20180615-1

葉菜茶まま子さん(本名 橋詰貴代子) 53歳。

和カフェ葉菜茶のオーナー。お店は学区でいえば鶴橋地区になるのだが

桃谷駅北口徒歩1分、と紹介したほうがとおりがいいだろう。

住所と電話番号をお知らせしておく

〒544-0034

大阪市生野区桃谷1-6-16  tel 06-6777-5722

ここでのカフェの経営も7年を迎えた。

経営者としては中堅どころというべきか

しかしまま子さんには、そんな堅苦しい言葉は似合わない。

いつまでもフレッシュでみずみずしい感性を持った女性だ。

私は、まま子さんが先頭に立ち「いくのの日」を立ち上げたのか・・・と思いこんでいた。

言うなれば、「いくのの日」の中心人物。

もちろんそれは間違いではないのだが、話を聞いてみるとまま子さん自身も

他の地元愛が強い人に刺激や影響を受けたというのだ。

そしてその方に、(いたやリビングデザインの、社長さん)

生野区を活性化するには?という主旨の会議に誘われて参加したのが

そもそもの始まり、ということだ。

あのまま子さんが、誘われて?影響を受けて??

それが何より意外であった。

その会議で、生野区を盛り上げたい、活気ある町にしたいと思って行動している人が

何人もいるのを知り、

「すごいなー、みんなのいくの愛はすごいなー」と感銘を受け

そこから多くの人との繋がりが生まれていったようだ。

当時は、葉菜茶をオープンされていたので、経営の難しさ、

地元で商売をしていくことのあれこれも経験していた時期だったので

「自分には何ができるのだろう」と考え出したという。

最初は「私も協力する」というスタンスだったようだ。

そのうちに、店を経営しているという特性を生かし「店のオーナーとしてできること」を模索し始める。

「私は、お堅い会議とかは苦手です~」と笑うまま子さん。

「苦手」という短所を

「イベント好き」という長所に切り替えたのは、見事である。

適材適所、これが「いくのの日」の合言葉のようになっている。

それは、まま子さんの功績ともいえるだろう。

「自分が楽しいと思うことをやってみる」

それは、現在も続いている「はなちゃんち」にもつながっている。

自分が店を経営している土地が、楽しく潤えば、みんなもっと楽しくなる。

それがまま子さんの、経営理念のように思えた。

すべての経営者がそんな考えを持てば、商売がすごく楽しくなるんじゃないか?

と思った私は、生涯サラリーマンではあるけれど(笑)

そんなまま子さんにも悩み(?)がある。

ここだけの話だが、まま子さんは事務が苦手らしい・・・。

葉菜茶の申告などは、仕事だから仕方なく・・・・いやいやとっても真面目にやっているが

いくのの日の事務仕事に関しては、事務の得意な人、好きな人に是非関わってほしいと

願っているそうだ。

適材適所、自分の得意分野を生かす。

好きな事を仕事にはできなかったけれど、やっぱりやってみたいという人を

いくのの日は、随時募集している。

事務の仕事、してみたかったなぁ・・・という人、どこかにいませんかーーーー??

最後に、「いくのの日とお金」について聞いてみた。

確かに、経済的に自立していないと続けていくこともできないし

人のために何かをするというのも難しくなる。

継続するために、何かをするためには財源は必要である。

しかし、それは目的ではない。

まま子さんの「財産」に対する意識は、もちろんお金もないことはないが

それよりも、人との繋がり、出会い、といった心の財産が大きいという。

誰かのためにやっていたことが、いつの間にか「愛」をもらっていたことに気が付いた、とまま子さん。

自分が楽しく、回りも楽しく!

そんな生き方を貫いているまま子さんに、諺を送ろう。

二兎を追うものは、二度楽しい。(笑)

(杉本佐希子)
 20180614-2