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こちらの記事です。

子ども部屋おじさん。このワードが生み出されたのはつい最近のようです。

社会人となり、自らの収入で生活できるようになっても、「自宅暮らし」を続ける人への風当たりが厳しいという。ネット上では、“実家の「子供部屋」に住み続けている独身の中年男性”を意味する「子供部屋おじさん」という表現が登場。派生形の「子供部屋おばさん」や、略語にあたる「こどおじ・こどおば」も生まれるなど、それぞれの立場を巻き込んだ論争となっている。

要はパラサイトシングルの現代版みたいな感じでしょうか。

しかし、子ども部屋という子どもっぽさとおじさんという一見矛盾した言葉を組み合わせるところにやはり揶揄といいますか【風当り】というものを感じます。

風は目に見えないものなので、すべては印象のお話。

噂とか、世間体とか、社会とか、常識とか、そういう実態がないもの。
しかし、我々にとっては、そういう虚像がなければ生きていけないのも事実。

常識なんて最たるものです。
例えば、建物を建てるときの地鎮祭とかべつにしなくても死にはしないと思うんですが、するのが常識になっていて、ほとんどの建物ではしている。常識化してしまっている。

印象から言えば、子ども部屋おじさんは生活力がないとか、なにかしらのコミュニケーション障害を抱えているとか、そういうふうに捉えられる一方で、むしろ倹約する合理的な人という印象を抱かれたりもするようです。ここを論じてもまったく意味がない。

ただ、日本の可処分所得がどのような推移をたどってきているかを考えると、実家暮らしというのは合理的な側面が増すように思います。

こちら0000181775_01
の厚生労働省のデータを御覧ください。

可処分所得は平均的に見ても300万円を割りこんでいます。
しかし、これはアッパークラスを含めての数値になりますから、
子ども部屋おじさんと呼ばれるロスジェネ世代はもっと平均値より低いでしょう。

年収的に考えても200万円から300万円で、仮に住居費が5万円/月にかかるとそれだけで60万円年間にかかるわけです。電気代やガス代を含めると、貯蓄もままならない。

そんな中、実家暮らしはほとんど必須ということになります。

また、記事内では介護離職についても書いてありました。
実際、親の介護のためにやむなく実家に舞い戻るという例もあると思います。
いくら福祉関係が昔より発達してきたとはいえ、完全に本人の意思だけで完結する施設というのはまだ珍しい部類です。特に高齢になってくると認知症になる可能性が高まるので、意思能力が減衰します。その場合、施設側がいろいろな判断をすることになり、決断の負担が増える。
家族の意思が救いになるんですね。

子ども部屋おじさんも一概に悪いとは言えないような気がします。










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