おくのフォト道

俳句+写真

   《遠吠えのとよむ狼朽葉色》
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 伊月庵通信 2021年 春号
兼題「朽葉色」 秀作

《絶滅のかの狼を連れ歩く》 三橋敏雄

  《雪嶺へ右の拳を老ボクサー》
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 「伊月庵通信」 21年 春号
秀作

《冬山やどこまで登る郵便夫》 渡辺水巴

  《足早にオフィス街のはつ桜》
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 東京駅八重洲口の初桜。
たぶん川津桜でしょう。
一年二ヶ月ぶりの東京駅周辺、迷子になってしまった。

《簪をぶすりと山へ初ざくら》 正木ゆう子

  《さそそくさと獺の祭の美術商》
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 美術館へ行くと、他の展覧会のチラシがもらえるので、これはこれで嬉しい。
次はどこの展覧会へいきませうか。

《茶器どもを獺の祭の並べ方》 正岡子規

  《うららかや半年ぶりの美術館》
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 久しぶりにサントリー美術館へ行きました。
静かな空間を楽しんできました。

《うららかや眠くなるほと羊ゐて》 原田清正

 《そんな日もあつたかバレンタインの日》
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 数年前のNHK俳句 
星野高士選 佳作

「美味しゅうございました」

《バレンタインデーと頭の片隅に》 本井英

※PCの調子が悪くしばらくお休みするかもしれません。


  《平日の街はがらがら春遅し》
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 百年ぶりに訪れた六本木の街は様変わりしていた。
知らない建物。人出は少ない。

《春遅々と噴水に透く過密都市》 野見山ひふみ

  《オカリナのかろき合奏春の野辺》
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 市内の自然公園
仏の座、いぬふぐり、ネコヤナギ、などなど早春の季語がたくさんありました。

《春の野や何に人行き人帰る》 正岡子規

  《風花や遠寺の鐘の幽けくも》
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 「風花」練習句
文法がよくわからないので自選ボツ句に。。。

《いまありし日を風花の中に探す》 橋本多佳子

  《廃村の浜の棄て舟水鳥来》
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 俳句生活 よ句もわる句も「人」選

《水鳥のおもたく見えて浮きにけり》 上島鬼貫

 《締切のがんばれ駄句よ寒つばき》
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 月末は各誌の締切が重なり、句が足りませぬ。。。

《ふるさとの町に坂無し冬椿》 鈴木真砂女

  《ムーミンの切手を買うて春隣》
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 ムーミンの切手を買ってきました。
明るい絵柄が楽しいてす。

《空が近づいてきたやう春隣》 前結結城

  《水鳥のうかぶだけでもたいへんだ》
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市内の自然公園
浮かんでいるのは大鷭(オオバン)夏の季語です。

《水鳥のどちらにも行かず暮れにけり》 一茶

 《一月のエスカレーター早すぎる》
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 近くのショッピングモール
一月は行く
二月は逃げる
三月は去る
一月もあと僅かになりました。

《一月の空に静止の観覧車》 本宮哲郎