 21:36:21 ID:c2np4j3u
俺はこみ上げてきた笑いをなんとか押し殺した。
ガキどもはこんなん食えるかといいながらちゃんと完食しているのだ。
しかも、店長はツルッパゲだ。髪の毛がラーメンに入るはずがない。あからさまなフカシだった。
「金ははらわねぇからな。いいよな?」
ガキどもはドンブリをカウンターに置くと金を払わずに店を出て行った。
するとオヤジは「ちょっとまたんか!」と怒鳴りながらガキどもを追いかけていった。
俺もすぐに店の外にでた。店の外ではオヤジがガキの一人の肩をつかんで
金を払えと叫んでいた。ガキどもは無視して歩こうとしていた。

オヤジはそんなガキを逃がさないために力強くガキを引っ張った。
するとバランスを崩したガキが後ろに倒れた。それが引き金になったのか
倒れたガキが逆ギレして店長につかみかかった。
「なにしとんじゃコラァァァァ!ナメとんかぁぁぁぁ!!おお!!?」

529: 3/6 2008/05/24(土) 21:37:48 ID:c2np4j3u
オヤジとつかみあっていたガキはオヤジの顔に拳を叩き込んだ。
オヤジはその一発で大人の余裕を失ったのか、突然つるっぱげの頭で
頭突きを一発かました。オヤジの頭が綺麗にガキの顔面にめりこんだ。
それを見たもう一人のガキがオヤジの背後にまわってから蹴りをかました。
蹴りはオヤジの背中にヒットして、オヤジは背後を振り返った。
その隙につかみあってるガキがオヤジの顔を数発殴った。
すると当たり所が悪かったのか、オヤジは地面に突っ伏した。
どうやら気絶したらしい。俺は人が殴られて気絶するところを始めてみた。

オヤジを倒したガキどもは、動かなくなったオヤジをそのままに、店から立ち去ろうとした。
その時ラーメン屋の駐車場のほうから20代くらいの男が走ってきた。
その男はラーメン屋でバイトしてる人だった。バイトの兄ちゃんは倒れている店長を抱き起こすと
帰ろうとしているガキどもを呼び止めた。ガキどもは店長をのした後だったので
調子づいているのか、兄ちゃんの方に歩いてきて「なんかようか?」と言いながらガンをくれた。
すると兄ちゃんは立ち上がってガキどもに歩み寄り、
「お前らどこのもんじゃ?おお?鎖羅漫陀唖(サラマンダー)に喧嘩売っといてただですむと思うなよ」
とかなんとか、脅しの言葉を吐いた。サラマンダーといえば、俺の住む町で名を馳せている暴走族だ。
まさかラーメン屋の気の良さそうな兄ちゃんが暴走族だったとは。俺は兄ちゃんの正体にびびった。
しかしガキどもは兄ちゃんにびびることなく笑っていた。

530: 4/6 2008/05/24(土) 21:39:06 ID:c2np4j3u
「サラマンダーだぁ?ふはははっ!こちとら織田信長親衛隊に属しとんじゃボケ!返り討ちにしちゃるわ!」
織田信長親衛隊とは、サラマンダーと同格の暴走族だ。二つの族は夜な夜な頻繁に抗争を繰り広げていた。
犬猿の仲である二つの族の組員が火花を散らしている。確実に死人がでる。そう思った。
しかし、予想とは裏腹に両者はにらみ合ったまま一向に手を出さなかった。
「おいコラ、逃げんなよ。今から仲間呼ぶからよ。びびんじゃねぇぞ?」
そういうとガキの一人が携帯で仲間を呼び始めた。
「テメーらこそ逃げんなよ。こっちも呼んでやるよ。いっとくけど50はくるぞ」
「はぁ?たった50でやりあおうとしてんのか?こっちは100以上くるぜ」

531: 5/6 2008/05/24(土) 21:40:22 ID:c2np4j3u
「馬鹿が!全員金属バットとスタンガン持ってんだよ。50でじゅうぶんじゃ」
「くははははっ!金属バットだってよ。こっちはチャカもってんだよアホがw今日は何人死ぬかなぁ?」
「チャカで死ぬような雑魚はいねぇんだよ!ついこの前も撃たれたばっかだよハゲが」
「ぜってー死ぬ所しか狙わねぇんだよ。脳天かちわっちゃるわ」
「こっちには頭撃たれても生きてる奴がいんだよ」
「そんな奴いるわけねぇだろタコが」
「いるんだよボケが。不死身の山下ってしらねぇか?ダンプカーに轢かれても傷一つ負わなかったんだぜ?」
「なにが不死身の山下だ。笑わせんじゃねぇよ。こっちにはゾンビ豊田がいんだよ。何発殴られてもたおれねぇ」
「そのゾンビ豊田も今からやってくるスパルタ井上の蹴りで瞬殺だよ!単車を蹴りで粉砕したからな奴は」
「しるかよカスが。どうせブロッケン山田がきたらどんな奴もやられるんだよ。泣いて詫びても許さねぇからな」

532: 6/6 2008/05/24(土) 21:41:16 ID:c2np4j3u
こんなやり取りが数十分続いたあと、ガキどもは店を去っていった。兄ちゃんは倒れているオヤジを
起こして店の中に入っていった。そして俺はふと思った。
結局族の仲間は一人もこないの?

肩透かしをくらったような気分だったが、ヤンキーどもの喧嘩なんて九割は今見たような
ハッタリのかまし合いで終わるんだろうなと思った。
ヤンキー漫画みたいに毎回殴り合ってたら身が持たないもんなぁ。
なんとなく理解した俺は、店にもどってラーメンを食った。

535: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/24(土) 21:46:27 ID:sqWxJKcB
武勇伝でもなんでもないけど普通に面白かった

536: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/24(土) 21:47:43 ID:dk0UVU2R
で、ガキは金を払ったのか?

537: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/24(土) 21:48:53 ID:VzpBwv0X
つづきは まだですか

541: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/24(土) 22:29:52 ID:LXzgC6xB
鎖羅漫陀唖ワラタ
ライバルで愚羅泥臼ってのは居る?




【らいらい※】なんかワロタwwwwww


引用元: 胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(67)