2008年06月16日

岩手・宮城内陸地震におもう

6月14日(土)に起きた岩手・宮城内陸地震は、全く予期しなかった地域での直下型地震でした。
断層がないとされる「空白域」で不意に起きた地震であり、この「空白域」は全国にも沢山あるだろうとされています。
1995年の阪神大震災、2004年の新潟県中越地震も「空白域」が震源であり、地震後に「未知の活断層」であった事が分かったそうです。
「未知の活断層」と「内陸直下型地震」の組み合わせで地震が起こっては、我々に成すすべはありません。
とにかく、日本列島は正に地震列島であり、どこで起きてもおかしくないのが現実です。
さて、その対応策はといえば心細いばかりですが、少なくとも崩壊しない建物にする耐震対策は、どんなにコストがかかっても考えなければなりません。
地震の度に申し上げている、私共の地中梁+重量鉄骨造住宅への評価は、不幸にも巨大地震が起きる度に上がっていきます。  
Posted by living_more at 18:28Comments(0)TrackBack(0)地震

2008年06月09日

「200年住宅」の命運

そもそも、「200年住宅」なるアイディア自体が、まことに怪しげな政策の一つでした。
今国会でのこの法律の通過は、不可能になった様です。
木造住宅で、この「200年住宅」をいかに実現出来るのか、政府がアドバルーンを上げてから、マスコミや建築雑誌でいろいろと取り上げられてきました。
所詮、国交省の役人が福田総理の目玉政策として、ごますり的な発想からの政策であり、当初からおかしな政策だと思っていました。
こんな事にうつつを抜かしているよりも、年金問題、官製不況、ガソリン問題、食糧問題、教育問題、官僚制度の徹底的な解体等々、先行的にやるべき政策は山程あるはずです。
この種の政策は、業界を騒がせるわりには次の内閣では消滅する運命にあるものです。
それにしても、この程度の発想しか出来ない今の内閣には、つくづく失望しています。

  

2008年03月05日

木造2階建の耐震不安ー(2)

我国の住宅建築の7割程度は木造2階建以下の在来工法住宅です。
この圧倒的なシェアーを持つ部門の耐震強度の審査義務を、期間の定めなく先送りする事は、国民に安全な生活を保障すべき政府が、その責任を放棄した事になります。まさに、勝手気ままな、国民を犠牲にした政策転換であり、ここにも我国の官僚制度の行き詰まりをつくづく感じます。
木造住宅の耐震強度の基準が決められない限り、個々の住宅会社がたとえ先見的に構造計算をもとに建てる住宅でも、公的には認められていない不安定な耐震住宅という事になります。
むしろ、業界側が政府に早期実現を働きかけるべきですが、これまた先送りにホッとしているところが見受けられ、木造業界自体も国民の安全を考えていないという事になります。

  
Posted by living_more at 05:50Comments(0)TrackBack(0)その他

2008年03月02日

木造2階建の耐震不安ー(1)

政府は2階建以下の木造住宅について、2008年末に導入するはずだった耐震強度の審査義務づけを先送りすることを決めました。
理由はいろいろ説明していますが、ただただ国民を不安に陥れる、このご都合主義には驚くばかりです。
一方、現在私共の重量鉄骨造住宅の業界は、2007年6月の建築基準法の改正(改悪?)で建築確認申請の許可が、とんでもなく長期になり、いわゆる官製不況の真っ只中のいます。
耐震強度の厳格な審査は、国民に安全な住宅を提供する事であり、このこと自体は大変良い事です。
ただ、法改正後の混乱を予見出来なかった国交省の無為無策ぶりに、引っ掻き回されているわけです。
この混乱をみて、国交省はこともあろうに本年末から導入する木造2階建以下の耐震強度審査を引き延ばしたのです。
国民はこの間、耐震性の無い木造住宅を公の許可の下に提供されるわけです。
  
Posted by living_more at 09:15Comments(0)TrackBack(0)その他

2008年02月10日

建築基準法改悪の事

昨年6月の建築基準法改正は想定外の建築不況を引き起こし、今日までその収拾はついておりません。
国は改正後に起こりうる事態を何ら想定出来ず、ただ闇雲に業者性悪説に走り、江戸時代の悪代官の様な考えで、業者締め付けをした結果がこの有様です。
改正ではなく改悪です。
そして、正に官製不況というとんでもない事態を引き起こし、建築業界のみならず、それに関係する全ての業種に多大な損害を発生させています。
2月末には、建築確認申請の許可の遅れを解消する構造計算ソフトが完成するとの事ですが、あわてて計画し、作成したものであり、これすら信用する事は出来ません。
多分、不備が発生するでしょう。
それにより、またまた混乱に拍車をかける事になるだろうと心配するものです。
  
Posted by living_more at 08:30Comments(0)TrackBack(0)その他