介護徒然草

一般社団法人ロングライフサポート協会 社員ブログ 主に介護事業の申請や身元引受について記述する

火葬場に決まっているだろ常識的に考えて
というのが現代社会の選択のありようでして・・・。

散骨やら宇宙葬やらは望むべくもありません。

死後の選択についても、かなりの部分はお金がかかわってくるのが
資本主義的な世界観でして、人とは違う葬られ方を望んだとしても、
そうはいかないのが実情です。

当協会について、身元引受を行うご利用者様につきましても、
実のところ7割程度の方は
「生活保護」
を受けている方が多く、
身もふたもない云い方をすれば、お金がありません。

もしかしたらお金が足りないということもあるのでは?

これはご本人にとっても恐怖でしょうし、
仮に身元引受人がいない場合、
自分たちで賄わなければならないかもしれない施設にとっても恐怖です。

では、人が死ぬとき、どれくらいのお金がかかるのでしょうか?
これは、人が死んだとき
「どんな行為が必要か」
を考えればよいと思います。

それらの行為はお亡くなりになった方が本来すべき行為を肩代わりする行為です。
この行為を法律的な言い方をすれば
【死後事務委任行為】
といい、生前にご希望を聞いて、
その内容にできるだけ沿う形で、達成していきます。
具体的には下記のような行為です。次回はもう少し詳しく書いていきたいと思います。

ご遺体の引き取り

身元引受人として、ご遺体を病院等より引き取る。

死亡届

身元引受人として手続きを行う。

死体火(埋)葬許可申請

身元引受人として手続きを行う。

埋葬・納骨

生前のご希望に沿って行う(墓地等埋葬地が準備されている場合に限る)。

施設等退去手続き

身元引受人として手続きを行う。

施設退去時の居室の家財等遺産処分

希望の処分方法をあらかじめ確認し、行う。

年金受給停止の手続き

身元引受人として手続きを行う。

各種保険資格喪失届

介護保険等の資格喪失の手続きを行う。

住民票抹消届

身元引受人として手続きを行う。

遺言書の検認

自筆証書遺言書がある場合、検認手続きを行う。

各種保険の葬祭費・埋葬料請求

国民年金保険等から支給される金額を申請・受取り、それぞれの費用に充る。

身元引受とはあまり関係のない話かもしれませんが、
確か、舞城王太郎のデビュー作は、「土か煙か食い物」だということを思い出します。

つまり、生きているものの終わりは、

土にかえるか
煙になるか
食い物になるか

ということだったと記憶しておりますが、
なにぶんだいぶん前に読んだきりなので、うろ覚えです。

この意見は考えるまでもなく正しい。
反論の余地がない。
ゆえに、遊びがないように感じて、そこが唯一の反論すべきところでしょうが、
しかし、おそらく現代の日本で逝去した場合、
ほとんどの場合、煙になってしまうのは、事実です。

当協会は高齢者の方の身元引受をしている以上、
死後の事務を委託される立場にあることも事実。

身元引受とは、誰かが煙になることを見届けることなのかもしれません。

では、お亡くなりになられたあと、我々は何を託されているのか。
我々としては何をすべきなのか。
次回書いてみようと思います。


たまには雑談でも。

みなさんの夏の思い出といえばなんでしょうか。
ごくごく定番として、

夏休みの宿題

というものがありますね。

翻って、
介護業界の宿題
はなんでしょうか。
おそらく、それは人の問題だと思います。

どこの業界でも言われていることですが、人材不足。人不足と言われています。
たぶん、これは自分たちにとって「利」がある人がいないという意味であって、
普通に「人間」という意味での人はいると思うんですが、
組織が人を育てるにもお金がいるので、それだけのお金がなければ、
即戦力を雇うほかない。しかし、それにはお金が・・・以下ループ。

ところで、夏休みの宿題には、大きくわけて、二つのタイプがいたように思えます。
すなわち、夏休みが始まったら、少なくとも7月中にはすべて終わらせて、
あとは悠々自適としたもの、
もうひとつのタイプは、終わりの間際まで終わらせないもの。

経営者としては、当然早めに宿題を終わらせるべきであって、
人の問題についても早めに手を打たなければならない。

しかし、構造的に人が足りないという状況でいったいどういう手を打てばよいのか。
答えのない宿題は、難易度が高そうです。




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